2008年01月05日

緊急のお知らせ、台湾の立法委員高金素梅さんへの弾圧に抗議を

[AML 17612] (転載)台湾の立法委員高金素梅さんへの弾圧に抗議をお願いします、より以下転載

 小川町企画事務局の遠藤裕二です。今年もよろしくご鞭撻くださいますようお願い申し上げます。

 さて、まだご存知でない方もいらっしゃると存じますが、二年前の反ヤスクニキャンドル行動でも私たちと一緒に果敢に活動されていた、台湾の高金素梅(チワス・アリ)さんの選挙活動(今月12日が投票日です)に関して政府与党が不当きわまる政治弾圧・選挙妨害を仕掛けてきました。
 高金さんに根も葉もない「収賄」容疑をかけ、高金さんの再選を何としてでも妨害しようという工作です。
 詳しい内容に関しては、以下の大阪の活動家・墨面(モーメン)さんから送っていただいた抗議文見本にありますので、それをお読みいただきたいのですが、とんでもない弾圧です。
 日本からも抗議の声をあげていくべきだと思いますので、ぜひみなさんにもご協力いただけますようお願い申し上げます。
 なお、最新情報では、この弾圧で最初おびえていた台湾原住民たちも怒りだし、団結を固め、高金さんの訪れるところ必ず百数民の青年たち現われて彼女をガードし、警察も手を出せない状態で、高金さんの選挙は最高の盛り上がりを見せているそうです。

 以下、墨面さんからのメールの転載です。私の文章も含め転載大歓迎です。なお、「先ほどお送りした、抗議先のメールアドレスでは送信がはねられる事があるようです。もし送信が不能な場合は、以下の台北駐日経済文化代表処のホームページの最後にある「ご意見ご感想E-mail宛」に直接添付してお送りください。
http://www.roc-taiwan.or.jp/org/index.html 」だそうです。

………………………………………………………
 参考のため、抗議文の見本をお送りします。あくまでも「見本」です。各自で創意工夫をお願いします(もっと短いもので良いと思います・・・)。
早急に、大量に発信してください。是非ともお願いいたします。
(当方でも集約したいと思います。お手数ですが、できれば発信したものを私にもお送りください。)
                  墨面 拝

抗議文見本(bPーFAX、メール用)
台湾当局は高金素梅(チワスアリ)さんたちへの政治弾圧をただちに止めろ!!

抗議文
 報道によると、12月24日、台湾立法委の選挙運動の真っ只中、台湾最高検察局特偵組(特捜部)と宜蘭地検署は高金素梅(チワスアリ)の国会事務所と服務処の二カ所を「賄選容疑」を名目に強制捜索に入った。
 原住民族の高率な失業問題を解決するために、河川保全の監視員に原住民族を任命するよう求めた高金素梅たちの行為が「公務員の肩書きを利用した賄選にあたる」という、まったく不可解な“罪状”を基にしたものである。
 これまで長年にわたる差別政策の下で、劣悪な生活環境を強いられた原住民族の生活改善に、原住民族選出立法委員として全力を注ぐのは極めて正当かつ当然の活動であり、おまけにこの件が起こったのは、今年の七月のことである。なぜ今の時期を狙って大々的な捜索が行われたのか?!さすがに、台湾新聞各紙もこの強引かつ意図的な「捜索」には一斉に疑問の声を上げている。
 また、当局は大量の捜査員を動員し、各地の部落で「捜索」「事情聴取」を名目にして、高金素梅の支援者を不当に拘束し、脅迫、圧力を加えている。世界の常識からすれば、これは明らかに「賄選捜索」を名目にした高金素梅(チワスアリ)たちとその活動に対する選挙妨害、政治弾圧そのものである。
 かつて、独裁政権からの迫害の犠牲者を“自称”し、それに対する抵抗運動を闘ったと吹聴する陳水扁民進党政権は、今やその仮面さえ拭い捨て、当時の独裁政権と同じファッショ的手法で民衆を弾圧しようとしている。
 近年、日本やアメリカなどで熾烈に闘われた「反靖国闘争」の第一線で、常に先頭に立つ高金素梅(チワスアリ)たちの勇姿に、常々陳水扁や李登輝の如き「好戦右翼」の“ペット”に成り下がった「台湾人」しか知らされてこなかった私たちは大きな感動を受けると共に、この上ない尊敬を抱いた。“台湾独立”を高唱しながら、民族の権益と尊厳を平然と売り渡す恥ずべき輩が政権を握る台湾の現状において、彼女(彼ら)こそが誇り高く、世界から尊敬される「台湾人」の姿である。
 高金素梅(チワスアリ)たちの献身的活動は、原住民族はもとより、台湾各界、更には世界の心ある人々から絶大な支持と賞賛を得ている。それ故に、今回の選挙において高位当選を確実視されている。
 今回の選挙や次の総統選挙において劣勢が伝えられる陳水扁・民進党が今回起こした高金素梅(チワスアリ)たちに対する露骨な政治迫害に私たちは大きな驚きと怒りを覚えている。
高金素梅(チワスアリ)たちに対する選挙妨害、政治弾圧を即刻中止せよ!!

抗議文見本(bQーハガキ用)
台湾当局は高金素梅さんたちへの政治弾圧をただちに止めろ!!
 台湾立法委の選挙運動の真っ只中、台湾当局は高金素梅に対し「賄選容疑」名目の強制捜索を行った。
 原住民族の高率な失業問題を解決するために、河川保全の監視員に原住民族を任命するよう求めた高金素梅たちの行為が「公務員の肩書きを利用した賄選にあたる」という、まったく不可解な“罪状”を基にしたものである。
 今だ劣悪な環境にある原住民族の生活改善に、原住民族選出立法委員として全力を注ぐのは極めて正当かつ当然の活動であり、おまけにこの件が起こったのは、今年の七月のことである。
なぜ今の時期を狙って大々的な捜索が行われたのか?!
 また、当局は大量の捜査員を動員し、各地の部落で「捜索」「事情聴取」を名目にして、高金素梅の支援者を不当に拘束し、脅迫、圧力を加えている。
 世界の常識からすれば、これは明らかに「賄選捜索」を名目にした高金素梅たちとその活動に対する選挙妨害、政治弾圧そのものである。
 高金素梅たちの献身的活動は、原住民族はもとより、台湾各界、更には世界の心ある人々から絶大な支持と賞賛を得ている。それ故に、今回の選挙においても高位当選を確実視されている。
 今回の選挙や次の総統選挙において劣勢が伝えられる陳水扁・民進党が今回起こした高金素梅たちに対する露骨な政治迫害に私たちは大きな驚きと怒りを覚えている。
 高金素梅たちに対する選挙妨害、政治弾圧を即刻中止せよ!!

******************
抗議先:台北駐日経済文化代表処
〒108-0071 東京都港区白金台5−20−2
(広報部)電話 03(3280)7840〜 8 、7827、7916
     FAX 03(3280)7926
e-mail:
teco-jp@www.roc-taiwan.or.jp

ひさびさにAMLからのお知らせを投稿いたします。私がいる時期でよかった。高金素梅氏は、台湾で靖国訴訟などの大日本帝国の植民地時代の過去清算に取り組む闘志です。また、台湾では抑圧されてきた原住民の生活の改善に尽力し、多大な支持を得ているということです。台湾でも選挙が行われるようですが、民進党は日本に融和的で日本に過去の清算を求めることにほとんど無関心ですが、今年行われる選挙では劣勢が伝えられています。李登輝のような日本の右翼勢力に迎合するような輩ばかりが日本で注目される中で、高金素梅氏こそ真の台湾人であり、原住民はもとより台湾各界、世界からも絶大な賞賛を得ているのです(そのことを知らないのは日本人、特に右翼)。
彼女こそ、台湾のリーダーに最も相応しいと個人的には思っています。
でも高金素梅氏は民進党反動政権の極めて陰湿で不当な選挙妨害、政治的な弾圧に晒されています。
支持者を含めて多数の台湾人が今戦っているのです。台湾だけの問題ではありません。
日本の右翼勢力は高金素梅氏を反日外国人だとみなし、民進党勢力、李登輝などの台湾の大日本帝国美化勢力の弾圧側に加わるでしょう。この民進党の高金素梅氏への不当な弾圧劇は日本の良識派勢力と右翼勢力の代理闘争でもあります。高金素梅氏への不当弾圧を止め、返す力で反動的な民進党勢力や李登輝ら大日本帝国美化の日本右翼迎合勢力を台湾から追い出し、台湾を大日本帝国の加害歴史の清算を追求する輪に加えるのです。この記事をみた良識派、少しでも良心のある方々はご協力の方お願いいたします。以上
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:25 | Comment(25) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

日本軍「慰安婦」問題に関する声明

日本の戦争責任資料センター事務局より声明がでています。以下、AMLより転載します。

      日本軍「慰安婦」問題に関する声明

 現在、アメリカ議会下院において、日本軍「慰安婦」問題に関する決議案(H.Res.121)の審議が行なわれている。これに関連し日本国内で、麻生太郎外務大臣をはじめ政府・自民党の関係者から、日本軍「慰安婦」問題に関する基礎的な事実を否認しようとする発言が続いている。また、これまで日本政府が、1ヵ月当たり6万ドルもの巨費でロビイストを雇い、日本軍「慰安婦」決議をめぐるアメリカ議会の審議に影響を与えようとしてきた事実なども、各種報道機関によって伝えられてきた。

 こうした事態を放置しておくと、歴史的事実が歪曲されるだけでなく、日本社会の国際的な信用を大きく失墜させることになりかねない。決議案の提案議員たちが強調するのも、決議の採択が日米関係の強固な結びつきをそこなうどころか、むしろ日本軍「慰安婦」決議による「慰安婦」問題の解決促進が、東アジアの平和にとってよい影響をおよぼすだろうという期待である。

 上記のような日本政府・与党の動きを憂慮し、私たちは、すでに明らかになっている以下の事実を改めて確認し、日本政府および関係者が適切な行動をとるよう要請する。

@日本軍「慰安婦」制度に関する旧陸海軍や政府関係資料は、すでに数多く開示されている。これら資料によればこの制度は、旧日本陸海軍が自らの必要のために創設したものであり、慰安所の開設、建物の提供、使用規則・料金などを軍が決定・施行し、運営においても軍が監督・統制した。個々の「慰安婦」について、軍はその状況をよく把握していた。

A「従軍慰安婦」という言葉が当時なかったという理由で、「慰安婦」の存在自体を否定しようとする議論がなされている。しかし当時の軍の文書においても「慰安婦」「軍慰安所従業婦」「軍慰安所」などの言葉が使われていた。従って、日本軍部隊のために設置された慰安所に拘束された女性を、「従軍慰安婦」あるいは日本軍「慰安婦」という言葉で表すことは、「慰安婦」という用語自体のもつ問題性を別にすれば、何ら問題ではない。

B日本軍「慰安婦」とされた女性たちのうち、当時日本の植民地であった朝鮮・台湾の女性たちは、売買され、だまされたりなどして国外へ連れていかれ、慰安所で本人の意思に反して使役された。これは、人身売買や誘拐罪、また当時の刑法でも国外誘拐罪・国外移送罪と呼ばれる犯罪に該当した。その実行は、主として植民地の総督府または軍の選定した業者などが直接行なったが、占領地で慰安所を設置した軍も、人身売買や誘拐などの事実を知っていたと考えられる。

C日本軍「慰安婦」とされた女性たちのうち、中国・東南アジア・太平洋地域の女性たち(インドネシアで抑留されたオランダ人女性を含む)は、人身売買だけでなく、地域の有力者から人身御供として提供され、あるいは日本軍や日本軍支配下の官憲によって拉致されて慰安所に入れられるケースもあり、本人の意思に反して強制使役された。慰安所を設置した占領地の軍が、これらの事実を知らなかったとは考えられない。

D日本軍「慰安婦」とされた女性たちの中には、相当高い比率で未成年の少女たちがいた。未成年の少女の場合、慰安所での使役は強制でなく本人の自由意志による、と主張することは、当時日本が加盟していた婦人・児童の売買禁止に関する国際諸条約に照らしても、困難である。

E戦前の日本にあった公娼制度が、人身売買と自由拘束を内容とする性奴隷制であったことは、研究上広く認識されている。公娼とされた女性たちに居住の自由はなかった。廃業の自由と外出の自由は法令上認められていたが、その事実は当人に知らされず、また行使しようとしても妨害を受けた。裁判を起すことができた場合も、前借金を返さなければならないという判決を受けて廃業できず、その苦界から脱出することができなかった。

F日本軍「慰安婦」制度は、居住の自由はもちろん、廃業の自由や外出の自由すら女性たちに認めておらず、慰安所での使役を拒否する自由をまったく認めていなかった。故郷から遠く離れた占領地に連れて行かれたケースでは、交通路はすべて軍が管理しており、逃亡することは不可能だった。公娼制度を事実上の性奴隷制度とすれば、日本軍「慰安婦」制度は、より徹底した、露骨な性奴隷制度であった。

G被害女性たちへの「強制」の問題を、官憲による暴力的「拉致」のみに限定し、強制はなかったという主張もみられるが、これは人身売買や「だまし」による国外誘拐罪、国外移送罪など刑法上の犯罪を不問に付し、業者の行為や女性たちの移送が軍あるいは警察の統制下にあったという事実を見ようとしない、視野狭窄の議論である。なお、慰安所でのいたましい生活の中で、自殺に追い込まれたり、心中を強要されたり、病気に罹患したり、戦火に巻き込まれるなどして死亡した女性たちが少なくなかったことも指摘しておきたい。

H日本政府は、日本軍「慰安婦」問題についてすでに謝罪していると弁明している。たしかに「アジア女性基金」を受け取る元「慰安婦」の方々に、その時々の総理大臣が署名し、「心からおわびと反省の気持ちを申し上げます」と記した手紙が渡された。しかし、この手紙は、法的責任と賠償責任を否認した上で、「道義的な責任」しか認めていない。日本政府の用語法で「道義的な責任」とは、法的責任への否認を暗に含んだ軽い責任を意味する。いったん「内閣総理大臣の手紙」を受け取ったのち、表面的な謝罪にすぎないことに気づき、元「慰安婦」が日本大使館に手紙を突き返した事例も報告されている。

I上記「内閣総理大臣の手紙」は、「おわびと反省の気持ちを踏まえ、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝える」とも記している。しかし、かつて中学校歴史教科書のすべてに記載されていた日本軍「慰安婦」の記述は、現行の教科書からすべてなくなった。当時の文部科学大臣はこれをみて、教科書から「慰安婦」の記述が「減ってきたのは本当によかった」と述べた。また安倍晋三首相をはじめ現在の政府・自民党の要職についている少なくない政治家が、当時、歴史教科書から日本軍「慰安婦」の記述を削除させ、あるいはそうした記述のある教科書を学校で使わないようにさせる活動をおこなってきたことは周知の事実である。日本政府は、「内閣総理大臣の手紙」で表明した約束さえ履行していないのである。

 私たちは、上記の事項が正しく認識され、日本軍「慰安婦」問題が根本的に解決されることを強く願うものである。

2007年2月23日

日本の戦争責任資料センター
 共同代表   荒井信一(茨城大学名誉教授)
        吉見義明(中央大学教授)
        藍谷邦雄(弁護士)
        川田文子(文筆家)
 事務局長   上杉 聰(関西大学講師)
 編集長    吉田 裕(一橋大学教授)
 研究事務局長 林 博史(関東学院大学教授


まったく持って文句のつけようがない完璧な声明だと思います。従軍慰安婦というのは酷い話ですね。婦女子の人身売買及び軍隊性奴隷システムを構築したことにおいては、わが大日本帝国及び日本軍は非人間的な残忍およびその非人道性、何よりもその規模において。何よりも文明が誕生して以来、人類史上例のないといわざる終えない。たかが、100人や200人程度の北朝鮮の拉致問題にどうのこうの言っている場合ではないだろう。こちらは桁が違うのだから。国外に展開した日本軍の兵員は最大350万人。慰安婦はニクイチという言葉があるように29人に1人だから、これだけでも慰安婦は最大12万人いた計算に
なるのだ。交代数を入れれば単純に24万人。逃亡、死亡や病気によるもの欠員補助もたくさんでたと考えられるし、各部隊や将兵個人が独自に集めたものを含まればさらに数が無尽蔵に膨れ上がるだろう。すべてが暴力的な拉致によるものだとは限らないが、声明で出ているとおり、人の意思に反して強制使役されたケースがデイ部分である。当時日本軍(植民地や占領地の官憲や地元有力者の手によるものも含む)によって拉致された女性は万という単位であり、北朝鮮の拉致問題などとははるかに桁違いなのだ。そういったことを改めて認識すべきだろう。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:37 | Comment(12) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

講演会のお知らせ:拉致問題で歪む日本の民主主義

pamlで流れて いましたので、以下転載します。
 
東北アジアの平和を考える講演会 
テーマ: 「拉致問題で歪む日本の民主主義」
講師: 高嶋伸欣さん(琉球大学教授) 

日時: 3月11日(日) 13:30〜16:30 
場所: 神戸市勤労会館405 (JR三ノ宮駅から東へ徒歩5分)
http://www.kobe-youthnet.jp/youthhall/access.html (神戸市青少年会館のアクセスマップですが、同じビルの4階です。)
参加費: 1000円

主催:対話で平和を!日朝関係を考える神戸ネット(略称:日朝ネット)
連絡先: 高橋090−3652−8652 
dfadl300@kcc.zaq.ne.jp
賛同団体: 子どもと教科書兵庫県ネット21・市民社会フォーラム

現在、拉致問題について、「家族会」や「救う会」と異なる主張をすることは、非常に勇気のいることです。個人はもちろんマスコミでさえ、「家族会」やその支援者を名乗る人たちから猛烈なバッシングを受けるからです。
しかし、そのことが民主主義の危機として大きな問題にならない。とてもおかしなことです。拉致問題が、北朝鮮の政権打倒や日本の右傾化のために政治的に利用され、そのことが逆に拉致問題の解決を困難にしているのではないでしょうか?

拉致問題は人権問題だからこそ、当事者が納得するまでの完全解決を求めるのは当然です。しかし、安倍政権が拉致問題の早期完全解決を日朝国交正常化の前提条件とし、全面的な経済制裁を発動するとなると話は違います。

日本政府が現在も有効とする日朝ピョンヤン宣言では、「拉致問題が再び生じることがないような措置をとること」が国交正常化の条件であり、真相究明を含む完全解決は国交正常化の進展によってはかられることとなっていました。日本政府が態度を変えて、拉致問題の早期完全解決を国交正常化の前提条件とし、その要求が受け入れられないからと制裁を発動することは、交渉拒否にしか映りません。国交正常化交渉の進展によってこそ拉致問題の解決が進
むことは、この間の5人とその家族の帰国からも明らかです。拉致問題の政治利用にこだわり交渉を拒否する安倍政権のやり方を変えることこそが、拉致問題の解決につながります。

拉致問題の政治利用を誰も問題にしない日本の状況は国際的にも、奇異に見られています。イラク戦争の旗振り役をしたニューヨークタイムズでさえ、「拉致問題は日本の右翼化に利用」され、「右翼の脅迫が穏健な意見を封じることに役立っている」、と批判しています。今まさに日本の民主主義は拉致問題によって危機に瀕しているのです。「石を投げるなら私に投げよ」と宣言する高嶋さんとともに、日本の民主主義を本物にしませんか?拉致問題の解決のために何が必要かをいっしょに考えませんか?

講師紹介
高嶋伸欣(たかしま のぶよし)
1942年東京生。東京教育大学(現・筑波大学)地理学専攻修士課程終了後、68年から96年の間、同大学付属高校社会科担当教員。以後、筑波大学教育学部教授・社会科教育専修。教材研究のため75年以後、東南アジアで日本軍による住民虐殺を中心に調査、主に教員を対象とする研修旅行を企画実施、地元側と共催で追悼行事を開催、高嶋教科書裁判(93.6〜05.12)原告。
主な著書(単著)『八〇年代の教科書問題』(新日本新書、1984年)、『教育勅語と学校教育』岩波ブックレット、1990年)、『教科書はこう書き直された!』(講談社、1994年) 最新著『拉致問題で歪む日本の民主主義 石を投げるなら私に投げよ』(2006年、スペ−ス伽耶)でこの間の家族会や救う会の動きをリサーチし、拉致問題の政治利用を批判している。
 

 
ひとつだけ、納得できないことがある。
>拉致問題の政治利用にこだわり交渉を拒否する安倍政権のやり方を変えることこそが、拉致問題の解決につながります。
安倍政権のやり方を変えるのではなく、安倍政権は元より、自民党政権も妥当して、政権、政治、政府そのものを良識化しなければなりません。やり方をかえるといっても、安倍ファシスト政権に話は通じません。この点論外だと思います。ほかの趣旨は同意いたします。
右翼や安倍ファシスト政権が、北朝鮮による拉致問題を右傾化や憲法9条改正などの軍国主義化に利用しています。それだけでなく、拉致問題という人道の名を借りて、(政権や右翼の意見と対立する)意見、穏健なものさえ脅迫し、封殺することに利用しています。反対勢力を人道の名の元に弾圧することを正当なものに見せ、日本のファシズム体制化を増長させているのが、拉致問題の政治利用の現状でしょう。拉致問題によって日本の民主主義は大きい岐路に立たされていることに間違いありません。ぜひ良識派の皆様は講演会へご参加ください。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 18:14 | Comment(10) | TrackBack(50) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月21日

中国人戦争被害者の要求を支える会 より by AML

以下転載します。
 

中国から、戦時中に強制連行・強制労働を強いられた被害者が来日されます!
皆様お誘い合わせの上、一連の行動にご参加ください。


〜〜☆〜転送歓迎〜〜☆〜転送歓迎〜〜☆〜転送歓迎〜〜☆〜転送歓迎〜〜


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 拉致され、船で貨物と一緒に運ばれ、日本で労働をさせられた   ┃
┃     中国の被害者・遺族80人が来日します!           ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
                      2006年10月20日更新

 戦争中、日本政府と企業は戦争を維持するため、国内で不足していた労働力を補うべく中国で中国人を拉致し、あるいは騙し、日本に連行し労働をさせました。約4万人が連行され6830人が日本で死亡しました。
 トンネル、炭鉱、港湾などで重労働につかされ、食事は粗末で少なく、飢えと寒さと日本人からの暴力に苦しめられました。そのうえ、労働に対する報酬も一切支払われませんでした。

 これら日本政府と企業の行為については、国際労働機関ILOも、強制労働禁止条約に違反するものと断定し、日本政府に対し早期解決を勧告しています。被害者の一部の人たちが日本で裁判を起こし、謝罪と賠償を求めて今も闘っています。

 60余年前に夢を奪われた青年たち。このたび、被害者と遺族ら80人が来日し、命あるうちの解決を求めます。

    
【1】 イベントのご案内
【2】 全国各地での裁判(札幌・新潟(東京)・山形)
【3】 パレード、企業前アピール行動など
【4】 実行委員会よりみなさまへのお願い 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】  イベントのご案内 
    ♪ 中国人被害者来日 激励と交流の夕べ ♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 このたび来日されている被害者および遺族のみなさん、中国人弁護士、スタッフのみなさんが参加されます。強制連行被害について解決を求めているみなさんですが、日本の一般市民はみな良心があり、平和を願う心があると信じている、といいます。市民同士の交流により相互理解と平和への行動をいっそう盛り上げていきましょう。ぜひふるってご参加ください。

◎中国人被害者来日 激励と交流の夕べ
 
日時: 10月30日(月) 18:30〜20:30 (開場18:00)
場所: 文京区民センター 3A 会議室にて  
    (東京都文京区本郷4-15-14 )

交通: 都営三田線/ 大江戸線 春日駅 A2出口より徒歩1分
     東京メトロ丸の内線 後楽園 徒歩3分
     JR総武線 水道橋駅 徒歩8分
地図: 
http://www.jca.apc.org/~monsoon/bunkyoukumincenter.htm

内容:   ◆訪日団紹介
     ◆ビデオ上映 『強制連行被害者は語る』
     ◆日本の民族芸能
     ◆労工の歌(被害者のみなさん)
     ◆若い世代よりメッセージ        ほか

参加費: 無料
          
主催: 「中国人強制連行被害者100人来日行動支援」実行委員会
     お問合せ: tel 03-5396‐6067 fax 03-5396‐6068
     E:mai 
suopei@tky.3web.ne.jp
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】  全国での裁判にもお越しください♪ 東京・札幌・山形
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 現在、日本全国各地の裁判所で争われている中国人強制連行・強制労働訴訟の期日、このたび来日する被害者が出廷し意見陳述などを行います。ぜひ傍聴にお越しください。

 特に10月24日、30日には北海道訴訟、新潟訴訟の最終弁論が行われます。みなさんの真剣な眼差しが裁判官へのプレッシャーにもなります。傍聴席をいっぱいにして、最後に裁判官に訴える当事者、弁護団をどうぞ応援してください!宜しくお願いします。
________________________________

■中国人強制連行・強制労働北海道訴訟 結審弁論■

日時: 10月24日(火)13:30〜
場所: 札幌高裁 
     
内容: 最終弁論 /姚義さん 趙京花さん の陳述

________________________________

■中国人強制連行・強制労働新潟訴訟 結審弁論■

日時: 10月30日(月)13:30〜15:30
場所: 東京高裁 101号法廷
     霞ヶ関(丸ノ内線/千代田線/日比谷線A1出口下車1分)

内容: 最終弁論/張一憲さん 張連信さん 劉立さん 
            康健弁護士の陳述
________________________________

■中国人強制連行・強制労働山形訴訟 本人尋問■

日時: 10月30日(月)10:00〜17:00
    10月31日(火)10:00〜12:00
場所: 山形地裁 
    
内容: 原告本人尋問/カク瑞勝さん カク慶山さん 麼継蘭さん 
________________________________

 この他、東京1次、2次訴訟、群馬訴訟、長野訴訟、京都大江山訴訟、福岡1陣、2陣訴訟、宮崎訴訟が全国で行われています。また様々な戦後補償裁判も行われています。他の事件紹介や傍聴のご案内など詳しくは「中国人戦争被害者の要求を支える会」サイトをご参照下さい。
http://www.suopei.org/index-j.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】  パレード、アピール行動にもぜひご参加ください ☆〃 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

被害者の方々は皆さんご高齢ですが、各種行動にすべて参加されます。ぜひ一緒に、パレードやアピール行動などにご参加ください。よろしくお願いいたします。

10月30日(月)、10月31日(火)の両日です。

なお、ご参加いただける場合は
suopei@tky.3web.ne.jp まで
ご連絡ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】 カンパのお願い
    〜解決のため、ぜひ皆様のご協力をお願いいたします〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 私たち実行委員会は、中日人強制連行被害者による謝罪、賠償を求める裁判を支援し、今回の来日を全面的に支援しています。解決を実現していくためには、国会議員、日本の市民のみなさまに、当事者の解決を求める姿を見せ、声を届けることが必要です。
 被害者の方々の存在なしには始まりません。そのため、中国にいらっしゃる被害者の方々の渡航費、日本での滞在費が必要になります。
 ぜひ皆様のご理解、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃ 口座名義 支援実行委員会    
   ┃ 郵便口座 00150−4−555939 
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 
    * 通信欄に「カンパ」とご記入ください。
    * 郵便振替口座です

最後までお読みいただきありがとうございました。 今後ともぜひご協力をお願いいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「中国人強制連行被害者100人来日支援行動」実行委員会

----------------------------------------------------------------
tel 03-5396‐6067 fax 03-5396‐6068  
E-mail 
suopei@tky.3web.ne.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〜〜☆〜転送歓迎〜〜☆〜転送歓迎〜〜☆〜転送歓迎〜〜☆〜転送歓迎〜〜

 

 

かなしいことですね。60年前に青春を奪われ、地獄の苦しみを味わい、トラウマに苦しんでいる大日本帝国の被害者がいます。彼らに対して、いまだ誠意に向き合おうとしない日本政府の対応は第二の加害ですらあるのです。そんな非人道を許しておいていいのでしょうか?ぜひ奮ってご参加ください。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:53 | Comment(18) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月01日

半月城氏の論文 「新親日派」の呉善花氏は日本人

AMLでの少し古いネタですが。  

 
呉善花氏は、デビュー作『スカートの風』を出版して以来、わずか十年あまりで驚異的にも数十冊もの本を出版し、すっかり売れっ子のニューカマー「韓国人」になった感があります。
  彼女の本がこうもヒットした秘密はどこにあるのか、韓国のテレビ局MBCが徹底取材し、番組PD手帳「新親日派の正体を明らかにする」(8/15)で解き明かしたので、その内容をかいつまんで紹介します。
  PD手帳の性格ですが、この番組は、かつて韓国で国民的英雄とされた生命科学者・黄ウソク教授の論文捏造を鋭く告発するなど、逆風にも屈せず真実を追求しましたが、その姿勢は社会の木鐸として高く評価されています。
  それらの番組は下記で登録すればいつでも無料でみることができます。最近では、ここでも話題になった9.11事件にちなんで、番組「9.11陰謀論、米国の自作劇なのか?」(韓国語)が放送されました。
http://www.imbc.com/broad/tv/culture/pd/vod/index.html

 主題の番組ですが、それは「新しい歴史教科書をつくる会」の集会シーンから始まりました。2005年4月の集いでは、呉善花氏はパネラーとして登場するはずだったのですが、直前に取りやめになりました。
  司会者である藤岡信勝氏の説明によれば、彼女は身の危険があるためパネラーとして参加できなくなったとのことでした。
  しかし、その説明の直後に彼女は会場の観客席から立ち上がって参加者に向って一礼しました。テロの危険があるとのことなのに一体どうしたことでしょうか。客席でなく、パネラーとして登壇すると、客席から射たれかねないとでもいうのでしょうか? 「身の危険」なるものは、単に彼女の強迫観念にすぎないのではないでしょうか。

 ま、彼女が強迫観念に捕らわれるのも当然かも知れません。何しろ「従軍慰安婦」は日本軍の強制によるものではなかったとか、歴史を歪曲するような発言を公然と繰り返しているだけに批判から身を潜めざるを得ないのかも知れません。
 しかし、身を隠すのは強迫観念のためばかりではないようです。彼女はMBCの取材からも逃げまわりました。MBCからの電話取材の際、彼女は何とみずからを彼女の親戚であるかのように装って、呉善花氏は長期旅行で当分留守です、などとあからさまな居留守を使いました。
  ところが、頭隠して尻隠さずとでもいうのでしょうか、翌日、長期留守のはずの彼女は産経新聞の黒田勝弘氏からの電話には応対しました。もちろん、MBC取材陣は黒田氏と同席していました。居留守は明白でした。

  ウソも方便でしょうか。それは彼女の経歴にも言えるようです。十年前に山本七平賞を受賞した著書『攘夷の韓国、開国の日本』において彼女の経歴はこう書かれました。
  <著者紹介>
 1956年、韓国・済州島生れ。1983年に渡日し、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)を修了。通訳、翻訳業などを通じて日韓ビジネスの現場を体験・・・

 このように日本での学歴はくわしく書かれましたが、どうしたことか韓国の学歴は記されませんでした。ところが、最近公表された著書には韓国、大邱大学卒業という経歴がつけ加わりました。
  しかし、これはMBCの調査で学歴詐称と結論づけられました。MBCが同大学に行き実際に調査したところ、彼女の本名・呉スンイルはありませんでした。この報道に対し、彼女がMBCを名誉毀損で訴えた様子はないようです。
 学歴詐称は拓殖大学の渡辺利夫教授(現在、同大学学長)によれば立派に犯罪とのことですが、それもさることながら、呉善花氏をめぐる疑惑で重大なのは、何といってもゴーストライターの存在です。番組は、かつて呉善花氏の内縁の夫であった清塚誠氏や出版関係者に取材し、その内幕を赤裸々に放映しました。

 清塚氏が呉善花氏と同棲するようになったのは、かれが遊びにいった上野の韓国クラブ「ニュー太陽」でそこのホステスとして働いていた呉善花氏に出会ったのがきっかけでした。実業家の清塚氏は才色兼備の彼女を見込んで秘書に雇い、日本の大学へ入学させました。
 かつてPD手帳は、1991年に東京の韓国人ホステスを取材し、番組「赤坂の韓国女性たち」(6/11)を放送しましたが、その番組で呉善花氏はこう語りました。 「韓国から留学で来た女子学生はホステスになり、プロホステスと同じく金持ちの愛人になる場合が多かった」

 まさか呉善花氏はこれを実践したわけではないのでしょうが、やがて清塚氏と同棲するようになりました。そして大学に通うかたわら、本を出版する決意をしたようです。その目的は清塚氏によれば、日本ペンクラブの会員になって、卒業後の日本在留ビザを獲得するためだったとのことでした。
 しかし、本の出版は容易ではなかったようです。何しろ、彼女は日本語がつたないので、書いた原稿は何度も出版社から返され、1年たっても校正は終りませんでした。しまいには出版社がしびれを切らしたのか、代筆ライターを世話するにいたったと清塚氏は証言しました。

 そうして世に出たのが出世作『スカートの風』でした。本のネタの7割は、清塚氏が運営する韓国語学校でかれが授業中に生徒の眠気覚ましに面白おかしく語った、韓国クラブのホステスにまつわる話などが元になりました。
 その本の第1章は「日本で働く韓国人ホステス、なぜ日本に永住したいと願うのか?」という見出しですが、これは彼女の来日動機そのものでもあるようです。

 原稿の代筆を請け負った韓国人は、その本が出版されるや、道義的良心からすぐを引きました。二人目の代筆ライターは在日韓国人三世の女性ですが、彼女は番組に顔を隠して登場しました。彼女は、代筆は彼女以外に何人もいると証言しました。
  このような代筆こそが、彼女の著書の秘密を解く鍵になります。代筆者さえ確保できればいかなるテーマでも容易に文は書けるものです。呉善花氏は「神社神道の核心を考える」という一文を『日本文化』に掲載しましたが、その内容はかなり高度なものです。これについて高橋哲哉氏は控えめに「日本人が書いたようにみえる」と語りました。
 また彼女の著書の中で『韓国併合への道』を読んだ歴史家の李泰鎮氏は、彼女が甲申政変に関する田保橋潔氏の論文を引くなど、歴史の専門家でなければ知らないような文献を引用しているのに舌を巻いていました。

  もちろん、彼女がそれだけの実力の持ち主である可能性はあります。しかしながら、彼女の書く文章と彼女の語る内容の落差があまりにも大きいことは拓殖大学の学生のみならず、衆目の一致するところです。
 大学の授業ですが、番組で見るかぎり、そのレベルは容易に察しがつきます。ソウル南大門市場近くのゴミの山を高層ビルに重ねて写した写真を学生に見せて、韓国は「このようにごっちゃまぜの文化」であると説くのでした。
 あるいは、こうも説きました。韓国は三面が海なのに日本とは大違いである、たとえば韓国は台風が少ないが、これは日本のおかげであるとか、韓国人は海の幸をあまり食べる習慣がなかったとか、誇張して言えば、授業の内容は観光ガイドの話と五十歩百歩です。
  ま、番組の性格を割り引いても、少なくとも神社神道に関する論稿を書いたような知性は、彼女の発言からはその片鱗を見いだすのはむずかしいようです。

  こうした落差に産経新聞の黒田勝弘氏ですら「毎年のように本を出版するのは、一人ではむずかしい」「誰か助けている」「協力者がいる」などと代筆をほのめかすほどでした。
  そうした「協力者」はなぜ自分の名前を出さずに黒子に徹するのでしょうか? その狙いを高橋哲哉氏はこう推測しました。

 「日本人が日本人の名で韓国や中国を批判する、これはある意味では不思議ではない。しかし、韓国人にもそういう人がいるとなると、それは偏見ではないということを日本人に信じさせることができる」

 中国や韓国に対する批判を日本人がいくらおこなってもインパクトはないが、韓国人が批判すれば説得力が格段に増すということから、協力者たちは黒子に徹し、彼女を看板スターに仕立てているようです。この作戦はかなり功を奏しているようで、彼女の言説はいたるところで利用されました。
  たとえば麻生太郎発言です。同氏は日本が植民地の朝鮮でおこなった創氏改名を「満州で仕事がしにくかったから、名字をくれと言ったのが、そもそもの始まりだ(注1)」と語りましたが、これは呉善花氏の著書がネタ元であることが番組で明らかになりました。
  また彼女の本は、ヒットしたマンガ『嫌韓流』の教本にもなりました。やはり、韓国人が語る韓国史の歪曲は説得力があるので、嫌韓をあおる絶好の材料になりました。

  彼女の著書はそうした効果が期待でき、かつ商業ベースに乗るだけに、彼女への協力や代筆システムは次第に確固たるものになっていったようです。毎年のように韓国批判のヒット本が生み出されました。
  そうした一冊に崔吉城氏との共著『これでは困る韓国』があります。この本で崔吉城氏は<どんな戦争でも「慰安婦」はついて回る。ユーゴでもロシアでも・・・決して日本だけではない>と書いたとされますが、MBCがかれに直接取材したところ、何とかれはその内容を否定しました。
 かれは、出版社から頼まれて呉善花氏と対談はしたが、自分の趣旨はその本とは違うし、自分はその本の表紙すら見たことがないと証言しました。崔吉城氏の話を出版社は否定するので、どちらがウソをついているのか定かではないのですが、代筆の疑惑はますます深まるばかりです。
  

 いずれにせよ、彼女の本の出版に際しては強力な協力陣が暗躍していることだけは確かなようです。そのからくりはともかく、数多くのヒット作を生み出せば、それだけ彼女の名声は右派陣営でますます高まるばかりです。
 その結果、彼女は拓殖大学日本文化研究所長の井尻千男氏によって推薦され、同大学の国際開発学部教授に就任しました。その時、彼女はおそらく日本人に帰化した事実を隠していたのでしょうか。
  

 MBC取材陣は、井尻氏に面談した時に彼女が日本人に帰化した事実を告げたのですが、同氏は「私は聞いていない」「それはデマですね」といってはねのけました。しかし、相当ショックを受けたのか、かなりの周章狼狽ぶりでした。
 MBC取材陣はどこで手に入れたのか、彼女の戸籍謄本を井尻氏に示しました。そこには 1998年10月29日に日本国籍を取得し、戸籍から除籍された事実が記されました。日本は帰化者の二重国籍を防ぐため、帰化者の名を韓国へ通告し、それを受けて韓国政府はその人を戸籍から除籍するようになっています。

 いまや、彼女は韓国人でないことがはっきりし、その事実がウィキペディアにまで記されました(注2)。彼女が日本人になったことが知れわたると、今後どのような変化が起きるでしょうか。
 一橋大学の渡辺治教授は「彼女は韓国が売りである。そのレッテルがなければ、ただの右翼にすぎない」と語りましたが、はたしてそう楽観できるでしょうか。また、彼女の学歴詐称はどう決着するでしょうか。
  また、彼女はかつて著書『私はいかにして「日本信徒」となったか』を出版しましたが、今度は『私はいかにして「日本人」になったか』という本の出版が待たれます。

(注1)半月城通信<麻生太郎会長の「創氏改名」発言>
http://www.han.org/a/half-moon/hm096.html#No.699
(注2)フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「呉善花」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%89%E5%96%84%E8%8A%B1

  (半月城通信)http://www.han.org/a/half-moon/

 

 
すばらしい論文です。呉善花という韓国人はただの日本右翼の屑に成り下がった自称作家の正体を明らかにしたすばらしい論文です。日本の右翼勢力は呉善花という韓国人を利用して、韓国人が韓国を批判し、大日本帝国を賛美するように演じさせることで自身のプロパガンダを広めようとしているのでしょう。大日本帝国を賛美するのは何も日本人だけではなく、韓国人や中国人で、自国を批判し、日本軍の蛮行を否定、免罪することで、日本の右翼の片棒を担ぐ屑はいるようで残念です。だが、この論文を見てわかってもらえると思いますが、大日本帝国・日本軍の蛮行や戦争犯罪の数々を否定し、侵略ではなかった、そしてアジアを解放し発展させるという偉業を成し遂げたという風に、歴史を歪曲し大日本帝国を賛美する連中は人間性の部分でも汚れていることを示しています。盗作に、学歴詐称・・・・・。大日本帝国・日本軍を盲目的に賛美するあまり、大日本帝国の悪に塗れ、心も精魂も病んでド腐ってしまったのかもしれませんね。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:44 | Comment(7) | TrackBack(72) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

【声明】お世継ぎ」はいらない──「奉祝」を拒否し、天皇制の廃止を求めます

amlより転載です。
 
■■「お世継ぎ」はいらない──「奉祝」を拒否し、天皇制の廃止を求めます■


 今日、秋篠宮夫妻に第三子がうまれました。またしても、国をあげての大「奉祝」が繰り広げられています。
 特定の「家」や個人の出産が、格別の慶事として祝われることの不当性もさることながら、このかんの「お世継ぎ」騒動とでもいうべき異常な事態の中で、「家のため」に女性が妊娠・出産することへの手放しの賛美や、男の子の誕生を臆面もなく期待する性差別的な言辞が、日本中にばら撒かれたことを、見過ごすわけにはいきません。
 天皇家は、世襲という「家のため」の子づくり強制、男系による血統支配、婚外子の利用と排除という体系化された性差別、身分差別、民族差別によって維持されています。“現人神”として庶民を戦争に駆り立て、アジアの国々を侵略、蹂躙した責任も一切とらないばかりか、ふたたび戦争国家へとまい進するための「国民」支配の装置にもなりうる、それが天皇制です。
 天皇・皇族を賛美することは、平和や人権をないがしろにすることを意味します。
 にもかかわらず、男子がうまれたことで、「家を継ぐのはやっぱり男」という女性差別的な声がますます大きくなるでしょう。そして秋篠宮家への処遇の見直し(格上げ)、「公務」の拡大など、天皇制強化の動きはますます強まっていくでしょう。
 「皇室典範改正」も、男子がうまれたとはいえ、「皇位継承」問題が解決したとはいえず、引き続き検討されていくはずです。
 こうして、すべてが、天皇家の繁栄のために動いていく。その分、私たちの負担と不自由ばかりが増していくのです。
 そんな世の中、間違っている。天皇制はいらない。「お世継ぎ」はいらない。
 私たちは「奉祝」を拒否し、天皇制の廃止を求めます。

                  「お世継ぎ」はいらない2006実行委員会
                             2006年9月6日
 

 
こんな出来事もありましたね。秋篠宮夫妻に第三子が生まれ、それが男子だったと。それがどうしたのですが。新聞もマスコミも、狂ったように、絶賛・祝賀の嵐。国中が病的な全体主義、ファシズムのようで大変気持ち悪かった。こういうことを狂ったように絶賛するやつは天皇制というのは何たるものかわかっていない。今日はあまり長く書きたくないので、詳しくは触れないが、存在すること事態が害悪である。たとえば、男の子が生まれたことで、「お世継ぎ」が男であることをマスコミや新聞、皇室の連中が喜びたがるということをひとつをとっても、女性差別を固定化するばかりでなく、一層「家を継ぐのはやっぱり男」という女性差別的な声がますます大きくなり、多くの女性にとってさらなる受難の風が強まるということだ。天皇制について、考察できる機会があればまた書きたいと思う。天皇制は存在すること自体が大日本帝国・日本軍の被害者、犠牲者にとって侮辱と冒涜ではないだろうか。そんな制度が残っていること自体、日本の恥である。「世継ぎ」など糞食らえだ!
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:17 | Comment(32) | TrackBack(121) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月03日

違法な政治介入を行っている安倍晋三ファシストドブネズミ野郎にお灸を!

違法な政治介入を行っている安倍晋三官房長官にお灸を!

9月15日に愛媛と東京で提訴します。

東京提訴の原告大募集!!

 自民党総裁選で安倍晋三氏の当選が、ほぼ確実となってきました。安倍氏は9月下旬から始まる臨時国会で、何が何でも教育基本法改悪を通そうとしています。次はいよいよ憲法改悪です。これは何としても阻止しなければなりません。

 東京都杉並区では、昨年、「つくる会」教科書を採択しました。この4月から杉並区内の中学校ですでに使われています。全国583の採択地区の中で栃木県大田原市と杉並だけの採択でした。全国ではたった0.4%の採択率でしたが、使う杉並の子どもたちにとっては採択率100%です。

 安倍晋三氏は、「つくる会」教科書を支持し、「党として歴史教育に取り組む」姿勢を明確に打ち出しています。2004年6月に行われた「日本の前途と歴史教育を考える会」による教科書シンポジウムに「幹事長通達」を送り、自民党各県連には「教育基本法の早期改正を求める意見書」を送っています(2004.6.1付産経新聞)。

 これらは明らかに教育基本法10条(「教育は不当な支配に服することなく・・・」)違反です。この条文を生かして、安倍氏の教育への不当介入を提訴するチャンスは今しかありません。

 現在、杉並を中心に訴訟の原告が7名集まっています。弁護士の力を借りる必要が出てきたら、生田弁護士(香川県高松市在住)に代理人をお願いすることになっています。

裁判には「選定当事者」という制度があり、何人かの原告(選定当事者)に訴訟の進行を委任することができます。安倍氏の教育への不当な介入を許せないというお気持がある方は、この「選定者」になって、この裁判を応援していただくことができます。

先日、生田弁護士にお会いして相談したところ、少しでも多くの方に選定者(原告の一種)になっていただくことが力になるとおっしゃっていました。

この裁判には応援団もできつつあり、現在のところ、鎌田慧さん、佐高信さん、野中章弘さんがコメントを寄せてくださっています。他に武藤一羊さん、森達也さんも参加してくださっています。

鎌田慧さんより 「美しい日本のために死ぬ」これが安倍晋三の総裁選公約。彼はどんな風に死ぬつもりなのでしょう。彼の本には、日教組への悪口が一杯書かれていて、ウンザリです。

野中章弘さんより 日本の「民主主義」は内側から壊死しつつあります。憲法の精神を空洞化させる政治権力の動きを食い止め、公権力の番犬化した司法を変えていかねばなりません。「主権在民」の民主主義を築くための画期的な運動になると信じています。

佐高信さんより  Denyアベシンのダベシン運動を展開しよう。(Denyは否定する、拒否するの意味です)

あなたも是非、選定者(原告)になっていただけませんか?

教育基本法改悪の前に、安倍の悪事を広く告発しましょう!! 


原告になってくださる方は、渡辺までメールでお知らせ下さい。選定書と委任状をお送りします。両方をプリントアウトして、住所(都道府県から)氏名を記入、押印の上(捨て印も)、9月12日までに渡辺まで郵送してください。恐縮ですが、訴訟手数料としてお一人1000円のカンパをお願いいたします。(住民監査請求の請求者になってくださった方は不要です)。

一人でも多くの方にご協力いただけますようどうぞよろしくお願いいたします。愛媛でもこの裁判を提訴しますので、同日の提訴とし、メディアに取材を申し込みます。提訴は9月15日です。夕刊または翌日の新聞報道にご注目下さい。

宛て先:168-0082 杉並区久我山3-10-36 
渡辺容子 「杉並の不当な教科書採択取り消し裁判の会」

lumokurago@ybb.ne.jp     TEL:03-3334-3824


時期の首相候補が、自分自身の右翼的政策的願望のために、教育基本法10条違反という違法を公言する日本という国家はどうかしていると思う。安倍ファシストドブネズミ野郎はNHKの女性国際戦犯法廷の従軍慰安婦裁判番組に対して圧力をかけて、改ざんをさせたという前科すらもつファシストの屑のドブネズミ野郎である。「杉並の不当な教科書採択取り消し裁判の会」が愛媛で違法な政治介入を行っている安倍ファシストドブネズミ野郎を提訴する裁判を行っているが、安倍ファシストドブネズミ野郎の首相就任を阻止し、失脚させるための第一歩として良識派の皆様は原告になりませんか?是非こちらのほうもよろしくお願いします。

時期の首相候補が、自分自身の右翼的政策的願望のために、教育基本法10条違反という違法を公言する日本という国家はどうかしていると思う。安倍の糞はNHKの女性国際戦犯法廷の従軍慰安婦裁判番組に対して圧力をかけて、改ざんをさせた戦犯の前科すらもつファシストのドブネズミの屑野郎である。「杉並の不当な教科書採択取り消し裁判の会」が愛媛と東京で違法な政治介入を行っている安倍ファシストドブネズミ野郎を提訴する裁判を行うが、安倍ファシストドブネズミ野郎の首相就任を阻止し、失脚させるための第一歩として良識派の皆様は原告になりませんか?是非こちらのほうもよろしくお願いします。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 20:28 | Comment(28) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名

amlより 

☆日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名の呼びかけ☆

◆事態の経緯
 朝鮮学校の保護者の要請を受けて、東京都の日野市は1986年度から「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」(以下、「補助金」)を支給してきました。これは当該児童・生徒一人あたり月額6000円という、多摩地域では最も多い額だったのです。
 それが二年前から(平成16,17年度分)一人当たり1000円分減額されました。市による朝鮮学校や保護者への説明や相談は、事前にも事後にも一切ありません。
 そして今年3月にこの「補助金」の要綱が「朝鮮人学校」を「外国人学校」へ置き換えた「日野市外国人学校児童・生徒保護者に対する補助金」に変えられました。同時に「補助金」の予算も一人当たり月額2000円分減額した3000円で計上されてしまったのです。これも朝鮮学校や保護者を全く無視して市が決めたものです。

◆朝鮮学校の教育保障について
 朝鮮学校は、日本による朝鮮植民地支配によって在日せざるを得なかった朝鮮人とその子孫が、自ら民族教育を行うための教育機関です。この特殊な歴史的経緯からしても、また日本も批准する「子どもの権利条約」「人種差別撤廃条約」が保障する国内民族集団の自己の文化・言語を学ぶ権利からしても、本来なら在日朝鮮人の民族教育は日本社会で十分に保障されねばならないはずです。この点から言えば月額6000円の「補助金」は全く不十分です。日野市が市民の権利を守るという責務を果たすなら、「補助金」はむしろ増額されるべきでした。

◆日野市の問題点
 しかしその「補助金」は既に一度減額され、今回二度目の減額の危機にあります。日野市による「補助金」減額は、@在日朝鮮人が築き長年闘って守ってきた民族教育に対する日野市の歴史認識の大きな後退を意味するものであり、A「補助金」の減額それ自体が朝鮮学校の運営を圧迫するという意味でも、B「補助金」の減額や要綱の変更という重大なことが、市によって一方的に決められ、朝鮮学校と保護者の当事者性を全く否定しているという意味でも、看過できないものです。

◆緊急署名の呼びかけ
 9月中に「補助金」の支給手続きが行われます。これが実施されてしまうと「補助金」の3000円への減額はほぼ確定に近い状況になってしまうでしょう。
 そこで、私たちは9月の支給手続きの前に、できるだけ早く減額反対の声を日野市へ届けるよう呼びかけることにしました。
 みなさんに三つお願いしたいことがあります。

 @本メール末の「緊急署名」に賛同署名すること
 A日野市と市長に対して「補助金」減額反対の声を送ること(おかしい、の一言で構いません)
 Bこのメールをできるだけ多くの友人・知人に転送することです。

 9月中にどれだけ行動を起こせるかが勝負です。期日が迫っていますが、第一次署名集約日を9月10日にさせていただきました。一人でも多くの方のご協力を、よろしくお願い申し上げます。

  日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」の減額に反対する会
(連絡先)
hino_hojokin@yahoo.co.jp
                             2006年

8月30日

★日野市役所
 HP:
http://www.city.hino.lg.jp/
 住所:〒191-0016 東京都日野市神明一丁目12番地の1
(郵便物は「〒191-8686 日野市役所○○課」で届きます)
 電話:042-585-1111(代表)
 FAX :042-587-8981
 メール:
soudan@city.hino.lg.jp

☆日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名☆

日野市長 馬場弘融 様

 朝鮮学校の保護者の要請を受けて、日野市は1986年度から「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」(以下、「補助金」)を支給してきました。これは当該児童・生徒一人あたり月額6000円という、多摩地域では最も多い額だったのです。
 これは、外国人児童生徒の自国の言語及び文化を学ぶ権利に対する認識の高さ、人権感覚の豊かさ、朝鮮学校の歴史的経緯に対する認識の高さによるものと思います。西東京朝鮮第一初中級学校を支える保護者の会が1998年に東京27市長宛に行ったアンケートにおいて、日野市は「外国籍の子どもが今住んでいる国においても自分の出身国の文化、伝統、言語を尊重されて育成されるべきことは当然」としたうえで、「朝鮮人学校児童生徒保護者補助金制度は他民族の子どものアイデンティティを尊重しながら子どもの最善の利益を考慮した政策」で「子どもの権利条約の精神を反映した施策」と述べ、更に日野市は現在、西東京地域では最高額の保護者補助を行っているが、国が外国人学校の振興助成の措置をとるべきとの姿勢も示していました。私たちはこのような日野市の認識の高さをとてもうれしく受け止め、高く評価してきました。
 しかし、その「補助金」は二年前から(平成16,17年度分)一人当たり千円分減額されました。市による朝鮮学校や保護者への説明や相談は、事前にも事後にも一切ありません。
 そして今年3月に「補助金」の要綱が「朝鮮人学校」を「外国人学校」へ置き換えた「日野市外国人学校児童・生徒保護者に対する補助金」に変えられました。同時に「補助金」の予算も一人当たり月額2000円分減額した3000円で計上されてしまったのです。これも朝鮮学校や保護者を全く無視して市が決めたものです。
 日野市による「補助金」減額は、@在日朝鮮人が築き長年闘って守ってきた民族教育に対する日野市の歴史認識の大きな後退を意味するものであり、A「補助金」の減額それ自体が朝鮮学校の運営を圧迫するという意味でも、B「補助金」の減額や要綱の変更という重大なことが、市によって一方的に決められ、朝鮮学校と保護者の当事者性を全く否定しているという意味でも、看過できないものです。
 私たちは今回の日野市の姿勢に抗議すると共に、日野市に対して以下二点を要請します。
 @ 日野市は「補助金」の減額を撤回すること
 A 日野市は「補助金」の見直しなど、判断にあたっては、まず当事者との話し合いを行うこと
 日野市は、補助金制度を設置した時の認識に立ち返り、今回の政策転換を見直していただきたいと思います。
                                                         以上

  「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」の減額に反対する会
                            共同署名賛同人一同

<集約先>こちらのアドレスに送ってください→ 
hino_hojokin@yahoo.co.jp
 (hinoとhojokinの間は_です。-ではありませんのでお間違えなきよう)
<賛同署名>
 ・第1次集約締め切りは2006年9月10日(日曜)必着です。
 ・署名に必要な項目は@「お名前」とA「お住まいの自治体名または所属」の二点です。その他の情報は一切必要ありません。
 ※タイトルの初めに「署名」と書いて頂けると、集約作業が大変助かります!

 

 
大変なことになっているようだ。日野市が外国人児童や生徒の母国の言語及び文化を学ぶ権利に対する認識の高さ、人権感覚の豊かさ、朝鮮学校の歴史的経緯に対する認識の高さによる、朝鮮人学校の児童や生徒の保護者に要請に応じて補助金を支給してきたこと、国に外国人学校の振興助成の措置をとるべきとの姿勢を示してきたことにおいては、人権先進自治体として高く評価されるべきである。ただし、ここにきて異変がはじまったようだ。今回の日野市の反動的朝鮮民族弾圧措置を断じて許すことはできない。在日朝鮮・韓国人や朝鮮学校に対する不当な差別をさらに助長する行為であるし、こういう朝鮮学校・朝鮮民族マイノリティーへの迫害政策を市民が容認していけば、やがて一般の日本人市民の身にも災禍が降りかかってくることを肝に銘じなければならない。在日朝鮮人が日本に渡ってきたという大日本帝国の植民地支配の朝鮮民族への歴史的加害経緯や子どもの権利条約など国際人権規約の規定からしても朝鮮学校や生徒や児童の保護者に対する補助金減額措置は断じて許すことができない犯罪行為であり、かつ朝鮮民族から初歩的な権利と尊厳を奪う第二の朝鮮民族への血なまぐさい弾圧・迫害政策である。断じて、許すことはできません。良識派の皆様は、日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名に賛同署名をお願いします。私も署名します。よろしくお願いします。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 20:06 | Comment(11) | TrackBack(33) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

痛恨の元日本人軍医の証言を聞く 8.20集会報告

戦争の真実を知る〜日本軍の生体解剖の記録・ある軍医による痛恨の証言〜
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/21674845.htmlでお知らせしました。8月20日に、日本軍の中で公然と行われた生体解剖に加わった元日本軍軍医の証言を聞く集会が行われました。私も残念ながら参加できませんでした。ほかの参加できなかった皆様のためにも、その集会報告をamlより転載します。
 

集会報告
 痛恨の元日本人軍医の証言を聞く


1 8月20日、医福連(医療・福祉の戦争協力に反対する連絡会議)の主催する講演会「戦争の真実を知るー日本軍の生体解剖の記録・ある軍医による痛恨の証言」が、杉並の診療所で開かれました。

2 講演者の湯浅謙氏は、先の戦争のさなか1942年に北支山西路安陸軍病院に軍医として赴任し、生体解剖などで多数の中国人を惨殺し、敗戦後に捕虜収容所に捉えられ、そこで罪の告白を強いられ生体解剖の罪に思い至り、1956年日本に戻ってからも600回にわたる講演や著作(「消せない記憶」日中出版)で、加害者として戦争体験の証言を行ってきている方です。

3 89歳の高齢のため、講演はご自身も長く勤められていた診療所で開かれましたが、それでも20代の若い人達を中心に60人近くの人たちが、その貴重な戦争体験を聞こうと集まりました。

4 その日湯浅氏は、3点にわたって自らの体験を話されました。それは、@戦争の真実とは何か A生体解剖という非道なことを何故したのか Bこのような告白は何故出来るようになったのか、に関するものです。

@      「戦争の真実とは何か」

戦争の目的は一言で言えば、資源の略奪・収奪です。日本が中国に行ったのは、武力を背景に、中国から資源を収奪することが目的だったのです。そのため広大な占領地を支配し、生体解剖も第一線で傷病兵に対して緊急手術の出来る外科技術の習得のため必要とされたものでした。

A      「生体解剖」

 湯浅氏は、医大を卒業後まもなく軍医として、北支山西路安陸軍病院に勤務します。最初の手術演習は、外科軍医の指導の下、捕らえられた百姓風の中国人に対して行われました。両手を縛られた男性が連れてこられ嫌がり躊躇するところを、看護婦が「麻酔薬を打つから痛くない、寝なさい」と声をかけ手術台に寝かせ、解剖が始まりました。「最初は恐る恐る、二回目は大胆に、三回目からは得意になって行った」と本人も述懐しており、唯々諾々と従っただけではなく、積極的に行動し、「中国人は卑しい」、「戦争の勝利のためには止むを得ない」「みなの前で臆病な振る舞いをするな」と自分を励ましながら、この悪魔の所業を行ったのです。手術演習の後、すでに絶命していた中国人は少し離れたところに掘られた穴の中に放り込まれました。れが湯浅氏が最初に犯した戦争犯罪です。その後、彼は緊急手術教育として、14名の中国人を、そのうち3名は直接手を下し生体解剖をし惨殺したのです。

 しかし、このような生体解剖は、彼のいた路安陸軍病院だけで行われていたのではなく北支軍全体で行われていたし、ましてや「731部隊」が主に行っていたものでもなかったのです。

B 「体験の告白」

 湯浅氏は、敗戦の後も中国に残留し中国の国民党軍に参加し、捕虜、戦犯として抑留された期間に反省し、自らの行った行為を「残虐な戦争犯罪」として認識するようになりました。

 実は北支に渡った多くの軍人が生体解剖や虐殺、強姦、略奪、暴行等に関与していたにもかかわらず、ほとんど誰もが喋っていないという事実があります。罪を恥じたり、恐れたりして口にしないのかと思われますが、意外にもほとんどが忘れて思い出さない、それが侵略戦争の特徴であると彼は言います。それは、幼児の頃から教育や強制によりアジア蔑視の観念を植えつけられ、「戦争は正しい」、「天皇の行う戦争は聖戦であり、必ず勝利する」と洗脳されてきており、そのため犯した罪を罪と感ぜず、命令だから止むを得ないものとして犯したため記憶に残らない、と言っています。

 湯浅氏は、その後捕らえられ河北省永年の捕虜収容所で2年間の捕虜生活を送る中で、罪の告白を求められて初めて自らの犯した生体解剖の罪を思い出したのです。それと中国側の寛大な態度や政治教育もまた、罪のない中国人を惨殺したわが身を反省することができた要因でもあることを告白しています。当時彼らに対して中国側は、「君らも好きで中国を侵略した者はいないだろう。みな政府の命令により駆り出されたのだ。君らも被害者だ。しかし、中国人民は多大の被害を受けたのだ。自分の犯した事実を正直に告白すれば許されるだろう」と諭したのでした。

5 湯浅氏は休憩を挟んで1時間以上にわたる講演のあとも、会場からの質問に答えて再び自らの体験を時間を惜しんで語ってくれました。そして最後に、残った人たち一人一人から湯浅氏の講演の感想を話してもらい3時間半にわたる講演と討論集会を終えました。

6 湯浅氏の属する「中国帰還者連絡会」(中帰連)は、戦犯として抑留され、その後帰還し戦争の歴史を風化させず、侵略戦争の道を許さず、日中の友好、世界平和を実現することを目的としている会です。

 湯浅氏の体験は、生体解剖が軍医として決して特別の行為ではなかったことを示しています。それも日本では決して行わない人でも、ひとたび戦地に赴けば率先して行ってしまうということを示しています。最初は恐る恐るではあっても、やがて自らの行為に疑問すら抱くことなく、残虐な生体解剖に突き進んでいったことが語られたのです。

 私たちは戦争体験者の少なくなる中で、このような証言を決して風化させずに、戦争を賛美し、美化する今日の風潮にはっきりと反対し続ける運動を継続していきたいと思っています。湯浅氏の講演はまさにそのような私たちを勇気付けるものであったことを報告します。

参考資料

1 吉開奈津子、湯浅謙 消せない記憶-日本軍の生体解剖の記録 日中出版社 1981

2 湯浅謙 15年戦争に軍医として関わった体験 15年戦争と日本の医学医療研究会会誌 2002

3 中帰連 http://www.ne.jp/asahi/tyuukiren/web-site/index.htm


尚、本講演の内容は後日小冊子にする予定です。


 

 


以上転載しました。北支をはじめ、満州でも南支でも、多くのアジア・太平洋地域でも、現地に渡った兵士たちは鬼人と化し、生体解剖や虐殺、強姦、略奪、暴行等を重ねていったのです。私も老人ホームでボランティアをしたことがありますが、中国戦線に赴いていた老人に話を聞いたことがあります。新兵に、「度胸をつけさせる」生きている捕虜や捕らえた農民を銃剣で刺させたり、軍刀で首をはねさせたりするようなことがごく日常だったり、至るところで、虐殺、婦女暴行を重ねていったことを赤裸々に語ってくれた。湯浅氏のように、大日本帝国・日本軍の蛮行をはじめ、自らが加担した生体解剖をはじめとする残虐行為を公衆の前で語って、戦争体験を戦争を経験していない若い世代に伝えようと努力しているすばらしい人は多くはない。大半は、日本軍の残虐行為に参加したり、自ら捕虜や農民の殺害、村落への襲撃や略奪、婦女暴行の数々を犯しているにもかかわらず沈黙を保っているのである。極めて遺憾というところ。本来ならば日本政府が過去の日本の侵略・戦争加害行為を悔いて、沈黙を保ち、公言することを拒む元日本兵の老人の人々などから加害証言を収集し、しっかりと侵略戦争の実態と真実を、次の世代へと次の世代へと受け継がれるようにすべく、子供たちにしっかりと教育する義務があるのではないだろうか。

 ところで話は変わるが、
さらに多数の人骨埋設か 新宿の旧陸軍軍医学校跡
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/19850542.htmlというニュースがあった。湯浅氏の証言のとおり、日本軍では生体解剖が日常茶飯事でおこなわれていました。
 新宿の旧陸軍軍医学校跡で多数の人骨が埋まっているということですが、中国、あるいは東南アジア、朝鮮半島、台湾などを含むアジア・太平洋地域から人々を強制連行してきて、この新宿の旧陸軍軍医学校でドリルで穴開けて脳を取り出すようなヤバイ生体解剖をしていたという確信がもてました。戦争体験者の少なくなる中で、このような元日本兵による加害証言を決して風化させずに、戦争を賛美し、美化する風潮と右翼勢力を粉砕すべく、右翼討伐委員会も闘争に勝利し、良識的な日本社会に再生すべくその日までがんばって生きたいと思います。まだ、書きたいことがありますが、今日は疲れたので以上です。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:09 | Comment(6) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『沈黙の叫び』上映会及び安海龍監督講演会のご案内

amlより

私たち在日コリアン青年連合(KEY)では戦後補償問題について被害者の視点を忘れないという姿勢で様々な事業に取り組んでいます。その事業の1つとして、この度「慰安婦」問題に関する映画の上映会と監督の講演会を開催します。また、「ナヌムの家」(元「日本軍」慰安婦とされた方たちが共同生活する場)のハルモニ(ハングルでおばあさんの意)達によって描かれた絵画と生活や活動風景を撮った写真を同時に展示します。

お誘いあわせの上、是非お越し頂きたいと思います。

==========================================================================
 『沈黙の叫び』上映会,安海龍監督講演会
        「ナヌムの家」ハルモニ絵画・写真展
==========================================================================

 日 時:2006年9月18日(月・祝)
     午前11時開場(上映会及び講演会の進行は午後1時から)
 場 所:大阪府立労働センター(エルおおさか)南館10階
         (地下鉄・谷町線/京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m)
 参加費:800円
 内 容:1.「沈黙の叫び」上映会
     2. 安海龍監督・梁澄子氏講演会
     3.「ナヌムの家」ハルモニ絵画/写真展

  1.「沈黙の叫び」
   日本軍「慰安婦」の経験をもち、韓国で今を生きるハルモニたち。彼女らにとって日本とは何だったのかを映し出す。キャプション・映像にはハルモニたちの名前や経歴の紹介などはない。ただハルモニたちのありのままの姿と言葉で綴る。飾らぬその言葉に真実があり、重みがあり、力がある(安海龍)
  
  2.安海龍監督・梁澄子氏講演会
   安海龍・・・1961年全羅道生まれ。戦争中の日本軍による強制連行・強制労働、サハリン残留朝鮮人、日本軍「慰安婦」、韓国の基地問題など広く手がける映像ジャーナリスト。

   梁澄子・・・1957年北海道生まれ、東京育ちの在日2世。「在日の慰安婦裁判を支える会」メンバー。著書に「朝鮮人女性が見た慰安婦問題」 (共著・三一書房、1992年)等。

  3.「ナヌムの家」ハルモニ絵画/写真展
   元日本軍「慰安婦」女性が描いた絵画パネル及び元日本軍「慰安婦」ハルモニの現在の様子(「ナヌムの家」のハルモニの姿、水曜デモの様子、その他)を写した写真パネルの展示を行います。
━━━━━━━お問い合わせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 在日コリアン青年連合(KEY)

  〒540-0004 大阪市中央区玉造 1-13-1 3F
  TEL:06-6762-7261   FAX:06-6762-7262
  E-mail:
info@key-j.org
  HP:http://www.key-j.org/

 


奮って、ご参加ください。
 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:12 | Comment(5) | TrackBack(23) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月18日

お笑い「愛国心」アンケート!「自分の国が侵略を始めたらどうするか」by九郎政宗氏

 以下転載

▼九郎政宗@CLick for Anti Warです。
http://d.hatena.ne.jp/claw/

▼ただいま、ネットのあちこちに以下のような世論調査アンケートをばらまいています。アンケートの質問文を作るのって面白いですね。それによってマスコミなどでは隠蔽されている論点をさらけ出すことができるから。

マジメに回答したいという人は、
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060817のコメント欄までどうぞ。


(引用開始)

勝手に緊急世論調査!

▼あなたの国の政府が、他国に対する侵略戦争を開始したと仮定してください。
あるいは、あなたの国の政府が、他の国による侵略戦争を支援していると仮定してください。(例:アメリカのイラク侵略戦争)
あなたはどうしますか。

(1)侵略戦争は支持できないので、政府に対して反対の意思表示をする。
(2)侵略戦争を支持するので、政府に対して賛成の意思表示だけする。
(3)軍隊などに志願して侵略戦争に参加し、国のために戦う。
(4)わからない。


・・・JAWAY氏は何か勘違いをしているようですが、

アメリカのイラク侵略戦争に加担したのはベトナムでも中国でもなくわが祖国・日本です。自分自身の戦争責任についてもたまには考えてみたほうがいいと思います。

アルカイダとも大量破壊兵器とも911とも無関係だったイラクへの攻撃を、「侵略戦争とみなさない」というのであれば、中国・ベトナムを嘲笑する資格はないのではないでしょうか(@∀@)


posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:51 | Comment(5) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お笑い・靖国アンケート!/靖国は個人情報保護法違反かも?by 九郎政宗氏

 以下転載
▼九郎政宗@CLick for Anti Warです。 http://d.hatena.ne.jp/claw/  
▼ただいま、ネットのあちこちに以下のような世論調査アンケートを ばらまいています。 
マジメに回答したいという人は、 http://d.hatena.ne.jp/claw/20060816
コメント欄までどうぞ。  (引用開始) ・・・勝手に緊急世論調査!  
▼靖国神社の「国」とは、何を意味すると思いますか。  
(1)英霊となった人々が命をささげたのは、天皇陛下を中心とする神の国・  
大日本帝国に決まっている。それ以外にありえない。 
(2)自由と民主主義の国・日本国だと思います。  大日本帝国は1945年に滅亡しています。
(3)わかりません。  
▼靖国に祀られている戦死者の遺族の中には、大日本帝国の戦争に批判的な人々や、
キリスト教徒・仏教徒を中心に、 「私たちの家族を無許可で靖国に祀らず、名簿から
削除してほしい」という 意見を持つ人もいますが、靖国神社はこの訴えを聞き入れないため、
 一部では訴訟も行われています。あなたはどう思いますか。 
 (1)そのような大日本帝国への冒涜行為を許してはならない。 一人でも自由を認めれば、
「国体のために死んだものはみな靖国に祀られる」 という国策全体が崩壊する。
大日本帝国では「個人の自由」 などという 敵性思想を振りかざす者は非国民である。
 (2)今の日本は自由と民主主義の国なのだから、遺族の意見を尊重すべきだ。
 (3)靖国神社のしていることは個人情報保護法に抵触するおそれがある。 
(4)わかりません。  (引用おわり)   
論調査の文章そのものが、政治的争点を押し隠すことがある。 では逆に、
その争点をムキダシにしてやれ!という企画です。  私は以前から主張しているの
ですが、 靖国神社の問題は、「自由や民主主義を認めるのか否定するのか」 という
論点を含んでいます。今回新たに、 靖国の行為は個人情報保護法違反ではないか、
という論点を 提出してみました。
ご意見は http://d.hatena.ne.jp/claw/20060816のコメント欄までどうぞ。  
 ▼JAWAY氏は大いに勘違いしているようですが、  
http://quizzes.yahoo.co.jp/quizresults.php?poll_id=3282&wv=1  
↑彼が示したネットアンケート結果は、以下のような↓、より手法の厳密な 世論調査と
大いに乖離しています。 まー何かくだらない事情があるのでしょうね。(@∀@)  
▼国民世論の現実 http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%CC%F7%B9%F1%A1%A1%C0%A4%CF%C0%C4%B4%BA%BA&st=n 
・首相靖国参拝前、政府が極秘に世論調査…反発回避狙い - 読売新聞 ・
<首相靖国参拝>評価50%、批判46% 
本社全国世論調査 - 毎日新聞 ・共同通信 首相の「8・15」参拝について、
「参拝してよかった」との回答 51・ 5%
 次期首相の靖国参拝自体に対しては「参拝すべきではない」 44・9%、 
「参拝 すべきだ」 は39・6%
 第2次世界大戦のA級 戦犯については「分祀(ぶんし)した方がよい」が 60・4% 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:03 | Comment(5) | TrackBack(49) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月17日

反天連によるの緊急声明:小泉首相の靖国神社参拝に抗議する!

反天皇制運動連絡会(反天連)から緊急声明です。重複すみません。
発信がやや遅れましたが、当日発の声明です。たくさんの抗議の声を! 

======================================================================

【声明】小泉首相の靖国神社参拝に抗議する!

 本日の早朝に「参拝する」と公言した小泉首相は、午前7時40分、ついに実行してしまった。二礼二拍一礼の神道形式ではなかったものの、公用車を使い、本殿に一礼し、モーニング姿で昇殿参拝。「内閣総理大臣・小泉純一郎」と記帳し、私費で献花料3万円を納めるというスタイル。総裁選の票欲しさに掲げた5年前の「公約」をはたすため15日参拝に踏み切ったのである。
 なんと小泉は憲法の政教分離の原則を公然と踏みにじるこの行為を、憲法の「思想及び良心の自由は侵してはならない」という思想にそくした「心の問題」だと正当化し続けている。この植民地支配と侵略戦争を美化している「侵略神社」に首相が参拝するという行為が、どういう社会的・政治的意味を持つのかという点にまったくふれずに、自分の「心」は自由だなどという心情的論理で正当化できるわけがない。植民地支配や侵略戦争の最高責任者昭和天皇ヒロヒトの「A級戦犯」が靖国神社に合祀されているかぎりは行かないなどという嗤うべき「心」を小泉首相が踏みにじることに、私たちは何の怒りをも感じない。しかし、日本に植民地支配され侵略された国々の人民の「心」を踏みにじる事は断じて許されない。そして国(天皇)によって強制的に戦争に動員された戦死者たちの家族や友人たちがかかえる、国家によって死が積極的に意味づけされ追悼されるのはゴメンだという「心」を踏みにじるのも、また許されない。
 そういう立場から、私たちは小泉首相の靖国参拝・千鳥が淵戦没者墓苑での献花、そして全国戦没者追悼式への出席にまとめて抗議する!
 平和の名目で死者を戦争国家づくりのために政治利用する、いっさいの国家のセレモニーをやめよ!

2006年8月15日
反天皇制運動連絡会
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:57 | Comment(9) | TrackBack(5) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

靖国参拝に関するYahoo投票と明日16日の緊急抗議行動のお知らせ

靖国参拝に関するYahoo投票が行われているようですね。
 

設問:日本の首相が靖国神社を参拝することについてどう考えていますか?  

   とくに問題はない
   周辺諸国との関係が懸念されるが控える必要はない
   政教分離の問題があるが控える必要はない
   政教分離の視点から控えるべき
   周辺諸国との関係から控えるべき
   理由を問わず控えるべき
   その他、わからない

から、一つ選ぶ
投票は、ここから。↓
http://seiji.yahoo.co.jp/    このサイトの右下に投票欄があります。

右翼勢力の組織票が行われています。とんでもない話です。結果を逆転させましょう。とはいっても、選択肢が貧弱ですね。

せめて、靖国神社は先の大戦での人々の戦争動員で精神的支柱を果たし、現代も、遊就館などに代表される神社の歴史認識に問題があるから控えるべき という風な選択肢をもうけるべきだろうな。
長すぎるから、人類への冒涜だから控えるべき という風にすればOKかな。とはいえ、選択肢が貧弱。

明日16日の小泉ファシスト靖国参拝緊急抗議行動のお知らせ
小泉首相が本日靖国参拝を強行しました。
予定どおり、明日正午から首相官邸近 くで抗議の共同行動をします。
連日の行動となり、大変とは思いますがぜひご参加ください。
▼<緊急共同抗議行動> ◎呼びかけ団体(50音順)  政教分離の侵害を監視する全国会議、
NCC(日本キリスト教協議会)靖国神 社問題委員会、平和遺族会全国連絡会、靖国参拝違憲訴訟の会・東京
◎日時=8月16日(水)正午から約1時間。雨天決行。
◎場所=首相官邸前(30分前に衆議院議員面会所集合。地下鉄国会議事堂前・永 田町下車)
◎各団体の抗議声明、のぼり、横幕、プラカードなどをご持参下さい
◎行動終了後、内閣府を通じて抗議声明提出と申し入れを予定
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:03 | Comment(14) | TrackBack(124) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小泉首相の靖国神社参拝に対する抗議文

[AML 8716] 小泉首相の靖国神社参拝に対する抗議文 より転載します。
本日、小泉首相は内外の反対の声を押し切って靖国神社へ参拝しました。侵略・植民地氏支配の清算をしないまま、イラク・アフガンへの派兵という事態の中で新たな「英霊」を作る可能性もあります。居直り挑発とも思える参拝に対し、強い憤りをもって以下の抗議文を送りました。


抗議文
                
内閣総理大臣 小泉純一郎 様
 61回目の「終戦」記念日となる今日8月15日、小泉首相は、アジアの平和と友好を、心より願う多くの人たちの想いをふみにじり、靖国神社への参拝を強行しました。私たちは大きな怒りと深い悲しみをいだいています。私たちは、日本のひきおこした侵略戦争により、2000万人のアジアの人々、300万人にのぼる日本人が犠牲になり、亡くなられたことを知っています。そして今にいたるも、原爆や空襲の被害にあわれた人々、「従軍慰安婦」とされた人々、強制的に連行され働かされた人々らが、日本やアジア各地で、戦争被害の傷が癒されぬまま、日本の戦争責任を追及し続けていることを知っています。この人たちを前にして、小泉首相の靖国参拝の事実に、私たちはもはや言葉を失なってしまいます。小泉首相の靖国参拝はこれらの人たちを再び、いや、6たび、侵略し、蹂躙し、心を踏みにじったことになります! これはもはや犯罪的行為です!「心の問題」を言うあなたの心はいったいどこにあるのでしょうか?
 靖国神社を参拝することは「国のために死ぬこと」を賛美することです。それは過去の侵略戦争を賛美することのみでなく、イラク派兵に続く新たな戦争、戦死を賛美することにつながります。そして、それは徹底して加害を正当化する行為です。戦争被害者に心をよせる行為ではありません。小泉首相が言うように、本当に、戦争犠牲者に想いをよせ、平和を願うのであるならば、侵略戦争の責任を明確にし、戦後責任を果たさなければなりません。日本は侵略戦争の反省のうえで、憲法を生み出しました。戦争放棄の9条や、政教分離の20条にはそのことがはっきりしめされています。この憲法の精神を守らなければなりません。首相
の靖国参拝を違憲とする司法判断はありますが、合憲とする判断はいまだありません。
 戦争被害者の心を踏みにじり、憲法を踏みにじり、信頼にもとづく外交をつくりだすことのできない小泉首相に、心や平和を語る資格はもうありません。私たちは小泉首相の靖国参拝強行に強い怒りをもって抗議します。
                         2006年8月15日
                   不戦へのネットワーク
                   名古屋市昭和区白金1−13−10
                   TEL 052−881−3573
 

 
以上転載。この抗議声明の言うとおりです。大日本帝国の無謀な侵略戦争すべての犠牲者のことを考えなければなりません。靖国神社の本質を知っていれば、参拝できるわけはありません。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:42 | Comment(5) | TrackBack(86) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

あいち・平和のための戦争展 と おたる平和展2006のご案内

■「おたる平和展2006」
 主催:2006年おたる平和展実行委員会
 後援:小樽市・小樽市教育委員会
 とき:2006年8月14日、15日 10時〜17時
                8月16日            10時〜16時
 ところ:小樽産業会館 入場無料
 特別展示:海南島で日本はなにをしたのか 虐殺・掠奪・性奴隷化、抗日反日闘争
 一般展示:原爆パネル
        小樽空襲
        小樽防空壕監視隊女子隊員
        小樽高商出身特攻隊員
        茅沼炭鉱朝鮮人強制連行の記録
        中国人強制連行の記録
        朝鮮戦争時の小樽駐留米軍
        北海道軍事地図ほか
 映画上映:「マリーン・ゴーホーム」(北海道AALA2004年制作)ほか
 報告(8月15日13時から):
     佐藤嗣郎「戦時下の小樽  暁部隊のことなど」
     高階孝次「我等少国民」
     能山優子「韓国の遺族と文通して」
     佐藤正人「海南島で日本はなにをしたのか」


「あいち・平和のための戦争展 聞こえませんか? 戦争の足音が」
○とき 8月23日(水)〜27日 (日)9時30分〜17時(最終日16時)
○入場料 500円(高校生以下無料)
○ところ 名古屋市博物館3Fギャラリー   ※昨年までと会場が変わりました。ご注意ください。
○交通 名古屋駅から地下鉄桜通線「桜山」下車 4番出口5分
○主催 あいち平和のための戦争展実行委員会 052-931-0070
○特別企画 映画『人間の碑』上映 ・第二次世界大戦時の空襲は、死傷者51万人の民間人の命を奪い、重い身体障害
を負った人の数も、47万人を越えるという。主人公である杉山千佐子さんは、国 の無責任な政策に対し、国家補償を訴え、
30年以上にわたって活動を続けてきた 。
・とき 26日(土)・27日(日) 13時開場 13時45分上映
・ところ 名古屋市博物館 地下ホール
・入場料 戦争展「入場料」でごらんいただけます。入場の際は展示リーフをお 持ちください。
(映画だけの方は500円)

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:51 | Comment(5) | TrackBack(23) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月05日

いくつかのお知らせをまとめて転載

いくつかのお知らせをまとめて転載します。 
 
今年の8・15 「蟻の兵隊」上映会のご案内

★トーク ; 新たな戦争の足音がする〜先の戦争の傷跡を残しながら・・!
鬼建一郎(鹿児島県中国帰国者団結会・会長)                
       
鶴田恒郎 (鹿児島県日中友好教職員の会・会長)( 現在2人交渉中  )                       

コーディネイト 相星雅子(作家)     

★映画上映 ; 『蟻の兵隊』 〜‘06年話題 の中国残留兵ドキュメント映画
 池谷薫監督 (1時間41分作品)  香港国際映画祭♪人道に関する優秀
映画賞受賞,カナダ国際ドキュメンタリー映画祭上映

☆とき   8月15日(敗 戦の日)講演Pm1:00〜 映画Pm2:30〜
☆ところ   県黎明館 講堂(2F)099−222−5100
☆参加費   前売り1200円(当日1500円)、高校生以下無料
                
☆彡  益金・カンパ等は中国残留日本兵&中国残留孤児の訴訟団の活動へ送らせて頂きます。  また、署名も宜しくお願い致します!

☆彡  「蟻の兵隊」は、6月のペンシルクラブ で『日中関係のゆくえ』と題して鹿児島市で講演された、横浜市立大学名誉教授で経済専門家の矢吹晋さん、故黒木和雄(映画監督)、佐藤忠男(映画評論家)を初め多くの支援によって製作されています。                        
                   

2006第8回平和のためのサマーフェスタ実行委員会
            問い合 わせ先 090−3016−0074 (小川みさ子)

呼びかけ人  

井上従昭(妙行寺僧侶)  尾崎一治(ハンセン病問題市民会議かごしま顧問)
   

布田秀治(牧師)  寺本是精(ハンセン病問題市民会議かごしま事務局長)
道免明美(―_Q餤帖法 …疆長穎此兵�児島県日中友好教職員の会代表)
鶴丸芳晴(農業) 並河真知子(ふくろうのパン) 瀬戸山良彦(ペンシルクラブ)         
鬼建一郎(鹿児島県中国帰国者団結の会会長) 八木正三(反戦平和ネット)
大山みどり(みんなで平和をつくる会)  小川みさ子(有事を許さない女たちの会)
藤あけみ(平和の歌で毎年参加ですが、今年は家庭の事情でお休みです♪)


 [小泉首相の靖国神社参拝反対行動]

 小泉首相の靖国参拝に反対する行動が各地で提起されています。
ぜひ参加しましょう。東京と大阪における行動提起を紹介します。

[東京]================================

平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動
●キャンドル行動日程
8月11日(金):18:30 屋内集会 → 霞ヶ関キャンドルデモ
8月12日(土):19:00 銀座キャンドルデモ
8月13日(日):15:00−19:00  屋内集会(地下鉄「神保町」・日本教育会館ホール)
  第1部 講演・証言・アピール
  講演=高橋哲哉(東京大学教授)
  証言=李 金珠(光州遺族会長/夫がタラワ島で戦没、靖国神社に合祀)
  金城 実(彫刻家/沖縄靖国訴訟原告団長)
  チワス アリ(台湾立法院委員/靖国アジア訴訟原告団長)
  アピール=李 煕子(合祀取消訴訟韓国人遺族代表/キャンドル行動実行委共同代表)
  第2部 コンサート
    台湾=「飛魚雲豹音楽工団」/韓国=「朴保」さんライブ
  集会終了後(19:30〜) キャンドルデモ
8月14日(月):野外イベント & キャンドル人文字(地下鉄「外苑前」・明治公園)
  13:00〜18:00 野外展示 & コンサート
  18:00〜20:00 2000名の参加者によるキャンドル人文字づくり
8月15日(火):早朝  抗議デモ

●「キャンドル行動」についての問合せ先
平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動実行委員会
東京都新宿区三栄町八番地三栄ビル6F 四谷総合法律事務所気付
TEL:03-3358-5793 FAX:03-3351-9256
e-mail:
peacecandle2006@yahoo.co.jp
HP:www.peacecandle.jp
平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動実行委員会
【共同代表】今村嗣夫(弁護士)、小田 実(作家)、東海林 勤(牧師、高麗博物館理長)、菅原龍憲(真宗遺族会、靖国アジア訴訟団原告団長)、徐 勝(立命館大学コリア研究センター長)、新倉 修(日本国際法律家協会会長)、西野瑠美子(「女たちの戦争と平和資料館」館長)、針生一郎(美術評論家)、李 仁夏(大韓川崎教会名誉牧師)、山本俊正(日本キリスト教協議会総幹事)、金城 実(彫刻家、沖縄靖国訴訟原告団長)、李 海学(牧師、韓国実行委員長)、高金素梅(台湾立法委員、靖国アジア訴訟原告団長)、李 煕子(韓国太平洋戦争被害者補償推進協議会)

[大阪]================================

8.9世界連帯行動・水曜デモin大阪
もう待てない!日本政府は被害者らの声に耳を傾けよ
8月9日(水) 18:30〜 地下鉄淀屋橋陸橋北側 大阪市役所南
ミニ集会    18:30〜
ピースウォーク 19:00〜(淀屋橋〜大阪駅前)
スタンディング&パフォーマンス19:20〜20:00
当日は「河内音頭水曜デモバージョン」を踊ります。メッセージを描いたうちわのご用意よろしく。
呼びかけ団体:日本軍性奴隷問題の解決を求める会・大阪

アジア民衆とともに8.15を問う!
小泉靖国参拝を許さない8.10大阪集会
  日時:2006年8月10日(日) 午後6時30分〜
  場所:北区民センター2階大ホール
   (環状線天満橋駅または地下鉄堺筋線扇町駅徒歩5分)
     入場無料
  内容 「小泉政治全面批判―8.15と靖国」 森田実さん(政治評論家)
     「アジア戦争責任と靖国」 朴 一さん(大阪市大教授)
     靖国アジア訴訟団原告団より 映像を交えたアピール 他
  主催 大阪平和人権センター
     日朝日韓民衆連帯8月行動実行委員会
                  (ヨンデネット・ユニオンネット呼びかけ)
  協賛 小泉首相靖国参拝違憲アジア訴訟団
  連絡先 大阪平和人権センター 06-6351-0793
      おおさかユニオンネットワーク(丹羽) 06-6355-3101
            ヨンデネット大阪 
yondenet@e-sora.net

第20回 アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む会
  日時:2006年8月13日(日) 午前10時〜午後4時30分
  場所:クレオ大阪西ホール  TEL 06-6460-7800 
      (JR環状線・西九条駅から徒歩3分) 
 (地図) 
http://www.creo-osaka.or.jp/west/index.html
 (チラシ/PDF/228KB)
  
http://www.kcat.zaq.ne.jp/iranet-hirakata/060813kizamukai.pdf

  午前:死者は「靖国」の外にいる(10時〜12時)
      解説 上杉聰さん(「心に刻む会」呼びかけ人)
      台湾 チワス・アリさん(台湾立法院委員)
      韓国 金 旭さん(強制連行被害者遺族)
      日本 岩淵宣輝さん(太平洋戦史館専務理事)
  午後:首相の靖国参拝をどう考えるか(13時30分〜16時)
      日本 田中伸尚さん(ノンフィクションライター)
      中国 李 秀石さん(上海国際問題研究所日本研究室副主任)
      韓国 南 相九さん(「日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会」遺骨問題担当チーフ調査官)
  参加費:1300円(前売り1000円・中高生半額)
  主催:「アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む会」実行委員会
  事務局:TEL 06-6562-7740  FAX 06-6562-5272


日時  8月9日(水) 19:00〜21:00
場所  ひとまち交流館京都第4会議室(河原町正面バス停前)
内容
「考えてみよう靖国問題」上映(30分)
−日韓共同ドキュメンタリー「あんにょん・サヨナラ」から−
靖国をめぐってのトーク
朝鮮植民地支配と靖国神社 川瀬貴也さん(京都府立大学文学部助教授) 
小泉靖国参拝違憲訴訟と今後の取組み 菱木政晴さん(靖国アジア訴訟原告団)
グングン(在韓軍人軍属)裁判と靖国問題 古川雅基さん(支援する会)
靖国新訴訟に向けてのアピール(ビデオメッセージ)
  李熙子さん(太平洋戦争犠牲者補償推進協議会共同代表)
平和の灯を!靖国の闇へ キャンドル行動の訴え

連絡先 
在韓軍人軍属裁判を支援する会
日本製鉄元徴用工裁判を支援する会
中田 e-mail 
nkt-mi@d6.dion.ne.jp

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:39 | Comment(17) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8.20 あの二人が「撫順」を語る!

熊谷伸一郎@撫順の奇蹟を受け継ぐ会 からのイベントのお知らせです。

…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…

         高橋哲哉×斎藤貴男 対談

   「撫順」―加害と再生の地から現代と未来を語る!

…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…

 戦後61年を迎えようとしている現在、小泉首相の靖国参拝問題や教科書問題など、東アジアのみならず世界から、日本の歴史認識問題が問われています。憲法や教育基本法などを考えるにあたっても、歴史認識問題を切り離すことはできません。

 「撫順」――この加害と再生の地が私たちに与えてくれているヒントをてがかりに、これら課題を解決するための道筋、私たちの社会のあり方について、みなさんとともに考える機会になれば幸いです。「平頂山事件」発生地であり戦犯管理所がおかれた(現在も残っています)「撫順」を訪れたことのある二人が対談します!

 ◆ 日 時:  8月20日(日) 13:30〜16:30(13:00開場)
 ◆ 会 場:  東京しごとセンター B1 講堂にて
 ◆ 資料代:  一般1000円 学生 500円
  ◆ アクセス: JR飯田橋東口 徒歩7分
      都営地下鉄大江戸線 飯田橋 A2出口 徒歩7分
      東京メトロ有楽町線/南北線 飯田橋A2出口 徒歩7分
  ◆  M a p   
http://www.tokyoshigoto.jp/traffic.php
  ◆ 内 容

 <映像と証言> 事件紹介ビデオ/元兵士による証言 

 <対談>     高橋哲哉×斎藤貴男 対談 

      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
      ┃・・・ 平頂山事件を知っていますか? ・・・
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 1932年9月16日、旧日本軍は撫順近郊の平頂山地域の住民3000人あまりを機関銃で掃射し、掃射後も生存者を探し出しては刺殺するという残虐な住民虐殺事件を起こしました。日本軍は証拠隠滅のために、残された死体の山と村全体を焼き、地上から消滅させました。その現場に建てられた平頂山殉難同胞遺骨館には、殺された村民の累々たる遺骨が、今もそのまま残されています。この遺骨を目の前にしたとき、人はどうしてこれほどまでに残虐なことができるのか、という疑問がわいてきます。

      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
      ┃・・ 撫順戦犯管理所とは?・・
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 日本の敗戦後、旧日本軍の将兵たち約1000人を戦犯として収容した施設です。戦争中に多くの戦争犯罪をおかしていた彼らですが、収容された当初は、戦犯として扱われることに激怒し、抵抗しました。しかし、中国人に人道的な待遇を受けるなかで、しだいに人間性を取り戻し、いつしか自分たちの加害行為を被害者の立場から考えるようになりました。
 
      ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
      ┃      ・・・ パネリスト紹介 ・・・
      ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 
 ◆高橋哲哉(東京大学大学院教授)

 1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。
日本にはびこる歴史修正主義などを鋭く批判している。
著書に『靖国問題』など多数。
   
 ◆斎藤貴男(ジャーナリスト)

 1958年生まれ。格差が広がり監視社会化する状況を深い取材で報告する。
著書に『機会不平等』など多数。

━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…
        賛同団体・個人&ボランティアスタッフ
             募集しています!
━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…

◆一緒にイベントをつくりませんか?

 私たち実行委員会では一緒にイベントを告知してくださる方、当日の運営スタッフを一緒に行ってくださる方を募集しています!
是非下記まで御連絡を!20代、30代も多く参加する楽しい会です!

◆イベント開催・運営費は任意のカンパで賄われます。
   団体および個人の賛同、またカンパのご協力をお願いいたします。

 *団体 2000円 通信欄に賛同団体名をご記入ください
 *個人 1000円 通信欄に賛同・個人 とご記入ください
 *カンパ       通信欄にカンパ とご記入ください
   
 *なお、賛同いただいた団体名・個人のお名前を当日配布資料に掲載させていただきます。ご都合悪い場合はその旨ご連絡くださいますようお願いいたします。

    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃ 口座名義 「撫順」から未来を語る実行委員会   
    ┃ 郵便口座 00150−0−335468 
     ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…
 ◆主催: 「撫順」から未来を語る実行委員会
 ◆連絡先:  tel 03-5396-6067 fax 020-4624-2381
        
tyuukiren@yahoo.co.jp
  (イベントに関する一切のお問い合わせ先はこちらになります。)
━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…

┏━━━━━━┓
┃more info  ┃  こちらをご参照ください☆
┗━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◆撫順戦犯管理所や元兵士の戦後の活動に関心のある方はこちら↓
  撫順の奇蹟を受け継ぐ会  
http://www.tyuukiren.org/

 ◆その他の中国人戦争被害事件について詳しく知りたい方はこちら↓
  中国人戦争被害者の要求を支える会 
http://www.suopei.org/index-j.html

━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…

以上ですが、ご都合のつく方はご参加ください。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:09 | Comment(8) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

緊急声明 A級戦犯のボス・ヒロヒトの「A級戦犯」非難を嗤う

[AML 8445] 緊急声明 A級戦犯のボス・ヒロヒトの「A級戦犯」非難を嗤う より転載

桜井大子です

「小泉は靖国にいくな!国家による『慰霊・追悼』反対!」8・15集会実行委員会の「緊急声明」です。重複して受け取られる方、すみません。【転送歓迎】です。

*私たち実行委員会は、首都圏で8月15日に向けて集会とデモを 準備し、参加を呼びかけています。一緒に声をあげましょ!

===================================================================

【緊急声明】A級戦犯のボス・ヒロヒトの「A級戦犯」非難を嗤う

 7月20日、「昭和天皇」ヒロヒトが靖国神社の「A級戦犯合祀」に不快感を表明していたという元宮内庁長官富田朝彦のメモの存在が明らかにされ、マスコミは大騒ぎである。小泉首相の靖国神社参拝路線を後押ししていた「靖国派」は天皇の不正確な意思と首相の靖国参拝を結びつけるな、天皇の政治利用反対と、ご都合主義的に論じ、8月15日に首相は堂々と参拝すべしと強弁している。
 私たちは首相の侵略戦争を正当化している靖国神社参拝には断固反対である。
 しかし、このメモが公開されてから、さらに加速される「A級戦犯分祀」論(靖国の宗教性をうすめ国家護持にせよ)、あるいは新たな無宗教の国立追悼施設をつくれ、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を拡充せという主張にも、私たちはまったく賛成できない。
これらの案は、首相や天皇が外国や国内から非難の声をあびずに参拝に行ける場所をつくろうという路線である。
 この間、「A級戦犯」が嫌いな「平和天皇」ヒロヒトキャンペーンがマスコミをあげて展開されている。しかし、考えてもみよ?の侵略戦争と植民地支配の最高責任者は当時天皇であったヒロヒトだったことは、あまりにも明白な事実ではないか。占
領政策に天皇制を使うことを決めていたGHQ(アメリカ)と「国体」(天皇制)護持を目指した日本政府の支配者たちが組んで天皇を「戦犯」にしなかっただけでなく、東京裁判へ証人として出席させることもしなかった。とはいえ、事実上ヒロヒトはA級戦犯のボスだったはずである。そのヒロヒトが自分の罪をもかぶって死刑となった「A級戦犯」たちを非難するなどという欺瞞的な言葉をどうして積極的に評価できよう。
 私たちは、国家(天皇)が戦場にかりだし殺した人々を賛美し、それを意味づけることによって、さらに人々を戦争に動員するという、くりかえされてきた政治(国家のセレモニー)そのものに反対する。
 死者の政治利用をやめよ。
 ゆえに、私たちは首相のみならず、ヒロヒトを賛美しその地位を継承したアキヒト天皇が参列し、毎年くりかえされる「全国戦没者追悼式」にも抗議の声をあげる。
 
 A級戦犯のボス・ヒロヒトを平和主義者という、あらゆるマスコミのキャンペーン、政府の式典(追悼施設づくり)、首相の靖国の参拝に反対しぬこう。
 
                           2006年7月27日
 小泉は靖国にいくな! 国家による「慰霊・追悼」反対!8.15集会実行委員会 


ヒロヒトが靖国神社のA級戦犯合祀を批判するメモが発見された。大変話題になっている。右翼を分裂させる材料としては結構であるが、私の論理からすれば、それ以外に利用価値はないもので、どうでもいいものである。問題はここではない。A級戦犯分祀論にしろ、別の国立追悼施設をつくれという意見、千鳥ヶ淵戦没者墓苑拡充論にしろ、国内外の批判を浴びず首相、そして何よりも天皇が参拝できるようにしようとするものだ。国家・政府、特に日本政府が自国の過去の戦没者を慰霊・追悼するということの本質は、大日本帝国が戦争に駆り出し殺した人々を、国を護るために戦い、貢献したとして称えることだ。こういうことに意味づけを行うことで、近い将来に憲法9条の改正を行い、有事法制を進め、お国のために尽くすことが美しいということを戦没者慰霊・追悼行事を通して植えつけて、将来の軍国主義復活に繋げることをやつらは考えている。こういうことの本質を見抜けない情けないマスコミどもには呆れてものが言えない。靖国参拝だけではなく、国家が戦没者の慰霊・追悼行事を主催して行うこと自体も問題にしていかなければならないのである。というわけで声明を転載し、より多くの人々に読んで考えてもらいたいと考えます。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:27 | Comment(22) | TrackBack(78) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石原都知事への靖国参拝中止要求「声明」への団体賛同お願い

【以下転送歓迎】

◎石原都知事に8・15靖国参拝中止を求める「声明」への団体賛同と、8・3都庁集会への参加のお願い
 
 石原都知事は、2000年8月15日に国内外の反対を押し切って靖国神社参拝を強行して以来、毎年参拝をくり返しています。都知事としての参拝は、
「国及びその機関」(自治体を含む)の宗教的活動を禁じた憲法20条の政教分離規定に違反するものです。また、侵略戦争を今も「偉業」「自衛戦争」と正当化する靖国神社への参拝は、日本の侵略戦争で被害を受けたアジアの国々や民衆を深く傷つけるものです。
 各地で起こされた小泉首相の靖国参拝の違憲性を問う訴訟では、憲法判断に踏み込んだ判決(福岡地裁、大阪高裁)はいずれも「参拝は憲法違反」と断じています。これは、自治体の長である石原都知事の靖国参拝も違憲とされたに等しいものです。
 しかし石原都知事は、「憲法違反で何が悪い」(都議会での答弁)と居直るばかりか、小泉首相に8・15参拝をけしかけ、天皇に靖国参拝を強く求め続けています。
 来年は都知事選もあります。都政に憲法政治を取り戻すためにも、私たちは石原都知事の靖国参拝中止を求めていきます。
 どうか、8月3日都庁集会への参加と、石原都知事に提出する呼びかけ団体と賛同団体の連名による「参拝中止要求声明」へのご賛同(団体賛同)をお願いいたします。
 下記の8・3行動要項と「声明」をご参照下さい。

▼「参拝中止を求める声明」への団体賛同(団体に限っています)。
 賛同金1口=千円。
  「声明」は呼びかけ団体と賛同団体の連名で提出します。

▼「声明」に賛同できる団体は7月31日(月)までに FAX(042・57
4・9210西川重則あて)、またはメール
sk-peace@mbm.nifty.com平和遺族会事務局員・佐々木あて)に、団体名・電話
・FAX・担当者名、当日参加の有無をお知らせ下さ
い。なお、賛同金は当日会場にご持参下さい。

<石原都知事に靖国神社参拝の中止を求める8・3市民の集い>
◎日時=8月3日(木)午後1時半開場、2時開始(呼びかけ団体、都議会議員や各賛同団体からのアピール他)(3時までには終了予定)
◎場所=東京都庁・議会棟南側6階第1会議室(JR新宿駅西口下車地下の動く通路5分京王プラザホテル隣り、都営大江戸線都庁前駅下車すぐ)
◎集い終了後(午後3時以降)、石原都知事へ参拝中止の共同申し入れと共同記者会見
◎各団体・グループ独自の抗議・要請文の提出を歓迎します。
◎呼びかけ=政教分離の侵害を監視する全国会議、日本キリスト教協議会(NCC)、靖国神社問題委員会、平和遺族会全国連絡会、、靖国参拝違憲訴訟の会・東京(50音順)

<石原都知事に靖国神社参拝の中止を求める声明>
 石原慎太郎東京都知事は就任以来、8月15日に靖国神社参拝をくり返してきました。私たちは、以下の理由により、石原慎太郎東京都知事が、戦後61年の8月15日にあって靖国神社参拝をくり返すことのないよう求めます。

1、都知事が靖国神社に参拝をくり返す理由のひとつとして、戦没者遺族による強い要請に基づくものであるとされていますが、すべての戦没者遺族が都知事に対し、靖国神社参拝を要請しているわけではありません。それどころか少なくない戦没者遺族や多くの市民が都知事の参拝に抗議し、違憲訴訟を起こすに至っています。
 戦没者遺族は、戦争によって肉親を奪われ、希望を奪われた人々であり、すべての戦没者遺族が、日本のアジアへの侵略・加害の精神的支柱であった靖国神社に、戦争で亡くなった肉親が合祀され、「英霊」として「慰霊」と顕彰(ほめ讃えること)の対象とされることを望んでいるわけでないことは、最近のマスコミ報道によっても明らかです。
 東京都知事に対して、何よりもその事実を知っていただきたいと願っています。公務に携わる立場にある「全体の奉仕者」(日本国憲法第15条第2項)が心すべきことであり、改めて注意を喚起します。

2、靖国神社は、現行憲法下にあって特定の宗教団体であり、宗教法人として東京都の認証を受け、神社神道としての宗教活動を行い、現在に至っています。
 東京都知事であり、特定の宗教団体、宗教法人の認証に責任を持つ都知事が、靖国神社参拝を行うことは日本国憲法第20条(信教の自由・政教分離)に抵触することは自明と言わねばなりません。
 しかも、毎年くり返し靖国神社参拝を行うことは、靖国神社に「特権」を与え続けることになり、同様に靖国神社は自治体を含む「国及びその機関」から「特権」を受け続けることを意味し、憲法および宗教法人法の精神に反します。

3、石原都知事は現在、小泉首相と同じように、靖国神社参拝違憲訴訟の被告として、その責任が問われています。6月23日には、小泉首相の参拝をめぐって大阪で起こされた訴訟で初の最高裁判決が言い渡されましたが、依然として憲法判断は回避され、マスコミの間でも批判が広がっています。原告側は「逃げる最高裁 憲法判断せず」(6月23日)、「司法、職責放棄」(6月28日・東京高裁判決)と強く批判しています。
 小泉首相の靖国参拝をめぐる訴訟で、下級審(地裁、高裁)では参拝を合憲とする判決は皆無であり、憲法判断に踏み込んだ場合は、政教分離違反で「違憲」(福岡地裁、大阪高裁)という司法判断が定着しています。それ故、憲法判断に踏み込めば「違憲」と言わざるを得ないがゆえに、最高裁はあえて憲法判断をしなかったのではないか、と私たちは思わざるを得ません。
 石原都知事にあっては、日本国憲法第20条第3項「政教分離原則」の歴史的意味をよく吟味され、公務員にふさわしい政治姿勢をもって、憲法政治に専念することを強く求めます。しかしそうした私たちの要望に対して、石原都知事は、都議会において「99条違反で決行でございます。私は、あの憲法を認めません」、「憲法違反で何が悪い」といった答弁を平然とくりかえしています。ここに改めて憲法第99条(憲法尊重擁護義務)「天皇又は摂政及び国務大臣、 国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」に留意すべきことを強調し、同条項の遵守を強く喚起して止みません。
 
4、言うまでもなく、東京都は1200万人を超える巨大都市であり、多くの外国人と共に生活を営んでいます。外国人の中には、旧植民地である韓国・朝鮮、台湾の出身者とその家族、中国を始め日本によって侵略されたアジアの被害者やその家族がいます。
 したがって都知事が侵略と軍国主義の精神的支柱だった靖国神社への参拝をくり返すことは、そうした方々の心を深く傷つけ、和解と共生に逆行します。
 都知事として求められているのは、そうした”負”の遺産の早期解決のためにも同様に力を尽くすべきであり、特に戦後61年の節目にあって、アジアの方々との和解と共生に道を開くことを決意すべき秋(とき)ではないでしょうか
。最後に、東京都知事として、靖国神社参拝の中止を改めてここに強く求めます。
 
                                    
              2006年8月3日        東京都知事 石原慎太郎殿

 <よびかけ団体>(50音順)
政教分離の侵害を監視する全国会議、日本キリスト教協議会(NCC)靖国神社問題委員会、平和遺族会全国連絡会、靖国参拝違憲訴訟の会・東京 


 というわけです。首相だけではなく、地方自治体の長の靖国参拝も意見です。さらにいえば、道義的にも大日本帝国の対外侵略と戦争遂行の精神的支柱になった靖国神社に参拝することは許されてはならないはずです。あの石原爺にこの思いが通じるかどうかはわかりませんが。8月3日には集会も予定されています。ご都合のつく方はご参加ください。もうじき8月15日も迫っていますが、今年も右翼との熱い夏がやってきそうです。
 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:03 | Comment(17) | TrackBack(10) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦争の真実を知る〜日本軍の生体解剖の記録・ある軍医による痛恨の証言〜

遅くなりましたが、いくつかのお知らせを掲載します。
 

/////////////転送・転載大歓迎////////////////

■医療福祉の戦争協力に反対する連絡会議学習会

テーマ:戦争の真実を知る
〜日本軍の生体解剖の記録・ある軍医による痛恨の証言〜

  ●と き:8月20日(日)午後1時〜3時
  ●ところ:西荻窪診療所2Fデイケア室
http://www.kenyu-kai.or.jp/byoin/sisetu/nisiogi.html
   (杉並区西荻南4−2−7 )
※中央線西荻窪駅下車南口を出て徒歩10分。
 神明通りをまっすぐ進み、右側の蕎麦屋「昌久」
 左折。豊島産婦人科前が西荻窪診療所です。

  ◆ 今回は湯浅氏が高齢の為、慣れ親しんだ会場を使用致します。不便ですがご容赦下さい。

  ●資料代:500円

  ■講演者:湯浅 謙氏(医師・中国帰還者連絡会常任委員)
 (以前の講演記事)
  http://www.ne.jp/asahi/tyuukiren/web-site/text/star/hoshi1.html

【略歴】
1916年 東京生まれ(父・開業医)
1941年 東京慈恵医科大学卒業 駒込病院勤務
1942年 北支山西路安陸軍病院に軍医として赴任
1945年 太源にて敗戦
1949年 人民解放軍より釈放 政府病院勤務
1951年 河北省永年の捕虜収容所に家族と共に収容
1956年 起訴猶予で釈放、帰国
※帰国後は東京都杉並区で地域医療に力を注ぐ(現在89歳)。 
 
 「湯浅よ。私はお前に息子を殺された母親だ。私の息子は、陸軍病院に連れて行か れて、生体解剖されたんだよ。私は悲しくて悲しくて、涙で目が潰れそうだった」
(一部略)
 この母親の告訴状を読んだ時の私の感情は、本当にことばに表すことの出来ない、 地の底へ引きずり込まれて行くような思いだった(本文抜粋)

 医療福祉の戦争協力に反対する連絡会議では戦後61年目の今年、日本軍が中国で 行った侵略行為を考える企画を行います。今回テーマは、当時どこにでもいた平凡な 医学生が侵略戦争に巻き込まれ加担して行く中で、731部隊や国内製薬会社の思惑 もちらつくなか当時陸軍の中で「公然」と行われていた生きた人間を平然と解剖する とい う残虐な行為に加担していった経過。そして、そこから人間性を取り戻すまでを軍医 とし て生体解剖に直接関わった湯浅さん(89歳)ご本人からお話して頂きます。
 
 敗戦から61年を経て、小泉首相は戦後補償問題も未解決のまま、国内やアジア各国の人々の反対を無視し靖国神社への公式参拝を強行。政府も自衛隊イラク派兵、朝鮮有事に向けた戦争体制を着々と構築するなど実質戦後から戦中に入ろうとしていま す。更に改憲策動も進められ、今や戦争の出来る国家造りが最終局面を迎えています。戦争を行い、それに巻き込まれ加担するということがどんなことなのか、先の戦争に参加された方からお話を聞く機会を作りました。戦争を体験した世代の高齢化も進み、体験を聞くことが出来るチャンスもあと僅かとなって来ました。みなさんぜ
ひ足をお運び下さい。

主催:医療福祉の戦争協力に反対する連絡会議
 HP:http://mwhansen.hp.infoseek.co.jp/index.html  連絡先
mwhansen@infoseek.jp


生きた人間を解剖するという非人道的なことを平気でやってのけたのが、当時の日本軍なのですね。若い人こそ、こういう右傾化した世の中になるなかで、先の戦争に参加された方の悲惨な証言を聞くことが大切なのかもしれません。というわけでよろしくお願いします。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:54 | Comment(66) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月23日

【反天連声明】民衆の不幸(地震災害)に便乗する皇室政治に抗議する

以下転載


民衆の不幸(地震災害)に便乗する皇室政治に抗議する ―美智子の「御歌碑(みうたひ)建立」をやめよ!

 神戸市『広報こうべ』七月号(二〇〇六年七月)には、皇后が今年の一月の歌会始に詠んだ短歌を歌碑にするため七月三日から三一日までに一口千円から一万円の募金を集めるとの記事がある。そして、この「歌碑建立委員会」は神戸市役所の企画課につくられている。私たちはこの「御歌碑建立」なる行為に強い怒りを感ずる。
 私たちは、一九九五年(一月三一日)に阪神・淡路大震災直後、天皇夫妻が「お見舞い」に現地を訪問した時、以下のような抗議の声を発した。
 「こうした行動は天皇本人の『強い希望』であったと伝えられている。迷惑をかけることはあっても何も役に立たないのに、ヘリコプターで現地に乗り込み、マスコミの大々的な注目の下で、自分たちが『慈悲深い人間であること』を宣伝してみせる神経が許せない。私たちは、政府・マスコミ・皇室の一体化したこういった民衆の不幸に便乗した皇室(国家)政治に断固抗議する」(「阪神・淡路大震災における皇室政治への抗議声明――民衆の不幸(地震災害)に便乗する皇室政治に抗議する」)。
 被災者が大量に切り捨てられている現実を隠蔽する「笑み交(か)はし やがて涙の わきいづる 復興なりし 街を行きつつ」という美智子の今回の「御歌碑建立」も、こうした人々の不幸を政治的にもてあそぶ、ハレンチな行為である。
 天皇夫妻が参加する「兵庫国体開会式」は九月三〇日に準備されている。この「復興ボランティア国体」とさかんに宣伝されている皇室行事である国体と「御歌碑建立」も、皇室の「慈悲深さ」をアッピールするための欺瞞的な政治である。
 私たちは、こういったこのうえなく欺瞞的な政治をつくりだそうとしている政府・マスコミ・皇室・神戸市に抗議する。「建立」をやめよ!
 美智子は恥を知れ!

                 二〇〇六年七月一八日  反天皇制運動連絡会

 
 

 
以上転載しました。大震災直後に、天皇夫妻のお見舞いだと!?震災の不幸に乗じた皇室・天皇プロパガンダ流布など、民衆の不幸に乗じた許し勝たいものだ。別に民衆は天皇のお見舞いなど望んではいない。ただでさえ、被災者の救助・救済・世話に人員が必要なのに、天皇の警備や接待に人員をとられるし、不愉快極まりないものである。まして、「御歌碑建立」などと冗談ではない。大量に切り捨てられた被災者に対する不謹慎だし、ハレンチな政府・マスコミ・皇室による犯罪行為であり、断固阻止しなければならない。というわけで転載しました。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:19 | Comment(40) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

在日朝鮮人・人権セミナー緊急集会7/27

[AML 8331] 在日朝鮮人・人権セミナー緊急集会7/27 より転載

前田 朗です。

7月23日

在日朝鮮人・人権セミナーの緊急集会のお知らせです。

転送歓迎

***************緊急集会****************

日本政府の戦争政策と差別政策を批判する

 「朝鮮人を殺す」「朝鮮帰れ!」「地獄に落ちろ」・・・

 朝鮮民主主義人民共和国によるミサイル実験以後、日本各地の在日朝鮮人に対する暴行、暴言、脅迫事件が続発しています。日本政府とマスコミは異常な大騒ぎを演じ、経済制裁のみならず、国連憲章第7章による武力行使まで叫び始めました。どさくさまぎれに「先制攻撃」論まで飛び出しました。日本政府は制裁騒動で朝鮮人差別を煽り、自らもマンギョンボン号入港禁止などの措置を採り、差別政策を推進しています。

 世界の40数カ国がミサイルを保有し、毎年100回もの打ち上げが行われています。自衛隊の護衛艦もミサイルを発射しています。しかし、どこも非難などされていません。すべてのミサイル打ち上げを非難するべきではないでしょうか。

 東北アジアの軍事的緊張を高める日本政府の戦争政策は、同時に朝鮮人差別政策であり、冒頭のような暴行事件を誘発しています。差別の実態を知り、戦争政策と差別政策の反省と転換を求めるために、緊急集会を開催します。ぜひご参加ください。

7月27日(木)午後6時開場、6時半開会     

日本教育会館805号室       東京都千代田区一ツ橋2−6−2

                   電話03−3230−2831

地下鉄都営新宿線・営団半蔵門線神保町駅(A1出口)下車徒歩3分

地下鉄都営三田線神保町駅(A8出口)下車徒歩5分

参加費(資料代含む)500円

<報告と討論>

(1)在日朝鮮人に対する暴行・暴言事件

(2)在日朝鮮人に対する不当な出入国許可の制限

(3)「マンギョンボン92」号の入港禁止措置の不当性

     金 東鶴(在日本朝鮮人人権協会)/崔 永昊(朝鮮大学校)/古川健三(弁護士、在日朝鮮人・人権セミナー)/前田 朗(在日朝鮮人・人権セミナー)

主催:在日朝鮮人・人権セミナー

   192−0992 東京都八王子市宇津貫町1556 東京造形大学(前
田研究室)

            電話0426−37−8872


 
日本政府の北朝鮮への経済制裁発動という戦争政策およびマンギョンボン号入港禁止などの在日朝鮮人と北朝鮮本国の家族との絆を断ち切る民族迫害政策が推進されています。北朝鮮基地への先制攻撃論が飛び出し、マスコミも相乗して北朝鮮敵視および朝鮮人差別煽動が続いています。断固反対しなければなりません。戦争政策と差別政策の反省と転換を求める緊急集会に良識派の方々はご参加いただけますようお願いします。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:08 | Comment(165) | TrackBack(299) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

声明:いまこそ経済制裁の解除と人道支援の即時再開を!

以下転載

いまこそ経済制裁の解除と人道支援の即時再開を!

                                                         2006年7月22日
                                  北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン
                                             (ハンクネット・ジャパン)

日本政府は7月5日の朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)のミサイル発射訓練を強く非難し、万景峰号などの船舶入港禁止を含む制裁措置を発動した。
日本政府首脳は先制攻撃論さえ匂わせ、マスコミはまるで戦時のような扇動的報道を続けている。

しかし、ミサイル落下地点は日本海のロシア側であり、英タイムズ紙が報じたように、周辺国に被害はなく、国際法にも違反していない。また隣国の中国・ロシアは核ミサイルを実戦配備しているが、日本はその両国に対して制裁を加えたことはない。とすれば、今回の日本側の対応は明らかに過剰である。

一方、同時期に海上自衛隊は米国などとともに環太平洋合同演習(リムパック)でミサイル発射訓練を行っているし、インドも弾道ミサイルの発射実験を行っている。米ブッシュ政権は共和国に対する先制核攻撃を公言している。忘れてはならないことは、米国こそは人類に対して核兵器を投下した唯一無二の国である、という厳然たる歴史的事実である。そして米国は朝鮮戦争でも核兵器の使用を検討した過去があり、朝米はいまも休戦状態にある。

世界の少なからぬ国々がミサイルと核兵器を配備する現状にあって、さらに核使用の前歴のある唯一の超大国アメリカが、共和国が求める朝米対話・平和条約締結を拒み続けているなかで、どうして共和国のミサイル訓練だけを非難できるのだろうか。

もちろん、平和な東北アジア構築のために、域内のすべての核とミサイルを撤去し、さらに軍備を撤廃することは、誰もが望むところだろう。また日本政府は今回のミサイル訓練が、2002年日朝平壌宣言に謳われた「ミサイル発射のモラトリアム」に違反すると非難している。

だが、その前に日本側は、平壌宣言で日本に課せられた「過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」し、「国交正常化を早期に実現させる」という責務を果たそうと努めてきたのかどうか、いま一度思い返してみる必要があるのではないか。そもそも朝鮮半島の分断と軍事的緊張
は、日本の植民地支配と戦後冷戦への荷担が残した負の遺産でもあるのだ。

共和国を一方的に非難し、制裁を課す行為は、平和の構築や侵略の歴史の反省という目標からは最も遠いところにあると言わざるを得ない。拉致問題の解明解決にもつながらない。特に万景峰号の入港禁止措置は、植民地支配の生き証人である在日朝鮮人と本国の家族との絆を断ち切るものであり、民族排外主義に基づいた嫌がらせに他ならない。ミサイル騒ぎに乗じて、朝鮮学校には100件以上の脅迫や暴行事件があったというが、日本政府は何の対策も講じていない。

先にも日本政府は、2004年5月の小泉首相訪朝時に約束した人道的食糧支援を、横田めぐみさんの遺骨が偽物であったとして中断したことがある。だが、DNA鑑定の不確かさを指摘した英科学誌「ネイチャー」の反論に、日本側は有効な反論ができないままだ。

さらに今回は、国際法に違反していない行為をもって経済制裁を課し、軍事的恫喝まで加えようとしている。これは、回復基調にあるとはいえ予断を許さない共和国の食糧事情の中で、多くの人命を奪う恐れのある非人道的行為である。

日本政府はただちに経済制裁を撤回し、食糧支援を再開し、日朝平壌宣言の精神に則り、誠実に国交正常化交渉のテーブルに着くべきである。

そして私たちは、日朝の民衆和解と東北アジアの恒久平和を願い、朝鮮の子どもたちに粉ミルクを送り続けよう。

・連絡先
〒518-8799 上野郵便局私書箱37号 090-8860-9961(竹本)
contact@hanknet-japan.org
http://www.hanknet-japan.org

 

 
どうして、北朝鮮にだけ、理不尽な経済制裁を加えいじめられなければならないのであろうか。自衛隊も米国などとともに、ミサイル発射訓練を行っている。北朝鮮のミサイル演習で制裁であれば、日本政府が日本自身に制裁を加えなければならない。北朝鮮の周りの国であるロシアや中国や韓国も、散々ミサイルを含む軍事訓練を行っているし、インド・パキスタン、そしてほか並ぶ米国も然りだ。それらの国々に経済制裁を加えようとしないのはとんだダブルスタンダードだろうね。たかがミサイルごときで、北朝鮮を一方的に非難して、制裁を課すという行為は、平和の構築や一連の侵略や戦争の負の歴史の反省を紳士に取り組んでいないという証そのものだ。朝鮮学校には100件以上の脅迫や暴行事件がおきているしね。北朝鮮よりも、日本のほうがよっぽど危険。というわけで、この声明には賛成で、ただちに敵視政策をやめて、経済制裁を撤廃するともに、日朝平壌宣言の精神の元、誠実に国交正常化交渉のテーブルに着くべきだと思います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:01 | Comment(50) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8.15 集会とデモ●小泉は靖国に行くな!国家による「慰霊・追悼」反対!のお知らせ

以下転載

■■■小泉は靖国に行くな!
国家による「慰霊・追悼」反対!  8・15集会とデモ■■■

会場:全水道会館(JRほか「水道橋」駅下車2分)
日時:8月15日(火)13時15分開場/集会後デモ
講師:太田昌国さん(民族問題研究)
   西尾市郎さん(平和をつくる琉球弧活動センター)

主催:小泉は靖国に行くな!国家による「慰霊・追悼」反対!8・15集会実行委員会
呼びかけ(50音順):アジア連帯講座、国連・憲法問題研究会、反天皇制運動連絡会、「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会、明治大学駿台文学会、靖国解体企画、連帯社
連絡先●090―3438―0263

■小泉首相の八月一五日の靖国参拝の可能性がとりざたされ、他方で千鳥ヶ淵墓苑拡充といった動きも出ている。靖国が批判されるべきであるのはあたりまえであるが、私たちは、国家(首相)や天皇が死者をまとめて「追悼・慰霊」するという政治的セレモニーが、戦争へ民衆を動員する装置であったという歴史的事実をふまえて、国や天皇による追悼セレモニーそれ自体への批判を持続してきた。だから、靖国問題だけでなく、例年八月一五日に政府主催で行われている、全国戦没者追悼式そのものへの抗議も持続しなければならないと考えているのだ。
■紀子の懐妊は、「有識者会議」の結論をテコに「女性・女系天皇」容認へ向けて皇室典範を「改正」しようという、小泉政権の動きをストップさせた。そして男系「世襲」による「万世一系」=血のイデオロギーの破壊は許さないと、怒りの声をあげていた伝統主義(神道主義)右翼は、「勝利」の気分にひたりだしている。出産は九月の見込み。男か女かで、皇室典範「改正」をめぐる状況は、違ったかたちでまた大きく動き出すだろう。私たちは、男であれ女であれ天皇制はい らない! 皇室典範
を廃止しろ!の声をあげ続けるしかない。

 

 
転載しました。靖国参拝だけではなく、8月15日に政府主催で行われる全国戦没者追悼式のような国家による追悼・慰霊行事にも反対というわけですか。大変一理あると思いますし、私も気づかなかった新しい視点です。右傾化する世の中だからこそ、国家が戦没者を追悼・慰霊するという政治的なセレモニーについても深く考えないといけませんね。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:47 | Comment(11) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「『防衛省』設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求める共同声明」への団体賛同のお願い

[AML 8233] 「『防衛省』設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求める共同声明」への団体賛同のお願い より転載
 
高田健@許すな!憲法改悪・市民連絡会です。
7月末の締切が迫ってきましたので、恐縮ですが、再度送ります。ご協力下さい。次々と大きな問題が起こってきてお互いに大変ですが、ひとつひとつ撃ち返して行きたいと思います。よろしくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「『防衛省』設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求める共同声明」への団体賛同のお願い
2006年6月12日
憲法共同会議
連絡先101-0061東京都千代田区三崎町2−21−6−301
(許すな!憲法改悪・市民連絡会気付)
      電話03(3221)4668  FAX03(3221)2558
       kenpou@annie.ne.jp
以下の団体共同声明に、ぜひご賛同下さい。なお賛同は団体・グループに限らせていただきます。第一次締切は7月末日とします。この呼びかけの転送・転載にご協力下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――――
「防衛省」設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求める共同声明

 小泉内閣は通常国会の会期切れ直前の6月9日、「防衛省」設置法案とそれに関連して自衛隊法改定案などを提出しました。これらの法案は、防衛施設庁主導の談合発覚で2月に見送ったはずのものですが、事件が未解決のまま提出したのは、問題になる法案は秋の臨時国会で成立させ、来夏の参院選に「重荷」を持ち越したくないという与党の思惑もあります。このような法案提出のやり方は「アンフェア」というべきですが、それ以上に重大な法案であり、私たちは強く抗議し、廃案を求めます。

 「防衛省」設置法案は、単に庁を「省」に、長官を「大臣」昇格させたり、在日米軍の基地・施設も扱う防衛施設庁を吸収・統合するだけではありません。これに便乗する形で、これまで自衛隊の「本来任務」ではなかった周辺事態での活動や海外派兵を自衛隊の本務に格上げすることが主な内容となっています。現行の自衛隊法では、自衛隊の任務は「侵略からの防衛」(第3条)とされ、国際緊急援助隊への協力、国連PKOなど「国際平和協力業務」、周辺事態における船舶検査や後方支援などの活動は100条の「雑則」各号に追加されてきました。しかし今回の自衛隊法改定案では、3条に周辺事態での「我が国の平和と安全に資する活動」と「国連を中心とした国際平和のための取組への寄与、国際社会の平和と安全の維持に資する活動」を加え、100条活動は「3条活動」すなわち自衛隊の「本務」にするというものです。そうなると、自衛隊の組織・装備・活動・訓練などは、海外派兵のための本格的なものになっていくでしょう。

 米軍再編問題で日米両政府は、自衛隊を米軍と一体化させ、「国際の平和と安全」を掲げて地球上どこででも軍事行動ができる体制を作るという戦略で合意しました。昨年10月に自民党が発表した「新憲法草案」には、「自衛軍の保持」と「国際社会の平和と安全を確保するために協調して行われる活動」が盛り込まれています。「防衛省」設置法案と自衛隊法改悪案は、そのような新「日米同盟」と憲法9条の改悪を先取りするものです。
 私たちは、これら新「日米同盟」と憲法改悪の先取り法案である「防衛省」設置法案と自衛隊法改悪案を許さず、廃案を求めます。
以上

-----------------
高田 健 /許すな!憲法改悪・市民連絡会
TEL03−3221−4668 FAX03−3221−2558
東京都千代田区三崎町2−21ー6ー301
kenpou@annie.ne.jp(変更しました)
http://www.annie.ne.jp/~kenpou/(移転しました)
 

 
以上転載しました。日本政府は米国と一体となり、米国の飼い犬としての大日本帝国覇権主義体制を目指しています。阻止しなければなりません。「防衛省」設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求める共同声明にご参加いただけるグループおよび団体をお待ちしています。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:38 | Comment(14) | TrackBack(43) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

天津「抗日殉難烈士紀念館」の開館

夏休み前となれば、研究の追い込みで、忙しさもあって、なかなか更新できません。ともあれ、いくつかお知らせを転載したいと思います。
 
[AML 8171] 天津「抗日殉難烈士紀念館」の開館 より転載

神戸学生青年センターhttp://www.ksyc.jp&神戸・南京をむすぶ会ttp://ksyc.jp/nankin/の飛田です。複数のメーリングリストに投稿します。重複して受け取られる方には申し訳ありません。
神戸・南京をむすぶ会もこの式典に参加します。

======================================================================
8・18天津/「抗日殉難烈士紀念館」の開館と慰霊の式典への御案内
----------------------------------------------------------------------
開催日時:2006年8月18日(金)午前八時半より
場所:天津市北辰区鉄東路1号 
      天津烈士陵園内 抗日殉難烈士紀念館 

第二次世界大戦の勃発前後から、日本国内は戦争の長期化と拡大にともなう深刻な労働力不足を来たし、時の東条英機内閣は、企業からの再三の要請に応えて、1942年11月、「華人労務者内地移入ニ関スル件」の閣議決定を、44年2月には、「華人労務者内地移入ノ促進ニ関スル件」の次官会議決定を行ない、44年から45年にかけて、約4万人の中国人を日本に強制連行しました。中国人たちは日本各地の鉱山、トンネル、ダム、河川、埠頭、工場など135の事業所で苦役に従事させられ、重労働と虐待の中で僅か1年余りの間に約7000人が異郷で亡くなりました。

日本敗戦後、1950年代から60年代にかけて、秋田県の花岡を皮切りに日本各地で、華僑と多くの日本市民が共同して、亡くなった中国人の遺骨を探し、追悼し、9回にわたって中国に送還しました。この遺骨送還運動は、1953年2月に成立した中国人俘虜殉難者慰霊実行委員会(委員長:大谷瑩潤氏)の下に、当時の日本政府の中国敵視政策からくる様様な妨害を乗り越えて、東京華僑総会はじめ、日本の多くの友好団体、平和団体、労働組合、宗教団体、個人が参加して行われました。中国政府は、遺骨送還運動をたいへん重視し、廖承志氏を派遣して直接天津の埠頭に出向いて遺骨を出迎え、また周恩来総理は、日本から来た遺骨奉持代表団を北京に招いて歓迎しました。遺骨送還運動は戦後の日中友好運動の出発点となったのです。

送還された遺骨は、当初、天津市郊外の「抗日殉難烈士紀念館」に安置されましたが、1973年同館は、市内の水上公園に移されました。しかし、建物の老朽化などもあり、天津市政府は今年に入って、多額の予算を投じ、再び郊外北辰区の烈士陵園に新たに革命烈士記念館(国内解放戦争や新中国成立後の公に殉じた烈士を記念)と「抗日殉難烈士紀念館」を建設し、この4月10日に、抗日殉難烈士の遺骨は未搬入のまま陵園の落成式が行われました。

私たち日本側の昨年からの要望に基づいて、双方の協議の結果、この8月18日、天津市主催で、新しい「抗日殉難烈士紀念館」の開館と慰霊の式典が催されます。すでに、今年に入ってから、私たちは紀念館の新しい展示などの面で協力してまいりました。これら日本から送還された2300余の遺骨の一つ一つが、かって日本軍国主義が中国人民に対して犯した罪行の鉄証であり、何人も否定することはできません。

私たちはこの度の「抗日殉難烈士紀念館」の開館と慰霊の式典を通して、日中両国人民が、この不幸な歴史を忘れず、歴史を鑑として日中の未来を切り開いてゆく新たな誓いの場にしたいと思います。私達の趣旨に賛同していただいて、一人でも多くの方が、この開館と慰霊の式典に参加されるよう御案内申し上げます。

<呼びかけ人>   田  英夫(参議院議員)
林  同春(神戸華僑総会名誉会長)
白西伸一郎((社)日中協会理事長)
田中  宏(中国人強制連行を考える会代表)
内海 愛子(恵泉女学園大学教員)
新美  隆(弁護士、花岡事件訴訟弁護団団長)
内田 雅敏(弁護士、花岡事件訴訟弁護団)
林  伯耀(中華海外聯誼会理事)

 8・18天津開館慰霊式典日本側連絡先:
〒650-0024神戸市中央区海岸通3-1-1神戸中華総商会ビル9F
            TEL:090-3275-2265(林)  FAX:078-371-0989
註:団体でも個人でも受付けます。参加ご希望の方は上記連絡先にご連絡願います

●<参考資料1>中国人被強制連行者数及死亡者数
移入人員(乗船者数): 38,935人
(本格移入1944年3月21日〜1945年5月20日、試験移入43年4月〜11月)
死亡者数:  事業場内死亡者       5,999人
       船上死亡者           564人
       上陸後死亡者         248人
       帰国乗船前死亡者        10人
       残留者死亡者           9人
       死亡者合計          6,830人
          中国国内収容所より乗船までの死亡者   (未統計)
行方不明者: 事業場内行方不明者        51人
(出典:外務省管理局作成「華人労務者就労事情調査報告書」1946.3.1)
註:「収容所を出発させた人員は41,762人、乗船したものは38,939人、減員2,823人の内脱走者108人を除けばその残りの半数以上が死亡したと推定される。外務省報告書の統計はその期間内において、実際の死亡者人員より少ない。」
(出典:中国人殉難者名簿共同作成実行委員会作成「第3篇強制連行並びに殉難状
況」1961.4)

●<参考資料2>中国人殉難者遺骨送還状況
第1回1953.07.02 神戸港 551柱 黒潮丸    第2回1953.08.26 舞鶴港 615柱 興安丸
第3回1953.10.29 舞鶴港 203柱 興安丸    第4回1954.11.16 下関港 889柱 興安丸
第5回1955.12.06 門司港 131柱 興安丸    第6回1956.08.22 下関港  47柱 興安丸
第7回1957.05.11 門司港 329柱 興安丸    第8回1958.04.10 東京港  84柱 白山丸  
(第9回 1964.11.         12箱  空路)
(出典:中国人殉難者名簿共同作成実行委員会「第三編中国人殉難者遺骨送還状況」1960.10)

●<参考資料3> 中国人俘虜殉難者慰霊実行委員会(1953年2月成立)発起人:
日本赤十字社、在華同胞帰国協力会、日本平和連絡会、日本平和推進国民会議、日本中国友好協会、日本国民救援会、日本労働組合総評議会、海外戦没者慰霊委員会、日本仏教連合会、棗寺、日本宗教連盟、東京華僑総会、日中貿易促進会議、中国留日同学総会

●<参考資料4>中国人殉難者名簿共同作成実行委員会(1959年7月成立)の構成団体:
中国人俘虜殉難者慰霊実行委員会、日中友好協会、中国帰還者連絡会、留守家族団体全国協議会、日中国交回復国民会議、日中文化交流協会、日中貿易促進議員連盟、国際貿易促進地方議員連盟、日本国民救援会、日本炭鉱労働組合、全日本港湾労働組合、全日本金属鉱山労働組合連合会、鉄鋼産業労働組合連合会、日本労働組合総評議会、日中仏教交流懇談会、日本平和委員会、日中貿易促進会


転載しました。「抗日殉難烈士紀念館」という施設が開館されます。決して反日施設ではなく、大日本帝国の中国民衆に対する罪を今に伝え、大日本帝国の非道な犯罪の犠牲になり、異郷でなくなった多くの中国人労働者を追悼し、歴史の悲劇を繰り返さないためと、日中友好を願って建設されました。この開館と慰霊の式典に多くの方々のご参加をいただけるように、私からもお願いします。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 20:10 | Comment(17) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

朝鮮学校の生徒をリボンで守ってください

以下転載
朝鮮学校へ通う子どもたちへの嫌がらせが広がっているようです。

ちょうど4年前にもこのリボンをつけました。
コートにつけっぱなし。 (だからヨレヨレ、、、)

このリボンをつけると、 「私はあなたの味方(?)ですよ」
というメッセージだと聞きました。


以下転送歓迎
☆......     協力のお願い   ...... ☆
朝鮮学校の生徒をリボンで守ってください

 朝鮮民主主義共和国のミサイル発射事件で、大変残念なことに朝鮮学校の生徒に対する暴言・暴行・嫌がらせが全国で起こり始めました。
  2002年9月17日、日朝会談において拉致事件を認めたことで同様の人権侵害が多発し、埼玉県でも通学途中の女生徒のチマチョゴリが切られるという事件が起こりました。
 今回の事件で、子どもたちばかりではなく、在日コリアの方々も言いしれぬ不安と恐怖、憤りを抱え辛い日々を過ごされています。

 皆さま、赤と青のリボンを付けて(衣類、帽子、カバン等に)子どもたちを守っていただけませんか。このリボンが励ましになると言われました。
はたしてリボンで子どもたちを助けることができるか確証はありませんが、少なくとも子どもたちへの人権侵害に心を痛め、安全に通学できることを願う意思表示になります。
 リボンと言えば、拉致家族を支援するブルーのリボンが広く知られていますが、ブルーリボンの発表よりも2週間以上も前の9.17の夜に、リボンで子どもたちを守ろうと思いつきメールや新聞報道等で伝え、全国に広めていただきました。
 青のテープと赤のテープを重ねて2つ折りにし、安全ピンで留めたものですので、ご自分で作られても結構です。(形もこだわりません)
参考までに以下のホームページで紹介しています。
  http://www.jca.apc.org/jinken-net/                
 
 もちろん、拉致もミサイル発射も許されるべき行為ではありません。
しかし、日本社会に今なお根強くある朝鮮人への差別や偏見は、過去の加害の事実に対し、誠実に謝罪・清算をして来なかった政府に、また負の歴史を伝えることに消極的な教科書問題や過剰に敵国扱いするマスコミ報道などに起因しているように思えます。
 北東アジアの平和のために、今こそ冷静に謙虚に対話による外交努力を続けて欲しいと思います。

この事態を黙認せずに、ちょっと勇気を出してリボンを付け、 在日朝鮮人の子どもたちを守ってください。ご協力をお願いいたします。 
朝鮮学校生徒を守るリボンの会
問い合わせ先 
FAX 048−822−6830

*---*---*---*---*---*---*---*---*---*---*

 
 

 
以上転載しました。在日朝鮮・韓国人、とりわけ子供たちに迫害の影が忍び寄ろうとしています。このような事態になったのも、たかがテポドンごときで、在日朝鮮・韓国人に暴力が向くというのは、あるまじき行為ではないでしょうか。日本人として非常に恥ずかしいし、憤りを感じます。過去の加害の事実に対して、誠実に謝罪や清算をしてこなかった政府もそうですが、負の歴史を伝えることに消極的な教科書問題やマスコミ、テポドンの発射ごときで過剰に北朝鮮を敵視する日本社会のメンタリティーが問われているのでしょう。しかし、こういう良識的な試みを提案する市民団体の勇気には支えられます。朝鮮学校の生徒を守るというメッセージを伝えるため、また、朝鮮学校の子供たちに、自分たちを守ってくれる良心的な日本人がいることを知ってもらい、より在日朝鮮・韓国人と日本人との草の根の交流を深めるために、リボンをつけましょう。以上です。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:27 | Comment(81) | TrackBack(90) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石原・都教委包囲、8・30包囲デモのお知らせ

以下転載
「都教委包囲首都圏ネットワーク」の渡部(千葉高教組)です。
すでに送信していますが、7月21日(金)の東京の「再発防止研修」に対しては、東京の教員があまり身動き出来ません。

そこで、是非とも首都圏・全国の方々に可能な限り参加して頂きたいので、再度送信いたします。
特に、千葉、埼玉、神奈川の教員の方々、支援に来てください。

(以下は、都高教の近藤さんからのものです)
■ 「再発防止研修」の強行に断固抗議しよう!都高教大会同日に研修命令!都教委の組合活動の妨害を許すな!
 都教委は、6月22日付けで3月卒業式・4月入学式で「君が代」斉唱時に不起立・不伴奏を貫き処分された教職員全員を対象とした「服務事故再発防止研修」を発令しました。「再発防止研修」とは、憲法19条の「思想及び良心の自由」に従って行動した教職員に「反省・転向」を強要するもので、「違憲・違法」の可能性が高く(04年7月23日、東京地裁須藤裁判長決定)、被処分者に対する「弾圧」「イジメ」以外の何物でもありません。
 しかも、都教委は、7月21日が都高教定期大会と同日であることを十分承知の上で「再発防止研修」をぶつけて来たと推測されます。まさに、被処分者の組合大会参加の「妨害」です。

■ 服務事故再発防止研修・基本研修(骨子)
 日時 7月21日(金) 午前の部 10時〜12時、午後の部 14時〜16時(被処分者を2つに割り振る)
 場所 東京都教職員研修センター803号室
 対象 被処分者全員(退職者を除く)

■ 被処分者の会は、当日、以下の抗議行動を展開します。当日、組合定期大会と重なり、現職教職員の参加が厳しい状況ですが、被処分者の会は「一人も反省しない!反省すべきは都教委だ!」を合い言葉に是非とも行動を成功させたいと思います。関東近県も含め教職員(特に退職教職員)を始め市民・労働者のご支援をよろしくお願い致します。

● 再発防止研修抗議・該当者支援抗議行動
抗議集会 7月21日 9時/13時 全水道会館6F(水道橋・都立工芸高校北)
該当者激励行動 都教職員研修センター前 9時30分/13時30分
記者会見 12時15分/16時15分 全水道会館6F

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・


「石原・都教委糾弾、8・30包囲デモ」

*来年4月の都知事選で、傲慢な石原を落としましょう。
*都教委のこれ以上の暴走を、大衆的な力で阻止しましょう。
 (都教委内部にも管理職にも疑問に感じてきている人々は生まれてきています。
  闘いが強まればその数はさらに増えます。)

<日時・場所>
   2006年8月30日(水)
      15時 新宿西口「柏木公園」集合
      15時30分 前段集会
      16時 包囲デモ出発〜都庁前(16時30分頃)
           〜新宿駅南口〜新宿繁華街
      18時30分〜 後段集会

   直接、都庁前に来て頂いても、
   後段集会だけに来て頂いても、構いません。
   大衆的に都庁を包囲しましょう!      

  連絡先 090−5415−9194
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<都教委包囲首都圏ネットワーク>
     ホームページURL :
     http://www1.ttcn.ne.jp/~ita

 

 
以下転載しました。3月卒業式・4月入学式で「君が代」斉唱時に不起立・不伴奏を貫き通した教員の方は立派です。そんな彼らに対して、「再発防止研修」の名のもとで弾圧し、思想統制を試みるあくどい都教委があります。思想および良心の自由を踏みにじる人権侵害が許されてはなりません。ご都合のつく方はご参加ください。
 
 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:18 | Comment(21) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月09日

●ミサイル問題に対する日韓ネットの立場

[AML 8022] ●ミサイル問題に対する日韓ネットの立場
[paml:05604] ●ミサイル問題に対する日韓ネットの立場
以下転載

北朝鮮のミサイル発射問題に対する私たちの立場を紹介します。
*転送・転載歓迎
************************************************************

【北朝鮮のミサイル発射問題に寄せて】
    北朝鮮への一切の制裁に反対する
    −誰が東アジアの平和の脅威なのか−

                    2006.7.9日韓民衆連帯全国ネットワーク
(1)軍事行動にお墨付きを与える日米などの「国連制裁決議案」

 7月5日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は7発のミサイル発射実験をおこなった。ミサイルは、いずれも日本海(東海)のロシア側公海に落下した。
 これに対して日本政府は、直ちに万景峰号の6ヶ月間の入港禁止、北朝鮮当局の職員の入国禁止、日本の国家公務員の渡航自粛と民間に渡航の自粛を求めることなど9項目の「制裁」措置を発動した。さらに追加措置の構えを取るとともに、国連安全保障理事会に米英などと共同して「制裁決議案」を提出した。これに対しては中ロが反対姿勢を示している。
 私たちは、この「制裁決議案」に強く反対するとともに、一切の「制裁措置」に反対する。
 とりわけ、日本政府が作成したとされる国連「決議案」は、経済制裁や武力行使さえも可能とする国連憲章第7章に基づいて行動することを掲げた、とんでもない代物だ。

 国連憲章第7章は、その第42条〔軍事的措置〕で、「安全保障理事会は、第41条(注・非軍事的措置)に定める措置では不十分であろうと認め、又は不十分なことが判明したと認めるときは、国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍又は陸軍の行動をとることができる。この行動は、国際連合加盟国の空軍、海軍又は陸軍による示威、封鎖その他の行動を含むことができる」と規定している。
 まして朝鮮半島では、先制攻撃戦略をとる米軍が「国連軍司令部」のシャッポを被り居座り続けており、依然として「撃ち方やめ」に過ぎない停戦状態のまま今日に至っているのである。
 私たちは、このような「制裁決議案」を含む一切の制裁措置に反対する。

(2)誰が「緊張の原因」を作り出しているのか

 私たちは、北朝鮮の核開発やミサイル発射実験にも強い憂慮を表明する。
 だが、何よりも私たちは、朝鮮半島における南北分断と戦争の脅威の根源である米国の責任をあらためて強調し、強く非難するものである。
 日本ではほとんど報道されていないが、この間にも、6月下旬からグァム近海で横須賀を母港とするキティホークをはじめ、ロナルド・レーガン、エイブラハム・リンカーンの3隻の空母機動部隊とB−2戦略爆撃機をはじめとする航空機280機などが参加した大規模軍事演習が行われ、すぐ続いて、6月末から7月末までハワイ沖で、米・日・韓・豪・加・ペルー・チリなどによる環太平洋合同軍事演習「リムパック」が大規模に行われている。「6カ国協議」の枠組みができている今なお、米韓合同軍事演習も繰り返し行われている。

 在日米軍の再編、駐韓米軍の再編が、「不安定の弧」と米国が規定した広い範囲をターゲットにした機動性の確保を意図するものであると同時に、依然として対北朝鮮先制攻撃態勢の強化をも含んでいる。横須賀を母港とする米トマホーク艦が、常時ピョンヤンを射程に入れていることなども忘れてはならないだろう。これらが、北朝鮮側にとって大きな脅威として写っているとしても不思議ではない。
 この間、米朝ジュネーブ包括合意を一方的に反故(ほご)にし、米朝二国間協議を拒否し続けて問題解決を先送りし、朝鮮半島の核問題の解決をめざす「6カ国協議」で時間稼ぎをして、北朝鮮体制の自動崩壊を目論んできたのが米・ブッシュ政権である。

 昨年9月の「6カ国共同声明」は、検証可能な形で朝鮮半島の非核化を目指すことを確認し、同時に、米朝が「相互の主権を尊重し、平和裏に共存すること、二国関係に関するそれぞれの政策に従って関係正常化の措置を取る」ことや「直接の当事者は、適当な話し合いの場で、朝鮮半島における恒久的平和体制について協議する」等でも合意した。そして、これらを「対話対対話、公約対公約」の原則のもと双方が段階的に進めることを確認した。
 しかし、この米朝ジュネーブ包括合意の6カ国版ともいうべき内容に内心不満な米・ブッシュ政権が、これを事実上反故にしようとして持ち出してきたのが「偽ドル疑惑」を口実とした金融制裁であった。こうしておきながら米当局は、「これは6カ国協議とは別問題であり、北朝鮮は無条件で6カ国協議に復帰すべき」などと主張している。だが、これ自体が「6カ国共同声明」に反する行為である。
 問題は、「6カ国共同声明」を履行するか否かである。これなしには、6カ国協議も有名無実の場となる。そして、その履行の鍵は、まさに対立する当事者である米朝の交渉にある。
 現在、米国内ですらブッシュ政権の「米朝直接交渉拒否」という名の無策が、事態をより深刻化させているとしてこれに対する批判が強まっている。
 私たちは、何よりも米国が「6カ国共同声明」を履行し、速やかに米朝交渉を行うよう強く要求する。

(3)北朝鮮の「脅威」煽る政府・マスコミ−和解と平和の道をとれ

 私たちは、今回日本政府が先頭に立って北朝鮮「脅威」論を煽り、ネオコンの一人である米国連大使・ボルトンらと手を組み、軍事行動まで選択肢とする「国連制裁決議案」を提出したことを強く非難し、その撤回を要求する。
 日米軍事同盟の再編強化、日米軍事一体化を推し進め、いまや公然と現職閣僚が「ミサイル発射基地を事前に叩くことも自衛の範囲内」と言い放つまでに至っている。
 米軍と一体となり戦争国家の道をひた走り、憲法9条改悪にまで至るプロセスを加速しているこうした日本の姿が、ひとり北朝鮮だけではなくアジアの人々に大きな憂慮を与えている。
 私たちは日米軍事同盟の再編強化、日米軍事一体化と、そのための新たな治安維持法である共謀罪をはじめとする国内の戦争体制作りのための一切の法律・法案、憲法9条改悪の動きに引き続き強く反対する。

 私たちは、日本のマスメディアの多くが、日本と朝鮮半島の歴史や朝鮮半島問題の本質は一切抜きにして、北朝鮮に対する一方的なバッシングを繰り返していることを厳しく批判する。
 拉致問題を通じてあたかも日本人が一方的な「被害者」であるようにすり替え、ブッシュと同様「ならず者国家」としてのイメージを振りまくことで、「北朝鮮なら叩いて当然」といった雰囲気すら醸成してきた。7月5日、新潟西港に入港した万景峰号から下船した修学旅行生に心無い罵声が浴びせられ、東京・北区の朝鮮高校の塀に誹謗中傷のビラが貼られたとの情報も私たちのもとに寄せられている。

 未だ日本が過去の加害の責任すら何らの清算もせず、国交正常化すらしてこなかったことこそが異常なことなのである。拉致問題もまた、日本の侵略・植民地支配と戦後の南北分断という朝鮮半島の不幸な歴史を背景として生み出された。
朝鮮半島においては、戦前の日帝時代はもとより、戦後も「守る」べき平和な状態などなかったといっても過言ではない。日本は戦後、朝鮮半島の分断に加担することで、過去の清算を行ってこなかった。

 いま何よりも、100年に及ぶ日本と朝鮮半島の不幸な歴史を直視し、その清算を速やかに行うことが必要である。拉致問題の解決も、その100年の歴史の清算の一環として速やかになされるべきだ。こうした立場からの日朝の対話・交渉がなされなければならない。マスメディアもこうした真の和解と平和に資することが求められているのではないだろうか。
 私たちは、引き続き朝鮮半島の和解と平和、統一に寄与し、平和を求める韓国民衆、東アジアと世界の民衆と連帯して闘うものである。

 

以上転載しました。まさに正論だと思います。東アジアの平安を乱しているのは、日米両国の要因がもっとも大きいとこの文を読んで感じました。もちろんいかなる制裁も許すことはできないのですが、日本政府が作成したとされる北朝鮮制裁の国連決議案は戦争をも可能にするものだということを知りました。戦争を引き起こすような危険を増やして日本政府は何をしたいのでしょうか?安倍や麻生のような右翼勢力や防衛庁などの国防組は戦争を引き起こしたいのでしょうか?断固阻止しなければなりません。北朝鮮の脅威を煽ろうとするマスコミのあり方も問題ですし、日米軍事一体の日本の対米追従軍事国家化への目論見が見えて仕方ありません。北朝鮮だけではなく、アジア・太平洋地域の平和にとっても危険信号です。北朝鮮の脅威を煽る政府御用の翼賛メディア、現職閣僚が「ミサイル発射基地を事前に叩くことも自衛の範囲内」と言い放つような自体、そして、戦争国家の道をひた走り、憲法9条改悪にまで至るプロセスを加速しているこうした日本のほうが、北朝鮮よりもはるかに脅威でしょう。悪の枢軸は、北朝鮮、イラン、イラクではなく、本来であれば、日本、米国、イスラエルとでもすべきでしょうか?日本にはまだチャンスがあります。我々良識派がいるのではないですか?内部から小泉政権を妥当し、統一教会の安倍政権を阻止し、良識派の手に政権を取り戻さなければなりません。日韓ネットの立場を私は大いに支持をいたします。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:23 | Comment(61) | TrackBack(181) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7・17「海の日」反対!神戸フィールドワークの案内

[AML 8015] 7・17「海の日」反対!神戸フィールドワークの案内 より転載
反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
下記の取り組みをおこないますので、ふるって参加してください。

7・17「海の日」反対!神戸フィールドワークへの参加を
      ◇主催:参戦と天皇制に反対する連続行動
        大阪市淀川区十三東3−16−12  

Tel/Fax 06 (6303) 0449
 今年は7月17日が「海の日」(第3月曜日)だ。1996年、国際海洋法条約発効の日(7月20日)を「海の日」とし、「国民こぞって」「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日(祝日法)と規定した。
 「海洋国日本」、なんとおぞましい言葉か。それはかつて海外に天地を求めた侵略国家日本の別名であり、天皇制軍国主義の侵略を正当化する言葉だ。「海の日」の前身、「海の記念日」は、太平洋戦争直前の1941年6月、来るべき対米英蘭開戦に備えて、「時局打開は海から」と国民精神を総動員し、船舶や船員を戦場に送り出すために制定された。そしていま、日本は大日本帝国(天皇制)を引き継いだ新たな帝国主義となった。アメリカの侵略戦争に参戦する日本の支配層は、アメリカの中国包囲軍事戦略の一翼を担い、第2次朝鮮戦争の参戦準備を着々とおし進め、独島(竹島)、釣魚諸島(尖閣諸島)、沖の鳥島、北方諸島の領土略奪・拡張に全力をあげている。7月5日、弾道ミサイル発射を口実に、日本政府は朝鮮民主主義人民共和国に対する9項目の制裁措置を発動し、国連安保理でも戦争に直結する制裁決議の実現に全力をあげている。
 こうした「海の日」を私たちは許さないし、認めない。第2次朝鮮戦争阻止、制裁阻止、戦時国民保護を許すな。7月17日は、日本の侵略戦争と植民地支配の実相の一端を知るフィールドワークを行う。多くの参加を呼びかける。

◇日時:2006年7月17日(月、海の日)午後1時〜5時
◇集合:午後1時、JR新幹線「新神戸駅」改札付近(2階の「おまたせ桶」付近)集合
  JR新幹線「新神戸駅」には三宮から地下鉄利用。
◇案内:飛田雄一さん(神戸学生青年センター)
◇コース:(徒歩と電車で移動。車も用意します)
1、連合国軍捕虜病院跡(神戸市文書館、旧南蛮美術館南)
2、兵庫より朝鮮民主主義人民共和国への帰国記念モニュメント
3、東福寺(神戸空襲で犠牲となった朝鮮人の遺骨が葬られている)
4、連合国軍捕虜神戸収容所跡(神戸市役所南すぐ)
5、ポートタワー(神戸港における朝鮮人・中国人。連合国軍捕虜強制連行の学習)
6、電車で湊川駅へ移動、徒歩10分、神戸電鉄朝鮮人犠牲者モニュメント
◇参加費 500円
*帽子、水筒などの用意を! 雨天決行

 

 
以上転載しました。「海洋国日本」・・・非常におぞましい言葉です。7月17日が「海の日」制定というのは、大日本帝国、日帝悪の残滓であり、「海の記念日」という太平洋戦争直前の1941年6月の開戦の前夜に制定されてもので、「時局打開は海から」というわけで、アジア・太平洋地域を侵略するために、船舶や船員を動員し、国民精神をひとつにまとめるための侵略の支柱として使われた歴史をもつものであり、粉砕しなければならない。ご都合のつく方はふるってご参加ください。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 19:04 | Comment(14) | TrackBack(108) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

北朝鮮のミサイル実験に対する良識派団体の抗議声明

[paml:05595] ミサイル実験抗議声明、[AML 7955] ミサイル発射にグリーンピース・ジャパン抗議声明 より紹介します。北朝鮮に対し抗議声明を発し、ここで紹介する団体は、「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」と「グリーンピース・ジャパン」です。

[paml:05595] ミサイル実験抗議声明より、「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」の抗議声明

以下転載

●北朝鮮と米国によるミサイル実験強行に抗議します

 〜軍拡促進のミサイル防衛でなく、東北アジアのミサイル軍縮を!〜
 
 7月5日、北朝鮮は複数のミサイル発射実験を行った。事前通告すらない今回の実験強行は、周辺海域の漁民などを危険にさらすと同時に、日本を含む東北アジアの軍事的緊張を高めるものであり、到底許されない。私たちは北朝鮮政府に対して、発射実験の即時中止と全ての情報公開を求め、真摯な謝罪とミサイル開発自体の断念を強く要求する。武力による威嚇は信頼や平和を決してもたらさない。
 
 現在、テレビを中心とするマスメディアには、「ミサイルの脅威」を過度に強調し、ミサイル防衛(MD)をはじめとする対抗的な軍備強化を煽動する恣意的な報道が溢れている。そこにあるのは、自らは無垢な被害者であり、相手は「何をするかわからない」無法者という単純な構図だ。
 しかし、その構図の誤りこそが今回の「危機」の一因でもあることを強調したい。そこには、公平なものさしが決定的に欠けている。だから、よって立つべき原則は明確だ。
 私たちは、いかなる国家、勢力、企業などによる、いかなるミサイル(兵器)の研究・開発・生産・保有・配備・実験・使用・売買・供与も決して認めない。
 
 今回のミサイル実験強行が示した教訓は、ミサイル防衛や先制攻撃力の保有といった軍拡の必要では決してない。発射準備の動きが出て以降、米国と日本は迎撃態勢宣言も含めて、MD配備を加速させることで応じた。
「MDはミサイル発射を断念させる抑止力」とのMD推進派の論理は、挑発的とも見えるミサイル実験強行により早々に破綻した。
 「抑止」どころか、MDは冷戦終結後の新軍拡競争の引き金となっている。中国は既に何度も多弾頭ミサイルの発射実験を行い、ロシアは地下移動式の多弾頭ICBM(大陸間弾道弾)の配備や、新型弾道ミサイル開発を表明している。これらは米国のMD網突破を大義名分に行われている。今回の北朝鮮による「ミサイル危機」は、MDを不可欠とする極めて攻撃的な米国の覇権戦略=先制攻撃戦略が引き起こしているグローバルな核・ミサイル軍拡競争の、東北アジアにおける表れの一つに過ぎない。 
 
 東北アジアに公平なものさしを当てると、米国の圧倒的な軍事力が鮮明に浮かび上がる。その最大拠点こそ日本列島だ。横須賀の米軍艦は500基を超えるトマホーク巡航ミサイルの垂直発射管を装備し、その約半数をピンポイント爆撃可能な発射準備態勢に置いている。MDが北朝鮮や中国への先制攻撃態勢を補助することは明白だ。
 6月22日に海上自衛隊も参加して米海軍が強行したハワイ沖でのMD迎撃実験や、6・7月と連続して行われている米国による大軍事演習(「バリアント・シールド」、「リムパック」)は、先制攻撃力強化を示す軍事的威嚇であり、今回の実験同様許されない。
 軍拡の応酬は緊張の永続化をもたらしこそすれ、地域の民衆の安全は決して保障しない。喜ぶのは軍需産業と国防族のみであり、軍産複合体の高笑いが聞こえてくる。

 私たちは、軍拡を誘導する恐るべき情報のシャワーに抗して、はっきりと主張する。今必要なのは、ミサイル実験やミサイル防衛ではなく、東北アジア地域の核・ミサイル軍縮交渉の公正なテーブルを作ることだ。
そこには、北朝鮮や中国などが開発・保有するミサイルだけではなく、MDミサイルをはじめ米軍のトマホークや自衛隊が保有を始めたGPS精密誘導爆弾「JDAM」などが削減対象として挙げられなければならない。
 私たちの真の安全は、始動した「軍拡スパイラル」から脱け出すことによってしか達成されない。自らが相手に与えている脅威=保有兵器の削減を前提とした、言葉によって信頼を築く粘り強い外交交渉に、今こそ出番が与えられなければならない。

 東北アジアの持続可能な平和のために、私たちは改めて以下の通り当事者に要求する。

北朝鮮政府は、
 ミサイル発射実験と核・ミサイル開発の一切を断念せよ。保有する全てのミサイルの削減・撤去を行え。

米国政府は、
 ミサイル防衛配備を中止し、トマホークをはじめとする先制攻撃兵器を撤去せよ。
 先制攻撃戦略を放棄し、大量に保有する核・ミサイル兵器を削減・廃絶せよ。
 「米軍再編」を中止し、東北アジアから米軍を本国に撤収させ、縮小せよ。

日本政府は、
 先制攻撃と海外派兵を狙う新防衛大綱を破棄し、自衛隊の米軍への一体化を中止せよ。
 ミサイル防衛導入をやめ、JDAMなど攻撃兵器を撤去せよ。
 日米安保条約を破棄し、自衛隊を縮小・廃止せよ。

三者は、
 韓国、中国、ロシアなどとともに、東北アジアの核・ミサイル軍縮交渉テーブルを設定するための外交努力を行え。

 2006年7月5日    核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
  
  [連絡先](TEL・FAX) 03-5711-6478  
       (E-mail) kojis@agate.plala.or.jp

       東京都大田区西蒲田6-5-15原田荘7号
       http://www.geocities.jp/nomd_campaign/

[AML 7955] ミサイル発射にグリーンピース・ジャパン抗議声明 より、グリーンピース・ジャパンの抗議声明
以下転載


http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20060705_html

グリーンピース・ジャパン プレスリリース
2006年7月5日付

北朝鮮のミサイル発射への抗議声明
-関係各国も東アジア非核地帯化への外交努力を-


グリーンピースは、本日早朝の北朝鮮によるミサイル発射に抗議して声明を発表した。抗議声明の中で、グリーンピースは関係各国の外交努力により、東アジア非核地帯化への努力が必要と訴えている。

抗議声明本文は下記の通り。


-----------------------------------------------------------------------

2006年7月5日
北朝鮮のミサイル発射への抗議声明
-関係各国も東アジア非核地帯化への外交努力を-
グリーンピースは、7月5日早朝に行なわれた北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による複数のミサイル発射に対し、強く抗議します。
日朝平壌宣言(2002年)のミサイル発射凍結条項に抵触する可能性はもちろん、同国による核兵器開発の懸念がある中、六カ国協議を通じた外交的解決が停滞している現状では、長距離ミサイルの発射は東アジアにおける核拡散の脅威を増大させかねません。
この問題に関し、グリーンピースは朝鮮半島および日本列島を含む東アジアの非核地帯化と、軍事的圧力によらない外交努力の強化を訴えています。これには北朝鮮政府だけでなく、日本、韓国、中国、ロシア、そしてアメリカの関係諸国すべてが軍事オプション、とりわけ核兵器の開発・保有・使用を問題解決の手段として認めないことが重要です。
日本政府には、日本国憲法の掲げる非軍事の外交努力を強めるとともに、国際社会が核拡散を憂慮するプルトニウム利用計画を見直すことを求めます。具体的には、2006年3月から稼動を開始したプルトニウムを生産する青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場を即時停止し、東アジア非核地帯化への積極的な姿勢を示すべきだと考えます。核兵器原料を作らないことこそ、東アジアの平和と非核化につながる道です。
グリーンピースは、関係各国に軍事的圧力によらない外交努力によって、東アジアの非核地帯化を実現するように求めていきます。

グリーンピース・ジャパン
事務局長
星川淳

 

 
ほかにもさまざまな良識派団体の北朝鮮のミサイル実験に対する抗議声明が出されています。私も誤解されているようですが、北朝鮮のミサイル実験には反対です。しかし、法的な観点からではなく、日本国憲法9条や絶対平和理念をこよなく愛する気持ちからです。その意味で、特に「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」の抗議声明はすばらしいものだといわざる負えません。なぜならば、北朝鮮だけではなく、日米にもミサイル撤去、軍縮などの要求を突きつけて、北朝鮮を敵視し、追い詰めるだけのものではありません。北朝鮮を取り巻く国をみてみれば、日本にしろ、米国にしろ、中国にしろ、ロシアにしろ、韓国にしろ、ミサイル開発実験をはじめとする軍事兵器開発・実験の数々を行っているではありませんか?北朝鮮だけにミサイル実験するなといって、説得力はありません。日米両国の国防族、軍事産業、右翼勢力が北朝鮮の脅威を必死に訴えかけるのは、東アジアの緊張を高め、軍事化を加速させ、旨い汁を吸いたいという利権のためです。そういう意味で北朝鮮だけにミサイル開発実験中止、軍縮を突きつけるのではなく、北朝鮮以外の日米などにも軍縮、ミサイル実験・他の兵器・軍事開発実験の中止凍結を同時に突きつけないといけません。さらにこの声明でうれしいのは冒頭で、日本のメディア界も批判し、それに対しても要求を突きつけていることです。日本のメディアは「ミサイルの脅威」を過度に強調し、ミサイル防衛(MD)をはじめとする対抗的な軍備強化を煽動する恣意的な報道が溢れていること、自分たちは一方的な被害者であり、北朝鮮は「何をするかわからない」無法者というレッテルを貼って、敵視政策を煽り、日本を戦争のできる国にしたい勢力の片棒を担いでいると非難しています。何度もいいますが、制裁だとか、脅威だのとはしゃぐ連中の尻馬に乗らないようにしましょう。右翼などの日本の軍事国家化を進め、9条を破棄し、戦争をできる国にしようとする勢力の思う壺ですよ。六カ国協議が再開されると思いますが、六カ国協議は北朝鮮だけに一方的な要求を突きつけるのではなく、日中韓ロ米の5カ国に対しても軍縮を行い、東アジアの持続的な平和と安定を構築する会議とするべきだと思います。軍備による力ではなく、言葉と信頼構築によって東アジアの平和と安全が築かれることを私は望みます。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:26 | Comment(48) | TrackBack(41) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

(メールACT)さいたま県知事に教えてあげるキャンペーンby九郎政宗氏

以下転載
九郎政宗 @ ▼CLick for Anti War です。

メール送付のアクションを開始したので、お知らせします。
やはりこういう政治家の「はずかしい」発言に対しては、毎日きちんとカタにはめ・・・いや、批判の意見を述べていくのが民主主義のキホンですよね!

今回は速度にまさるwebメールを紹介しましたが、
https://prosv.pref.saitama.lg.jp/room/teigen/enq_02.html
ファクスや郵便を用いる場合には、以下を参考にしてください。
▼埼玉県庁
〒330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
▼総務部広聴広報課 Tel:048-830-2852 Fax:048-824-7345

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【平和ヴォケで「お花畑」な上田さいたま県知事に
  戦場の現実を教えてあげようキャンペーン!】
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

※ご自由にコピペして、「2ちゃんねる」ほか、ネット上の各所に
貼り付けてお使いください。


▼「従軍慰安婦はいなかった」などと、
日本の名誉にかかわるほどの無知っぷりをさらけだして世界に爆笑を呼ぶ、上田さいたま県知事へ
メールで抗議しよう!

▼さいたま知事へのwebメール
https://prosv.pref.saitama.lg.jp/room/teigen/enq_02.html

・・・ようするに「あんまり無知なことを全世界に発信するのはやめてください。日本人として恥ずかしいですw」という抗議意見を!
・・・ついでに、あまりにも戦場のリアルを知らなさ過ぎるさいたま県知事に、「従軍慰安婦」制度の基礎知識をおしえてあげよう! (下記参照)


▼さいたま知事語録1
>「自虐的な感情を抱かせず、真の真実、真の史実を学べるようにする
のが大事」
http://www.saitama-np.co.jp/news06/28/02x.html

(・・・なるほど、「大日本帝国の恥は自分の恥」だから大日本帝国に都合のわるい情報を「自虐的」とみなす、とこういうことですね(@∀@)・・・)

▼さいたま知事語録2
>「慰安婦はいた。慰安所もあった。しかし、軍が徴用した従軍慰安婦はいたと
いう証拠はないのです」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060704-00000029-mailo-l11
>「兵のいるところに集まってきたり、兵を追っかけて民間の業者が連れていったりするのであって、軍そのものが連れていったりするわけは絶対にない。(年表は)間違った記述で修正しなければならない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060629-00000064-mailo-l11

(↑なんということでしょう! 上田さいたま知事のいいぐさは、
「大日本帝国が兵士の性欲を軍で管理しようとせず、民間の業者にオンブにダッコするような無能国家だった」と、そう主張しているも同然です!
それでも大日本帝国ファシズム支持者か? 恥を知れ!(@∀@)w )


(以下は資料集です)

▼「従軍慰安婦」をなかったことにしたい愛国ネチズンが憤死するテンプレ
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060630

▼実は大日本帝国の法律にも抵触していた「従軍慰安婦」制度。
 とんだ「人治主義国家」大日本帝国の実態
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/2semi/shiraisi.html

▼「従軍慰安婦なかった論」なんて、 日本政府からも見捨てられてる上に ILOをはじめとして国際機関にも論破されまくり
http://www.jca.apc.org/~pebble/ianfu/toronvup.html

▼「白馬事件」でオランダ人の民間人女性を強姦・拉致・性奴隷化して 正直すまんかった!
 外務省資料:橋本総理(当時)発 オランダ・コック首相宛書簡要旨
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/hashimoto.html

▼国会図書館はじめ数多くの図書館で読めます!
「政府調査『従軍慰安婦』関係資料集成」
http://www.awf.or.jp/fund/news/news_11/a_05.html 

 

 
こういう馬鹿右翼には教育してあげないとだめですね。それにしてもこのような馬鹿右翼が埼玉県知事、東京都知事にしている日本という国は終わっていますね。従軍慰安婦制度というのは、大日本帝国が生み出した女性を食いものにし、女性としての尊厳を奪った人権蹂躙制度であることを否定しようとする輩が立たないのは日本、いや人類にとっての恥だろう。こういうやつらは根こそぎ撲滅しなければならない。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:23 | Comment(11) | TrackBack(36) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【長崎】七三一部隊罪証陳列館館長&常石敬一さん講演会ご案内

[AML 7915] 【長崎】七三一部隊罪証陳列館館長&常石敬一さん講演会ご案内 より転載
各位
岡まさはる記念長崎平和資料館は、昨年9月に、中国の「侵華日軍第七三一部隊罪証陳列記念館」と友好館提携をいたしました。

その記念事業として、講演会を開催いたします。
講演は、上記記念館の王鵬館長(七三一部隊研究の第一人者)と、化学兵器や生物兵器等の専門家である常石敬一神奈川大教授が、七三一部隊関連の最新の研究を織り交ぜながらお話いただく予定です。

また、これにあわせて、七三一部隊特別展を開催します。
日本の軍医たちが捕虜にいったい何をしたのか、戦争の名の下で、どこまで人間は悪魔的になれるのか、そして現代につづくものは何かをいまいちど知り、皆さんと共に考え、心に刻みたいと思います。

(以下、案内より)
*********************************
●日中両国、二人の七三一部隊研究者による特別講演会
  「今、七三一部隊の犯罪と戦後無責任を問う」

日 時:7月9日(日)13:30〜16:30(会場13:00)
場 所:教育文化会館 2階 大会議室
参加費:一般1000円/学生500円(大学生含む)
     (上記参加費に、下記の「七三一部隊特別展」入場料も含みます)

 ◎講演者
  ・王鵬さん(ハルピン・侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館館長)
    演題:「満州事変は中国人民にとって何だったのか、七三一は人民に
        とって何だったのか」

  ・常石敬一さん(神奈川大学教授・科学社会学)
    演題:「七三一部隊--実像と虚像と」

●七三一部隊特別展

日 時:7月7日(金)〜7月17日(月)9:00〜17:00
場 所:岡まさはる記念長崎平和資料館 2階階段部分〜3階会議室
入場料:一般500円/学生300円(高校生以下)
    (講演会チケットをおもちの方は、受付に見せていただければそのままでOKです)

主 催:岡まさはる記念長崎平和資料館
    T&F:095-820-5600 E-mail:tomoneko@land.linkclub.or.jp

以上

★たぬ涼
岡まさはる記念長崎平和資料館
http://www.d3.dion.ne.jp/~okakinen/

 

 
以上転載しました。ご都合のつく方はご参加ください。大日本帝国という国がいかに凶悪な悪魔の帝国であり、いかに非人道的な蛮行の数々を犯したのかを知ることができるでしょう。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:57 | Comment(5) | TrackBack(165) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月29日

7/1 前夜セミナー「マンガ『嫌韓流』と現代のレイシズム」のお知らせ

[AML 7812] 7/1 前夜セミナー「マンガ『嫌韓流』と現代のレイシズム」のお知らせ

梁英聖と申します。
東京で「マンガ『嫌韓流』と現代のレイシズム」というイベントが開かれますので、紹介します。

***
NPO前夜よりお知らせです。

ご存知の方も多いかもしれませんが、まんが『嫌韓流』『嫌韓流2』が、すでに六十万部を突破しています。読まれた方はわかると思いますが、本書は在日朝鮮人を直接の攻撃対象とした
「レイシズムの書」であり、私たちはこういった本が広く流通し、かつ好意的に受け入れられている現代日本の状況に強い危機感を覚えています。

そうした問題意識から、この度私たちは以下のようなセミナーを開くことになりました。差別言説への具体的批判と理論的批判を同時に深められる場にすると同時に、様々な運動に携わる活動家の方々の交流の場になればとも思っています。

セミナーでは、朝鮮史の立場から板垣竜太さんが、メディアの現状批判という立場から山口正紀さんが講師としてコメントしていただきます。すでに「週刊金曜日」にも本セミナーの紹介記事が出ていますが(小林よしのりと一緒に載ってしまいましたが)、ぜひともご参集ください。
http://www.kinyobi.co.jp/Recent

(以下転送歓迎)
------------------------------------------

★前夜セミナー「日本の植民地主義と朝鮮」 第1回
「マンガ『嫌韓流』と現代のレイシズム」

○講師:板垣竜太 (朝鮮近現代社会史。同志社大学専任講師)
○日時:7月1日(土)  18:00〜21:00
*『前夜』7号でお知らせした日時から変更になりましたので、ご注意ください。
○会場:代々木区民会館
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_yoyogi.html

○参加費:各回 一般2,000円/前夜レギュラー・サポーター
会員・学生 1,500円

○講師プロフィール

板垣竜太(いたがき・りゅうた)
朝鮮近現代社会史。同志社大学専任講師。メディアの危機を訴える市民ネットワーク事務局。共著にVAWW-NET編『NHK番組改変と政治介入--女性国際戦犯法廷をめぐって何が起きたか』
(世織書房)、『継続する植民地主義--ジェンダー/民族/人種/階級』
(青弓社)、『世界のプライバシー権運動と監視社会--住基ネット、IDカード、監視カメラ、指紋押捺に対抗するために』(明石書店)など。
http://www.zenya.org/oshirase1.html#060701korea1

 

以上転載しました。マンガ嫌韓流は在日韓国・朝鮮人の方を排斥し、攻撃する「レイシズムの書」です。日本社会は大変危険な方向へ向かっています。ご都合のつく方はぜひご参加ください。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:04 | Comment(14) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

7月1日 夏淑琴さんの証言を聞く集い

お知らせがあります。AMLなどで流れていましたが、夏淑琴さんの証言を聞く集いが開かれるようです。ここに転載します。

...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...
           7月1日 夏淑琴さんの証言を聞く集い
        -- その時、南京で何があったのか --
...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...

 1937年12月13日、中国・南京に住んでいた夏淑琴さんの一家は、日本軍によって惨劇に見舞われます。祖父、祖母、父親は殺され、母親と二人の姉は強姦されて、殺されました。乳飲み子だった妹も...。

 心の傷も癒えぬまま、しかし事件を風化させないため、悲劇を語り始めた夏淑琴さんを、二度目の加害が襲います。  --「南京事件は存在しない」
ニセ証言者呼ばわりされた夏淑琴さんは、提訴を決意しました。

  ◆ 日 時: 7月1日(土) 18:30〜20:30(18:00開場

  ◆ 会 場: 東京ウィメンズプラザホールにて
  ◆ 参加費: 一般1000円 学生 500円
◆ アクセス: JR山手線/東急東横線/京王井の頭線 渋谷駅 徒歩12分
           地下鉄銀座線/半蔵門線/千代田線 表参道 徒歩7分
◆ M a
p http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html

  ◆ 内 容

  <映像と解説> マギーのフィルム
           *1937年当時に英国人牧師、マギー氏により撮影された
            世界で唯一の「南京大虐殺事件」を記録した映像

    <お話>   夏淑琴さん   (事件当時のお話/日本のみなさんへ)
          笠原十九司さん(都留文化大学) 南京大虐殺事件の概要
<挨拶> 王竟成さん   (南京律師協会会長)
          朱成山さん   (南京大虐殺記念館館長)
          談 臻 さん (中国側夏淑琴名誉毀損事件弁護団)

   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃・・・ 夏淑琴さんが法廷で陳述します!! ・・・┃
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

      <夏淑琴名誉毀損裁判 第一回口頭弁論期日>

      6月30日(金) 13:10 〜 東京地裁 709号法廷
     
      *傍聴券配布となりますので
          12:30には東京地裁1F玄関にお並び下さい!

      ぜひ、法廷で陳述する夏さんを応援してください!
      弁護団による弁論にもご期待ください。
   
   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
   ┃・・ 南京大虐殺事件とは?・・┃
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
日中戦争(当時は日本側は支那事変と呼んだ)初期の1937年12月、日本軍が中華民国の首都南京市を占領した際、約6週間から2ヶ月にわたって、多数の中国軍捕虜、敗残兵平、便衣兵および一般市民を不法に虐殺した事件。日本では「南京虐殺」、「南京事件」としているが、中国では「南京大虐殺事件」と呼んでいる。欧米では「Nanking Atrocities 」、あるいは「Rape of Nanking」 と呼ぶ。老女や幼女を含む膨大な数の女性が強姦され、惨殺された事実を物語っている。

...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...
       ご紹介します! 南京への道・史実を守る会 
...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...

◆できたてホヤホヤの会です
私たちは2006年2月22日に発足したばかりの会です。これまで私たちは本多勝一氏が被告として訴えられた「百人斬り裁判」を支援してきましたが、この「百人斬り裁判」の控訴審第一回期日である2006年2月22日に、「南京への道・史実を守る会」として発足いたしました。今後とも皆様の応援、当会主催イベントへのご参加をよろしくお願いいたします。

*「百人斬り裁判」の裁判の詳細はこちらをご参照ください。
  http://jijitu.gaou.net/abst.html
*裁判は東京高裁でも先日5月24日に勝訴しました。

◆目指していること
歴史の改ざんを許さず、過去の反省に立脚して、戦争をしない平和な日本をつくること、そして平和な世界をつくること」を目的として活動しています。
◆一緒に活動しませんか?

史実を守る会では多くのみなさんの入会をお待ちしています!
一緒に活動してくださる方も大歓迎です!会員のみなさまにメールニュース、ニュースレターをお届けしています。その他、上映や後援、シンポジウムなど様々な企画をしていきます。
是非下記連絡先までご連絡ください♪
20代、30代が中心に活動する楽しい会です!

◆イベント開催・運営費は任意のカンパで賄われます。
   カンパのご協力をお願いいたします。

    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃ 口座名義 南京への道・史実を守る会   
    ┃ 郵便口座 0090−7−355873 
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...
 ◆主催: 南京への道・史実を守る会 http://jijitu.com./
 ◆連絡先: E-mail: honda_sein-owner@egroups.co.jp fax 020-4626-2381

 *イベントおよび入会申し込みについては、メールまたはFAXでお問い合わせを   いただけますよう、お願いいたします。
 *上記サイトにても、入会に関する詳細をご案内しています。ご参照ください

...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...

┏━━━━━━┓
┃more info ┃  こちらをご参照ください☆
┗━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
 ◆撫順戦犯管理所や元兵士の戦後の活動に関心のある方はこちら↓
  撫順の奇蹟を受け継ぐ会  http://www.tyuukiren.org/

 ◆その他の中国人戦争被害事件について詳しく知りたい方はこちら↓
  中国人戦争被害者の要求を支える会 http://www.suopei.org/index-j.html

 ◆南京事件の史実をめぐるせめぎあいが行なわれている教科書問題↓
  子どもと教科書全国ネット21 http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/

...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...━━...

 

以上転載しました。二度目の加害を許すことはできません。南京大虐殺および南京で行われた日本軍による女性に対する無差別レイプを否定する鬼畜どもに鉄槌を下してやりましょう。ご都合のつく方はご参加ください。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:55 | Comment(17) | TrackBack(7) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

高麗博物館特別企画展と『朝鮮報国隊』試写会のお知らせ

[paml:05570] 高麗博物館特別企画展と『朝鮮報国隊』試写会のお知らせ  より転載

 高麗博物館(http://www.40net.jp/~kourai/)の特別企画展「海南島で日本は何をしたか--戦時朝鮮人強制労働・虐殺 日本軍『慰安婦』--」の終了日( 2006年7月16日)が近づいてきました。
 高麗博物館の開館時間は、12:00〜17:00で、月曜日と火曜日は休館します。
住所は、東京都新宿区大久保1-12-1 第2韓国広場ビル7階です(電話・FAX03-5272-3510)。

 7月7日(金)午後6時から、高麗博物館で、『朝鮮報国隊』(朝鮮各地の刑務所から海南島に強制連行された朝鮮人の軌跡をたどり、「朝鮮村虐殺」の事実を証言と映像によって明らかにしようとする新作ドキュメンタリー。紀州鉱山の真実を明らかにする会制作)の試写会が開かれます。入場は無料です。

 紀州鉱山の真実を明らかにする会 
 http://members.at.infoseek.co.jp/kisyukouzan/

                 佐藤正人
 

 
以上転載しました。ご都合のつく方はぜひどんどん入らして下さい。日本軍がした加害の歴史を実感し、過去の歴史を真摯に反省する良識心をもちましょう。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:22 | Comment(9) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

父親を強制連行された遺族(韓国)の声を聴く神戸集会&海南島抗日根拠地と日本軍侵略拠点で

[AML 7739] 父親を強制連行された遺族(韓国)の声を聴く神戸集会

神戸学生青年センターの飛田です。複数のメーリングリストに投稿します。重複
して受け取られる方には申し訳ありません。
チラシは、http://ksyc.jp/s-ts/20060801izoku-syuukai.pdf です。

========================================================================
韓国・朝鮮の遺族とともに遺骨問題の解決へ
------------------------------------------------------------------------
証言集会 in 神戸
父親を強制連行された遺族(韓国)の声を聴く
------------------------------------------------------------------------
 現在、日韓の政府間で「遺骨」をめぐる協議が続けられています。この具体的な課題に市民サイドからも関わり、少しでも多くの人々の認識を深めるため、韓国・朝鮮の「遺骨」に関係する遺族を約20名お招きし、7月28日の目黒区祐天寺での追悼から、北海道猿払村で発掘作業を終える8月25日まで全国各地で様ざまな交流の場を持ちます。東京で「韓国・朝鮮の遺族とともに‐遺骨問題の解決へ2006夏」 全国実行委員会が作られ、戦後61年目の夏に、遺骨問題解決のために活動を展開しています。 神戸では、韓国より二名の遺族をお迎えして証言集会を開きます。是非ご参加ください。

●日時:2006年8月1日(火)午後7時
●会場:神戸学生青年センター TEL 078-851-2760 
      (阪急六甲下車徒歩3分、JR六甲道下車徒歩10分)
●参加費:800円
●証言@ 姜 宗豪 (カン・ジョンホ)さん(65歳、ソウル在住、本籍済州島)
1943年、父が漁船ごと徴用され、その後行方不明。1943年3月頃、知人が長崎の港で父と会い、「軍需物資を南洋諸島に運搬する木船の機関士として勤務することになった。今回出航したら、生きて帰るのは難しいだろう」と言ったと伝えている。
●証言A 鄭 倫ウ(チョン・ユニョン)さん (52歳、ソウル在住)
夫の父・朴光植さんは、夫が生まれて3日後に動員され、九州の炭鉱で仕事をしたと聞いている。解放後、一緒に徴用された人の話によると2隻の船に乗って帰国の途につき、義父の船は遭難した。夫なり後、苦労した夫の無念を晴らすため運動に関わってきた。
●主催:「韓国・朝鮮の遺族とともに‐遺骨問題の解決へ2006夏」全国実行委員

       http://homepage3.nifty.com/iimptc/index.htm
<事務局>〒106-0032東京都港区六本木3-5-11 松本治一郎記念会館内 
  電話:03−5562−0152  Eメール:noriaki.fk@nifty.com
<共同代表>有田惠宗 (曹洞宗 宗務総長)/上杉 聰 (アジア・太平洋地域の戦争
犠牲者に思いを馳せ、心に刻む会 呼びかけ人)/内海 愛子 (恵泉女学園大学 教
授)、清水 澄子 (フォーラム平和・人権・環境 副代表) /殿平 善彦 (強制連行
・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム 共同代表)
●共催 神戸学生青年センター http://www.ksyc.jp
●神戸集会連絡先:〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1 神戸学生青年センター

  飛田雄一 TEL 078-851-2760 FAX 078-821-5878 e-mail hida@ksyc.jp

----------------------
飛田雄一 HIDA Yuichi 神戸学生青年センター 
http://www.ksyc.jp  hida@ksyc.jp
Kobe Student Youth Center
〒657-0064 神戸市灘区山田町3-1-1
3-1-1Yamada-cho, Nada-ku, Kobe
657-0064 JAPAN
TEL +81-78-851-2760 FAX +81-78-821-5878

 

 
以上転載。ご参加ください。韓国人強制労働被害者や犠牲者遺族の訴えを一人でも多くの日本人に聞いてもらいたいものです。
 
●紀州鉱山の真実を明らかにする会の佐藤正人氏よりお知らせがあります。
 
『パトローネ』66号(7月1日発行)に掲載する10回目の海南島「現地調査」の報告を添付します。感想を聞かせてください。
ということです。

その『パトローネ』66号(7月1日発行)の完成原稿については添付ファイルとしてアップしておきます→ 『パトローネ』66号(完成原稿).doc 
ご自由におとりください。感想については、param@syd.odn.ne.jpの方へお送り頂けたらと思います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:09 | Comment(14) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日米に北朝鮮を批判する資格があるのか?

[AML 7720] 日米に北朝鮮を批判する資格があるのか? より転載

秋田の小林です。
表題の秋田ピースマガジンakpeace[00230] を転載します。
****************************

北朝鮮がミサイルに燃料を注入したと、ウソか本当か分からないアメリカのスパイ情報で、連日危機感があおられています。

北朝鮮の核保有戦略やミサイル戦略は間違っていると思いますが、世界平和の立場でこれを批判するのと、戦争準備のために北朝鮮の一挙一動を利用するのとでは180度意味が違うということを
はっきりさせるべきだと思います。

日米政府は明らかにこれを新たな戦争、日米の武装の強化のために利用しようとしています。
一切の指標は北朝鮮にかぶせようとしている基準を自分たちにも適用しようとしているのかどうかだと思います。
すなわちミサイルの発射実験の中止を要求するのであれば、自分たちもミサイル発射実験は行わないという立場でなければ不公平です。

しかし、米軍は何千発もの核ミサイルを持ち、日米にはミサイル発射場がたくさんあります。
@〔参考サイト〕世界のロケット発射射場
http://spaceinfo.jaxa.jp/note/kikan/j/kik02_j.html

自分たちは自由にやっておきながら、北朝鮮だけがいけないということがどうして言えるのか?
大体他国の状況を自由に宇宙から観察して非難するのであれば、北朝鮮にもスパイ衛星をあげて、日米を自由に観察する権利もあろうかというものです。
今回のミサイル騒ぎで日本やアメリカが感じている「脅威」の何十倍何百倍の脅威を北朝鮮は受け続けているということを、まずわたしたちは理解すべきだと思います。
ほとんど報道されていませんが、北朝鮮が一貫してアメリカに対して安全の補償や経済制裁の解除を要求し、アメリカとの直接交渉を要求しているのに、アメリカは直接交渉を拒否して、北朝鮮の核放棄を迫る6カ国協議しか認めていません。
こういうことはほとんど問題にしないで、北朝鮮の瀬戸際戦略ばかりをクローズアップすることは、明らかに偏向した事実報道であり、日米の軍事強化を正当化するためのものです。
北朝鮮を追いつめ、孤立させ、軍事冒険主義に走らせている根本原因は、朝鮮戦争以来一貫して北朝鮮を軍事的に包囲しつづけ、米軍再編=日米軍事同盟の強化でいま一層の軍事包囲を始めているアメリカと日本にあることをはっきりとさせるべきです。

日米は自らの脅威・挑発が招いている北朝鮮の対応を利用して、さらに戦争の脅威と挑発を拡大しようとしています。この挑発のエスカレーションは、戦争に行き着きます。こんな悪循環は絶対
に止めねばなりません。

この緊張状態を止めることが出来るのは、日米韓の労働者・民衆です。戦争の犠牲になるのは民衆です。
愛国心で分断を図る支配者の意図を見抜き、日米の軍事強化に反対するもののみが、真の平和の立場から北朝鮮のミサイル戦略にも反対することが出来るのだと思います。

北朝鮮が衛星を発射した場合は、ロケットが秋田県の上空を飛び越える可能性は否定できません。もしそういうことになれば、イージス艦が秋田に寄港したり、秋田の上空を米軍戦闘機が飛ぶ
のと同様に、許せないことだと思います。

そうであればこそますます。戦争に進む道にNO!の声をあげるべきだと思います。

6月24日、1時からアゴラ広場に集まって、
平和憲法を変えないぞ!秋田集会を大成功させましょう!
http://www.geocities.jp/peacemag2004/syu-tirasi.pdf

**************************
秋田ピースマガジン実行委員会
平和に関するニュースを適時配信中!
登録・解除は管理者あて、
peacemag@vmail.plala.or.jp
に「配信希望」もしくは「停止希望」と送ってください。
ご意見・情報も上記のアドレスに送ってください。
http://groups.yahoo.co.jp/group/peacemag/
**************************

 

 

至極当然のことです。何かとテポドン報道が多くなってきました。北朝鮮側は「衛星の打ち上げ」だと主張しています。北朝鮮政府の言い分を信じるのではありませんが、アメリカの言うことを信じて、北朝鮮の主張を嘘だと決め付け、ミサイル発射であると主張して敵愾心を煽り、軍事化を推し進めようとする日本のマスゴミどもにはあきれてものが言えませんね。第一に、イラク攻撃する理由に「イラクが大量破壊兵器を保有し、隠している」ということでしたが、嘘で、「大量破壊兵器」など痕跡すら見つかっていないではないですか。アメリカは核保有し、北朝鮮に核ミサイルを向けている。スパイ衛星で北朝鮮を宇宙から監視している。ミサイル実験だって行っている。北朝鮮にだって同様の権利があると考えるのは自然じゃないですか?もちろん、北朝鮮のミサイル実験に反対です。ですが、軍事的に追い詰めて、北朝鮮を追い詰めているのは日米両国です。この記事が主張するように、自らの脅威・挑発が招いている北朝鮮の対応を利用し、さらに戦争の脅威と挑発を拡大しようと試みています。このような戦争に繋がりかねない悪しき試みを断固粉砕しなければなりません。でこのAMLを転載しました。

 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:52 | Comment(26) | TrackBack(88) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浅茅野発掘よびかけ・日程

先週から紹介しきれず、たまっています。全部を紹介することはできませんが、私が特に気になるのをピックアップして転載したいと思います。これは、先週になって古いですが
 
[AML 7674] 浅茅野発掘よびかけ・日程より
浅茅野飛行場建設犠牲者遺骨発掘・ 東アジアの過去を心に刻む
東アジアの平和な未来のための共同ワークショップ 開催の呼びかけ(要旨)
 
 2005年秋、北海道の最北部に程近い宗谷郡(そうやぐん)猿払村(さるふつむら)浅茅野(あさぢの)の旧共同墓地の雑木林から、一体の成人男性の遺骨が発掘されました。
 戦時下の1943年〜44年、猿払村浅茅野では日本陸軍の飛行場建設が急がれており、多数の朝鮮人が強制連行され、犠牲となりました。死亡した朝鮮人の数は判っているだけで89名(猿払村・浜頓別町所蔵の埋火葬認許証による)にのぼります。
 浅茅野では、遺族に遺骨が還されたケースも見られましたが、依然として少なくない数の犠牲者の遺骨が、工事現場近くの旧共同墓地などに残されていると思われます。
 戦後、浅茅野の地元の人々によって改葬が試みられました。この改葬では遺骨の発見には至らなかったものの、埋葬地の土を犠牲者の故郷である韓国に運びました。また、浜頓別高校の郷土研究サークルは、飛行場建設に関する調査を粘り強くすすめ、犠牲の事実を記録しました。地元の有志が追悼碑を建立するなどの活動がつづけられました。こうした人々の活動によって、犠牲の事実を風化させることなく記憶にとどめ、昨秋の遺骨発見につながったのでした。 
 昨秋の発掘結果を踏まえて、私たちは、いま、犠牲者の遺骨の全面改葬を決意し、発掘のための準備をすすめています。
 この度の遺骨発掘共同ワークショップには、日本人、在日朝鮮人、韓国人、中国人、アイヌ民族をはじめとする多くの人々の参加が予定されています。
 参加者は、共に汗を流し、歴史を掘り起こす「共同発掘プログラム」と、その経験を具体的知識とするための「学術研究プログラム」、そして、相互理解と未来志向の可能性を切り開くための「文化交流プログラム」に参加することができます。犠牲者の遺骨から届く歴史の声に耳を傾け、アジアの人々と語り合い、共同の未来を創る営みを始めましょう。発掘された犠牲者の遺骨を、一体でも多く遺族の許に届けようではありませんか。最後に、共同ワークショップ成功のための募金を心から訴えます。
 
皆 様 へ 

                              2006年夏  
 実行委員会一同

 
◆ 主 催 旧日本陸軍浅茅野飛行場建設強制連行犠牲者遺骨発掘実行委員会
 
◆事務局 <参加申し込み先>
 ・北海道フォーラム札幌事務局 堀口晃 札幌市南区北ノ沢九丁目15-22
     TEL/FAX: 011-571-5876 E-mail: ab4k-hrgc@asahi-net.or.jp
・東アジア共同ワークショップ事務局 殿平 真 深川市多度志630 一乗寺気付
TEL: 0164-27-2359 / FAX: 27-2890 E-mail: workshop@han.org
 ・現地事務局 棟方美咲恵 宗谷郡浜頓別町下頓別
     TEL: 01634-5-6477 その他猿払村、浜頓別町、稚内市ほかの地元住民有志


◆期 間  2006年8月18日(金)〜25日(金)(7泊8日)

◆協 賛  強制動員真相究明ネットワーク (8月22日の「韓国・朝鮮の遺族と共に」全国集会を共催)
◆「韓国・朝鮮の遺族とともに」全国集会について
   7月29日の東京集会を皮切りに、全国26個所で、韓国・朝鮮から17人の遺族を招いて、強制連行犠牲者遺族の思いを直接聞く。8月22日浅茅野において最後の総括の全国集会を開催する。
◆参加費(食事などを含む) 一般参加者 30,000円(1日参加5,000円)
                  学生参加者 20,000円(1日参加3,000円)
              海外一般参加者 15,000円  海外学生参加者 10,000円
            
◆予算 770万円 宿泊費(参加者負担)370万円 募金 400万円
 
国際学術シンポジウム
セッション1
日 時  8月18日 17:00〜20:00
場 所  札幌市内
テーマ  東アジアの過去を心に刻み、共に未来を拓くために
基調講演 李泳禧(り・よんひ 韓国漢陽大学校名誉教授)

             森田俊男(もりたとしお 国際平和教育研究会代表

             徐 勝(そ・すん 立命館大学教授)
 
◆スケジュール
18日(金) 午後5時−8時  国際学術シンポジウム セッション1
  講演 李泳禧、森田俊男、徐勝 
         開催地 札幌   宿泊希望は札幌別院
 
19日(土) 
午前 札幌出発 猿払村に(6時間) 団体バス使用 到着後 受付
    開会式 歓迎集会
20日(日) 
午前 オリエンテーション 発掘開始セレモニー
午後 発掘作業  
夜  国際学術シンポジウム セッション2
    講演 劉宝辰
    浅茅野飛行場建設の真相と証言の集い 報告者 地元証言者、遺族
21日(月) 終日 発掘作業
午前 代表による関係者への表敬訪問
夜  国際学術シンポジウム セッション3

   パネルディスカッション「東アジア共同ワークショップの歩みと未来」 
殿平善彦、鄭炳浩、姜恵禎、ワークショップの若者たち  

22日(火) 午前 発掘作業
午後 「韓国・朝鮮の遺族とともに」全国集会
夜  「アンニョンさよなら」上映
23日(水) 終日 発掘作業
午後 聞き取り調査、未来プロジェクト探検
夜  国際文化交流会 韓国伝統舞踊、鄭泰春、たう、アイヌ民族音楽
24日(木)  午前 発掘作業、 発掘現場撤収作業 
午後 総括発掘報告・犠牲者追悼会 儒教式、アイヌプリ、仏教式、キリスト教ほか
夜  お別れ交流会
25日(金)  午前 現地撤収
午後 朱鞠内へ御骨の捧持 旧光顕寺にて納骨式 解散
終わり
 

いかに大日本帝国が朝鮮に対して暴虐に振舞ってきたか理解できると思います。今も日本の地には、多くの朝鮮人の亡骸が埋まっており、わが国は多くの朝鮮人労働者の苦しみと血と肉の上に築かれてきました。そういう反省の視点をもって、このセッションにご参加頂けたらと思います。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:38 | Comment(10) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月18日

『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』への書評 by 半月城氏

[AML 7670] 『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』への書評 より転載

  最近、『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』の書評がいくつか出されましたが
(注1)、その中で東京大学教授・姜尚中氏の文が光ります。
  特に『まんが嫌韓流』に対する分析は読みごたえがあります。まず、同氏は『まんが嫌韓流』の手法をこう捉えました。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 マンガでは、「冷静」かつ「理性」的な主人公が、「激情」的で「非理性」的な「韓国人」や「在日コリアン」の様々な「欺瞞」や「狂態」を暴き出し、結果として「日本人」を悪意や虚偽、憎悪の犠牲者に仕立て上げる趣向になっている。読者が、そうしたお人好しでかわいそうな犠牲者としての「日本人」に共感する筋立てになっているのである。この「俗情」におもねる手法こそが、『マンガ嫌韓流』の真骨頂といえるかもしれない(注2)。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  姜尚中氏は、そのような手法をとる嫌韓本がよく売れるのは読者の社会的ポジションや意識にマッチするものがあるのだとみて、その正体を「他者を軽んじ、蔑視することによってしか精神の均衡が保たれない人々の社会的な屈折と葛藤」と推測しているようです。同氏は書評にこう記しました。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 本書(『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』)の論者たちはみな、実に丁寧かつ誠実にマンガの「デタラメ」さにひとつひとつ反論を加えながらも、憎しみではなく、あくまでも「理解」の大切を力説してやまない。そこに真摯な誠実さを読み取ることができるはずだ。
 ただ、誤認や曲解、偏見をただせば、「嫌韓流」 は次第に消え失せていくものなのかどうか。いやむしろ、そうした「意図的な」曲解と誇張こそが、「嫌韓流」のエネルギー源になり、それで盛り上がっているのではないか。もちろん、本書の論者たちはそんなことは百も承知のことだろう。
 いずれにしても、マンガのコンテンツもさることながら、今後は、さらに読者(オーディエンス)の社会的なポジションとその意識に分け入った『マンガ嫌韓流』の読みが必要になってくるのではないか。他者を軽んじ、蔑視することによってしか精神の均衡が保たれない人々の社会的な屈折と葛藤がそこから見えてくるに違いない。『マンガ嫌韓流』は、はしなくも、現代日本社会論への窓口を開いてくれるかも知れないのだ。この意味でも、本書はその第一歩になるに違いない。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 『マンガ嫌韓流』が売れる理由をつきつめれば「現代日本社会論」への窓口につながるという見方は斬新で興味をひかれます。
  しかし、嫌韓ブームもそろそろ終りになるのなら、そうした試みもほとんど不要といえます。また、その方向を促進するのに『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』が一役買うことができるなら、著者の一人として本望です。

(注1)「民団新聞」2006.6.7
 <『「マンガ嫌韓流」のここがデタラメ』、不毛な嫌韓と反日に終止符を>
http://mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=1210&corner=6

[朝鮮新報 2006.5.23]
 <醜悪な修正主義言説を斬る>
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/‚Š-2006/06/0606j0523-00004.htm

(注2)姜尚中「真摯に、誠実に、理解を呼びかけ。「嫌韓流」のデタラメに反論す
る」『週刊現代』2006.6.24

(半月城通信)http://www.han.org/a/half-moon/
 

 
漫画嫌韓流のような低俗な右翼本が流行るところが世も末ですね。漫画嫌韓流がいかにお粗末で劣悪で醜態を晒した漫画であるかはは九郎氏の▼嫌韓下流:『マンガ嫌韓流』ツッコミ大百科をみれば一発で分かるであろう。たとえば、韓国は障害者差別国家であるというが、実は日本こそが障害者差別国家であることに気づかないのであろうか。 [AML 3725] 山下清が放浪した理由をみれば、一目同然であろう。大日本帝国は知的障害者でさえも、陸軍兵士として徴兵していたのであろる。ハンセン病患者への大日本帝国時代の熾烈な迫害、戦後もつい最近までは、強制隔離されていたのだ。1996年になってやっと「らい予防法」が廃止されたが、こういったところに到底先進国とは思えない日本の酷い人権状況が露呈しているのではないだろうか。韓国や中国がどうのこうのというまえに、自分の国、日本はどうなのかということを真摯に考えるべきだろう。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:54 | Comment(46) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第二次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会の事 務局からの署名のお願い

[paml:05548] 署名のお願いです より転載
私は、富山で、第二次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会の事務局をしています。
不二越強制連行の責任を明らかにするために、3名の学者証人(山田昭次氏、太田修氏、五十嵐正博氏)の採用を求める署名へのご協力をお願いします。

富山県の機械メーカー「不二越」が1944−1945年にかけて、女子勤労挺身隊として1090名、男子報国隊として540名を朝鮮半島から強制連行しました。
そして、第二次不二越訴訟は2003年4月の提訴しました。
最初の二年間は、22名の原告が不二越への強制連行に対して、なぜ謝罪と補償を求めているのかを原告自身が意見陳述し、弁護団が、原告の訴えを認めるべきである法的責任について主張をしてきました。
 そしてこの一年間は、不二越への強制連行・強制労働が、民族的差別に充ちた歴史的犯罪行為であった事実を明らかにするために、原告の本人尋問を行ってきました。証言の中で原告は、「上級学校に行ける」などの甘言と、「お前が行かなければ他の家族を供出するぞ」という脅しによって、強制連行されたこと。不二越での労働も、徹底した監視体制の下で、民族差別的な暴言や暴力によって強いられたものであり、怪我や病気が多発し、食事も朝鮮にいた時と比較しても粗末なものであったことをなどを明らかにしました。

 現在、裁判の中で、なぜ国と不二越に謝罪と補償を行う法的責任があるのかについて明らかにするために、3名の学者証人を申請しているのですが、4月に裁判長が変わったこともあり、予断を許さない状況になっています。

次回裁判の前日の7月25日。来日した原告団によって、署名を裁判所に提出します。また、裁判所と双方の弁護士だけが参加する進行協議が7月11日にあり、弁護団から、現在までにこれだけの声が集まっていると示すことになっています。
そのため、署名の集約を一次は7月9日として、最終的には7月23日までにということでお願いしています。
短期間ですが、ぜひご協力をお願いいたします。末尾に署名用紙を貼り付けますので、私のメールアドレスまでご返送ください。
kawati@tym.fitweb.or.jpです。
また、署名を集めていただける方は、署名用紙ーリーフレット等がありますので、メール(ワード・一太郎)か郵送でお送りします。
ぜひよろしくお願いします。

第二次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会
〒939−8097 富山市大泉北町2−4
пEファックスー076−425−2540

事務局ー河地徳行
(090−9766−4510)
kawachi@tym.fitweb.or.jp

 
<以下、署名用紙です>

不二越強制連行の責任を明らかにするために、3名の学者証人(山田昭次氏、太
田修氏、五十嵐正博氏)の採用を求めます

富山地方裁判所民事部合議係 裁判長 佐藤真弘 様
  
 第2次不二越強制連行訴訟は2003年4月に22名の韓国人の原告によって提訴され、本年4月19日の第10回口頭弁論までに、6名の原告本人尋問がおこなわれました。原告は証言の中で、不二越への強制連行・強制労働の事実を明らかにし、謝罪と補償が必要であることを訴えてきましたが、国と不二越は、原告らの訴えに応えようとしていません。そのため、下記の3名の学者証人を申請しています。
 山田昭次立教大学名誉教授-日本による朝鮮植民地支配と強制連行の歴史を通して、不二越強制連行は、国と不二越が一体となって行った歴史的犯罪行為であること。
 太田修仏教大学助教授-強制連行被害者への補償問題が、「日韓請求権協定」によっても解決されていない事。
 五十嵐正博神戸大学教授-朝鮮人強制連行が国際法(ILO29号条約)に違反し、原告への補償義務があること。
 上記3名の学者証人は、国と不二越が謝罪と補償をおこなうべき責任を立証するための、不可欠な証人です。
 原告らは高齢化し一日も早い解決を望んでいます。原告らが受けた被害を救済するため、3名の学者証人を採用し、公正な判断をおこなっていただきますようお願いいたします。
2006年7月  日

名前
住所


コメント

 


第2次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会
共同代表 渡部敬直、漆崎英之、李鎮哲
連絡先 富山県富山市大泉北町2−4
電話/FAX 076−425−2540

 
 

 
以上転載しました。不二越強制連行・強制労働の被害者たちへの救済および補償措置が急務です。良識派の方々はご協力のほうお願いします。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:25 | Comment(9) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月15日

「(インドネシアに対する)政府開発援助(ODA)による武器供与に対する申し入れ」

[AML 7580] 「政府開発援助(ODA)による武器供与に対する申し入れ」  より転載
中田 です。


転送歓迎です。

賛同署名にご協力おねがいしたいと思ます。第一次集約締め切り:6月15日午後5時です。
<以下、転送文>
==========================================
みなさま こんにちは。

インドネシア政府に対して、日本政府がODAを使って、外国に武器供与することが分かりました。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060602/mng_____sei_____003.shtml
http://www.sankei.com/news/060601/sei144.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000280-kyodo-pol

以下、札幌の越田さんから、広く賛同の呼びかけにご協力を、とのお知らせが回ってきました。


********************
札幌の越田です。ODAによる武器供与に反対する申し入れ書です。ぜひ皆さんのご賛同(個人・団体)をお願いします。
広く賛同の呼びかけへの御協力を御願いします。

第一次集約締め切りは、6月15日(木)午後5時、とします。
尚、賛同集約先としてODA改革ネットワーク(日本国際ボランティアセンター気付)の高橋まで御願いします(以下に、返信先が添付されています)。
E-mail: kiyo@ngo-jvc.net
Fax: 03-3835-0519
Tel: 03-3834-2388

16日(金)に内閣官房か外務省に持ち込むか、送付する予定です。
----------------
「政府開発援助(ODA)による武器供与に対する申し入れ」
2006年6月13日

内閣総理大臣 小泉純一郎 殿
外務大臣 麻生太郎 殿

 日本政府はインドネシア政府に対して「マラッカ海峡のテロ・海賊対策のため」に巡視船艇3隻を、ODAによって無償供与することを決定する、という報道がありました(読売新聞・北海道新聞 2006年6月2日)。
私たちは、以下の理由から、この決定は不適切な政策判断であると考え、計画の即時撤回を求めます。

1.「武器輸出三原則」をふみにじるものである。
政府自身が、巡視船艇は武器であることを認めているように、今回の決定は明らかに海外への武器輸出です。確かに、政府は、2004年に米国ミサイル防衛に関する技術協力で例外とする旨を新防衛大綱の発表に合わせた官房長官談話で、「テロ・海賊対策への支援」に関して、「今後、
国際紛争等の助長を回避するという平和国家としての基本理念に照らし、個別の案件ごとに検討の上、結論を得る」という表現を盛り込み例外扱いの可能性を示唆していましたが、今回の件では、「例外」とするに当たってのきちんとした説明がありません。また、「武器輸出三原則」は、
「戦力を保持しない」ことを定めた日本国憲法の根幹であり、いわば「日本の良識」であり、武器輸出の例外は歯止めがきかなくなる恐れがあり、基本的にすべきでないものと私たちは考えます。

2.「ODA大綱」の原則を無視する決定である。
ODA大綱には、ODAを軍事的用途に使わないことが明記されています。また、衆議院外務委員会(1978年)と参議院外務委員会(1981年)でも決議され、その原則が確認されています。日本国憲法が求める「平和共存」のためにODAを使うのであって、「軍事的用途に使わない」という原則
は、私たち日本に暮らす者が心から受け入れ、ごく当たり前の考えとなった日本の「平和貢献のあり方」です。2003年に改訂された新・ODA大綱では、「平和構築」や「テロへの対応」などの文言が入りましたが、「テロへの対応」であればどのような支援もODAとして許されるということではありません。ODA大綱の四原則にてらして、文民機関に供与されるものであったとしても、それが実質的に「軍」を助けることになったり、紛争を助長する恐れがないか慎重な判断が求められます。きちん
とした説明責任とモニタリング体制の確証がない限り、ODAによる武器供与は「ODA大綱」を無視する決定です。また、当然ですが、社会環境配慮ガイドラインなどをきちんと適用して、巡視船供与がどのような影響をもたらすかしっかりと事前にチェックされなければならないことは言うまでもありません。

3.ODAによる軍事援助・軍事化を加速させる。
「治安対策」という名目で、また使用目的を限定したとしても、「武器供与」は公権力の強化を明確に意図したものです。しかし、いくつかのドナー国は、「治安対策」のためには、公権力の強化よりも、市民社会の強化を通じたガバナンス、公権力の乱用に対するチェックといった民主主義支援の観点から市民社会の支援を重視しています。また、真の「治安対策」のためには、公的機関への機材供与だけでは意味をなさず、技術協力などを通じた司法分野の改革、市民社会による監視機関の整備などが伴わなければ国家暴力の温床となってしまうことは、多くのドナーが認めていることです。これまで日本のODAは、警察活動支援であっても、人権配慮の観点から、一定の歯止めをかけていました。ODAの供与には、明確な理念と原則がなければなりません。それをなし崩しにする
ような決定は、適切な政策判断とは思えません。今後、今回の決定を機に、理念が原則もないがしろにして、「テロとの闘い」を名目で、直接的武器援助のためにODAが使われるようになっていくことを強く懸念します。

4.DACのODA定義に反し、貧困問題の解決に寄与しない
国際的に見ても、今回の決定は「開発途上国の経済開発や福祉の向上に寄与することを主たるもの」をODAとするという、開発援助委員会(DAC)の定義に反するものです。ODAは貧困問題の解決などに使われるべきものであるというのが、援助国の共通認識です。ましてや、ますます貧富
の格差が開き、温暖化など環境破壊が進み、感染症の防止対策も十分でない現代において、今回のような決定は、日本がこうした問題に対して真剣に取り組もうとしていないという誤ったメッセージを国内外に送ることになります。今、国際社会が協調して、真に貧困問題の解決に取り組むべき時であるにもかかわらず、こうしたODA本来の目的と相容れないものに使う途を開くことは、世界第二位の援助国である日本が取るべきリーダーシップの形ではありません。

以上の理由から、私たちは、日本が武器援助を行い、ODAをそのために使うことに強く反対し、計画の即時撤回を求めます。


呼びかけ団体:
アジア女性資料センター
アジア太平洋資料センター
インドネシア民主化支援ネットワーク
ODA改革ネットワーク
関西NGO協議会
債務と貧困を考えるジュビリー九州
さっぽろ自由学校「遊」
名古屋NGOセンター
日本国際ボランティアセンター
ピースボート
ピープルズ・プラン研究所

========(返信用)=================
「政府開発援助(ODA)による武器供与に対する申し入れ」に賛同します。

氏名:
所属団体名:
連絡先:

□ 団体として
□ 個人として
(□を■に変えて選択下さい)

第一次集約締め切り:6月15日午後5時

 
 

 
というわけで転載しました。第一次集約締め切りが6月15日午後5時ということなので、もう間に合いませんね。ちょっと転載するのが遅すぎました。とはいえ、このことは見逃すことはできません。米国と追従した軍事覇権国家化への一歩であり、非常に危険な動きです。大日本帝国の二の舞を踏んではいけません。どんどんと平和国家や憲法9条、そして自国の法理の趣旨にすら反するような横暴や逸脱が目立っています。満州で陸軍部隊が暴走し、日中戦争、アジア太平洋戦争へ突き進み、アジアの民も、そして国民も惨禍と地獄の淵に追いやったことを忘れたのですが。今回暴走しているのは陸軍(大日本帝国軍)ではなく、小泉政権や日本政府、防衛庁関係者なんでしょうけど、こういった動きには断固粉砕しなければなりません。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:26 | Comment(15) | TrackBack(120) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

北朝鮮バッシングに乗じたデッチあげ刑事告訴を弾劾する声明

[AML 7557] デッチあげ刑事告訴を弾劾する声明

こんにちは
 拉致事件を利用した北朝鮮バッシングに呼応して、自らが行っている朝鮮学校への破壊攻撃を市民団体の中の討論で批判され、その批判を封殺し批判者を圧殺するために市民団体やその関係者を「告訴する」と脅しまわり、ついには刑事事件をねつ造して主要な批判者をデッチあげ刑事告訴するという暴挙が、元大学教授という肩書きを持つ人物によって行われました。
 デッチあげ刑事告訴された私および討論にはまったく無関係にもかかわらず「告訴する」と脅されている逮捕令状問題を考える会では、デッチあげをあばいてこの暴挙を弾劾するとともに、その暴挙を利用した公安警察による弾圧を許さないため、以下の通り声明を公表するとともに、暴挙について令状の会のサイトで詳細に明らかにすることを決定しました。
 刑事告訴へいたる経緯など「藤原言論抑圧事件」の詳細については、次のURLを参考にしてください。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~reijo/fuji/index.html
         (転載歓迎)

《声明》
刑事事件をねつ造して批判の封殺を狙う藤原英夫氏の言論抑圧行為を弾劾しデッチあげ告訴の撤回を求める

 労働者、市民のみなさん、とりわけ研究者、学生、知識人のみなさん批判の自由は思想・信条、言論・表現の自由そのものです。とりわけ自由な批判なしに学問の自由やその進歩はありえません。この学問の自由を最も重視し、 享受してきたはずの元大学教授・藤原英夫氏によって、刑事事件をねつ造して警察の力を借り、自らへの批判者の抑圧と批判の封殺を狙うという言論抑圧行為が
行われたことは、決して放置してはならないことと私たちは考えます。それは現在拡大している反テロ・キャンペーン、北朝鮮バッシングという国家権力による問答無用の批判と異論の抑圧、異端者の抹殺に通じるものです。
 私たちはここにその言論抑圧行為の経過を明らかにして藤原氏に言論抑圧行為の撤回を求めるとともに、自由と人権のために闘う多くの方が、批判の自由を守るために私たちとともに弾劾の声を上げてくださることを訴えます。
*    *    *   
 「民族学校内に教育目的外の施設が存在するのは憲法89条違反」として補助金返還などを求める訴訟を行っている藤原英夫帝京大元教授に対して、逮捕令状国賠原告の御 崎(みさき)直人は「民族学校のおかれた人権侵害情況を考慮せずに補助金返還などを求めるのは誤り」と批判し、両者が会員である国賠ネットのメーリングリスト上で論争をしていました。
 ところが、藤原氏はその論争の途上で突然、「裁判審理の審理外干渉は法律上禁止」で訴訟を批判するのは「誹謗中傷の妨害行為」だから「名誉毀損」で告訴するなどと御 崎を脅し始めました。
 裁判批判は何ら違法ではなく、逆に自由な裁判批判こそは民主主義社会の基盤を支えるものです。それゆえ、御 崎はそうした態度をたしなめ、藤原氏が「どのような態度を取ろうと、これまで通り冷静に批判と問題提起を続けていく」と 宣言して批判を続けました。
 告訴の脅しでは御 崎の批判を封殺できないと知った藤原氏は、次には、論争に直接には関与していない国賠ネットやその関係者、あるいは御 崎が会員である逮捕令状問題を考える会に対して、「管理責任」とか「共犯」などと称して告訴の脅しを拡大してきました。
 その狙いは明らかです。それらの団体の圧力で御 崎に批判をやめさせようとしたのです。もちろん国賠ネットや令状の会が告訴の脅しに屈服して正当な批判を抑圧することはありませんでした。
 そこで、追いつめられた藤原氏は、ついに5月15日、友人への電話を通じて御 崎に対して、「脅迫罪で刑事告訴した」などと脅しをエスカレートさせたのです。17日には同内容のメールをやはり友人経由で送りつけてきました。藤原氏は、この脅しによって御 崎に批判をやめさせようとしているだけでなく、国賠ネットなどに対しても、御 崎を見せしめとし「共犯で告訴する」と再度脅すことで御 崎の批判の封殺に協力させようとしているのです。
 一貫して藤原氏に討論を呼びかけ実践してきた御 崎が、藤原氏を脅迫した事実もそうする動機もありません。当初より告訴の脅しで批判を封殺しようとしてきたのは、逆に藤原氏自身です。自らの主張や行動への批判に対して、自らの力で反論するのではなく、国家権力や批判者の周囲の団体の力を借りて批判を封殺 しようとする藤原氏の姿勢には、私たちは研究者としての良心を到底感じることはできません
 私たちは、このような藤原氏の言論抑圧行為を弾劾し、同氏に次の3点を行うことを求めます。
・ デッチあげ告訴を直ちに取り下げ、御 崎に謝罪すること
・ 国賠ネット関係者、令状の会などへの告訴の脅しを撤回し、関係者に謝罪す
ること
・ 批判の自由を含む思想・信条、言論、学問の自由を尊重し、二度と警察などの力を借りた言論抑圧行為を行わないことを誓約すること
以上
2006年6月4日
逮捕令状問題を考える会
逮捕令状国賠原告団
御 崎 直 人

******
犯人ねつ造システムと化した刑事手続きの抜本的改革を!
*違法捜査くり返す警察・検察から強制捜査権をはく奪しよう
*デッチあげ追認の官僚裁判官から事実認定権をはく奪しよう
公安警察はじめすべての弾圧と抑圧の機関の解体を!

逮捕令状問題を考える会(御 崎 直 人)
135-0002 東京都江東区住吉2−27−1
tel/fax 03-3633-1954
reijo@mx4.mesh.ne.jp
******

 
 

 
急にAMLより来たので、転載します。藤原英夫という人物は相当狂っていますね。こんなやつが元大学教授なんて片腹痛い。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:58 | Comment(24) | TrackBack(8) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「『防衛省』設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求め る共同声明」団体賛同のお願い

[AML 7554] 「『防衛省』設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求め る共同声明」団体賛同のお願い
 

高田健@許すな!憲法改悪・市民連絡会です。
重複送信をお許しください。広く賛同を募集しますので、ぜひ転送・転載にご協
力下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−
「『防衛省』設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求める共同声明」への
団体賛同のお願い
2006年6月12日
憲法共同会議
連絡先101-0061東京都千代田区三崎町2−21−6−301
(許すな!憲法改悪・市民連絡会気付)
      電話03(3221)4668  FAX03(3221)2558
       kenpou@annie.ne.jp
以下の団体共同声明に、ぜひご賛同下さい。なお賛同は団体・グループに限らせ
ていただきます。第一次締切は7月末日とします。この呼びかけの転送・転載に
ご協力下さい。
------------------------------------
----
「防衛省」設置法案と自衛隊法改悪案に抗議し、廃案を求める共同声明

 小泉内閣は通常国会の会期切れ直前の6月9日、「防衛省」設置法案とそれに
関連して自衛隊法改定案などを提出しました。これらの法案は、防衛施設庁主導
の談合発覚で2月に見送ったはずのものですが、事件が未解決のまま提出したの
は、問題になる法案は秋の臨時国会で成立させ、来夏の参院選に「重荷」を持ち
越したくないという与党の思惑もあります。このような法案提出のやり方は「ア
ンフェア」というべきですが、それ以上に重大な法案であり、私たちは強く抗議
し、廃案を求めます。

 「防衛省」設置法案は、単に庁を「省」に、長官を「大臣」昇格させたり、在
日米軍の基地・施設も扱う防衛施設庁を吸収・統合するだけではありません。こ
れに便乗する形で、これまで自衛隊の「本来任務」ではなかった周辺事態での活
動や海外派兵を自衛隊の本務に格上げすることが主な内容となっています。現行
の自衛隊法では、自衛隊の任務は「侵略からの防衛」(第3条)とされ、国際緊
急援助隊への協力、国連PKOなど「国際平和協力業務」、周辺事態における船
舶検査や後方支援などの活動は100条の「雑則」各号に追加されてきました。しか
し今回の自衛隊法改定案では、3条に周辺事態での「我が国の平和と安全に資す
る活動」と「国連を中心とした国際平和のための取組への寄与、国際社会の平和
と安全の維持に資する活動」を加え、100条活動は「3条活動」すなわち自衛隊の
「本務」にするというものです。そうなると、自衛隊の組織・装備・活動・訓練
などは、海外派兵のための本格的なものになっていくでしょう。

 米軍再編問題で日米両政府は、自衛隊を米軍と一体化させ、「国際の平和と安
全」を掲げて地球上どこででも軍事行動ができる体制を作るという戦略で合意し
ました。昨年10月に自民党が発表した「新憲法草案」には、「自衛軍の保持」と
「国際社会の平和と安全を確保するために協調して行われる活動」が盛り込まれ
ています。「防衛省」設置法案と自衛隊法改悪案は、そのような新「日米同盟」
と憲法9条の改悪を先取りするものです。
 私たちは、これら新「日米同盟」と憲法改悪の先取り法案である「防衛省」設
置法案と自衛隊法改悪案を許さず、廃案を求めます。
                以上

---------------------------------------------------------------
高田 健 /許すな!憲法改悪・市民連絡会
TEL03−3221−4668 FAX03−3221−2558
東京都千代田区三崎町2−21ー6ー301
kenpou@annie.ne.jp(変更しました)
http://www.annie.ne.jp/~kenpou/(移転しました)

 

 
ということで転載しました。米軍と結びつく形で、かつての大日本帝国のように軍事覇権の野望を実現させようというのが、今回の『防衛省』設置法案と自衛隊法改悪案であるようですね。断固反対しなければなりません。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月08日

原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島

[AML 7491] 原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島 より転載
前田 朗です。
6月7日
(転送・転載歓迎)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島のご案内】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
来たる7月15〜16日、『原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島』を開廷いたします。原爆という大量破壊兵器による広島・長崎での無差別大量虐殺がいかに重大な「人道に対する罪」であったかをこの法廷で明らかにすることによって、私たちは核兵器と戦争の廃絶を目指します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■開廷日:2006年7月15日(土)、16日(日)
■会 場:「メモリアルホール」
       (平和公園内、広島平和記念資料館地下)
       広島市中区中島町1-2 電話:082-242-7798
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/frame/Virtual_j/tour_j/guide2.html
■傍聴参加費:2日通し券1,998円、1日券999円(学生等500円)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■判事団:
●レノックス・ハインズ教授(国際法,刑法)
米国・ラトガーズ大学 
国際民主法律家協会(IADL)終身国連代表
フィリピン国際民衆法廷判事(2005,8)
●カルロス・ヴァルガス教授(国際法)
コスタリカ大学
国際反核法律家協会副会長
●家 正治教授(国際法)
姫路獨協大学法学部

■検事団:
●足立修一(広島弁護士会)
●井上正信(広島弁護士会)
●下中奈美(広島弁護士会)
●秋元理匡(千葉弁護士会)
●崔凰泰(韓国/大邱地方弁護士会)

■アミカス・キュリエ(法廷助言者):
●大久保賢一(埼玉弁護士会)

■告発者
被爆者 広島市民 長崎市民
■被告人
フランクリン・D・ローズヴェルト大統領
ハリー・S・トルーマン大統領
ジェームズ・F・バーンズ国務長官
ヘンリー・スティムソン陸軍長官
ジョージ・マーシャル陸軍参謀総長
トーマス・T・ハンディ陸軍参謀総長代行
ヘンリー・アーノルド陸軍航空隊総司令官
カール・スパーツ陸軍戦略航空隊総指揮官
カーティス・ルメイ第20爆撃軍司令官
ポール・ティベッツ中佐(エノラゲイ機長)
ウィリアム・パーソンズ大佐(エノラゲイ爆撃指揮官)
チャールズ・スィーニー大尉(ボックスカー機長)
フレデリック・アシュワーズ中佐(ボックスカー爆撃指揮官)
レスリー・グローヴズ少将(マンハッタン計画・総司令官)
ロバート・オッペンハイマー(ロスアラモス研究所所長)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■プログラム(全て同時通訳付き)

7月15日(土):13:00〜17:00
開会の辞
法廷の紹介
開廷に至るまでの経過説明
法廷憲章の説明
開廷・これ以降は判事団が主宰
起訴状朗読
アミカス・キュリエの意見
争点整理
立証:
被爆の影響 
●鎌田七男(広島大学名誉教授)
被爆者証言:
●高橋昭博(広島)
●下平作江(長崎)
●郭貴勲 (韓国)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
7月16日(日):10:00〜17:00 
(休憩:12:00〜13:00、15:00〜15:30)
立証:
投下に至る事実関係 
●荒井信一(茨城大学名誉教授)
国際法から見た違法性 
●前田朗(東京造形大学教授)
最終弁論
アミカス・キュリエの意見
判事団合議
この間、傍聴者のための特別企画
1)『Original Child Bomb』上映
  (広島平和映画祭実行委員会の協賛)
2)特別証言「日本の戦争責任」
●李実根(広島県朝鮮人被爆者協議会会長)
判決要旨発表
[最終的な判決文は年末までに作成予定]
閉会の辞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ご賛同とご協力のお願い
賛同金:個人一口500円、団体一口5,000円
郵便振替口座番号:01310−6−93301
口座名義:原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島
当日のボランティア・スタッフを求めています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■主催:
「原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島」実行委員会
■共同代表:
坪井直(被爆者)
佐々木猛也(弁護士)
田中利幸(広島平和研究所教授)
■連絡先:
〒730-0004
広島市中区東白島町18-13-201足立修一法律事務所内
Tel:082-211-2441
Fax:082-211-3331
E-mail:info@abomb-hiroshima-tribunal.com
http://www.abomb-hiroshima-tribunal.com/ 
 


 連合国の行った東京裁判(BC級戦犯裁判を含めて)には多くの欠陥があげられます。すべてを挙げていくときりがないので、主要なものを私なりに。まずは@昭和天皇が戦争犯罪者として裁かれなかったことA731部隊、化学兵器使用、従軍慰安婦制度が米国側の都合で戦争犯罪として裁かれなかったことB連合国側の戦争犯罪、つまり広島、長崎への原爆投下が裁かれることがなかったということである。
昭和天皇を有罪にし、日本軍従軍慰安婦制度を裁いた「戦争と女性への暴力・日本ネットワーク」などの市民団体が開いた「女性国際戦犯法廷」があげられる。
今回は広島・長崎への原爆投下という無辜の市民への大量殺戮という戦争犯罪が「国際民衆法廷」の場で裁かれることになった。イランや北朝鮮をめぐる核問題、インドやパキスタンなどの核兵器などの核の問題が山積するこの時だからこそ、人類史に残る広島・長崎への原爆投下を裁こうとする「国際民衆法廷」には意義があると思います。
 しかし、日本人には勘違いしてもらっては困ることが多々ある。
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper19.htmより引用
 
 
 マレーシアに滞在していたある人は、東マレーシアのサラワクの映画館で「ライジング・サン」という第一次・二次世界大戦のドキュメント映画を見たとき、映画のラストシーンに原爆の雲がでてく ると、見ていた華人の観客が一斉に大きな拍手をしたのに心底驚いたという経験を語っている(荒川 純太郎「アジアの民衆から見た日本」)。原爆についてのこのような受け止め方は、日本軍によって痛めつけられた華人だけではない。分断 統治のために利用されたマレー人の場合を、マレーシアの作家イスマイル・フセインが語っている。
 「原爆の投下をラジオで聴いて、家族は、大変な技術の進歩だ、三日間で長い間の戦争に終止符 をうってくれた、と話していました。長い間のマレーシアの苦しみがこれで終わって、戦争から解放 されたという興奮がマレーシアの村々を駆け巡ったのです」(『反核と第三世界』)。  
 インドネシアのジャワでも、原爆投下の話を聞いた街の人々は喜び、一人のイスラム導師は「日本は神から罰せられたのだ」と語ったという(中村平治はか編「アジア一九四五年」)。原爆の投下は、けっしてアジアの解放のためではなく、むしろアメリカによる冷戦の開始を告げる ものであり、人類にとって核時代という新たな危機の時代を示すものであるが、アジアの人々は、原 爆を日本の圧政からの「神の救い」と受け止めたのである(高嶋伸欣『族しよう東南アジアヘ』)。


日本人が広島・長崎への原爆投下という問題を考えるとき、被害者面ばかりに目をとらわれてはいけない。1945年8月7日、あるいは10日以後の朝、原爆投下という知らせを聞いた日本軍の占領地や植民地の民はどう思ったのだろうか。「神からの救い」「大日本帝国・日本軍の圧政や暴虐からの解放の知らせ」「悪魔(大日本帝国)への天罰が下った」という風に捉えたのである。

 原爆投下という歴史を目の前にしたとき、日本人は被害者である以上に、加害者であるということに気づかなければならない。原爆を落とした米国にしても、米国側の世論には、「真珠湾やバターン死の行進」を忘れないという声が強いのが事実である。米国以上に、何をおいても「アジア解放、大東亜共栄圏」という絵空事の虚構の「大義」のために、大日本帝国・日本軍が侵略したアジア・太平洋地域の憎悪と悲痛と何事にも変えがたい激しい怒り。
そういうことを無視して、「ノーモア、ヒロシマ・ナガサキ」であるならば、唯一の被爆国として広島・長崎での無差別大量虐殺を非難し、核兵器の廃絶を訴えても、空虚に聞こえ、説得力など持ちません。幸い、前田 朗氏をはじめ、良識派が主催する法廷ですから、広島・長崎に原爆が落とされた根本に、明治維新以来の大日本帝国の対外侵略と無謀なアジア・太平洋の侵略戦争および戦争・侵略責任が存在するということにも酌んでやってくれると思っています。以上です。 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:58 | Comment(16) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

都議会傍聴&裁判傍聴のお知らせ

[AML 7497] 都議会傍聴&裁判傍聴のお願い! より

こんばんは。犯罪都教委&3悪都議と、断固、闘う増田です!
          
  ご都合の着く方は、ぜひ、傍聴参加をお願いします。

●6月14日(水)、午後7:20〜都議会本会において、
伊沢けい子都議が、都教委による平和教育破壊&人権侵害を追及してくれます!
 
 傍聴参加できる方は、都議会議会棟で2Fで傍聴手続きをして7F本会議場へ

<3右翼都議糾弾裁判の本人尋問>
 東京都の民主教育・平和教育破壊に狂奔してきたナマ!? の3右翼都議が、目の前で見られますよ!
●6月16日(金)627号法廷において、11:00〜、私の足立12中時代の教え子、13:30〜本人尋問
●7月14日(金)627号法廷において、10:00〜土屋、午後に古賀・田代の尋問

<都教委の条例違反、地公法違反が裁かれるかが、ミモノ!?>
●6月28日(水)都教委「個人情報漏洩糾弾裁判」判決  13:10〜626号法廷

 

ご都合のつく、東京近辺の良識派の方はご参加ください。以上お知らせ  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:29 | Comment(8) | TrackBack(58) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

天皇のタイ・シンガポール・マレーシア訪問反対6・7大阪集会

[AML 7435] 天皇のタイ・シンガポール・マレーシア訪問反対6・7大阪集会 より転載

反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。

参戦と天皇制に反対する連続行動は以下の行動を行います。多くの参加を呼びかけます。

●天皇アキヒトのタイ・シンガポール・マレーシア訪問反対6・7大阪集会

  □ 日時:6月7日(水)午後6時30分
           デモ:7時30分出発
  □場所:大阪市役所南側・女性像の前
  □主催:参戦と天皇制に反対する連続行動
    連絡先:大阪市淀川区十三東3−16−12
       Tel/Fax  06 (6303) 0449

■ アキヒトとミチコは6月8〜14日、国交樹立40周年式典の行われるシンガポールと、プミポン国王(78)の即位60周年記念式典が行われるタイを公式訪問し、マレーシアには立ち寄る。15年前の91年9月、天皇として初めてのタイ・インドネシア・マレーシア訪問でも謝罪しなかったが、今回もする気はない。宮内庁は「相手国の考えを考慮して今後検討するが、
中心テーマにはならない」としている。タイには、62年に「タイ特別円」協定をむすび九六億円を、またシンガポールとマレーシアには67年9月にそれぞれ無償経済協力協定を結び、
約二九億四千万円を支払ったことで、戦争責任問題はなくなったとしているのだ。日本は、賠償ではない「つかみ金」を出すことで戦争・侵略責任を「不問」に付し、この金をテコに経済
侵略をはかってきたのである。

■ 日本の東南アジア侵略戦争を象徴するひとつにタイ・ビルマに敷設された泰緬鉄道がある。
 1941年12月8日、真珠湾攻撃より約一時間早く、日本軍はマレーのコタバル、つづいてタイのシンゴラ、パニタに侵攻した。中国大陸で民衆の激しい抗日戦に苦戦を強いられた日
本軍は、中国民衆を支援する連合軍の中国蒋介石援助物資輸送路「援蒋ルート」の遮断作戦と、イギリス軍の拠点であるインド・インパールの壊滅作戦をとった。その一歩がタイとビルマの国境を結ぶ泰緬鉄道と軍用道路の建設であった。四一四・六キロ(東京―大垣間に相当)の泰緬鉄道は機械を使わず人海戦術で一年四ヶ月という短期間で仕上げられた。連合国俘虜五万五〇〇〇人、「ロームシャ」と呼ばれたタイ・マレーシア・インドネシアの労働者約二〇万人は雨季の最中でも休むことなく働かされた。倒れると声高にののしり、生竹でピシッピシッと殴りつけ、頭を軍靴でけりつける日本兵もいた。発熱して作業に出ないと食事が与えられず、三、四日も寝ているとジャングル内の病院に送られ、そのまま帰ってくることはなかったという。過酷な労働、食料不足からくる栄養失調とコレラやマラリアで、死者は莫大な数にのぼった。「枕木の数ほど」が殺されたのである。泰緬鉄道は「死の鉄路」と呼ばれた。
 ところで、鉄道建設の直前、朝鮮人青年が軍属として採用され俘虜監視に動員された。ジャングルの行軍で一万人を超す俘虜を軍属数十人で、しかも言葉が通じないなかで見張ることなどできることではなかった。犠牲やむなしとする軍への異議申し立てなど許されないなかで、彼らの俘虜の扱いが乱暴になり、病気の世話も放置された。そして彼らは、戦争裁判で俘虜の死などの責任を問われたのである。泰緬鉄道関係の戦争犯罪人(BC級戦犯)としての朝鮮人軍属の起訴は三五人、有罪三十三人、うち死刑九人であった。

■ しかし戦後、日本はこうした戦争責任をまったくとろうとしなかった。
 三年三ヶ月泰緬鉄道で働いたマレーシア出身の宋日開さんは軍票一ビルマ・ドルしか支払わなかった日本に、生き残った一九人と遺族のマレーシア人、計三〇〇人を組織して賃金全額の支払いを要求した。91年11月、朝鮮人元軍属のBC級戦犯と遺族の七名が戦争責任を肩代わりさせられたうえ半世紀近く放置されてきたと日本政府に謝罪と補償を求めて東京地裁に提訴した。一審、二審、そして最高裁(99年12月)も訴えを退けた。1998年夏、天皇アキヒトのイギリス訪問に際しては、日の丸は燃やされ、イギリス人元捕虜らはアキヒトパレードに背を向け、口笛を吹いて抗議の意を表した。
 こうした憤りと抗議はいまもつづいている。しかし、日本の歴代政府は一貫して拒絶し、小泉首相にいたっては戦争・侵略神社=靖国神社に五年連続参拝するという計画的な挑発をくりかえしている。この靖国神社の遊就館には泰緬鉄道のC56型蒸気機関車が零戦52型や人間魚雷「回天」などとともに展示されているのだ。わざわざタイから買い付けて「奉納」したのだという。ふたたび侵略と戦争を開始した日本の支配階級の新たな軍国主義の強い意志があると見なければならない。

■ 「タイ特別円」協定を契機とした日本の独占資本のタイへの経済侵略はじつに大きく、タイの支配階級も日本独占資本から離れられない。タイから見て日本は貿易額、投資額、援助額ともに第一位なのだ。タイはいまや東南アジア地域における日本の重要な生産拠点かつ市場となっており、タイ労働者の低賃金を利用した強搾取は日本の独占資本に膨大な利潤を保障している。現在、バンコク日本人商工会議所の加盟企業は一二〇〇
社を数えるという。
 タイの国王と軍部、資本家などの支配層はベトナム・カンボジア・ラオスのインドシナ革命や共産党の伸張に恐れをなし、反共産主義の国是をいっそう強め、アメリカとの同盟に未来を賭けてきた。ベトナムを空爆する米軍爆撃機の八割がタイの軍事基地から出撃したのだ。こうしたタイがいま、アメリカの中国包囲網、反テロ世界戦争の重要な一陣地としての役割をはたしている。イラクに四五〇名の兵士を派遣しただけでない。この5月には米国とタイを軸とした東南アジア最大級の合同軍事演習「コブラゴールド」(総勢一万一三〇〇人)が行われた。シンガポールやインドネシア、そして日本の自衛隊も参加した。
 04年12月のスマトラ沖大地震・津波では、タイのウタパオ軍事基地は米、日、豪、独、マレーシア、シンガポールなど一四カ国の「現地連絡・調整本部」となった。米軍は輸送機約
二〇機、ヘリ約四〇機、約一万一五〇〇人の兵員を投入した。それは被災者の救援活動というより、対テロ戦争の軍事演習なのは明らかであった。自衛隊も現行の自衛隊法を踏みにじって、一人の司令官が陸海空の全部隊を指揮する「統合部隊」を初めて編成し、戦争を実際に遂行する戦闘態勢の確立を行ったのである。自衛隊の海外展開は著しく、米軍との共同作戦態勢は米軍再編によっていっそう強められている。タイもこうしたなかにあるのだ。

■ 上記のような戦後タイの経済・政治・軍事体制の形成に決定的な役割を果たしてきたのがタイ国王プミポンであり、彼の在位60年である。アキヒトはこのプミポンの祝賀に参列し、
日本とタイの支配層の反動的連帯を行う。それは、いまや「象徴天皇」(現行憲法)の枠を超えて「戦争と国家を担う」までになった天皇アキヒトのさらなる一歩である。

■ 私たちは、こうした天皇アキヒトとタイ・シンガポール・マレーシア訪問に反対である。反対行動への参加を訴える。

 

 
タイ・シンガポール・マレーシアにおける大日本帝国の侵略と戦争加害および現代の経済侵略の実態については、

50年目の証言 アジア・太平洋の傷跡を訪ねて 森武麿著にみる日帝悪 タイ・マレー半島北部
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/14755894.html
50年目の証言 アジア・太平洋の傷跡を訪ねて 森武麿著にみる日帝悪 冒頭の説明とマレー半島南部編
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/14680267.html
の記事のほうも参考に。

天皇がタイ・シンガポール・マレーシアを訪問するのですか?賠償と名のつくはした金を渡しただけで戦争・侵略責任を「不問」に付しただけでなく、この金をもて、戦後も経済侵略を行いアジアの大地を踏みにじってきたのである。「天皇の赤子」「アジアの解放」という美名の下に、どれだけタイ・シンガポール・マレーシアの大地を踏みにじり、民衆を軍靴で踏みにじり、生き地獄の惨禍に陥れた罪行への謝罪への認識もなく、天皇訪問はないだろうと思う。タイ王室などの既得権益層および米国のアジア覇権への野望を合わせてみても、今回の天皇訪問はアジアの地を再び軍靴で踏みしだくことである。そんなことは断じて認めない。天皇の訪問に反対!!!このブログの良識的読者で、天皇アキヒトのタイ・シンガポール・マレーシア訪問反対6・7大阪集会に参加できる方がいりゃっしゃれば是非ご参加ください。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:27 | Comment(7) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月18日

当ブログの百人斬り・本多勝一氏支援および夏淑琴裁判支援の賛同署名

「南京への道」・史実を守る会の百人斬り・本多勝一氏支援と夏淑琴裁判支援に賛同することに致しました。 
 
http://t-t-japan.com/~honkatsu_suport/cgi-bin/signature/にて賛同署名および会員登録を受け付けています。良識派の皆様はぜひ登録しましょう。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:10 | Comment(7) | TrackBack(176) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

このカテゴリーについて

私はAMLやpamlなどのメーリングリストなどに加盟していますが、気になるお知らせは、
 
大日本帝国侵略・戦争被害諸国民衆による市民連帯結成を
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/category/1143594-1.html
に放り込んでいましたが、一応専用のカテゴリーを設けることにしました。その他のお知らせもここでポストします。ただし、内容如何によっては、ほかのカテゴリーを利用することがあると思います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:55 | Comment(3) | TrackBack(43) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月07日

安倍ファシストの二枚舌は四面楚歌

AMLより半月城氏のすばらしい論文を転載いたします。

  つい先日、日本外国人特派員協会で「慰安婦」問題をつつかれた中曽根・元首相は、かつて風見鶏と評されました。その時々の風向きに合わせて行動する処世術を皮肉ったものでした。
  それでも中曽根・風見鶏は、いつもどこを向いているのか大体あきらかだったのですが、それにひきかえ、安倍・風見鶏は一体どこを向いているのか判然としないようです。それは、彼の本心が内外の世論からかなりかけ離れているので、かれ自身みずからの方向を見定められないためのようです。
  安倍首相は、国際的な世論に押されて「慰安婦」問題で日本軍の全面的な関与を認めた河野談話を継承するといえば「保守支持層の不満がたまっている」とされるし(注1)、本心のままに河野談話に疑問を呈すると同盟国のアメリカからすら懸念の声が噴出するし、河野談話の件では進退窮まっているように見受けられます。

  元来、安倍首相自身は河野談話にどのような認識をもっていたのでしょうか。それはかれの経歴が如実に物語っているようです。
  安倍首相はかつて「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の事務局長をつとめました。この会は、中学校の歴史教科書に「慰安婦」の記述が載ることに危機感をいだいた戦後世代の議員たちが97年に立ち上げた会でした。代表には、数年前NHKの「慰安婦」番組に圧力をかけて改変させた、あの中川昭一氏が就任しました。
  会は教科書や「慰安婦」問題に関する研究会を開き、吉見義明教授なども呼びましたが、講師として呼んだのはほとんど右翼的な、あるいはタカ派の面々でした。その研究会の成果として安倍氏は河野談話について、こう記しました。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  平成5年8月4日の河野官房長官談話は、当時の作られた日韓両国の雰囲気の中で、事実より外交上の問題を優先し、また、証言者16人の聞き取り調査を、何の裏付けも取っていないのにもかかわらず、軍の関与、官憲等の直接の加担があったと認め、発表されたものであることも判明しました。
 ・・・・・
  以前より、いわゆる「従軍慰安婦問題」が、今年から中学校のすべての教科書に登場することに危機感を持っていたのですが、それを強引に推し進めてきた勢力が、ついに(櫻井よしこ氏への)言論弾圧を堂々と始めた事に、政治家として危機感をいだきました(注2)。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  この文章から、安倍氏の本心は河野談話を認めていないことが歴然としています。それにもかかわらず、最近の安倍首相は世界の声に押されて河野談話を継承すると発言せざるを得ないものですから、前回書いたように、安倍発言は「意味不明」にならざるを得ません。
  そうなると、安倍首相の発言は単なる「言葉遊び」に過ぎません。韓国の宋旻淳外相は「(旧日本軍による)強制性が、広義にはあったが狭義にはなかったというが、そのような言葉遊びはしてはならない(注3)」ときびしく批判しました。

  安倍首相の「狭義の強制連行」に対する疑念はシンガポールやカナダなどからも次のようにだされました。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<シンガポール首相、慰安婦問題に「当惑を感じる」>
   朝日新聞、2007.3.20
 シンガポールのリー・シェンロン首相は19日、東京都内で太田公明党代表と会談し、旧日本軍の慰安婦問題について「最近の日本国内での議論には当惑を感じる」と述べ、「狭義の強制性」を否定した安倍首相の発言などに懸念を表明した。
 ・・・・・・
 また同日夜には、カナダのマッケイ外相が麻生外相と6者協議などについて電話で話し合った際、慰安婦問題にも言及した。日本外務省によると、マッケイ氏は日本政府が強制性を否定しているとのカナダや米国での報道を念頭に、「種々の報道があるが改めて日本の立場を聞きたい」と質問。麻生氏は「首相が元慰安婦の方々への心からの同情とおわびの気持ちを表し、国会でもそう述べている。河野談話を継承する立場にも何ら変わりはない」と伝えた。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  安倍氏に対するアジアからの批判はこれだけにとどまりません。オーストラリアのハワード首相は「つまらない言い訳はしてはいけない」として、安倍首相をこうたしなめました。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<豪首相、日慰安婦発言に「弁解するな」警告>
   中央日報、2007.3.13
  日本を訪問中のジョン・ハワードオーストラリア首相が第2次大戦期間、慰安婦強制動員がなかったという日本の主張について「つまらない言い訳はしてはいけない」と強く警告したとオーストラリアの新聞が13日、報道した。
  オーストラリア日刊エイジは、ハワード首相が安倍晋三日本首相と首脳会談の前日である12日、少なくとも慰安婦問題に対してだけは安倍首相と正面から対立するという態度を確かにしたと明らかにした。
  新聞はハワード首相が首脳会談で慰安婦問題を申し立てるものと予想されているとし、日本が歴史を無視しようとする試みは決して受け入れることができないというのがハワード首相の立場だと伝えた。
  安倍首相は、米国下院が慰安婦問題に対して日本が歴史的な責任を負わなければならないと促したのに対して日本政府や軍部が慰安婦を強制動員した証拠がないという発言をして被害当事者と関連国たちの憤りを買った。安倍首相はその同じ論理の延長線上で、慰安婦の女性たちに対して公式的な謝罪もできないとして拒否している。
  ハワード首相は「過去の出来事に対してつまらない言い訳はしてはならないこと」とし「強制動員がなかったという主張は、私としては絶対に受け入れることができないことであり、他の同盟国たちも絶対に受け入れることができない主張」と強調した(注4)。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  まだまだあります。日本の戦争による被害国である台湾は、日本に公式な謝罪と賠償を次のように要求しました。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「慰安婦:台湾政府、日本に謝罪と賠償求める」
   朝鮮日報、2007.3.23
 台湾政府が旧日本軍の「従軍慰安婦」の問題に関し、日本側に公式な謝罪と賠償を改めて求めたと、台湾紙・東森新聞報が23日付で報じた。
 同紙によると、台湾外務省の楊子葆政務次官は22日、日本と台湾の橋渡し役を担う「交流協会」台北事務所の伊藤康一総務部長を呼び、台湾政府のこうした方針を伝えた。
 楊政務次官は「日本政府が歴史的な事実を直視し、元従軍慰安婦に対する正式な謝罪と国家賠償を行ってほしい」と強く求めた。
 これに対し伊藤総務部長は、安倍晋三首相の国会での答弁について触れ、従軍慰安婦問題に関して日本政府は、1993年のいわゆる「河野談話」で示した謝罪と反省の気持ちを持ち続けているとして、理解を求めた。
 台湾外務省はまた、従軍慰安婦問題について、「過去の日本の侵略戦争が残した未解決の問題」だとし、「被害者らが受けた心の傷はいまだ癒えていない。日本政府は人道・人権擁護の観点から、相応の責任を取り解決していかねばならない」と強調した(注5)。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  安倍首相は北朝鮮の拉致問題に熱心なのと同じくらいの情熱をそそいで、戦時中に強制連行され、悲惨な屈辱を強いられてきた「慰安婦」問題の抜本的な解決に当るべきです。「慰安婦」問題を置き去りにして拉致問題だけを云々する姿勢はダブルスタンダードであり、世界から信頼されるはずがありません。ワシントンポストは、ついに「安倍首相の二枚舌」とまで言いきりました。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「安倍晋三の二枚舌」
「安倍は北朝鮮による日本人犠牲者問題には熱心だが、日本自身の戦争犯罪には目を閉ざしている」
  ワシントンポスト社説、2007.3.24
  (前略)
 (拉致問題)一本槍の政策は、国内で落ち込む支持の回復のため、13才の少女などの拉致被害者を利用する安倍首相によって、高い道義性を持つ問題として描かれている
 安倍首相は、拉致問題に関するピョンヤンの引き延ばし作戦に対し、たしかに不満をいう権利がある。その一方で、第二次世界大戦に数十万人の女性を拉致し、強姦し、性の奴隷にした責任を軽くしようとする彼の思惑は奇妙で不愉快である。
 アメリカ下院で「慰安婦」への公式謝罪を求める決議案に対し、彼は今月に入って二度も声明をだし、日本軍が女性の拉致に関与したことを証明する記録はなかったと述べた。先週末に閣議決定された声明書は、1993年にいわゆる「慰安婦」に対する日本の野蛮な扱いを認めた政府発表から後退したものであった。

 拉致問題の歴史的な記録は、北朝鮮が日本人を誘拐し、教師や翻訳家などに仕立てたことを立証している。その一方、歴史家は20万人が朝鮮や中国、フィリッピン、あるいは他のアジア諸国から日本軍の関与により拉致され、性奴隷にされたと述べている。
 そうした体系下で生き残った多くの人は自分の悲惨な体験を語っている。最近、そのうちの3人はそれを下院で証言した。

 日本政府は犠牲者に補償をわずかしか支払わず、責任を充分はたさず、安倍首相が先の声明から後退するようでは、民主主義大国のリーダーとしては不名誉なことである。
 安倍氏は、日本政府が強制連行に直接かかわったことを否定することで北朝鮮に回答を要求する際に道徳的権威を高められると考えているのかも知れない。しかし、それは逆である。もし、安倍首相は、拉致された日本人の消息を知るのに国際的な支持を得ようとするなら、安倍首相は日本自身の犯罪に関する責任を率直に受け入れ、かれが誹謗した犠牲者に謝罪しなければならない(注6)。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  安倍首相の「狭義の強制連行」発言が導火線になり、「慰安婦」問題に関するかぎり、日本は四面楚歌になってしまったようです。これから脱するためにも、日本は河野談話を忠実に実行すべきです。

(注1)朝日新聞記事「安倍政権研究」2007.3.24
(注2)日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会『歴史教科書への疑問』展転社,P448,1997
(注3)朝日新聞記事「言葉遊びだめ」2007.3.24
(注4)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=85420&servcode=200§cod
e=200
(注5)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/23/20070323000009.html
(注6)
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/23/AR2007032301640.html


安倍ファシストの悪辣な二枚舌発言に対して、いうまでもなく波紋が広がっていますね。韓国や中国だけではなく、シンガポール、オーストラリア、カナダ、そして台湾ときていますね。この記事の中では、台湾が日本政府に対して正々堂々と謝罪と賠償の、過去の侵略戦争とその多大な犠牲に対する相応の責任を取るように迫っていますね。大日本帝国・日本軍がやった軍隊性奴隷拉致には知らぬ存ぜぬでばかりかかばいたてさえして政府の責任を完全否認、北朝鮮による拉致のみに過剰反応し喚く騒ぎ立てるというのはないでしょう。まさに、安部ファシストとそれの取り巻き連中は日本の恥さらし。拉致に対して国際的な協力など得られるわけもなく、拉致問題の解決を遅らせているのも、日本を貶めて、恥をかかせているのも安部ファシストと右翼連中。どこまで日本を咎めて、イメージを悪くして国益を損なったら気が済むのやら。安倍ファシストとその取り巻き連中や右翼をとっとと廃棄処分しないといけないのは言うまでもない。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 18:40 | Comment(146) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。