2011年05月05日

原発震災について思うこと・・・今も残る大日本帝国、盗人猛々しい日本政府と原子力業界、東電

 このたびの東日本大震災において被災された方、亡くなられた方々に対して、心よりお詫び申し上げます。日々忙しくなかなかブログに書けませんでした。
 ブログを書けない間にあったのは東北沖で起こったM9クラスの地震と津波、そして福島第一原発の爆発事故です。チェルノブイリクラスと言われてます。新聞やテレビやインターネットなどで見ましたが、それらから感じとれるのは、今の日本政府や東電や原子力業界、マスコミなどが大日本帝国の悪の残滓を引き継いでおり、ファシスト振りを見せ付けてくれました。
 地震そのものと津波は天災ですが、福島原発の事故そのものは明白な人災です。震災直後には、やたらと"日本は大丈夫だ"とか"頑張ろう日本"のような愛国心を扇動するテレビ広告が流されていましたが、こういったことからもファシストぶりは明らかです。
 福島の原発の場合は、過去にも津波の危険性を指摘されていたが無視し、原発は"事故が起きない100%安全"ですと嘘八百のキャンペーンをやって、こうやって事故が起きれば、"想定外の津波のせい""直ちに健康に影響はない"の決まり文句。過去の大日本帝国ファシスト体制と同じ体質のままだ。福島第一原発の場合は津波の危険性以外にも、過去に不祥事や事故を起こしていて、そのたびに隠しとおしたり誤魔化してきた。ここまでの事故になると誤魔化しきれず、マスメディアや御用学者を使って想定外だの、直ちに健康がないなどひたすら矮小化に勤める始末。挙句の果てには、東電が許容限度の数百倍を含む放射性廃棄物を含む汚染水を海へ放流。韓国や中国、ロシア、そして、インドネシアやマレーシアといったアジア・太平洋地域に、無分別にも海洋汚染という形で"禍害"を 撒き散らしてしまった。初動が遅れ、ハワイにまで、海を越え、プロトニウムやウランまで撒き散らすします。そういうことを容認し、黙認し、黙る日本政府に、マスコミ。不道徳極まりなく、これを盗人猛々しいといわずなんというだろうか。過去にもいくつも原発関連の事故が起き、そのたびに誤魔化し、津波や地震の危険性の指摘を無視して、原子力発電所の建設に邁進して来たこういう日本政府・経済産業省、自民党、原子力保安院、原子力業界といった悪のシンジゲートの責任を曖昧にしてはいけません。いろいろ書きたいですが、結論を言いましょう。福島第一原発の事故は予想されてきたことです。福島第一原発事故もすべては大日本帝国の過去の歴史の清算から逃げてきた結果です。過去の植民地支配および侵略の歴史に向き合ってこなかった結果です。原子力行政を含む、今までの行政の膿を出すためには過去の歴史の清算から逃げてはならないと思います。
何度もいうように、すべては過去の侵略歴史、大日本帝国の歴史の清算に取り組むことから始まります。過去の侵略及び戦争加害の歴史に正面から向き合い、被害者や犠牲者の痛みに思いを馳せること。そして、幾多もの名誉と尊厳を踏みにじられ、身体および心に傷を負った被害者や犠牲者の苦痛や叫びに耳を傾けこと。一般国民はもちろん、政治家や政府の役人1人1人がこういう取り組みを行い、正常な人間的感覚を取り戻すことです。福島県を人の住めない土地に変え、丹精こめて愛情をもって培った畑・農作物、牛や鶏といった畜産物を捨てなければいけない人々の痛み、東京電力の原発事故がもたらす放射能が生み出す痛みをより人間的な感性で理解できるに違いありません。こういうことを日本政府や産業界の上位の人々が理解し、学習しないといけないのです。大日本帝国の過去の歴史の清算が行われていたなら、こういう人々の生活を破壊し、狭い日本から住める土地も奪う放射能を出す原子力を推進しようと思う人物はいないし、福島第一原発の事故のような人災による厄災はなかったと確信できます。
こういう原発震災が起こったからこそ、改めて過去の大日本帝国・日本軍の加害歴史の清算をして、前進することを私は求めたいです。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:41 | Comment(24) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月01日

とりあえず、新年明けましておめでとうございます。去年の感想と今年2011年に向けての抱負を簡単に述べたいと思います。

もう年が明けてしまいました。仕事が多忙であることもあり、さらに、私の弟も結婚する運びとなり、仕事や私用においてもいろいろあったので、結局、10月以来全くブログを更新してませんね。
私の弟は、ちなみに長い間独身を続けてきましたが、ようやく、結婚する運びとなりました。相手の方は在日中国人の方です。こう書くと、ネット右翼どもは、"シナ人ゴキブリと結婚する汚らわしい野郎の弟"と下品で敵意・差別心剥き出しで罵倒コメントがブログに書かれそうですが。

去年を思い起こせば、失望された1年でした。政権を取る前は、民主党が在日外国人参政権に対して積極的であったり、自民党とは違い、過去の戦争犯罪や歴史の清算に取り組む良識派がいて、私も民主党が政権をとれば、過去の歴史清算においても一歩でも半歩でも前進できると期待していましたが、的外れでした。

過去の戦争犯罪や慰安婦問題に取り組んできた千葉景子氏が法務大臣になったり、岡崎トミ子氏が今現在国家公安委員長を務めてますが、過去の歴史問題や在日外国人参政権等の外国人差別排除社会の解消、右翼勢力の問題について何ら伸展する気配はありません。
在特会のような下品で品性のない右翼勢力は相変わらず、街頭に飛び出し、好き勝手にやりたい放題やっている有様だ。民主党は過去の歴史清算においても、または国内の政治においても良識的な歩みを停滞させ、右翼勢力や既存の経済界の顔色を伺うような自民党と変わらないような政治を行っている。
正直、私は失望していますよ。2011年こそは、過去の歴史清算において、進展することを期待します。日本の内部からではなく、外部からです。韓国や中国だけではなく、台湾や他の東南アジア諸国からも、そういう日本の過去の歴史問題についての言及が増大するのではないかと思えてくるのです。特に、私はそういう若いアジアからの外国人社員と接することが多いからこその1つの楽観的観測ですね。
戦前戦中に、大日本帝国および日本軍、日本人がアジア・太平洋地域でで行った残虐行為、戦争犯罪、慰安婦・性暴力問題についてはいくら強調してもしすぎるということはありません。それらの規模は人類史上、比類のない屍、惨劇を生み出し、悪魔的残虐非道、極まるものであり、、いくら反省しようとも謝罪しようとも、賠償しようとも足りない、それだけのことをしたという我が国の過去の歴史清算という大きさに日本人がまだまだ気がついていないということです。
戦後日本人はこの問題について残念ながら甘やかされてきました。冷戦下、そして米国の戦略上において、棚上げにされ、さらには、戦後もアジアの経済侵略を元手に搾取したことによる経済成長を元手にした金・経済力によって、そういうアジア・太平洋諸国の声を押さえ込むこともできた。日本の経済力が絶対的にも相対的にも弱くなり、中国や韓国、インドネシアや他のアジア諸国も経済成長により強大になることにより、漸くそれが効かなくなってきています。そういう点で2011年こそ過去の歴史清算の問題、引いては水平展開して右翼勢力の問題や日本社会の外国人(特に中国、朝鮮、有色人種)に対する差別・蔑視しきった根強い差別意識剥き出し社会を変えていってくれる一歩として期待したいと思います。以上
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:25 | Comment(9) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月11日

「中国は沖縄の主権を求めよ」、香港有力誌も強硬論/日本政府は琉球処分の無効を認め、過去の歴史清算の流れの一部として沖縄独立を認めよ。

「中国は沖縄の主権を求めよ」、香港有力誌も強硬論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101005-00000080-scn-cn
 尖閣諸島周辺の日本領海を中国漁船が侵犯した問題に絡み、香港の有力誌・亜州週刊(10月3日号)は、巻頭のコラムで、尖閣諸島(中国名、魚釣島)問題の発端は米国が施政権を勝手に譲ったのが原因だとして、中国は沖縄の主権を主張せよとの自社の意見を掲載した。

 中国では、有力紙、環球時報が9月、沖縄はもともと日本の領土でないとする記事を掲載するなど、中国が主権を主張できるかのような強硬論が相次いで出現している。香港誌もこうした主張に追随したものといえそうだ。

 亜州週刊によると、尖閣諸島は歴史資料から中国の領土であることは疑問の余地がないが、米国が第2次大戦後の圧倒的な力を背景に沖縄とともに日本に管轄権を移した。尖閣諸島の主権を争うなら、沖縄の主権の帰属についても合わせて議論すべきだという。

 同誌は「これらの島が戦後、米国と日本が勝手に主権を授受したという事実を世界に知らる必要がある。併せて米国に対し、沖縄の管轄権と主権を中国に返還するよう要求しなければならない。そうしてこそ歴史の正義に適う」と主張した。(編集担当:中岡秀雄)



また、ネトウヨどもが騒ぎ立てているが、根本的に尖閣のついでに、琉球の帰属についてもあわせて議論するのは間違ってはいないし、この香港誌の主張は的外れではなく、正当なものです。

http://ryukyushimpo.jp/mobile/r.php?t=11&n=156743より
日本側の主張する「既成事実の積み重ね」に対し、琉球がどのように抗してきたか。1879年の処分官来琉による首里城での廃藩置県布達、首里城の明け渡しを命じたことなどもある。琉球士族の一部が清国に救援を求めている。この点を含め、さらなる研究の深化を求めたい。

この記事を取り上げたついでに、過去の歴史清算において沖縄、すなわち琉球というのはどういうものであるかというのを考察したい。琉球の士族が清国に救援を求めてきたように、琉球国上流を含む琉球の人々は日本よりも清国への帰属意識が強く、反発したという歴史的事実を無視することがあってはなりません。清国への進貢使派遣を行っていたり、清国年号を使用していました。沖縄の帰属、もちろん、独立を含む議論が尖閣問題で解決されなければならないことです。
1972年の廃藩置県に遡り、明治の大日本帝国政府は琉球王国を廃止し、変わりに琉球藩を設置しました。当然清国および琉球の人々の反発を引き起こします。
琉球についてはさらに宮古島民遭難事件があり、漂着した琉球島民を台湾の原住民が殺したと因縁をつけて、台湾に出兵し、その殺害された宮古島の島民を日本国民だと認めさせ、賠償金を支払わせることで、間接的に琉球を大日本帝国のものだと清国に認めさせようとしたが、完全には決着に至らなかった。その後、琉球藩を武力によって強引に廃止させ、沖縄県を設置して強引に施政権を奪い取り、琉球処分を完結させるも、大日本帝国が強圧な同化政策や強引に併合(琉球処分)を決めたことへの民衆の反発は強く、抵抗運動があり、密かに大日本帝国支配化の琉球を脱出して清国へ嘆願する動きなどがあり、清国および琉球の民衆と大日本帝国の間で激しく火の粉が飛び交い、問題はずっとくすぶり続けていました。
最終的には日清戦争の勝利をもってして、琉球が大日本帝国への帰属が決定したことを考えれば、大日本帝国が日清戦争という侵略戦争で強奪した領土という点で台湾と琉球はまさに同格の存在であると言えるでしょう。
琉球処分以後、朝鮮半島への侵略を進め、
甲午農民戦争への鎮圧を口実とした出兵、日清戦争という流れを考えれば、琉球処分というのは、朝鮮、台湾、中国、アジア太平洋戦争といった近隣諸国・地域への侵略プロセスの一貫であり、もはや法的に無効です。
1945年8月の敗戦により、ポツダム宣言には、大日本帝国が武力による侵略によって略取した地域の返還・放棄が規定されていて、朝鮮半島や台湾、サハリン、南洋諸島、占領したアジア太平洋地域といったすべての植民地、委任統治領、占領地の放棄が行われました。それは日清戦争に遡って、領土と勢力範囲を放棄したことになるが、当然そこに琉球(沖縄)は含まれるべきです。
アメリカの戦後の占領政策によって日本の領土になっているだけであって、過去の歴史の清算の一貫として、琉球王国の強引な廃止、琉球藩の設置を含む一連の琉球処分の過程を見直し、琉球への植民地支配や沖縄戦での虐殺への謝罪や賠償を含めて、過去の加害歴史の清算の流れとして琉球処分の無効と沖縄の琉球国としての独立がなされるべきなのです。私はそれについての異論は許されないと思います。過去の琉球の植民地支配や沖縄戦で日本軍の犠牲になった琉球の被害者やそして犠牲者の魂をセカンドレイプすることになるからです。もう私の書いたことを読んで、右翼以外の日本人の人々には考えて欲しいと思います。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:21 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月20日

中国漁船の衝突事件・・・・日本側に過去の加害歴史を国際社会が認識させる素晴らしい機会かもしれない。

漁船衝突:中国、対日閣僚交流を停止…船長拘置延長で
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100920k0000m010076000c.html

リンクだけ貼っておきますが。

ニューヨークタイムズ「尖閣諸島問題は中国側の主張に分がある」
http://alcyone.seesaa.net/article/163038449.htmlも参考にします。
私のブログの領土問題について書いた記事
領土問題の解決に向けての自分的考察
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/16873025.htmlもありますので、いい機会ですので読んでみてください。


まず、第一に現場海域の尖閣諸島付近は日本の領海ではなく、本来は中国の領海であるということ。第二にそれを前提とした、""日本の領海で不法操業していた中国漁船が逃げようと海保巡視船に体当たりした"という既成事実がマスコミと日本政府・海保、内部の大日本帝国残滓勢力によって創られてしまったということです。現場海域はもともと日本の領海ではないし、海保巡視船の側が中国漁船に体当たりしたのかもしれない、追い詰めたれた大日本帝国の残滓勢力によって仕組まれた謀略であり、大日本帝国の残滓勢力による"イタチの最後っ屁"みたいなものでしょう。

http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/866.html

琉球人が釣魚列島を知る機会は、冊封使の来路、または琉球王の使節として中国に渡った者に従って帰路で見る以外は稀だったようである。だから一般の漁民などはほとんど知らず、明治に至って初めて尖閣列島という日本名が付けられた訳である。

日本人の著した著書に釣魚島嶼が最初に出てくるのは林子平の「三国通覧図説」(1785年)である。その琉球分のところに釣魚、黄尾、赤尾の釣魚島嶼の名前が出てくる。残念ながら日本名の尖閣ではなくて(日本名の尖閣島が付いたのが明治33年だからあたりまえだが…)、しかも琉球36島とは明らかに区別して書かれている。また、この「三国通覧図説」は清の康煕58年(1719年)の冊封使徐葆光の「中山傳信録」によるものであり、この「中山傳信録」自体がまた琉球の大学者程順則の著「指南広義」(1708年)によっている。そして、琉球の大学者程順則はこの「指南広義」の中で、「琉球36島」と言って、その範囲を西は久米島、西南は八重山群島から以内の島々を上げるだけで、釣魚、黄尾、赤尾等は上げず、久米島を琉球の西南界だと言っている。琉球人自身にも釣魚島は中国領であることが意識されていたようである
http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/872.html
日本人よりも更に生活の根拠が近かった琉球人はこれらの島嶼をどう見ていただろうか。釣魚諸島の名が見える琉球人の書物は向象賢の「琉球国中山世鑑」と程順則の「指南広義」の二種しか現在までに知られていない。この両書とも島名を中国語で記載し、中国領と見なしている。

台湾や釣魚台列島と、西表島から沖縄本土に至る南西諸島の間には、2000mから4000mに及ぶ深い海溝が横たわっている。昔使った地図帳でもよいから引っ張りだして見てみれば直ぐに分かる。ここは対馬海流と日本海流(黒潮)の源でもある。早い潮流もあり、海が深いせいか波も荒い。船旅をしたことのある人なら分かるはずだ。昔の冊封使達はこの赤尾嶼(中国側)と久米島(琉球側)の間に横たわるこの海溝の辺りを、「溝」もしくは「郊」と呼び恐れた。そして
この海域に入る時には、羊とか豚とかを生贄に捧げ、神に航海の無事を祈る過溝祭を行ったのである。

参考ブログより引用しましたが、尖閣諸島は江戸時代の日本地図には間違いなく、中国領土として記されていたのです。明治になってから、日本人によって発見され、日清戦争で中国側を破ってから、台湾ともに尖閣諸島も(周辺海域も含めて)日本に併合されました。
日本が琉球国の帰属に決着がついたのも日清戦争の結果であり、琉球の日本併合も日清戦争の勝利によって完成されました。その後日露戦争、第一次世界大戦参戦、対ソ干渉戦争、満州事変、日中戦争、アジア・太平洋戦争と侵略と戦争犯罪、加害歴史を重ねていくわけですが、太平洋戦争の敗戦の後、侵略した領土を手放すポツダム宣言に調印したわけです。尖閣諸島はもちちろん、周辺海域を含めて台湾とともに中国に引き渡さなければならない。琉球国は独立させなければならなかった。戦後、GHQ、冷戦下の中での米国の戦略の中で大日本帝国の残滓が温存され、今に至るわけでs。

ちなみに地理的においても、尖閣諸島、いわゆる釣魚台諸島と、沖縄本島から日本の最南端の与那国島を繋ぐ南西諸島との間には2000mから4000mにいたる深い海溝があり、尖閣諸島は中国側の大陸棚にあり、沖縄県とは物理的・地理的にも隔てられている事実。
もっとも東シナ海の大陸棚問題においても、尖閣諸島の帰属は中国に帰することからしても日本側の中間線論は滑稽無等なものであるし、そもそも、本来は沖縄・琉球国と中国側の問題であり、日本-中国間ではなく、沖縄琉球-中国側の問題であるはずです。
さらにいえば、歴史的にいえば、琉球人も、尖閣諸島は琉球の帰属という認識をもっておらず、それどころか中国領という認識でした。

この漁船事件を気にもっと、日本人は歴史を勉強すべきだと思いますね。何度もいうようにマスコミも日本政府も歴史を捏造するな、修正するな。ようするに、尖閣諸島があたかも日本の領土であるという右翼勢力や大日本帝国残滓勢力のプロパガンダに載せられるなということ。その事件や尖閣諸島問題等、日中間の問題が現代においても存在する背景にある尖閣諸島強奪を含む侵略と加害歴史の数々を日本人の前に正しく伝えて欲しいと思います。このサイトにきた人はマスコミや日本政府、大日本帝国残滓勢力・右翼どもの創られた捏造された、修正され、プロパガンダに成り果てたこういう歴史的事実や事件の報道を鵜呑みにしたことなく、その奥に葬られれ隠蔽された真の歴史、真の事実、真相を知る努力をこの機会にして欲しいと切に願ってます。そういうことを知ることも学習することも過去の歴史清算を前進させる上で不可欠なことだと思います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:53 | Comment(19) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

管直人首相の対韓国植民地支配謝罪談話について思うこと。

8月11日に管直人首相が日韓併合100年にあたり、韓国に対して植民地支配を謝罪する談話を発表されました。植民地支配の強制性や朝鮮王朝儀軌などの植民地時代に奪った遺産を事実上返還する点では、自民党ファシスト一党独裁政権の過去の時代よりもはるかに進んでいると思います。その点は多少評価してもいいでしょう。しかし、それでも私や良識派、韓国人や大日本帝国被害者・犠牲者からすれば、はるかに不十分極まりないものです。
日韓併合条約の無効についてまず、言及されていない。遺産を返還するのはいいが、略奪したことを認めず、当然返還ではなく"お渡し"という表現でそれを誤魔化している部分がある。それに、一番重要な植民地時代や戦争の補償の認識が過去の自民党と同じ立場で、解決済みという立場に立っている点だ。
日本政府や日本社会、日本企業には韓国をはじめとした被害国に対して補償の義務がある。日韓併合条約に基づき、肉体的なものだけではなく、精神的なもの含む生じたすべての被害や損害を補償すべきなのです。日本企業にも賠償の義務があるというのは、大日本帝国の侵略、植民地支配、戦争によって、私服を肥やしたことであり、補償の責任があります。日本社会は、大日本帝国の過去の侵略の歴史があり、アジア・太平洋諸国の無数の骸の上に立っているのであり、補償の道義的責任があるのは当然であり、それを言われなくても過去の国の罪を認識し、心より謝罪し、償いたいという良識・道徳感を日本人1人1人が持っていなければなりません。

それと私がもう1つ言っておきたいのが、管首相の声明が、韓国のみを対象していることです。同じ朝鮮半島の北朝鮮にはもちろんのこと、中国にも直接の謝罪と補償をしなければならない。台湾にはもちろん、パラオやミクロネシアなどの南洋諸島やフィリピンやマレーシア、シンガポール、インドネシアなどの東南アジア・太平洋諸国にも直接の謝罪と補償が必要であることは言うまでもないと思います。

日本軍が展開していたすべての地域では、略奪や放火、虐殺、拷問、そしてレイプや性奴隷のための女性の拉致が日常的に行われていたのであり、アジア・太平洋地域における日本軍の進軍はまさに、飢餓・飢饉・略奪・虐殺・強姦の波が押し寄せ、それらの地域を人類史上類例のない地獄絵図に変えていくものでした。
各国に共通して謝罪と補償を行わないといけないのは、大日本帝国・日本軍が侵略したという事実、強制労働、強制連行、従軍慰安婦(性奴隷)の強制および少女を含む女性の強制連行・拉致、それらの被害者や犠牲者遺族への補償・賠償、奪われたり破壊されたりした財物の返還と補償などが上げられるでしょう。
個別であげれば、中国に対しては南京大虐殺や満州国建国はもちろん、日本軍を送り込んだこと自体に対する謝罪や補償は必要です。731部隊の人体実験や細菌戦、毒ガス戦や遺棄した化学兵器、火器・弾頭類の除去とそれらにより負傷した現代の被害者や犠牲者遺族の補償が上げられます。
シンガポールやマレーシアでは華僑の大粛正や何千万ドルにも及ぶ強制献金などに対する謝罪と補償・賠償など、他の東南アジア・太平洋諸国においても個別の例を挙げれば枚挙に暇がありません。
過去の我が国はアジア・太平洋地域の国々に対して人類史上類例のない惨禍をもたらし、地獄絵図に変えた、それだけではすまないことをやった。日本人1人1人、日本政府は悔い改める必要があります。韓国だけではなく、他のアジア・太平洋諸国を含めた、そうした過去の歴史的事実に立ち、大日本帝国・日本軍の戦争被害を受けたもの、犠牲になったものの立場になって、この管直人首相の談話よりもさらに進んだ声明並びに謝罪と補償・賠償を行うべきだと2010年8月15日の今日改めて思い、ここに書きました。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:21 | Comment(45) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月11日

"信念"とは、(良識的、良心的な"信念"をもとう)

まあ、とある人に聞いた話です。
"信念"という言葉をよく聞いたことがあると思います。
ちなみに、私自身のことを言えば、"過去の加害歴史の清算を日本人が自らの発意で徹底した清算を行うことで、現代の大部分の諸問題の解決につながる。その清算の行っていく中で、過去の加害歴史を知ることは、その侵略国や被害国の被害者や犠牲者のことを思い、その痛みや苦しみに思いを馳せることであり、そのことが他者の痛みや苦しみを共感し、他者(自分と異なるもの)を尊重することにも繋がり、周囲に対する謙虚さ、寛容さという人間としての当たり前のあるべき感性を得ることにも更に繋がって行く"というのが私自身の根幹にある信念であります。この信念に基づいて、過去の加害の歴史の追及や清算、右翼に対するこれまでの言論的活動を行ってきましたし、これからも行っていく次第です。
"信念"という言葉をもっと本質的な定義を言いましょう。私自身が言った訳ではなく、とある講演会で講師の方の言葉です。
「"信念"とは(過去、現在を問わず)、自分自身がその事象や事実をどう意味づけ(解釈)していくかである」とその講師の方がおっしゃってました。私はなるほどなと思ったのです。

例えば、Aさんという方がいました。Aさんは「過去に父が離婚し家を出て行った」という過去があります。Aさんにその父のことを聞くと「父は私たち家族が嫌いだから愛想を尽かせて家を出て行った」と言います。
さて、「過去に父が離婚し家を出て行った」というAさんにとっての過去の事実があります。その父が出て行ったことに対し、「私たち家族が嫌いだから愛想を尽かせて出て行った」と意味づけ(解釈)したことがAさんにとっての"信念"であるわけです。
ちなみにですが、Aさんの父は多額の借金を背負っており、家族に迷惑をかけまいと離婚し出て行ったことが真相でした。
私自身なるほどなと思いました。人間というのはその過去の出来事に対して、勝手に解釈や脚色、誇張を付け加えていく加工していくものです。その積み重ねが"信念"でありその人の価値観や行動を形成しているといえるものだと思います。

私の前述の"信念"も例にとれば、"過去の加害の事実、大日本帝国の日本軍の戦争犯罪や侵略行為"という事実があって、その事実に対して"過去の我が国が行ったことは、同じ日本人として恥ずべきものであり、被害者や犠牲者の苦しみや痛み、憤りに対して心が痛み、申し訳ないと謝罪したいと思う。それを否定したり正当化するような右翼どもやその存在を容認する日本社会に対して嫌悪感をもち、大日本帝国的なものを完全に解体し、消し去りたい"という"信念"に繋がっているのです。
さて、脚色や誇張どころかあたかも真実のように、嘘を加えたり、事実そのものを隠蔽したり、捻じ曲げたり、修正ないし美化、捏造したりして、事実そのものの痕跡すら残さぬほどに捻じ曲がった病的な"信念"をもつ右翼のような奴等に日本社会は溢れています。
さまざまな事象・事実に対して良識的・良心的な"信念"を持っていただきたいと思います。過去の加害歴史について勉強し、"過去の加害の事実、日本軍の戦争犯罪"について"現代の日本人として過去の国や日本人がやったことの負いを感じ、被害者や犠牲者の痛みや苦しみ、憤りに対して思いを馳せ、申し訳ないと思う""信念"を持ってください。
人間のタイプを見分ける方法はいくつもありますが、確実なのは"過去の我が国の加害の歴史や犯罪"に関する"信念"を問うことです。どんな風な信念をもつかは、例えば"南京事件や従軍慰安婦問題"について聞いてみれば分かるはずです。「過去の我が国が紛れもなく行ったことであり、正当化することや事実を否定することは許されない。ご存命のうちに1人でも多くの被害者個人に対して謝罪や補償を行い、心の傷を癒し、名誉や尊厳の回復を果たさなければならない」と答える人間のタイプであれば、間違いなく問題はありません。逆に右翼的な信念をもち、「捏造である」「誇張誇大化されたものであり、謝罪も済んでいる」「そんな過去は済んだことであり、未来のことを云々」という風に答える人間は信用ありません。
そんな信頼たる人間になるために、良識的、良心的な"信念"を持ちましょう。このエントリーを読んで、そういう良識的な、良心的な"信念"をもつものが増えてくれたら、私も心強いと思います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 14:53 | Comment(510) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

朝鮮学校無償化除外という妄言がでてくる土壌の背景にあるもの

池田香代子さんのブログより
高校無償化、朝鮮学校はだめなの?! 前段
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51352281.html
高校無償化、朝鮮学校はだめなの?! 後段
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51352778.html
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)さんより
本日、最高裁判決!〜NHK番組改変事件で政治家の面談した者による改変指示への審判下る
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/513106272e5e2829be8542ef6d2c4128
国連人権理事会の勧告のうち日本政府が受け入れなかったものは…排他主義の撲滅
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/a33a18c7039f6fe0a7c6e8b16a35416d
を参照して書かせていただきます。

それにしても池田香代子さんのブログは知りませんでした。参考ついでに紹介しておきます。私は文才がないので、ところどころぱくるかもしれませんが。

で元に戻すと、この朝鮮学校無償化騒動の出来事はすでに約2年前の2008年6月より予感されていたのかもしれません。本来ならば、この問題は拉致問題と結び付けられているが、政治や外交の問題ではなく、子供たちの教育に突きつけられた問題です。学びたいのに学べない、当然朝鮮学校という民族学校で民族教育を経済的問題で受けられないのはれっきとした人権侵害であります。
時をさかのぼれば、2008年5月に日本を対象として、国連人権委員会から26もの勧告を出されました。
内容は
●国内人権機関の設置
●個人通報制度の受諾
●死刑の廃止または一時執行停止措置の実施
●刑事司法制度の改善とりわけ代用監獄制度の見直し
●差別禁止法の制定
●マイノリティと先住民族の権利保障
●移住者および難民の権利保障
●女性に対する差別の撤廃
●女性に対する暴力及び人身売買の撤廃
●日本軍「慰安婦」問題の解決
●子どもの権利保護
●国際人権諸条約のさらなる批准
●国際人権機関との協力 など
ということです。
2008年6月に日本政府への勧告に対する回答がなされたわけですが、13項目については受け入れを受諾。受け入れを明確に拒否したのが9項目です。
●死刑の停止や廃止の検討
●警察の取調べの可視化、代用監獄の廃止
●従軍慰安婦問題の国連メカニズムの勧告に対応
●人種差別、外国人嫌悪を防止する法律の制定
●在日コリアンに対するあらゆる差別の撤廃
●難民認定を審査する独立した機関の設置
●不法滞在者の匿名告発制度の廃止 です。
受け入れなかった項目をみるとあまりにも露骨すぎて言葉がでません。死刑の停止や廃止、警察の取調べの可視化や代用監獄の廃止以外は過去の大日本帝国の加害歴史の問題や外国人/マイノリティの人権に直接関わる問題です。
徹底的に過去を反省しないぞ(開き直り)および異質や異端、異国なものを徹底的に廃し、在日コリアンを含むマイノリティを徹底的に差別し苛め続けるぞと2008年6月に正々堂々と宣言したようなものです。
日本政府がどういう詭弁をつけて拒否したのかどうかは知りませんが、当時は自民党政権ですから想像はつきます。各国の代表がどう受け止め、日本政府の代表団にどういう軽蔑と嘲笑の眼差しが向けられたかと考えると恥ずかしくてたまりません。こういう恥ずべきことを2008年6月に平気でやってのけました。その体質は鳩山政権になっても大きな変化はないと思います。朝鮮学校の除外というチャチャ入れが産経のような右派媒体ならいざ知らず、政権の閣僚(中枢部)からでてきたのですから。
結局外圧に頼るしかないのですね。日本という国を変えるのは。国連人権委員会という国連組織に強制的な実行力がないのが悔やまれます。
@正当な理由もなく、勧告を拒否する権利を加盟国に与えない
A勧告を拒否ないし、もしくは勧告を期限内に施行しなかったり、骨抜きにした場合は制裁を与える
という権限を与えた上で、日本政府にもう一度同じような国連人権委員会による勧告が行われることが望まれます。
恐らく朝鮮学校は高校無償化の対象になると思いますが、対象になったとしても、こういういざこざがでてくることそのものや土壌が問題があり、朝鮮学校が高校無償化の対象に外されなかったからといってこの問題をうやむやにしてはならないということです。
そしてすべては過去の大日本帝国の加害歴史の清算に通ずるということ。私はこの国に真の正義がもたらされるまで私ができる闘いを続けます。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:40 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月28日

何度もいうが、すべては過去の侵略歴史の清算より始まる

いろいろ書くことはある。まず、トヨタ自動車の問題。米国でトヨタのレクサスという車にアクセルペダルや電子制御系に不具合があり、また、欠陥を隠しリコールを遅らせたことを厳しく非難されている。私は車のメカや部品、電子制御の仕組みについて詳しく知っているわけではないので、なんともいえないが、その根本は分かっている。
トヨタという会社の冷酷さだ。無論、顧客(お客)や国民の安全はもちろん、下請けをはじめ、派遣社員をはじめとする非正規雇用から不当な低価格、低給与を強要し、暴利を貪り、自社の儲けと規模のみを考えて邁進して来た。これがトヨタをはじめとする日本の企業、産業界のあり方だ。不景気という日本社会の衰退の中で、こういう下請けや非正規雇用への皺寄せがきつくなり、一方、トヨタ本社にいる役員や管理部門をはじめノンワーキングリッチが肥え太っりを続けた。内部保留を溜め込み、役員の給与はそのまま、株主への配当も優遇を続けた。
トヨタの非正規雇用や下請けに対する不当ないじめ・冷遇のほか、いままであった数々の不正・欠陥隠しは日本ではマスコミへの圧力もあり、また、竹中平蔵をはじめとする拝金主義的なものが蔓延っていたこともあってで、世間には広まらなかったが、米国社会では違ったようだ。こうした日本のやり方は通じなかったようである。
私の会社の場合、休暇を先延ばしにして欲しいと頼んだ場合、きちんと深く頭を下げてくれた。こういう企業がどれほどあるのであろうか。トヨタのような大企業の場合、下請けや非正規雇用者にこのような冷遇を続けなければ倒産するほどの逼迫した財政的な危機があるわけではなく、当然下請けや非正規雇用者にこういう冷遇を続けてきたこと、続けていることに対して頭を下げたり、謝ったりしたわけではない。だ大企業や経団連の連中は「労働需要の調整のために、劣悪で低待遇の労働条件の非正規雇用があって当然だ」だという身勝手を当たり前のこととしている。そこには下請けの末端労働者、非正規雇用の労働者が一人の人格や感情をもつ人間としてはみられてはいない。
日本社会は元から低所得者や末端労働者や在日コリアン、外国人、アイヌのようなマイノリティ・弱者に対して冷たかった。この不況のせいか、こういう冷たい流れが一気に加速した感じがする。
また、外国人地方参政権を与えれば、対馬や沖縄のような離党や人口過疎地が外国人に占領統治され安全保障に関わるという右翼勢力や(保守・右派)政治家の外国人・マイノリティ敵愾妄想の根源も、そういう大企業や経済界が労働者をみる人間ではなく命のない"無機物"としてみる非人間的冷酷さ、労働者や庶民が感情や人格を持った人間であることを忘れた拝金主義の横行がある。
戦後の日本政府、企業・経済界を含む日本社会や日本国民一人ひとりが大日本帝国の過去の加害歴史の清算を避け続けてきたことにその根源があると私は思う。
今の日本に必要なのは、やっぱり過去の侵略及び戦争加害の歴史に正面から向き合い、被害者や犠牲者の痛みに思いを馳せること。そして、幾多もの名誉と尊厳を踏みにじられ、身体および心に傷を負った被害者や犠牲者の苦痛や叫びに耳を傾け、心を痛める正常な人間的な感性を日本人一人ひとりが養うことです。このことがこれらの問題を解決し、未来へ歩む一歩であって、過去の大日本帝国・日本軍の加害歴史の清算をなしに前進はありえません。

(追記)
日本国民だけではなしえないなら、在日外国人参政権を実現し、外国人の方の力を借りて、日本国家や日本社会を覆う冷徹で非寛容で、かつ排他的・排外的なバリアを打ち破り、過去の歴史清算を実現し、一人の人間を尊重し、包容する暖かい社会に向けて歩むきかっけにして良いとも考えます。
在日外国人参政権(在日外国人の社会参加および協力)→日本の過去の侵略歴史の徹底清算という順序を変えてもいいし、むしろそうすべきかもしれません。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:45 | Comment(17) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月05日

私の今後の日本の右翼どもへの対抗と今後指針を示せたらいいと思います。

私はこうやって、ブログを更新しているが、このブログという閉鎖的な空間で記事を吐き続けても何も変わらない気がしてきました。
右翼を討伐して、正面から挑むということを以前やってきましたが、彼らは改心するどころか、逆に煽り楽しんでいました。右翼というのはこういう精神病なので、私一人の力ではそもそも更正させようがなかったのだと今考えればそう思います。
しかし、私と趣向の合ういわゆるリベラル、革新派の人たちと話しても結局内輪だけで終わって、右翼に対する根本的な対策にならないと思います。
ネット右翼でもリベラル、革新派でもない人たち、つまり普通の一般人の人たちに、@大日本帝国を憎しむ気持ちA過去のわが国がやったことに対する贖罪の心B大日本帝国・日本軍の被害者や犠牲者の痛み、苦しみを感じ思いを馳せ誠意をもって一人の日本人として償いたい気持ちC右翼や歴史修正主義への憎悪を持って頂くことです。一般のコミュニティに積極的に交わるのが一番だと思うようになりました。
反右翼の輪を広げて、世論としての反右翼を作り上げていくという戦術がいいと考えます。ブログで記事を書くのはもちろんですが、記事を書く労力をむしろ、そういうコミュニティに交じるということを考えたいと思います。
ネットの掲示板では2chは御免ですが、それ以外のところでいいところを見つけます。普段ではあまりなるべくこういう話題を避けていたのですが、機会があれば、右翼や歴史修正主義、過去の加害歴史の話を会社の中やいろんな集まりで振っていこうと思っています。

もう1つは海外旅行を計画しています。目的は大日本帝国・日本軍占領時代の生き証人に話を聞きに行き、ネットサイトや教科書、書籍等では得られない生の加害情報に当たりたいという思いが日に日に強くなっているからです。
また現代の日本人の醜態、たとえば、私はベトナムやラオスなんかで「10歳ぐらい子が3000円くらいで買える(性交できる)」と平気で言うような腐った日本人旅行者や、タイなんかで二十歳に満たない若い女の子を平気でホテルの部屋に連れ込むような日本人の爺がいるという風な話を聞いたことがあります。(直接その国に行って現場を目撃したわけではありませんが)
その辺も確認できればいいと思っています。
仕事は忙しいのであれですが、有給もたまっているので、機会があればそういう旅行も考えたいと思っています。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:24 | Comment(14) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

どこもかしこも右翼によって汚染されている

昨日、親戚の結婚式を終えたばかりだ。
親にはいい歳だから結婚相手を探せよと急かされるのだが、私はまだ結婚には興味はないというのは正直なところ。
結婚式では有志でちょっとしたビンゴ大会があった。上がったものからガラポンを回して、景品を当てるとういうものであった。運がないほうなのだが、結構早くにリーチが来て上がった。ガラポンを回したらアタリを引いて、プレイステーション3という景品をもらってしまった。
あいにく、私にはゲームというのには全く縁がない。ゲームで知っているのは、スーパーファミコンかゲームボーイくらいなものだ。
やっている暇はないけど、ちょっと興味本位にゲームというのはどういうものかネットで調べてみた。しかし、そのゲームという話題ですら、右翼勢力や民族差別蔑視主義者に乗っ取られていることがわかった。

一応参考記事
転売屋が初売り商品を買占めし、ゴミを放置してお帰りになる一部始終
http://blog.livedoor.jp/htmk73/archives/2136697.html
新春初売りの買占めが酷すぎる件
http://jin115.com/archives/51616631.html

ここのサイトのコメント欄等を見て欲しい。
別にPS3やらWiiやらXbox360というゲームハード争いに興味があるわけではない。
しかし、民族差別および侮辱の用語および思想、言論に満ち溢れた醜悪な空間に支配されているのだ。ゲームに関心のある子供たちも見ているだろう。
「シナ」や「チョン」、「チャンコロ」とか、「糞中華」、「支那畜」とか。「害虫どもは駆除すべき」、「シナチョンは殺しても無罪にする法律をつくってよし」「アメリカと共同して支那畜は虐殺して根絶すべき」」とか、冗談や悪ふざけでも言ってはならないことがある。欧米だったら、こういう書き込みも問題視されて、サイトの管理者や書き込みしたものにしかるべき処置が取られるだろう。

中国人の転売屋が商品を買占めしていることを記事にしているが、特に問題なのはゴミの部分。ゴミを捨てたのは中国人だと決め付けているが、日本人のマナーだって相当悪いものだ。なぜ、中国人だけだと決め付けるのか。私の行く店やスーパー等でも、中国人のアルバイトの方がかなり働いているが、その辺の日本人の店員よりも接客態度やマナーがよかったりする。日本人は喫煙禁止の場所でもおかまいなしに喫煙をするし、タバコの吸殻をそこらへんに捨てたりする。
ゴミの散乱を証拠もなく中国人のせいにして、"中国人は害虫であり、死ね"となるのが"ゲーム"という娯楽や趣味、遊戯の話題の場にすらでてくる差別・蔑視主義者、ネット右翼どもの脳みそである。
私からすれば、こいつらこそ死んでしまえばいいと思うけどね。こういうのを話題にしてブログの記事にしている上記2つのサイトの管理者も同罪かな。
ほんと死ねばいいと思うよ。差別・侮蔑・蔑視主義者、右翼どもは。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:43 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月02日

日本の核平和外交において足りないもの

今日は明日、親戚の結婚式があるので、それの準備等を含めて更新しないつもりでした。たまたま、テレビがかかっていました。よみうりテレビで、世界一受けたい授業スペシャルで"核兵器のない世界"というタイトルだったと思います。旧ソ連のゴルバチョフ元大統領が講師として出演されていました。
一言でまとめるなら、世界で唯一の被爆国は日本だから、日本が中心となって世界で核兵器の廃絶に取り組むべきだという内容でした。
核兵器の廃絶というのには、依存はありませんし、唯一の被爆国である日本が率先し、中心となって取り組むべきということに対しても依存はありません。
しかし、もの凄く足りないことがあります。テレビ番組に言っても仕方はないのですが。今まで書いてきたこととかぶりますが、そこに過去の加害歴史に対する認識という要素が抜けているということです。
 私は南米の出身者に「なぜ、日本人であるあなたは原爆を落とした米国に対して憎しみを抱かないのか」と質問されたことがあります。
 戦争を早期に終結されるという目的があったにせよ、日本を利用した人体実験という国益エゴという視点も米国にはあったのですし、一人の日本人として憤りはあります。
 しかし、私は原爆投下という唯一の被爆者や被害者である日本を考える前に、日本軍の侵略戦争によって原爆よりもさらに酷い被害を蒙った中国やアジア・太平洋地域の被害者や住民の方々のことを考えるからです。そのことを南米の方に説明すると、その日本人の心に感激しておられました。
 無論、米国は日本の都市部を焼夷弾で焼き尽くした揚句、広島や長崎に対して、原爆を落としたわけですが、その米国にしたって日本軍は酷いことをしたのです。真珠湾攻撃はもちろんのこと、バターンの死の行進や強制労働・酷使による米軍捕虜の虐待、フィリピンを占領し、米国の民間人への加害、アッツ島などのアリューシャン列島やグアムといった米国の領土を日本軍が占領し、そこの住民も被害を与えたという側面をもっています。
 大日本帝国は最も暴虐非道で人類史上存在した中で最悪な存在でした。日本人は最も愚かな民族として大日本帝国を構成して60年前は振舞っていたのです。
 世界の核兵器の廃絶や平和の中心を担う前に、こういった加害の歴史の清算と反省の認識が日本人一人ひとりのコンセンサスとしてなされていません。
 加害の歴史の清算と反省の歴史的基本認識を全国民が共有することなしに、日本が核兵器の廃絶や平和を叫んでも全くもって説得力がありません。
 こういう認識を抜きに平和主義や核廃絶を説いても、日本の独りよがりの自慰であって無意味であるばかりか、世界から反発を招き孤立を深めるだけでしょう。
 こういう核廃絶や平和推進の授業の前に、大日本帝国の加害の歴史と国民が過去の加害歴史に対する基本認識をもち、反省を促す"授業"を行いべきだったのです。その"授業"の後で、ゴルバチョフ氏がでてきて、日本人が唯一の被爆国として核廃絶と核なき平和をリーダシップをもって推進しなければならないという"授業"を行うというステップだったら賞賛できたのに、非常に残念です。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今年2010年の参院選までに鳩山政権に求めるもの

米国からの便りより
日本の皆さん 新年明けましておめでとう 新年最初の記事はウヨクは海外でも容赦なく逮捕される
http://kensirou2001.blog79.fc2.com/blog-entry-616.htmlからコピペ
差別と歴史修正主義と憎悪扇動を禁じる法律 (1) フランス
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1116.html
ドイツでゼノフォビアが敗訴  ドイツ
http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-25b8.html
憎悪犯罪を禁止する米連邦法、同性愛者らにも拡大  米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2657794/4824832
英国では外国人排除を主張したウヨクが大量に逮捕される  英国
Police arrest 90 after clashes at rightwing rally
http://www.guardian.co.uk/uk/2009/sep/06/rightwing-rally-arrests-birmingham

欧米諸国をみての通り、右翼および歴史修正主義の取り締まりが激しいことが分かる。他の先進国並みにウヨクを容赦なく逮捕できる当たり前の国になって欲しいというのが、米国からの便りの拳志郎氏の意見ですが、右翼勢力や歴史修正主義、在日朝鮮・韓国人、中国人への差別・蔑視の日本における現状をみるにあたり、私は他の先進国並ではなく、もっと何十倍ににも力を入れて情け・容赦なくウヨクを一人残らず逮捕できる国にならなければならないと思います。逮捕することも大事ですが、右翼というのは十度な精神の病気の一種であるということをみなければなりません。精神病棟に隔離して、更正ならびに治療を行う体制、治らなければ一生隔離し、外に出さないような体制が必要不可欠だと考えています。
その一歩として民主党に求めるのは、在日外国人参政権と人権擁護法案(人権擁護機関/人権差別防止機関)の成立させることです。閉鎖的で右翼や差別および歴史修正主義言論に満ちた現状を打破するために、なんらかの人権擁護法制・差別防止法制と外国人参政権は必要不可欠です。右翼と社会の頽廃をもたらしている日本における歴史教育や人権教育の欠如や日本のネットや社会の異常性を世に問わねばなりません。
まず、人権擁護法制・差別防止法制を成立させて、言論の自由の名を借りた朝鮮人や中国人などの外国人に対する差別や煽動するような右翼を取り締まることができるようにする。
外国人参政権で政治的文化的な少数者が選挙権で力を得て行政を動かし、そういった差別や煽動するような右翼を取り締まりを怠らないように監視し、右翼のいない健全な日本社会をつくりあげる一歩となる。
献金問題等で揺れる民主党の鳩山政権にはいろいろ失望させられますが、2010年の参院選までに是非、これらの2つの法案だけは通し、実績をつくっていただきたいと思う次第であります。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 18:41 | Comment(4) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本軍・大日本帝国の過去の歴史の免罪につながる言動や議論についての考察

なぜ、日本軍・大日本帝国の過去の歴史の免罪につながる言動や議論を持ち出してはならないかについて書きたいと思います。

とある掲示板では、他の政治的な要素を抜きに過去の加害の事実に向き合い、過去の清算に一直線に取り組むべきだという私の持論に対して
現在のインドネシア地域を植民地化したオランダ(政府)はかつての植民地支配を一切反省も償いもしていませんし、アメリカ(政府)のジャイアニズムは言うまでもありません。そして、当のインドネシア(政府)自体が自らの過去(1965〜66年の赤狩り、アチェ、パプア、東チモールでの虐殺)を一切反省していないことも想起すべきです。もちろん、他人がしてないから、しなくて良いと言いたい訳ではありません。どうして他人がそうしないのか、を考えるべきでしょう。
という意見がでました。「他人がしてないから、しなくて良いと言いたい訳ではありません」と前置きを置いているにしろ、日本人が持ち出すのは駄目だと思います。

その理由は2つあります。
@欧米諸国がアジアやアフリカを侵略して植民地支配してきました。、インドネシアなどのアジア諸国も戦後人権侵害とは無縁ではありません。日本軍がアジア・太平洋地域の侵略と支配の中で行った戦争犯罪、加害行為、被害が欧米の連合国の植民地支配や他の国々のそれとは、その規模の大きさ、被害にあったり犠牲になった人的被害の大きさ、物的にもそうだし、その戦争犯罪の数・問題事案の多さ、その残虐・残忍・非人道性、虐待の酷さ、搾取手段、そのとりわけ女性に対しては酷いもので、監禁し従軍慰安婦として惨たらしい性の奴隷として従事させたことなどがあり、質、量ともにおいて全く別次元のものです。たとえば、同じ犯罪でも殺人と万引きを比較することはナンセンスでしょう。日本軍・大日本帝国の過去の加害は質、量ともにおいて人類史上全く例のないものであると私は考えています。従って日本軍のアジア・太平洋地域に対して行ったことは他のいかなる事案と比較することはできないし、比較を行うこと自体がナンセンスだと思います。

Aこの2番目の理由が一番重要ですが、ほかならぬ日本人自身が他の事案を持ち出すことによって、日本軍の行った侵略および加害行為が中和ないし、相殺、免罪されることです。
"私たちも過去にこういう酷いことやった""(日本以外の)他国から植民地支配された"、他に"日本人も原爆を落とされたりして酷い目にあった(同情)""日本兵の中にも良い人がいた"というのを被害者側が持ち出すのはまだよいとしましょう。
 先の人は「他人がしてないから、しなくて良いと言いたい訳ではありません」と前置きし、その中和ないし、免罪の意図を否定していますが、しかし、どんな形であれ、こういったことを加害国民である日本人が持ち出すことが、持ち出した本人の意図・思想・背景に関係なく、大日本帝国・日本軍の侵略及び加害の事実を中和・相殺させたり、被害者側からの批難を避ける避雷針であったり、ただの"免罪符"としての役割や性質をもつのは必然なのです。

上記の2つの理由により、本人・日本政府は他の要素云々余計なことを抜きに、被害国や被害者の納得の行くように、誠意のある過去の清算に向けて一直線に進むべきというのが、私の譲れない結論です。2010年になりますが、私が言う過去の加害の歴史の基本認識に達するのはいつの日になるでしょうか?
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 17:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国民一人ひとりがもつべき過去の加害歴史に対する基本認識

もう早いもので2010年となります。とある掲示板ではいろいろ意見を伺ったのですが、右翼は別にしても、一般の日本人の過去の加害歴史に対する認識に対して甘さがあると感じられました。私が歴史修正主義者たる右翼を右翼やネトウヨと正直に読んだだけでレッテル貼りはよくないとか、右翼連中に対する擁護が目立ちました。右翼をネトウヨや右翼と読んで何が悪いのでしょうか?レッテル貼りとはいいますけど、正しいレッテルは正しく貼ったらいいのです。ネット右翼を"ネット右翼"や"ネトウヨ"と呼んで何が悪いのでしょうか?例えば数学の問題を解くとき、いちいち公式や定理の証明から始めますか?一度証明された公式や定理は一応◎◎の定理よりと前置きはすると思いますが、いちいち定理の証明から入って問題を解くなんてことは致しません。効率が悪いですね。当たり前のようにネット右翼を"ネトウヨ"や"ネット右翼"とレッテル貼りをすることに躊躇する必要はありません。
一般の日本人の右翼や歴史修正主義はもちろんのこと、過去の加害歴史に対する基本認識の甘さを痛感致しました。これでは右翼や歴史修正主義が蔓延るのは無理ないと思いました。
私が考える日本人がもつべき過去の加害歴史に対する基本認識というのを私の行った投稿より訂正や加筆を加えてまとめたいと思います。

過去の加害認識についていかがお考えでしょうか?普通の人間であるならば、大日本帝国・日本軍の侵略や加害を考える上で、その被害者やその残された家族、残された家族の苦しみと痛みについて思いを馳せ、「申し訳ありませんでした」と謝るのが普通の人間です。
そして、とりわけ侵略の被害の中でも元従軍慰安婦をはじめとする性暴力の被害者についてはとりわけ被害内容が深刻で残された時間はありません。

日本軍による被害を受け、屈辱と名誉を晴らされるまま、亡くなった方の多いことに心を痛めるということはごく普通の人間の感性です。そういう人間の感性が一般の人間にも足りないと痛感させられました。

こうしていると中学生のころを思い出します。日本軍の性暴力の被害者の話を学校の先生に連れられて聞いたことがあります。それ以来、日本の過去の加害歴史について考え、右翼討伐人としてネット右翼を討伐しようとするきっかけになったのです。

他の要素云々を抜きに、あるいは置いて置いて、犠牲者や被害者の名誉と尊厳を回復し、傷を癒すべく日本政府は過去の清算を行うべきなのです。
他の政治的な要素云々とは何かといえば、大日本帝国・日本軍の過去の加害の免罪ないし、中和、弁護、減軽につながるあらゆる理屈・理由・言い訳です。
例えば戦争の狂気、戦争だから仕方がなかった論とか、戦勝国の裁きだとか、冤罪云々というものです。被害者の身になってすべてを考えるべきです。日本軍の惨たらしい戦争犯罪の前に、日本人側(加害者側)から戦争の狂気云々を避けんで、そういう戦争犯罪を行った言い訳にしても、それを日本人の側がやれば、ただの`「免罪符行為」です。被害を蒙った側が戦争の狂気云々、冤罪で犠牲になった日本兵の境遇云々を言うならまだしもですが、加害者側に立つべき日本人が日本軍の過去の侵略および加害の事実を前に、戦勝国の裁き、冤罪、戦争の狂気云々を言い訳をして「免罪」してはならないということです。
我々日本人や日本政府が2010年以降やるべきことは、過去の歴史の侵略や加害の事実や戦争犯罪、犠牲者や被害者の訴えや痛み、悲しみに正面から向き合い、思いを馳せ、「申し訳ありませんでした」と謝り、誠意をもって償うことです。遅すぎるかもしれませんが、やらないよりはマシです。その加害の事実や償いを子孫代々に伝えていくことによって過去の過ちを正し、初めて未来へ歩んでいける。
そもそも純粋に被害者のことを思うならば、とりわけ日本軍の性暴力、慰安婦や強姦の被害というのは人の尊厳や名誉を傷つける最たるものであり、差別や侮蔑の対象とされ一生汚点として被害者に付き纏うものであるということは想像できると思います。被害者の苦しみ、痛みに思いを馳せるならば、被害者の名誉や尊厳を回復すべく、謝罪や補償を求めて一直線に取り組む以外に、他のことは考えられないはずです。
そういう過去の歴史の基本認識が日本人全員に根本的に欠如していると思います。

次はさらに掘り下げて、なぜ大日本帝国の免罪や減軽につながる言い訳や議論をなぜ日本人の側が持ち出してはいけないかを考察します。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

戦後世代についても過去の戦争責任がある理由

戦後世代についても過去の戦争責任があります。その理由についてとある投稿の中で考察する機会がありましたので、それについてこの機会に書きたいと思います。

我々戦争を知らない世代がわが国が過去に行った侵略や加害の歴史に対して、責任があるについてはいろいろ理由はあると思います。そもそも私からすれば、考えること自体がなかったのですが。
それは当たり前で、自分自身あるいは、自分の世代が直接行ったことではなくても、自分たちの過去の世代、過去の国が朝鮮や中国をはじめ、周辺諸国に対して行った加害やその被害者に対して申し訳ない気持ちを感じ、当然償いの責任をもち、補償を行うのは当たり前だと思っていました。したがって、この理由については深く考えることはなかったわけですが。
とある掲示板では聞かれたので、改めて考えるわけです。とある掲示板に書いたことをまとめて、自分なりに多少の訂正・加筆をして、ここに書きたいと思います。私だけの考えではなく、他の人の考え方も参考にしたものです。

戦後責任という見方があると思いますけど、これが戦争を知らない(過去の加害に直接関わっていない)世代の戦争責任です。そういう戦争責任が現代の世代へ引き継がれた理由のひとつに、わが国が戦後、自国の侵略や加害の歴史に対して、正面から向き合ってこなかったことはもちろん、右翼勢力を野放しにし、あまつさえ、安倍や麻生といった右翼政治家が"日本の過去の戦争や植民地支配が正しかった"と過去の加害や侵略の歴史の"名誉回復"をやろうとさえしていたのだから。
歴史にIFはないが、日本政府がもしも、こういう侵略やその侵略の中で行われた戦争犯罪や残虐行為について、加害者(戦争犯罪者)の処罰、被害者や被害国への謝罪や賠償など、戦後すぐに徹底した償いや清算を行い、さらにその上でドイツのようにその加害や侵略の事実や償いや被害者・犠牲者やその家族の苦しみ痛みを子孫代々に伝える歴史教育を行い、歴史修正主義を罰して許さない良識的国家になっていれば、現代の世代にそんな責任は存在しなかったと思います。
しかし、現実は違いました。冷戦という状況があって、アメリカが天皇をはじめ戦争・侵略加害責任を問われるべき立場ものを免罪しました。アメリカの圧力があって西側に属する多くの国は賠償請求権を放棄させられました。日本は被害にあったアジア諸国と名目だけ賠償交渉を行うが、日本企業の経済進出や利権、当該国の政府・エリートの利益だけが考慮され、肝心の被害者は放置されて終わったという現実があります。

数々の加害行為において、直接手を下したりしたのは末端の日本軍将兵や軍属、個々の部隊であったりしても命令をしたり、そうした事態を引き起こした責任は日本軍・大日本帝国の上層部である。当然、戦後の日本政府がそうしたすべての過去の加害の責任を引き継ぎ、負うのは当然であります。
肝心の被害者の傷を癒しうるのは過去の加害者たる日本政府が被害者を被害者であるということとその加害事実を正当に認め、被害者に面と向い誠意のある謝罪と補償を行うことだけです。しかし、その日本政府の政策はそれを構成する有権者(国民、世論)の意思によって決定されるのです。
そうした日本政府の政策を決定する政治家を選挙で選ぶのも他ならぬ日本人であるし、世論によって、あるいは直接意見して政治家や政府を動かしたりするのも日本人(国民)でしょう。そう考えれば、戦争や侵略にもちろん直接関わっていない世代も国の政策に責任を負っているので、
現在の日本国家で市民権をもっているすべての人にこういう責任が発生するといえるというのが考えに考え、戦後の日本人一人ひとりが戦争責任を持つ理由です。

過去の侵略ならびに戦争犯罪の責任そのものはその当事者そのものが負うしかないわけですが、被害者や犠牲者の遺族の方々に誠意のある償いをし、過去の歴史の清算を行う責任はかつての加害国である日本政府を構成するすべての市民が負うべきものであると思います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月22日

私の会社で起きたリアル右翼による事件と右翼という名の深刻な精神疾患について改めて思うこと。

右翼ということで記事にしようと思うのだが、実際にリアル右翼に会ってしまった。

このような記事を発見した。

外国を侮辱する暴言を吐く息子
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/qanda/consul/20061020wn02.htm
 
 高校1年生の息子のことでご相談します。テレビで北朝鮮や中国などの外国の報道をみては、両国をはじめ外国を酷評し、最後には「あんな国なんか無くなっちまえ」などと暴言を吐き、聞くに耐えません。「他人を悪く言うのはよくないよ」と親の気持ちは伝えてきましたが、これに関しては反抗的態度を取るばかりです。先日父親が厳しく指摘したら、激しく反抗し取っ組み合いになりそうでした。外でおおっぴらにこのような発言はしていないと思いますが、このような狭い了見では、とても人様とは上手くやっていけないだろうと心配です。息子の言動をどのように考え、どのように接して行けばよいでしょうか。

 大阪学院大学助教授 加茂 英司


 お母様の心配はもっともであり、さぞかしご心痛のことと察せられます。ひとつ息子さんに確認していただきたいのですが、息子さん自身、もしくは親しい友人などが直接に北朝鮮や中国の方と、これまでに何らかのトラブルがあったのでしょうか。例えばけんかをふっかけられたとか、恐喝されたとか。そうであれば話はわかりやすいのですが、息子さんが北朝鮮や中国のことを悪く言っているのは単にそれらを批判しやすいからに過ぎないのであって、とりたてて北朝鮮や中国とはなんら関係がないでしょう。

 むしろ息子さんが荒れている原因は何か別のことでストレスを感じているからだと思われます。学校の勉強についていけないという問題も考えられますが、最も一般的なケースは、新しく進学した高校で友達が出来にくいという人間関係のつまづきです。おっしゃっているような「このような狭い了見では、とても人様とは上手くやっていけないだろう」ではなく、「人様と上手くやっていけないから、このような狭い了見になる」のです。順序が逆です。

 ただ学校内での人間関係といっても複雑です。単純に友達がいないのか、それとも親しい友達がいたけれども何かの際にうまくいかなくなったのか、あるいは異性問題なのか。そのあたりはきわめてプライベートな問題で、聞いても正直に答えてくれないのが普通です。学校の先生に聞いてもわからないと言われます。多くの場合、息子さんが一人で悩んで一人で解決していくのを、周りの大人達はただ遠巻きに見守るしかありません。

 これでは相談の回答にならないので私なりに提言できることを申し上げますと、「お母さんはそのことを心配しているのよ」というシグナルを送ってあげることで息子さんの気持ちはずいぶんと楽になると思います。答えてくれなくても、友達のことを聞いてあげてください。息子さんがお母さんのシグナルを受け止めた時、北朝鮮や中国など外国のことはどうでもよくなると思います。
 
私の会社の上司(女性)の話になるが、実際にこのようなリアル右翼に現実世界において遭遇するとは思いもしなかった。
上司は大学を卒業し、就職したものの、会社で先輩に怒られたぐらいでわずか配属後1ヶ月もしないうちに辞職、その後親に寄生しながらフリータを続けているという飛んだパラサイトドラ息子に悩んでいて、会社でよく私に愚痴をこぼしていました。そのフリーターのドラ息子がネット右翼だったのである。

2日前の11/20の金曜日、仕事が長引いて私を含む数人の社員と上司でかつてない残業になっていましたが、そのときに私らを震撼させる事件が起きた。そのドラ息子が親が帰らないことに業を煮やしたのか、会社に突然乗り込んできたのである。会社に入るといきなり、その上司(親)の前に行くなり、「腹が減った〜!!早く帰って飯を喰わせろ!!」と喚き叫ぶ始末(カップ麺すら自分で用意できないのか)。上司(親)はもう少し時間がかかるという風に言うと、「俺の飯より仕事が大事だってか?」と上司(親)の胸倉を掴み、怒って食いかかる始末。その場にいた一同はそのドラ息子を止めにかかる。これだけでも、とんでもないドラ息子だが、その次の一言がその場の全員を更に凍りつかせた。

ちょうど上司の後ろの側には労働組合の掲示板があり、そこには民主党(鳩山代表)のポスターが貼ってあったのだ(選挙後も剥がすの忘れて放置してあった)。それが目に入ったそのドラ息子は、「ミンス−ーーー!!!」と叫んだ。その次にはさらには信じられない暴言の数々が吐かれる。

「売国怒の集団が!!!ミンスが政権をとったせいで、シナや韓国に主権が委譲されようとしているん〜だ!!!」

「外国人参政権がミンス党で通り、シナやチョン、在日部落に乗っ取られて、反日独裁政権ができんだぞ、ミンスに入れたてめぇらも同罪だ」と叫び、民主党のポスターを破り、鳩山氏の顔を踏みつけ、中国や韓国、在日に対する聞くに堪えない暴言を吐き散らし、会社の備品を壊し、暴れまくる始末だった。十数分立って落ち着いたのか帰っていたが。信じられないだろうが、実際に2日前、私の会社で起きたことである。このようなリアル右翼に遭遇するとは私自身思ってもいなかった。私の上司はその場にいた社員らに自分の息子の非礼を謝罪した上に、息子の壊した備品を自費で弁償することになったそうだ。

この一連の出来事で感じたというのは右翼というのは非常に深刻な精神疾患であるということ。もはや思想や信条の自由云々ということではなく、右翼思想をもつということは深刻な精神病だと理解した方がいい。今までのニュースにも、突然脈絡もなく、「朝鮮人や中国人が攻めてくる、日本人を奴隷にする」など喚き散らし、暴れまくる。酷い場合にはそして、包丁を振り回し人を刺すというような事件があったのである。
妄想性人格障害やアスペルガーなどと呼ばれて、正常な社会生活が送れていない重症な右翼患者がこの世にはたくさんいるはずである。彼らを野放しにするのは実際問題として危険なのだ。
もちろん、右翼活動/言論はネットだけにして、普段は猫を被って平常者のように振舞っているが、そのような連中も、いずれ「シナが攻めてくる」とリアルで叫び刃物を振り回すように重症化しないという保証はないのである。

いいか、ブログのコメント欄で好き勝手書いているネット右翼ども、貴様らは自分自身が右翼という病気であることを自覚せねばならない。
日本のネット社会、匿名掲示板、ネットのブログ、そのコメント欄には在日韓国人、被差別部落出身者、在日中国人、障害者、女性、アイヌ、沖縄人、大日本帝国の(慰安婦被害者などの)戦争被害者、犠牲者遺族・原告、派遣労働者、他の在日外国人、マイノリティ、少数者に対する差別や蔑視、憎悪を煽るレイシズム/ヘイトクライムの汚らしい発言や言葉にあふれているというのが現状だ。在特会や新風というようなネット右翼やその汚らしい言論をベースとする集団がいつにもまして路上に溢れ暴れている。もはや、危機的状況にあるといっていい。
右翼というのは、日本に限らず、どの国にあってもろくでもない屑連中である。イスラエルやアメリカなんかをみてもいいし、ドイツなんかのネオナチや東南アジア、タイやカンボジアなんかもみてもいい。自国/自民族一番原理主義がいずれの右翼の根本だといってもいい、それは結局排外主義や敵対国/仮想敵、敵対民族をつくり、妄想し、敵愾心を煽りたてる方向へ駆り立てていく。それの行き着く先は戦争やジェノサイドである。
右翼どもの、特にインターネット上の外国人一般、朝鮮人差別や部落差別、少数者や弱者に対する悪質な差別中傷罵倒発言並び彼らの排斥や迫害、敵愾心を唱導するような差別・排外煽動の蔓延ぶりには目にあまるものがある。このような悪質な差別や蔑視、民族敵愾の表現・煽動は社会一般に対する悪影響が大きく、そうした言葉でネットを始めた未成年を含む若者が洗脳され、重症な右翼患者を生み出す土壌となっていることに疑う余地はない。差別や罵倒を受けた当事者のみならず、二次的、三次的な差別の発生はもちろん、、その当事者や関係のない一般市民すら暴力ばかりか命の危険に晒されることは容易に想像できる。
人権擁護法などの法案のなんらかの処置を取る必要がある。インターネット上の政治的や文化的な少数者や弱者、外国人に対する差別、蔑視、罵倒やそれを煽動するような言論をなんらかの形で取り締まらなければならない。それは悪質な意図がある場合は別として、それらの言論を行っている奴は右翼という深刻な病気であるという前提において行わなければならない。刑事罰を与えて、刑務所に入れてもいいが、彼らはそれでは更正できないだろう。無駄に税金が浪費されるだけである。
一度こういう右翼思想に洗脳されたものの更正は非常に困難である。更正できなければ、一生精神病院に隔離できるような、社会に出さないための何らかの処置は必要である。
私は右翼を国際問題として捉え、どこかの広い土地を借りて、国際的に重症な右翼を更正並びに(更正できないものは一生)隔離できるような施設を設けて、国際社会が協力して一致団結して取り組むべきだと考えます
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:56 | Comment(9) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月20日

民主党政権についてとその他の雑感

正直言ってあまり期待できません。顔ぶれをみるとやはり期待するのは無理かもしれませんね。原口一博や前原のような右翼側の人間が閣僚に入っているのは気に入りませんね。

期待できるといえば、産経がああいうネガキャンじみたミスリード記事を書いていることぐらいか。

解かれる左派・リベラル法案の“封印”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090917-00000630-san-pol
9月17日22時50分配信 産経新聞
 
 政権発足から一夜明けた17日、鳩山由紀夫首相が首相官邸に招いた最初の客は民主党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合)の幹部だった。

 鳩山首相は満面の笑みを浮かべて、高木剛会長、古賀伸明事務局長らと握手を交わし、「最も力強く支援してもらった方々にお越しいただいた」と衆院選での支援に礼を述べた。そして、こう続けた。

 「政権与党となったので、連合の提言や政策にこれまで以上に応えられる」

 同じころ、日本商工会議所は都内のホテルで総会を開催していた。だが、来賓として招待されていた鳩山首相は足を運ばず、メッセージを送っただけだった。

 もともと連合内部では、衆院選までは民主党政権への積極関与論と慎重論とで意見が割れていた。だが、民主党が大勝すると、以後は新政権に対する基本原則がまとまり始めた。

 それは、「(参院選を指揮する)小沢一郎幹事長の支援」、政府・党に対する「人事不介入」、政策には「是々非々」で臨む−の3点。組織決定されたわけではないが、連合幹部らの暗黙の合意として浮かんだ。

 ただ、見返りなしの支援などありえない。連合内では、これまで長年、自民党政権に求めてきたが果たせなかった政策要求の実現に期待が高まっている。

 特に、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた公務員の労働基本権回復は連合傘下の自治労の悲願だ。これにより、公務員も民間人と同様に団体交渉権、争議権などを獲得できるからだ。

 政権交代を見越して、霞が関の官僚が結論を先送りしてきた案件の一つに「竹島記述問題」がある。

 「ゆとり教育」を全面的に見直す新学習指導要領は、高校では平成25年度から実施される予定だ。ところが、その指導内容の詳細を定めた地理歴史の解説書に関しては「政治問題が含まれるので、策定作業を衆院選後に延ばした」(文科省幹部)というのだ。

 現行の高校地理歴史の解説書は、領土問題について「北方領土などを的確に扱う」と記述するのみで、韓国に不法占拠されている竹島に触れていない。

 一方、昨年7月に公表した中学校解説書は、竹島の記述を盛り込んだが、韓国の強い反発に配慮。「韓国との間に主張に相違があることなどにも触れ…」と煮え切らない表現となった経緯がある。

 当時、鳩山首相は「(竹島の)明記は当然だ」とする一方、小沢一郎幹事長は「(政府が)日本の領土だと言うのなら、日韓で(話し合いを)やるべきだ」と慎重な姿勢で、党内の見解はまとまっていなかった。

 中学校解説書で竹島に言及して高校解説書では触れないというのでは、整合性がとれないが…。

 「文科省だけでは済まず、外務省、官邸も巻き込んだ政治判断になる。対応を間違えれば、新政権の爆弾になるかもしれない」

 関係者はこう予想する。鳩山政権は領土教育にどう取り組むか。「友愛外交」の本質が問われる場面だ。

 自民党政権でも検討されたが、「人権侵害の定義があいまい」「救済機関の権限が強大すぎる」などと反対論が強く、提案が見送られてきた「人権擁護法案」が、政権交代で日の目を見る可能性が出てきた。

 民間の言論への公権力の恣意(しい)的介入を許し、表現の自由が制限されると指摘されるが、千葉景子法相は17日未明の記者会見で、こう意欲を表明した。

 「(鳩山首相から)マニフェストの具体化という指示をもらった。人権侵害救済機関の設置の問題で、国際的にみても当たり前の機関だ。ぜひ実現に向けて早急に取り組みたい」

 ただ、民間の保守系シンクタンク、日本政策研究センターの伊藤哲夫代表によると、この民主党版人権擁護法案は「旧政府案よりもっと根本的な問題をはらんでいる」という。

 民主党案は、(1)救済機関は法務省ではなく各省庁ににらみをきかす内閣府の外局とする(2)救済機関は中央だけでなく各都道府県にも設置−など、支持団体である部落解放同盟の主張をストレートに取り入れたもので、旧政府案よりはるかに強力だからだ。

 マニフェストにはないが、結党以来の基本政策である永住外国人地方参政権付与法案や鳩山首相肝いりの旧日本軍の加害行為を調査する国立国会図書館法改正も控えている。今後、さまざまな左派・リベラル法案の“封印”が解かれそうだ。

産経新聞的、つまりは右翼的には外国人参政権や大日本帝国の加害歴史を調査する国立国会図書館法、人権侵害機関の設置(人権擁護法案)はご法度ということ。右翼や産経新聞が反対すると言うことは、日本にとって正しいこということだろう。
福島瑞穂氏やそして法務大臣の千葉景子氏のこれらの法案を一刻も早く通し、大日本帝国なるものを清算すべく働いてもらいが、民主党内はもちろん、閣僚の中にも原口などという民主党の右派議員がいるので、期待薄。

民主マニフェストあわてて追加 橋下・東国原氏反発受け
http://www.asahi.com/politics/update/0729/TKY200907290362.html?ref=rss
 
 民主党の鳩山代表は29日、27日に発表したばかりのマニフェストに「国と地方の協議の場の法制化」を追加する考えを明らかにした。マニフェストから漏れたことに、大阪府の橋下徹、宮崎県の東国原英夫両知事が反発したため、あわてて対応した。


 「法制化」は、自治体から政府への要望が軽視されないよう地方6団体が求め続ける悲願。全国知事会は14日、各党マニフェストの点数評価で最高点の配分
を決めていたが、民主党は「印刷に間に合わない。別に作る『政策集』に載っていればいい」(幹部)とマニフェストに明記しなかった。


 ところが、「非常に不満」(橋下氏)、「後退した」(東国原氏)と批判が続々。鳩山氏が急きょ指示し、「法制化」を総選挙の公示日から配る改訂版
に入れることにした。鳩山氏は記者団に、27日に発表したのは「政権政策集で正式なマニフェストではない」と苦しい説明だった。



というニュースが、さらに私を不安にさせる。鳩山氏をはじめ民主党の指導層は十分リベラルなのは承知しているが、問題は外部の圧力に対して日和見るヘタレということ。右翼勢力は小さくはないし、過去の加害歴史ないし、アジア諸国や欧米諸国の被害者に対して謝罪や補償を行うことに対して、土下座外交ないし、いまさらという風な批判が右翼層以外からもでてくることは十分予想される。そうしたとき鳩山氏らが信念を曲げずに貫けるかと言う問題もあるし、そもそも反発を恐れてか正式なマニフェストに載せなかったくらいだ。正直なところ、民主党政権にも期待薄と言うのが正直なところです。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:41 | Comment(120) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月02日

今までずっと思っていたこと。拉致被害者家族という醜悪な生物

過激な題名の記事ですが。反発を承知で書かしていただきます。私は今までずっと思ってきたことですが、やはり拉致被害者家族というのはいろいろ右翼連中から持て囃されていますね。罪もない身内を拉致の被害にあったのだから、毎日そういう辛い気持ちを抱くのは当然でしょう。私もその想像するにあまる心の痛みは理解できます。しかし、そうであればこと、国内はもちろん、太平洋の島々や南方の各地の戦場に朝鮮人青年男女を軍隊労務者や「従軍慰安婦」として連れて行き、戦闘に巻き込まれたり、集団虐殺されて帰ってこなかったこと、そうした強制連行の犠牲者の家族たちが拉致被害者と同じ、あるいはそれ以上の痛みを50年以上も持ち続けていること。強制連行の被害は朝鮮にとどまらず、台湾や中国、東南アジアにも及んでいること。大日本帝国・日本軍が侵略し、占領していった地域で膨大な数の拉致被害者・犠牲者たちが存在していたという事実。南方や太平洋の島々で過酷な酷使、疫病、餓死、戦況の悪化に伴う虐殺によって、彼ら・彼女らの多くは生きて、いや死んでも帰ることができていません。拉致の被害を身内に受けた拉致被害者家族だからこそ、朝鮮・韓国をはじめ、アジアのそういう被害者や犠牲者に思いを馳せ、彼らの痛みにも思い至り、大日本帝国・日本軍の過去の歴史清算の中核を担うべきである。そればかりか右翼勢力にひたすら迎合し、あまつさえ、北朝鮮への厳しい制裁や敵視にも同調している。朝鮮半島に万が一戦争が起これば、拉致被害者などはとっくに吹っ飛び、何十万、何百万を超える犠牲者がでるということも考えもしないで!!!。やはり、拉致被害者はどう考えても、自らの身内に被害を受けながら、同じく過去の大日本帝国・日本軍の侵略・戦争によって被害を蒙った犠牲者やその身内に1ミクロンの思いを馳せることもなく、右翼や自民党ファシスト政府に迎合する拉致被害者家族はこの日本に蔓延る最も醜悪な生物の1つとして結論づけざる負えない。今日の過去の歴史無関心と排外ナショナリズムの高揚、過去の歴史改ざんの歴史修正主義の一翼を拉致被害者家族という生物は担ってきたのである。拉致被害者家族という生物は身内が戻ってきたらいい、大日本帝国の加害歴史やその被害者・犠牲者とその身内に考えが及ばない自己中心的極まりない醜悪な生物である!!!とこの機会に書かせてもらう。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 11:42 | Comment(136) | TrackBack(2) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

あけましておめでとうございます。今年と2009年に向けて

1年過ぎるのも早いもので、今年1年も忙しかったのです。とはいっても今年はいろんなことがありました。特に、私が更新するのを絶った夏から今日に至るまでです。まずは国外に目を向ければ、住宅バブル崩壊に伴うアメリカのサブプライムローン問題や、それに続くリーマンブラザーズ破綻による破綻に伴って、大きな世界不況であろう。国内に目を向ければ、輸出成金と非正規労働者、下請けの酷使で成長してきたトヨタをはじめとする自動車産業(輸出産業)が大幅な業績悪化に見舞われたことだろう。それで、世界的な景気の後退や金融危機、業績の悪化およびその懸念などを理由に、非正規労働者を切ろうとしているが、自分たちは対米輸出で散々儲けた挙句、その儲けた時期でさえ労働者の賃金や待遇の改善を渋り搾取し、二重に利益を稼いできたのである。危機が来るや、そういう自分たちの都合がいいように、労働者に犠牲を押し付ける財界や大企業の姿は、まさに大日本帝国と日本軍とその取り巻きの業者ら侵略戦争下で朝鮮人労働者らを酷使し、各地で儲けていた過去の悪しき歴史を彷彿とさせるものがある。
国内の政治に目を向ければ、福田康夫氏が辞任し、幹事長だった責務を放り出して恥を知らず首相に就任した麻生太郎と侵略戦争肯定の論文を発表した田母神俊雄航空幕僚長という2匹の醜い生物の姿があった。田母神俊雄航空幕僚長のニュースは見たことはあったが、記事にはできなくて残念である。背後にはその論文を最優秀賞に選んだ日本会議を中心とする右翼勢力アパグループというのも背後にあった。いまどき、当時の日本(大日本帝国)が戦争の被害者であったというからまさに破廉恥の上塗り。こんな歴史観をもつ醜い生物が航空自衛隊の最高幹部にいたことが私も驚かされた。自衛隊はまさに日本軍の悪しき血統を引き継ぎ、大日本帝国の悪に染まった非常危険極まりない組織であることを示すものである。
もう1つは麻生太郎という生物である。9月に就任してから3ヶ月になるのだが、もう末期状態である。私個人としては麻生太郎という醜い生物が日本の首相になれたことはこれからの日本の歴史で大きな汚点であろうが、日本のためを思えば正解である。漢字すらまともによめないマンガ脳の爬虫類以下の下等生物が顔の自民党ではもうじきある衆議院選挙では勝てない。かといって、アベ、福田、麻生と続いた顔の挿げ替え戦術はもはや通用しないし、民主党が大勝利するのは必然である。麻生という醜い下等生物を顔に据えてしまった自民党はもはや船底に大きな穴を開けた沈み行くしかない船でしかない。
そこで、提案である。2009年は反右翼法の制定を行うべきである。世界平和、戦争反対、、過去への反省、大日本帝国の残滓の徹底的な撲滅の観点から右翼思想を取り締まるべきだと考えます。
ドイツでは過去への反省から反ナチ法という物が存在しており、日本もこれを見習うべきです。
中山成彬が言った日本は単一民族という妄言、これに象徴されると思います。アイヌや在日朝鮮・韓国人、華僑の方々などを無視し、そういう多様な諸集団を単一の大和民族というのに一元的にまとめ、全体(国家・民族)の絶対的優位の元に管理し、総動員する思想、これがまさに大日本帝国の残滓が主張するところの右翼思想の根源です。もっぱら権威に価値を認める主義で、権威に対する自己卑下や盲目的服従、また、権威をもって他を圧迫する態度で、議会政治の否認、一党独裁、市民的・政治的自由の極度の抑圧、対外的には侵略蛍光をもち、合理的思想をもたず、もっぱら感情的に国粋的思想を宣伝し自国の歴史・文化・政治を貫く民族性や国体の優秀性を主張し、民族固有の長所や美質と見なされるものの維持・高揚をはかる思潮であり、上からの強権的な国家と対外進出の主張が特徴である超国家主義と必然的に結びついていくのです。
  右翼思想の取り締まりと大日本帝国の残滓の撲滅、大日本帝国の加害の歴史の精算を国民レベルで真剣に考えていく、それを義務化する法律がこれからの日本には必要で、2009年の民主党政権が成立させてくれることを私は期待します。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:50 | Comment(66) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月15日

8月15日は大日本帝国ファシズム体制解放記念日、63年前に存在した大東亜共栄圏というキリングフィールド

お久しぶりです。公私ともに多忙で、忙しくGW以来更新できなくてすいませんでした。とはいっても本当に忙しい。でもせめてこの日だけでも更新しようと思い頑張ります。世の中は北京オリンピック真っ最中で、特に大日本帝国・日本軍の加害歴史清算の動きに大きな進展はありませんでした。悲しい限りです。日本において何よりも優先しなければならない課題が大日本帝国・日本軍の加害歴史清算であり、日本の社会、政治、国家体制のあらゆる部分に悪性腫瘍のように巣くう大日本帝国の残滓の排除です。
それどころか、どんどんと後退しているように感じました。北京オリンピックを少しだけ見る機会がありましたが、日本選手団の行進や観客席で翻る大日本帝国の侵略戦争で犠牲になった人々の血で染まった日の丸。まさに虫唾が走ります。北京オリンピックで中国に来ているどれほどの日本人が過去に日本軍がこの地で幾多の酸鼻を極めた残虐行為・蹂躙を行ってきたことを認識しているのか、果ては日本軍がこの地で中国と戦争を行った歴史の事実すら知らないで呑気にスポーツ観戦しに観光気分で来ているのではないかと思えて腹立たしくなって仕方がない。オリンピックには韓国や台湾、フィリピン、他の東南アジア諸国など大日本帝国・日本軍の侵略の餌食になった国々も参加しているのだ。
仕事の関係でフィリピンから帰還経験がある方など戦争体験者と話をする機会があったのだが、改めて過去の大日本帝国の罪の数々を認識させられた。人類が地球に生まれて文明を築き上げて以来、天災・自然災害、飢餓・飢饉、疫病、戦争、民族浄化、独裁政治による弾圧・残虐統治、流血等の数々が人類に降りかかってきましたが、大日本帝国・日本軍が盧溝橋事件より始まる侵略戦争において北京オリンピックで日本人がたくさん訪れている中国や他のアジア・太平洋地域に対して行った残虐とその結果起きた悲劇・流血・惨禍にかなうものは現在に至るまで存在しません。その広島・長崎における原爆投下の惨劇もかつて中国や他のアジア太平洋地域に行ったこととその被害に比べれば、1億分の1にも満たない取るに足らないものです。
大日本帝国・日本軍がアジア・太平洋地域を侵略し、占領し、その占領下で行われた数々の弾圧・圧政・流血、婦女子への強姦所での集団レイプなどの性暴力の数々、それらを総称してなんといったらいいかと迷いましたが、"大東亜共栄圏というキリングフィールド"という呼び名が相応しいでしょう。現に多くの殺戮が行われていました。日本国内においては、朝鮮人や中国人などが強制的に連れてこられ、炭鉱や鉱山、製鉄所や工場、鉄道・道路で働かされた。ナチスの強制収容所が天国と思えるくらいに過酷なもので、日本国内においても数々の収容所群島が存在したのです。まさに、大東亜共栄圏という名のキリングフィールド。北京オリンピックを見に行く日本人もお茶の間で観戦している人たちが大日本帝国・日本軍が西はビルマ、アンダマン・ニコバル諸島、南はラバウル、ソロモン諸島、東はギルバート諸島や北はアッツやキスカ島にまでいたる広大な地域を占領し、そしてそれらの地域で殺戮の修羅場に変えて、大東亜共栄圏という広大なキリングフィールドをつくりあげたという悔いても悔いても悔い切れない過去の事実を認識しているのだろうか。そのことを考えつつ、今の現状に胸が締めつけられて苦しい思いです。衆議院選が近いようですが、民主党をはじめとする野党内の良識派が勝って、過去の清算の動きが停滞した苦く苦しい現実に終止符を打ってくれることを願わずにいられません。これが8月15日に感じた私の思いです。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 20:32 | Comment(39) | TrackBack(2) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

天皇制廃止について思ったこと

GW中は晴天に恵まれてよかったと思うところだが、いろいろとやり残したことがあって、出勤やらなんやらでなかなか多忙というもの。ようやく一息つけるかとおもったら、会社の同僚らが海外旅行へ行くというので付き合わされるはめに。海外旅行というのもネパールという国で、大日本帝国の侵略や戦争にかかわりのある国であればともかくとして、あまり行きたくはなかったけど。はじめての海外旅行を経験できたので、よかったと思う。ヒマラヤの眺めはよかったと思う。デジカメでももってきてたら、撮ってこのブログでアップできたのに残念だと思う。
ブログ更新をしていなかった長い期間、またいろんなことがあったと思う。たとえば、今年の3月にはフィリピンの下院外交委員会で従軍慰安婦決議案が採択されたりした点以外では、大日本帝国・日本軍の侵略や加害の精算に向けての歩みはほとんど進歩していなかったのが残念である。映画靖国において、右翼団体や右翼ファシスト議員らが何癖をつけて卑劣極まりない妨害によって葬り去られようとしていたことがあった。

中国人監督による映画「靖国 YASUKUNI」が好評
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080505-00000014-scn-cn
によれば、幸い右翼勢力は表現・言論の封殺には失敗したが、右翼ファシスト議員や圧力に屈して事前に試写会を開くなど手を貸した文化庁の責任は問われていないことは問題であろう。大日本帝国の加害歴史精算や右翼勢力の撲滅については何ら進展できていないのが残念である。

ネパールの話に絡むことであるが、ネパールでは王政廃止が確実になったということである。ネパールの政治についてはあまり詳しくないのだが、ネパールでは王族殺害事件があって、ギャネンドラ国王の即位の経緯、さらにはその素行や評判の悪さがあって、王政が廃止に追い込まれることになったらしい。もっとも制憲議会選挙があって選挙前から王政廃止の合意がなされていたが、選挙でマオイストが大勝したので、さらに王政廃止が揺るぎのないものになったというところ。
で、何が言いたいかというと、日本の皇室も明日は我が身であるということを訴え、日本も皇室を廃止すべきであると。皇室周辺の体たらくといい、さらには皇室制度というのはギャネンドラ国王とは比べる次元が違うほど、大日本帝国の侵略と加害の歴史の上に築かれ、韓国や中国をはじめとするアジアの人々の生き血を啜って、無数の骸に築かれた制度であることを知らねばならない。公に右翼の連中に利用され、それをよしとしている皇室の体たらくぶりをもって、ネパールの王政廃止は皇室及び天皇利権関係者は明日は我が身であることを知らねばならない。日本も皇室・天皇制を廃止することで日本社会を良識化し、大日本帝国の加害歴史の清算ならびに大日本帝国残滓の殲滅への大きな一歩を歩むことになるとネパールの政治情勢を踏まえて思った次第である。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:10 | Comment(50) | TrackBack(2) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月03日

あけましておめでとうございます。で、2007年の総括と2008年度の目標

あけましておめでとうございます。もう2008年ですか。1年を振り返ればものすごく短いように感じます。というか、年々1年というのが短くなっていくような気がします。会社にいるときの1時間、1日はものすごく長いように感じますが。2007年の総括というが、何から話せばいいのやら。って私にと2007年というのは、大学院を修了し、無事に社会に巣立った年でした。その半面、社会人としての私は学生時代よりも忙しくブログを更新することできませんでした。でも、世界を取り巻く情勢は大きく変わっていて、相変わらずテロが次々と起きるやらなんやで、一層不透明になっている感じがします。日本の過去清算という点に関していえば、ほとんど進展はありませんでした。しかし、それを取り巻く世界の環境は大きく変わっていて、米国下院で慰安婦決議案が出され、カナダやオランダ、そして欧州議会にまでその動きが広がりました。日本の右翼勢力に対する世界の良識派の包囲網が着々と築き上げられていることに、大変私は心強く思いました。一方で国内の状況は非常にお寒いもので、安倍ファシスト政権が崩壊し、福田政権であれば何か変わるものと期待しましたが、期待はずれもいいところでした。沖縄戦の集団自決の件では歴史教科書で日本軍が強制したとの記述は認められなかったほか、薬剤肝炎問題においても福田自民党政権の対応は非常に冷たいもので、患者の家族にさえ会おうとはしなかった。政府に責任はないとの一点張り。根本的に、安倍ファシスト政権と何が違うというのでしょうか。ただし、薬剤肝炎問題では、対応問題で政権の支持率が急降下するや否や、患者らとの面談に応じて、全員救済に応じたのですが、姑息といえば姑息。自らの政治生命に関わるから陳謝して、関わらないと門前払いというわけです。それにしても、沖縄県の集団自決の記述の問題については、沖縄県以外の本土では政治生命に関わるほどの反発が引き起こされなかったためか、軍の強制復活や首相の被害者や遺族に対する陳謝にはつながりませんでした。その点、過去の精算に対する日本社会の無関心さ、そして沖縄と沖縄の味わった痛みに対して鈍感な本土(ヤマト)とのとてつもない距離を感じさせてくれました。それはともあれ、福田政権も安倍ファシスト政権と本質的には何も変わっていません(最も大半の閣僚は安倍ファシスト政権から引き継いでいますから)。本来、政治家や役人、政府というのは国民全体への奉仕者でなければならないのに、保身に走り、己のための奉仕者に成り下がっているのだから。
2008年の目標としては、こんな卑劣なヤツラを政府から追放すること。大日本帝国より引き継がれた卑劣な政府の体質を根本から変える必要があるのだ。2008年には、衆議院選挙がある。今度の選挙で、卑劣な自民党を政権の座から追放しよう。それこそが今年の目標だろう。私の会社はアジア系の社員が多い。会社の中でより多くアジア系の社員との交流の輪を広げることだ。もちろん、大日本帝国・日本軍の加害の情報が得られればいいし、まず社内でアジア系社員を中心に日本の過去清算と日本政府や歴史修正主義の右翼勢力と戦う共同戦線が築ければいいと思っています。従軍慰安婦決議案がもっと世界各国に広がればいいと思います。もちろん、法的拘束力のあるもので、内外のあらゆる分野からの日本の右翼勢力への包囲網、これこそが本年度の目標にふさわしいのではないでしょうか。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 11:06 | Comment(26) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月25日

非良識な人たちに思うところ

私の会社は外国人の社員が多く、大変グローバルな環境である。特にアジア系の同僚と話すと、特に過去の日本軍の侵略の話になる。こういうグローバルな視点から日本を見ると、過去、日本軍がアジア・太平洋地域に対して行った大罪の数々に改めて気づかされた。同僚から、祖父・祖母の代から父や母を通して受け継がれた日本軍の数々の侵略と加害の悪事の数々について聞かされたとき、私は涙が止まらなかった。本当に申し訳ないと謝ったら、きちんと彼らは心から謝罪を受け入れてくれた。そんな環境だから、良識的な人ばかりだと思っていたのに、""南京大虐殺は捏造だとか、シナ人という野蛮人が大陸にいるせいで、俺らが迷惑する""とか人権意識が欠如し、近隣諸国への歴史認識を欠いた発言で、私は開いた口がふさがらなかった。ネット右翼のような奴は私のごく身近なところにもいたのだ。
 ちなみに、ネット右翼のような奴は2ちゃんねる以外でも結構みてきた。私のブログに書き込む、懐疑主義者なるものもそうだし、たとえば、私が特にお世話になった掲示板では
http://yorozu.indosite.org/keijiban/main/46339.html
その通り! 右翼討伐人とかいうヤツが、自分の身銭を切ってでも現地に救援に行こうなどという殊勝な心がけなど、持ち合わせているはずはありません。ヤツが狙っているのは自衛隊の災害派遣に難クセをつけて、日本の救援活動を遅らせたり邪魔立てしたりし、それによって日本が世界からの非難を浴びることに違いないのです。
考えてもみて下さい。「旧日本軍=現在の自衛隊」でないことぐらい、誰にだって分かるはずです。現在の自衛隊を旧日本軍と同一視するのは、ためにする言いがかりとしか思えません。それから、旧日本軍を恐れる老婆云々などというのもありましたが、旧日本軍が現地にいたのを何年昔のことだと思っているのですかね。いうまでもなく、もう60年以上前の話で、その当時物心ついていた人のほとんどは物故しているはずです。日本人と違ってインドネシア人は平均寿命が短く、スハルトのように長生きするのはよほどの健康体で、かつ相当の金持ち(衛生的なものを食べるには、金持ちでないとダメ)でなければなりません。だから仮にそういう人がいても、人口全体の中ではきわめて少数です。そういう人の恐怖心と、今すぐ救助を必要とする人の数を比べたら、どちらを大事にすべきだと思いますか。
それから、ヤツのスレの中に「慰安婦への見舞金の話に大勢の女性が応募した」という話がありますが、その応募者の大部分は戦後生まれだったというのではありませんか?そういう事実を調べもせずに、一方的なプロパガンダを頭から信じて、あちこちに撒き散らそうとするヤツのやり口には、激しい憤りを感じます。

オケアノス改め佐藤樹太というネット右翼という奴です。インドネシアで日本軍の性暴力被害者が性暴力被害者の救済措置のための登録と信じて、兵補協会や法律扶助協会の登録に応じたものです。実際のところは純粋な"慰安婦"被害者のみが対象でしたが、私設慰安所の被害者、強姦、日本人妻などの他の性暴力のケースの被害者も実際のところ多数登録に応じたために、その辺ややこしくなっていますが、慰安婦の被害者でなくても、日本軍の被害者であることには変わりないですから、日本軍の被害者を、根拠もなく戦後生まれなどと決め付けて偽もの呼ばわりする人権感覚が信じられません。

ネット右翼どもの醜い発言をいろいろと紹介すると、

http://yorozu.indosite.org/keijiban/main/46317.html
おかげさまで、私はインドネシア語が十分に理解できるのですが、
そんなことが書いてある教科書はありません。
日本占領時に関するところでは、「独立準備調査会」とか、「ラクサマナ前田」とか、日本人がインドネシアの独立に関与したことが書かれています。
よろしかったら全部訳しましょうか?
私の女房の父親などは、日本の時代のときが一番教育が充実していたと真剣に言っていますよ。
色々な意見がありますが、どの意見をクローズアップするかは、その意見を取り上げる人の主観によるものです。確かに日本占領時の方がきつかったという意見は良く聞きます。でも、それは日本人の労働のレベルとインドネシア人の労働のレベルの違いだと理解しています。普段きつい労働をしたことのない人がいきなりきつい労働をさせられたらそりゃあ「きつかった」っていいますよね。
インドネシア人の意見とフィリッピン人の意見とをごっちゃにしてほしくないですね。
あほもここまでくれば
第一章 日本占領時代におけるインドネシアの社会生活 http://www.geocities.jp/indo_ka/buku_pelajaran/bahasa_jepang.html にインドネシアの歴史教科書の日本の占領時代の章の翻訳が乗っています。オランダ以上の最悪の植民地時代だったと書いてありますがね。

ほかにkodjaという知性の欠片もない糞右翼がいたほか、
http://yorozu.indosite.org/keijiban/main/46359.html
もう5年位前だと思いますが、日本に謝罪と補償を求める「元従軍慰安婦」の一団が、日本大使館(タムリンのビルで仮住まいだった頃)の前でデモをしたという記事がじゃかるた新聞に出てました。 なぜそれを今も覚えてるかというと、ひとつにはインドネシアへ来たばかりで、「えっ?インドネシアは親日的だって聞いていたのに、ここにもそういう運動があるんだ!」と思ってちょっと驚いたから。
でも決定的に記憶に残ったのは、「被害者」の一人とのやり取りの中で、その人が年齢を40代って答えたことがさらっと書いてあったんですね。さらっと。
それ以来ずっとじゃかるた新聞購読してますが、あの味のある記事を書いた記者さんはまだいるんだろうか…。

という、あいまいな思いがかりで日本軍の性暴力被害者を偽者呼ばわりする奴もいたりする。

http://yorozu.indosite.org/keijiban/main/52507.html
「女性国際戦犯法廷」は某新聞社は取材を拒否されたような素晴らしい国際会議だそうです。
サブタイトルは、「日本軍性奴隷制を裁く2000年女性国際戦犯法廷」。
特に、事務局と主催者を調査ください。
海外送金につながるDVDの購入はお止めになられることをお勧めします。
当時の事務局の所在地は、最近、日本で話題の住所であったはずです。

東南アジア地域の従軍慰安婦の証言は信用に値しないと言うのが私の信条。
日本政府が慰安婦に賠償金の支払いを決めてたとき、
「日本軍に強制連行されたと証言すればお金がもらえる」
と老齢の女性にささやきかけた人が居て、
「日本軍に強制連行された」
と証言することを条件にお金をもらった人もいます。
航空券の他に現金をもらって、
「東京の女性国際戦犯法廷に出席した人」、
「台の上に並んで、直に退場で、日本旅行を楽しんだ人」
がいた、
とも伝え聞きます。

昔であれば↑ここまで書けばシバタさんあたりが、
詳細な追加情報をくれたのでしょうが、私では上記の提案・伝聞をお伝えするのが限界。

このちゃ〜というネット右翼の投稿も酷い。根拠もない思いがかりの伝聞なるもので、"女性国際戦犯法廷"を主催した人たちや団体に対する名誉毀損、それに勇気を振り絞って証言台に立った被害者を貶め、尊厳を穢し侮辱するものとして断じて許しておけない。こんな奴は地獄に落ちればいい。同じ地球上の空気を吸っている、同じ人間であることが恥ずかしいと思う。
ネット右翼の醜い発言を紹介しようと思えど、どれも醜くすぎて、紹介するのにも困ってします。最後に
http://yorozu.indosite.org/keijiban/main/52577.html
何でそういう思い込みが形成されたのか、知りませんが、真実を知る良い機会なので、何もアレンジされていない状況でインドネシアを回られたら良いと思います。 そもそも、8月17日のインドネシア独立記念日に、元日本兵の義勇軍の皆さんが今でも尊敬され、感謝され、記念式典に招待されていることを先ず認識されることをオススメします。(多分、そんなことも知らないのでしょう。)

中国人は、オランダの略奪のお先棒を担いでいたため、日本軍が占領した後に特権を剥奪されて恨んでいるだけです。プリブミといわれるインドネシア人にとり、日本人は中国人(華僑)より遥かにマシな為政者だったのは間違いありません。
4年半の駐在期間中、ジャワ島のみならず、スマトラ、カリマンタン、スラウェシなどの44都市訪問したけど、日本人の悪口を言われたことは一度もありません。それどころか、「チャンティック・フジヤマ」とか日本の風物を歌ったローカルの歌が沢山あり、地元の中年以上の人たちに愛されています。

余りに唖然とする書き込みなので、一言。
これはネット右翼としては言葉遣いは丁寧だが、自分的な妄想をアレンジして書いてあるのだろう。8月17日に元日本兵の義勇軍の皆さんが尊敬されているという話だが、事実だとしても元日本兵の義勇軍の人たちであって、日本軍ではないのだ。逆に日本軍の軍政があまりにも残酷で、悲惨極まりない有様だったからこそ、敗戦後残って独立戦争を戦ってくれた少数の"良い日本兵"たちに一際強い感謝の気持ちをもつのではないでしょうか?日本人の悪い話は言われたことはないなどの親日ホラ話は、本人の偏向した頭が生み出したものではないでしょうか。

現に
http://yorozu.indosite.org/keijiban/main/52995.html
俺の先輩は25年位前にバリに行った時、現地の人に私のお婆さんは日本兵に犯されましたと言われたし、今年俺は違う島で祖父さんが女を用意できなくて日本兵に殺されたって言われたよ〜
という反論がなされています。

http://arnold.siboro.org/blog/jp/?p=76
韓国や中国と違って、インドネシアの人たちは日本あるいは日本人に対する反感はほとんどありません。しかし、だからといって歴史は知らないと誤解しないでくださいね。インドネシアでは、早い段階からすべての学校で日本軍がインドネシアで犯した犯罪についてしっかりと教えられています。日本軍はそれ以前のどの占領軍より残酷であり、3年余りの日本の植民地時代は300年のオランダの植民地時代よりつらかったと教えられています。
という風に日本軍の占領時代はオランダ以上に厳しいということは触れられているほか、
http://plaza.rakuten.co.jp/gendaiindonesia/diary/200608280002/
インドネシアは、わずか3年半しか日本に侵略されていない。しかしインドネシア国民が蒙った被害は350年もの間インドネシアを支配したオランダ時代の比ではない。日本軍が課した"Romusa"(労務者):強制労働は、日本の残酷さを示す明白な証拠の1つである。この苦い思い出は、Solikinさんのような元強制動労者の人達の中に深い傷跡として今も残っている。

「竹ざおで、腰を何度も叩かれたよ」と、スマトラ島リアウ州プカンバルー市に住むSolikinさんはSCTVに話をした。Solikinさんの記憶では、1942年の終わりがSoliknさん及びインドネシア国民にとって、その悪夢の始まりであった。日本軍がインドネシアに侵攻し、スカルノに労務者を招集させ強制労働を強いてきたのである。

Solikinさんは、3ヶ月間、プカンバルーの空港建設に労務者として従事し辛酸をなめた。その当時の過酷な労働で何十万という労務者が命を落としたが、Solikinさんは幸運にも生きながらえることができたのである。しかし、皮肉にも、現在までSolikinさんのような人々に対する日本政府からの謝罪及び補償の話は無い。

「イアンフ(慰安婦)」「ヘイホ(兵補)」そして「ロームサ(労務者)」・・・・この3つは今でも問題になってますね。確か、タイのカンチャナブリに建設したクワイ河鉄橋の強制労働にもインドネシアから連れて行かれた「ロームサ」がいたはずです
のほか
http://shiryudoh.blog.ocn.ne.jp/ron/2006/01/style_of_asian__3.html
 スマトラの人々は非常に親切でした。どこに行ってもご馳走してくれるし、気にかけてくれる。そんなインドネシア人と日本人の僕という間柄でしたが、過去に国同士では、暗い歴史があります。
ガライ・シアノッというインドネシアのグランドキャニオンと言われるところでは、巨大な防空壕があるのですが、そこは旧日本軍がインドネシア人達に強制労働させ、作らせたところと言います。動けなくなった人間は、刀で切捨て、大勢の人が崖から投げ捨てられたと言います。(*実際には現在のところ、その虐殺はなかったとの説もある。インドネシア政府は虐殺があったという話は誤りだったとしている。)他の島々でも日本軍による虐殺があったという話はごろごろあります。肉親が食われたという話も耳にしました。
しかし現在、日本ではそのような虐殺はなかったという事を訴えています。
これが真実かどうかは分かりません。
ただ僕にはこんなインドネシア人達がよく言う言葉が印象的でした。

オランダ統治の300年間よりも、日本の3年間の圧制の方がきつかった。
(こう語り告がれている)(*1)

のように、ネット右翼どもの偏向した情報ではなく、インターネット上でも断片的ながら、大日本帝国・日本軍がいかに酷いことをアジア・太平洋地域に対してやってきたかということが分かるのである。

最後に外務省の調査があるが
ASEAN諸国における対日世論調査
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/yoron.html
● 第二次世界大戦中の日本について、

− 「悪い面はあったが、今となっては気にしない」

インドネシア:44%(48, 52) マレーシア:50%(43, 33) フィリピン:51%(37, 37)
シンガポール:62%(47, 44) タイ:45%(46, 36)ベトナム:71%


− 「悪い面を忘れることはできない」

インドネシア:25%(33, 29) マレーシア:22%(32, 40) フィリピン:33%(36, 37)
シンガポール:31%(41, 31) タイ:18%(24, 18)ベトナム:12%

というぐあいに、第二次世界大戦中の日本軍に悪い面があった、つまり悪い印象なり悪い思い出をもつ、あるいは聞かされたりして、悪い風に思っている人が、いずれの国でも過半数を超えているのがわかってもらえたと思う。(たとえばインドネシアでは、69%の人が、マレーシアでも72%、大規模な華僑粛清があったシンガポールでは93%、一番被害を受けていないと思われるタイでさえ、63%の人が日本軍がいた時代のころの日本軍を悪いものだとみなしているのである)。今は日本は先進国だし、経済的事情で悪いことは言わないが、このまま日本軍の行いは正義であり、アジア・太平洋地域を占領したことは自存自衛、かつ欧米諸国からの植民地支配の解放のためであった、従軍慰安婦として女性を性奴隷として強制したことは誤りであるなどという、寝言の数々を日本の政治家が行っていれば、いつか日本は絶望的な孤立に陥り、世界から取り残され、滅びる道を歩むであろう。私は来るべき破滅を防ぐために、まず、身の回りの非良識な人たちを駆逐しなければならないと思う次第である。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:12 | Comment(31) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月23日

お久しぶりです。今年を終えるに向かっての雑感

このまま、更新しないで、一年を終えるのもなんなので、書かせてもらいます。
大変久しぶりです。

一番うれしい出来事は日本軍性奴隷問題(従軍慰安婦問題)で次々と大きな進展があったことです。アメリカに引き続き、カナダやオランダ、そして欧州(EU)議会でも、日本軍慰安婦謝罪要求決議案が採択されたことだ。これだけ、数々のすばらしい進展があったのに、今まで忙しくてブログで記事にできなかったことが大変残念である。カナダでは慰安婦問題に対する日本国内の反論に関して、決議は「慰安婦の性的奴隷化と人身売買に対する否定論者」への封じ込めを求める条項も盛り込んであるという情報もある。そして、(国連人権委員会の場でクマラスワミ報告やマクドゥーガル報告が採択されているが、)国連本会議の場でも慰安婦決議案が改めて出されて採択されるということを韓国人の友人が言っていた。でも残念ながら法的拘束力や実行力は何もないのである。ネットウヨを含む歴史修正主義者・右翼どもや大日本帝国・日本軍の侵略・戦争被害者の悲痛な叫びと訴えを無視し続ける冷徹な日本政府には何も痛くもかゆくもない。もちろん、決議案が出されて採択されるという事実は重要であるが、肝心の法的拘束力が伴っていないと意味がない。問題はどのように、これからも各国議会や国際機関の場で採択されうる従軍慰安婦決議案に法的拘束力をもたせるかである。決議案に定められた要求を日本政府が履行しない場合、日本政府や閣僚、政治家、役人、そして日本軍慰安婦の国家犯罪・蛮行を否定するいかなる個人や企業が海外(決議案が採択された国)に持つ資産の凍結や没収、差し押さえや金融、その他の取引、入国や旅行を制限・禁止するとか、法的拘束力がある実行力のあるものでなければならない。それでも日本政府が決議案を履行しない場合、経済制裁や軍事的封鎖を含む国連安保理での強硬な処置を視野に入れなければならないと改めて思う次第である。そうならないように、福田内閣もそろそろ寿命が近いことだし、来年に行われるであろう衆議院総選挙で、大日本帝国の侵略歴史清算に積極的な良識派が勝利することを願っています。
 私がこのブログを留守にしている間、右翼勢力はますます窮地に陥っているようでした。右翼勢力に止めを刺されることが近いことを望みたいです。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:00 | Comment(25) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月16日

安倍ファシストの辞任について

毎日忙しい日々を送っています。なかなかブログを書く時間がとれないというところ。ところで、9月12日の木曜日、安倍ファシストが突如として辞任しました。私も驚きましたが、単純に喜んでいい事態だと思いません。どうせなら、衆議院を解散してから、そして、"慰安婦は作り話だの、狭義の強制連行の証拠はないだの、韓国はキーセン国家だの"、数々の歴史に対する冒涜発言を謝罪してから辞めるべきだと思うのですが。安倍ファシストというのは正直言って最後の最後まで、おぞましくて醜悪な物体ぶりでした。次の総裁は部落差別発言の麻生ではなく、福田氏だそうですね。福田氏はリベラル派で、安倍や麻生と違って、日本軍の戦争犯罪否定発言や靖国参拝など歴史歪曲・近隣諸国挑発行動をすることはないので、その点は問題ないと思うのですが、民主党に政権をつなげるという意味では、国粋主義者に政権を渡すのはなんなのですが、どうせ短い期間でしょうし、麻生の方がよかったかもしれません。福田氏になったからといって、歴史歪曲主義者や過去の侵略・戦争犯罪を否定する議員が粛清されるわけではないですし、福田氏のリベラル性に守られる形で、次の衆議院の戦いにおいて、大日本帝国の残滓が勢力を維持することに成功し、福田氏の次に返り咲く可能性もあるわけですから、私はこの点において、福田首相も拒絶します。麻生も福田氏もNo!で、民主党を含む野党良識派勢力の政権を支持します。自民党総裁選などというくだらない猿芝居なんかよりも、自民党はとっとと衆議院を解散して、野党にわけ渡して、とっとと消滅しろという感じです。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:59 | Comment(74) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月14日

8月15日、アジア系の会社友達と話して思ったこと。

もう8月15日の歴史におこる大日本帝国軍国主義ファシズム体制解放記念日になりますよね。日々熱いと思ってすごしています。8月15日からようやくお盆休みに入りますが、実家に帰ってもやることがたくさん。忙しいです。ところで、毎年この時期になると戦争に関わる番組がいろいろと放送されています。戦争の悲惨さを次の世代に受け継ぎ、非戦と平和の大切さを伝えるのは大事だと思っています。私は忙しくて、なかなかテレビを見る機会がありません。したがって、この時期に放映されるわゆる戦争特番を見ていません。どのような内容なのか分かりませんが。ところで、アジア系の会社友達とこの時期になって戦争について話す機会がありましたが、激怒していました。60年前の戦争において、被害者面ばかりで、当時の大日本帝国・日本軍が"加害者"であったことをいわゆる戦争特番はほとんど伝えていないというものでした。たとえば、アジア系の会社友達(以下彼)がまず最初に持ち出してきたのはNHKで放送された”鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるが見た戦争〜”でした。彼が言うには、日本のテレビ番組面は戦争特番において、多くの番組は日本人の被害者面ばかりしか描いていないと思います。水木しげる氏の著作は、このブログでも取り上げていますが、察するに、当時の大日本帝国軍部は戦略的に無能で、柔軟な戦略は皆無で、多くの若者が玉砕を強要された。幾十万もの兵士たちが遠い南方の地で藻屑と消え、誰にも看取られることなく深いジャングルの中で朽ちて、誰にも拾われない屍になっていった。「無意味な死」を強要された・・・NHKで放送された”鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるが見た戦争〜”という番組が伝えたい内容は想像できます。こういう側面も当時多くの日本の若者たちが味わった被害者の側面であることは言うまでもないでしょう。他にも広島、長崎に落とされた原爆や東京大空襲といった連合軍の無差別爆撃、シベリア抑留、身近なものであれば家族の徴兵、戦死、戦後の食糧・経済難などが数々の当時の日本人の被害者の側面が上げられます。
 でもふと待てよと思うのです。アジア・太平洋地域への侵略者や蹂躙者としての加害者としての側面は?被害者の側面も、アジア・太平洋地域への侵略と戦争犯罪・残虐行為の数々の罪行の加害者の側面の結果としてあるのではないか!!なぜ、自国民の被害ではなく、それをはるかに上回る植民地やアジア・太平洋地域の占領地に与えた量り知れない惨害を伝えないのだ。日本人が戦後60年をもってしても、主として"戦争の被害者意識"に留まっていることが、この時期の戦争関係の番組に現れているとしては、これ以上の嘆かわしい悲劇はなかろう。この8月の戦争に関する重大な時期において、アジア太平洋地域を侵略し、強奪し、蹂躙し、搾取し、殺戮・残虐の極地の限りを尽くした戦争の"加害者意識"を他のどんなことよりも強くもっていないといけないのだと思います。彼の言うには、日本に来て、あの戦争で被害者以上に何よりも加害者であったことを自覚する人がほとんどいないことに、心底怒っていました。(彼が言うに)あの戦争を自国民への被害の観点でとらえていたり、たかが原爆の2つで、戦争の被害者ヅラで心が満たされている日本国民が多くいる現状では、第二次世界大戦の真の終結はまだまだ遠いと、今日彼と話しながら思った次第です。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:47 | Comment(150) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月09日

石原レイシスト糞老害の三選当選など

ほんと最悪でした。昨日は統一地方選が行われました。石原レイシスト糞老害が三選当選を果たしたのです。浅野史郎氏を破りました。原因は統一候補を擁立するのに、反石原良識派勢力が失敗したという見方があるようですが、そう単純に言い切れるものではないようです。何しろ、石原レイシスト糞老害が51%の票を押さえたという選挙結果が出た以上予想以上に嘆かわしいといわざるを得ません。税金をオリンピック誘致などとほざいて、無駄な大型事業につぎ込んだりとか、税金で豪華出張、さらには四男を重用し、公費で旅行させたりするなど、都政の私物化には枚挙に暇がないほど。数々の右翼発言や人種差別発言、人権侵害発言など、政治家、いや同じ赤い血が通った人間であると思えません。 日本の首都の東京都民がこんな糞野郎を今まで知事にしてきたし、今度もまた選んでしまったことに、失望しました。東京都民は日本、いや世界の敵です。世界の恥さらしです。東京都民には失望しました。石原を選んだ東京都民は沈み行く沈没船で、一緒に安倍ファシスト政権と石原レイシスト老害都政とともに、一緒に沈んでもらうことにして、私はまだあきらめてません。これからも日本新生を目指して戦っていきます。
 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:59 | Comment(32) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月12日

安倍ファシストの慰安婦発言について思うところ(怒りを含めて)

いろいろと忙しくて、書けませんでした。私がブログを留守にしている間にも、いろいろあったようです。特に慰安婦関係のニュースが大きかったと思っています。
世界で最も大きなホットな話題でしょうか。慰安婦決議案阻止に躍起になっていたことが、伺えます。
 
 慰安婦:世耕補佐官、「決議案」採択阻止に向け訪米
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/02/20070302000007.html
日本政府は米国下院で審議中の従軍慰安婦問題をめぐる対日非難決議案の採択を阻止するために、総力戦を繰り広げている、と産経新聞が1日付で報じた。


 日本政府は世耕弘成首相補佐官を先月19日から22日まで米国に急きょ派遣し、現地の学者や報道人などを対象に「決議案が可決される場合、4月末に予定されている安倍晋三首相の訪米に大きな影響が出かねない」との意向を伝えるなど、全面的なロビー活動に乗り出した、と同紙は伝えた。

 これについて、塩崎恭久官房長官は同日、「歴史的事実に基づいていない部分がかなりあるため、政府としては大使館などを通じて米国議会に抗議している」と話した。

 一方、自民党内の右派運動団体「日本の未来と歴史教育を考える議員の会」は1日、日本政府に対し、従軍慰安婦の強制連行問題などに対する調査を要求することにした。

東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

日本政府は米国下院の従軍慰安婦決議案を阻止するために躍起になっていました。しかし、何を血迷ったのか、安倍ファシストはとんでもない発言をかまして、火に油、というか、ガソリンを注ぐ結果となります。
 

慰安婦:安倍首相また強硬発言「強制連行の証言もない」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/06/20070306000021.html

 安倍晋三首相が5日、日本軍慰安婦問題について、再び数々の強硬発言を行った。

 安倍首相は米下院に提出された日本軍慰安婦非難決議案について、「決議案は客観的事実に基づいていない。決議があっても謝罪することはない」と述べ、決議案に強い不快感を示した。

 また、安倍首相は「慰安婦強制連行に日本政府が介入したことを証明する“証拠”はない」とする見解からさらに1歩踏み込み、「強制連行を証明する“証言”はない」と主張した。この主張は、日本軍慰安婦被害女性の証言を基に作成された「慰安婦らは家にいたところ誘拐された」などとする米下院決議案の内容を根本的に否定するものだ。

 以下は、安倍首相がこの日、参議院予算委員会で民主党の小川敏夫参院幹事長と繰り広げた国会質疑の内容。

小川「旧日本軍の慰安婦問題に対する安倍首相の最近の発言は、“強制性はなかった”という主張なのか」

安倍「河野談話を基本的に継承している。自ら自発的にその道(日本軍慰安婦)に進もうと考えた人はいなかっただろう。中間に入った(民間)業者が事実上強制したという事例があり、こうした広義の解釈において“強制性”はあった。しかし、官憲が家に押し入って誘拐するかのように連れ去ったという意味での強制性はなかった」
(1993年に日本政府が発表した「河野談話」は、日本政府が介入した事実を認め、「日本政府」「日本軍」を「官憲」という単語で表現している)

小川「証言がないとはどういうことか」
(各国の日本軍慰安婦被害女性らは、日本軍と警察に直接拉致されたと証言し、この主張が今回の米下院決議案に反映されている)

安倍「裏付けのある証言はないという意味だ」

 続けて安倍首相は、米下院決議案について、「もし決議が採択されたとしても謝罪することはない」と発言した。

安倍「決議案は客観的事実に基づいておらず、日本政府のこれまでの対応も(決議案に)反映されなかった。政府としては、日本の立場が理解されるよう努力する」

小川「きちんと謝罪しないと、日本が戦争に対する反省をしていないと受け取られる」

安倍「戦後60年の日本の歩みは高く評価されてきた。小川氏は日本の歩みをおとしめようとしている」
(この発言の後、与野党の議員らの応酬で予算委員会がしばらく中断した)

小川「おとしめるとは何事か」

安倍「ならば、小川氏は米下院の決議案が正しいと思っているのか」

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
明確に日本軍や大日本帝国(日本政府)の加害責任を否定しました。すべての責任を業者に押し付け、政府やかつての軍の責任を否定しようとしているのだ。 では事実はどうなのだろうか。
 
慰安婦:「日本領事館も連行に介入していた」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/06/20070306000030.html
 安倍晋三首相の「慰安婦連行の強制性を裏付ける証拠がない」との発言に対し国際社会での波紋が広がる中、日本軍の慰安婦連行に警察や軍だけではなく領事館までが組織的に介入していた事実を立証する文書が、10年前に日本で発行された単行本に掲載されていたことが確認された。

 釜山外国語大学の金文吉(キム・ムンギル)教授=写真=は5日、日本の「女性のためのアジア平和国民基金」が1997年に発行した単行本、『日本軍慰安婦関係資料集成@』にこのような文書が掲載されていると発表した。

 同書には、1937年12月31日に上海駐在で日本領事館所属の警察官だった田島周平が長崎水上警察署に送った公文書、「皇軍将兵慰安婦女渡来ニツキ便宜供与方依頼ノ件」が掲載されている。その内容によると、領事館は慰安所の営業許可、慰安婦の渡航に対する便宜供与、(慰安婦)到着後の滞在決定などを行い、憲兵隊は営業主と従業婦の前線慰安所までの輸送、保護、取締りなどを担当すること、となっている。また特務機関が慰安所の確保、提供と慰安所の衛生検査、従業酌婦の性病検査などを担当すると記載されている。この文書には「皇軍将兵の士気を高めるために関係機関が深く研究し、総領事館、陸軍、憲兵隊などと協議して前線各地に慰安所を設置する」という内容も記録されている。 

 さらに資料集成には1938年2月7日に和歌山県知事が内務省警報局長宛てに送付した公文も紹介されている。その中には「なにも知らない婦女子を“給与が良い”などの言葉で誘い出す方法で連れて行った」という内容が記されてあった。

釜山=クォン・ギョンフン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
当時の日本政府、大日本帝国が領事館、つまり国家ぐるみで関与していたのだ。従軍慰安婦制度は紛れもなく国家ぐるみで女性を強制連行して、将兵の性奴隷にした紛れもない国家犯罪である。安倍ファシストは官憲が家に押し入って誘拐するかのように連れ去ったという意味での強制性はなかった、つまり狭義の意味での強制はなかったといいたいのです。果たしてそうだったのか?それは紛れもない嘘である。協議の意味での強制もすぐに検索すれば、実例が見つかるのである。一番、広く知られているのは、スマランで起きた白馬事件であろう。1994年にジャワ島のスマランにおいて抑留所に収容されていたオランダ人女性らを選別して強制的に慰安婦にしたものだが、これについては日本軍軍人が明確に強制連行に関与したもので、証拠が残っているのである。ほかにも、強制売春や婦女誘拐の容疑として戦犯裁判で裁かれたものがあるが、従軍慰安婦制度そのものが裁かれたのではなく個々の事件に留まり、しかも数に乏しい。連合国が東京裁判やBC級戦犯裁判で、裁かれなかったことが大きな汚点である。
加害者であった元日本軍将兵の証言や史料もネットを検索すれば、すぐに分かるはずだ。狭義の強制連行を何がなんでも否定したい自民党の右翼連中や安倍ファシストどもは中曽根氏に聞くといいでしょう。


中曽根康弘

http://ja.wikipedia.org/wiki/中æ½æ ¹åº·å¼˜
「三千人からの大部隊だ。やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやったこともある。かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。」(松浦敬紀『終わりなき海軍』文化放送開発センター出版局、72ページ)

元日本兵の証言に見る日本軍慰安婦
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper02.htmを参考にされるといい。元産経新聞社社長鹿内信隆氏や海軍の主計将校の話もある。めんどくさいので、私のブログの過去ログや半月城通信を参考にしてもらいたいのだが、特警隊の禾晴道中尉がサパロワ島にて集めた女性を強引に船に乗せようとした際、女性の住んでいた集落の住民が奪い返そうと港へやってきて、娘を返せと叫び、こぶしを振り上げ抗議をしたそうで、そのときの住民たちがあまりにも恐ろしく、思わず銃を手をかけたエピソードを語っている。オーストラリアの戦争犯罪調査員として東京のGHQで調査していたニュージランド人のゴッドウィン大尉が日本軍の慰安所制度がまぎれもない『性奴隷産業』であることを見抜いていた。他にもいろいろとある探してみてもよかろう。
 問題は狭義の強制制の否定にとどまらないことは言うまでもあるまい。被害女性にとって、広義も狭義も糞もへったくれもないはずだ。それがまぎれもなく軍隊による拉致だろうが、業者によるものだろうが、騙されたり、身売りされたりしたものだろうが、被害にあった女性たちにいかほどの違いがあろうか。狭義の強制制をいかなる解釈でもって捻じ曲げて否定しようとしても、将兵の性欲処理のために慰安所制度(軍隊性奴隷制度)をつくり、運営した主体は業者(民間)ではなく、あくまでも軍・国家であるという事実、女性を強姦・輪姦・集団レイプした主体は日本軍将兵そのものであること、さらには、女性たちには居住の自由はもちろん、廃業の自由や外出の自由すら認めていなかった拉致監禁状態であり、体調が悪いからといって将兵への性奉仕行為を断るという自由すらなかったという内容自体の強制性を無視している。植民地の女性や侵略したアジア・太平洋地域にいた女性たちを慰安所という施設に閉じ込め、将兵への性欲処理のために、密室で強姦・輪姦されることを強制し、酷使したという揺るぎのない厳然たる事実があるのだ。そしてこの事実自体がまぎれもなく、前代未聞、世界の誰もが言葉を失う未曾有の大日本帝国・日本軍の国家犯罪であるということを否定しようとしているのである。私はこういう大日本帝国の加害や戦争犯罪の犠牲者や被害者の名誉や尊厳を毀損し、魂を傷つけるような詭弁を吐いて、大日本帝国の過去の加害歴史事実を否定・隠蔽することに躍起になる連中がいることに深く憤りを感じます。今現在、日本軍慰安婦被害者として名乗りでているのは、わずか2万人足らず(インドネシア女性が大部分)であって、今も多くの方が老齢のために、日本政府の真摯の謝罪と補償を受けることなく、日本軍兵士に犯された傷つけられた心の傷が癒えることがなく、夢見た何よりも自身の尊厳と名誉の回復を実現することなく、鬼籍に入っています。名乗り出ていない被害女性や、戦火に巻き込まれたり、過酷な性奉仕のために病んで亡くなったり、戦争末期に隠蔽のために虐殺されたりして犠牲になった被害女性、多くの闇に葬られた日本軍性奴隷制度被害者・犠牲者もその名乗りでて明らかになっている被害女性の背後に存在することを忘れてはいけないでしょう。このような加害的歴史事実を直視できない安倍ファシストや自民党右翼、ネット右翼が存在する限り、いつまでも過去の罪を悔い改めない卑劣な国日本のままだと思います。もはや、米国の下院議会だけでなく、国連人権委員会にも上程することを私は提案いたします。韓国人が国連議長ですよね。国連人権委員会で取り上げてください。自体はここまで深刻なのです。従軍慰安婦だけではなく、南京事件を否定しようとする勢力が活発になっていますが、日中・日韓だけに留まらず、米国や他の東南アジア諸国との関係も破壊させるでしょう。世界平和の脅威ですから、国連安保理でもいいかもしれません。六カ国協議の場でもいいかもしれません。日本、中国、韓国、米国だけではなく、全世界的問題なのですから。北朝鮮の核問題ではまだ、誰も殺してはいません。拉致問題については、日本政府は拉致問題の解決を北朝鮮に求めようとしていますが、一握りにすぎません。その一方で、何千・何万といわれる自国の過去の軍隊性奴隷の問題に対する責任を放棄・隠蔽しようと画索する行為はダブルスタンダードの中でも何よりも許しがたい卑劣なダブルスタンダードに他なりません。私は何よりも、日本軍性奴隷問題をはじめとする日本の過去の歴史問題が他の事項よりも優先して、世界的な取り組みのもと解決することを求めたいです。以上安倍ファシストの慰安婦否定発言を知って思ったことです。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:38 | Comment(34) | TrackBack(2) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

ブログ一年記念の挨拶

今気づきましたが、このブログをはじめてから、1年になろうと・・というかもう過ぎてますね。というか、1年は早いものですね。私の近況ですが、無事に修士号を取得し、大学院を修了致しました。ついでに就職先も決まっており、すでに実家を出まして、早いですが勤務予定地への引越しを済ませてあります。一人暮らしですね。新しい一年になりそうです。右翼討伐にも本腰を入れなければ。大日本帝国・日本軍の侵略と加害・殺戮の数々を無視した美化歴史の捏造、大日本帝国・日本軍の蛮行否定、過去の大日本帝国・日本軍の戦争・侵略の多数の被害者や犠牲者に対する尊厳への侮辱および冒涜する行為は断固許さない。そういう気持ちを忘れずに歩みたいと思います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:48 | Comment(19) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月02日

初詣に行って思ったこと。神道、一般神社や初詣(神社を参拝すること自体)の戦争責任、侵略加担責任について

題名の通りです。初詣に行ってまいりました。家族と何気なく神社にいきました。国民的な習慣でしょう。初詣という行為や、さらにいえば神社を参拝するという行為自体がもはやわが国の国民的慣習になっていることでしょう。ふと思いました。何気なく行っている行為に、何の問題がないのかということを感じました。もちろん、靖国神社などの特殊な軍国主義神社を扱おうとしているのではありません。靖国神社と一般の神社(神道)とは別で、大日本帝国時代、前者は陸軍・海軍省管轄で、内務省管轄だったという違いがあります。だからといって、なんら、戦争責任、侵略加担責任がないというわけではないと思います。国家神道として、大日本帝国天皇ファシズム体制と深く結びついていました。天皇と国家を中核に沿え、国民の思想統制の道具として使われたのである。靖国神社以外の一般神社もその手先となった責任は免れまい。さらには、植民地にした地域、朝鮮半島なり、台湾なり、南洋諸島、関東州、ひいては満州国にまで、日本本土以外の各地、侵略エイリアンである日本人が入植し、集落をつくると必ずといっていいほど神社ができているのである。植民地という異郷の地に移った日本人の信仰の拠り所といえば、聞こえがいいが、実際にはお国と天皇のため、大日本帝国の植民地の確固たる維持と徹底的な搾取によってお国と天皇に貢ぐという、植民地にいる日本人としての義務を守るべく忠実な臣民としての忠誠心を常に保ち、育むための国家施設だったのである。植民地の人々にとっては、神社の存在、鳥居や社、年明けの初詣や何か祝い事があるたびの神社詣までが、植民地で翻る日の丸とともに、大日本帝国の植民地支配で苦しむ民衆の怨恨の的となったのである。神社の参拝や初詣などの行事を強制することで、臣民化、つまり植民地の民衆の大日本帝国と天皇の奴隷化にも加担したのである。これが侵略加担責任というものだ。兵士が戦地へ出征する際、出発前に、神社に武運の長久や、凱旋帰還の祈りを捧げてから、赴いたという事実がある。靖国神社の話ではない、一般神社もそういう兵士の大日本帝国や天皇のために、命を捧げて戦うという闘争心を鼓舞するということに対して一定の役割を果たしているのである。神道や全国に存在する一般神社も国民の思想統制と戦争に深く、密接に関わっているということがわかってもらえたと思う。初詣などの神社で行われるあらゆる国民的行事が、大日本帝国時代には国家による国民の統制と国威発揚に使われたのは事実だ。もちろん、大日本帝国という時の政府や軍部によって利用されたという反論もあるだろうが、利用された責任もあるし、大日本帝国の天皇ファシスト体制構築と軍国主義や侵略戦争遂行に加担した罪は免れない。結論として、神道や一般神社、初詣、つまり神社に詣でるという行為やその他神社の行事もろもろにも、過去の戦争に対する戦争責任、侵略加担責任は存在するのだ。

明治学院の戦争責任・戦後責任の告白
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/meijigakuinn.htm
では、中山弘正氏がキリスト教徒でありながら、国家の手先となり、さらには教え子を戦地に送ったことに加担したことの戦争責任・戦後責任を告白しておられます。

第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~s.atusi/sensekij.htm
日本基督教団でも戦争に同調したということを明確に反省しておられます。ほかのキリスト教派も戦争責任や侵略に加担した責任を告白し、反省の意を表明しておられます。
 
 http://www.bukkyo.net/shuuha/sin.htm

大師号について

 明治9年、真宗の有力宗派にたいして太政官より親鸞に見真大師の諡号がおくられ、以後国策にそい戦争協力をすすめる。平成13年、教団の戦争責任を認め、国策に追従した歴史を反省し、7月1日より大師号の使用を見合わせる事を決定。「朝廷の弾圧に屈せず信心を貫いた宗祖親鸞聖人をしのぶのに、歴代朝廷が高僧に与えてきた大師号はふさわしくない。」 (大谷派

仏教においては、浄土真宗も国策に追従した戦争責任を認めておられますね。一般神社(神道)は戦争責任を認めないんでしょうか?初詣に限らず、何の行事に参加するにしろ、過去の侵略戦争や大日本帝国の加害歴史に照らし合わせ、戦争責任や侵略加担責任がないかどうかを考えてみてはいかがでしょうか?以上、私が初詣をしながら思ったことでした。ちょっと、考えすぎですかね?皆様はどう思われますか?
  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:58 | Comment(24) | TrackBack(14) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今年の目標と2007年を迎えるにあたって考えること

今年の目標と2007年を迎えるにあたっての所信
@安倍ファシスト政権と自民党ナチス一党独裁体制の打倒は急を要することでしょう。Aその次に右翼の駆除です。大日本帝国の被害者や大日本帝国・日本軍によって犠牲になった人々や、侵略や戦争加害の被害を蒙った国々や地域の人々に対するセカンドレイプ野郎である右翼をこの日本に存在させていることが、人類のあらゆる道徳、平和と自由、民主主義、人道主義に対する罪であり、冒涜である。歴史を歪め、大日本帝国のために命を奪われて人や、家族を失い、レイプ・暴行・奴隷労働を強いられ深いトラウマと心の傷を負った数々の被害者の人々の気持ちを踏みにじってまでも、大日本帝国を盲信し、崇拝し続けることの罪を気づかない、人間の顔すらしていない醜い物体どもをこの世から駆逐することが私の責務だと考えています。
B大日本帝国・日本軍の侵略や加害・蛮行事実の発掘。既存の書籍や資料ではなく、各国の大日本帝国・日本軍占領時代体験者や被害者、目撃者、大日本帝国・日本軍の一員だった元日本兵の証言・オーラルヒストリーを早急に調査・収集して、この時代に行われた恐ろしい鬼畜以下の外道の国家犯罪・戦争犯罪・蛮行の数々を掘り出していかなければならないと考えている。野党良識派政権が樹立した後、日本政府が何よりも全力をあげて取り組まないといけないことである。野党政治家の何人かにはそういう旨のメールを送り、意見を申し上げている。
C良識派政権が誕生した後は、日本は真の独立した国家として、憲法9条と絶対平和主義、人道主義を至高の国是とする、安倍ファシストの"美しい国"ではなく、世界の誰(大日本帝国により被害を蒙った国や、大日本帝国被害者やその遺族)が客観的にみても、美しい国にしなければなりません。日米安保を破棄し、米国追従をやめ、世界に対して横暴を続ける米国を止める側に立たないといけません。ほかのどの国よりも過去に残虐無比この上ない罪を犯した前科者である日本だからこそ、真に更正してできる役割ではないでしょうか。米国追従をやめるといっても、左翼の一部は現在のファシスト・ナチス安倍・自民政権、さらには右翼(新米右翼?)に対して米国追従を辞めろとか、米国を批判しろとかいっていますが、とんだ筋違いだと思います。安倍ファシストや自民ナチスや右翼は撲滅しなければならない存在です。安倍ファシスト政権や自民党政権などの右翼ファシズム政権のまま、米国独立という選択肢も私には恐ろしくて仕方ありません。右翼ファシズム政権のまま、米国の制御すら外れることになれば、間違いなく史上最悪の大日本帝国ファシズム体制が復活の引き金を引くことになります。アクセルレバーが全開、そしてブレーキが壊れた暴走特急のように、突っ走って世界を破滅させることになるのです。また、左翼やリベラルは口にはしませんが、私は言います。歴史を捏造し、戦争責任を認め、過去の罪を認識しない右翼や安倍ファシストどもに、米国を批判する資格はありません。米国のフィリピンやハワイ侵略の過去の罪はともより、中南米やアフガニスタンや、現在でのイラクの蛮行を非難する資格は右翼どもにはないと申し上げておきます。小林よしのりなどの反米右翼というものが存在すること自体がもともと罪深いものです。中国共産党のチベット支配や文革、天安門事件、現在の北朝鮮の体制、西欧列強の植民地支配(大東亜共栄圏を賛美するにあたっての材料として)を右翼どもが非難する資格がないのと同様に、米国(もちろん米国だけではなく、東南アジアやアフリカなどの独裁圧制体制を含めて)を非難する資格はないのです。現在の自民党ナチス政権に対して、米国批判やイラク戦争反対の"踏み絵"を踏ませることは、根本的に間違ったことであり、政権そのものを挿げ替えて野党の良識派政権を樹立させて、過去の戦争・侵略加害責任を果たし、更正した良識的日本社会に維新させることで解決すべき問題なのです。
以上が私のこれからの目標と、2007年を迎えてこれからの日本の歩む道筋を自分なりに考えてみました。皆様はいかがでしょうか?悪しき日本を一掃して、良き日本を未来の世代に残すためにがんばろうではありませんか?以上です。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:35 | Comment(26) | TrackBack(107) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月31日

もう新年ですね。

もうすぐ新年です。良識派の皆様、来年もよろしくお願いします。忙しさにかまけて更新を怠っていました。私には正直、正月は存在しません。疲れています。ところで、安倍ファシスト政権は発足後3ヶ月も経っていないのに、もう死に体と化しているそうですね。佐田玄一郎行革担当大臣が、例の怪しい政治団体の政治資金の問題で、辞任にいたったり、愛人と官舎に同居していて辞任に至った本間正明政府税調会会長といい、相次いで閣僚クラスの不祥事やスキャンダルが相次いでいて、支持率は急落、安倍ファシスト政権崩壊は時間の問題だろう。今後も、安倍ファシスト政権の閣僚や高官の不祥事やスキャンダルはどんどんでてくるだろう。類は友を呼ぶという。しかし、この相次ぐ不祥事やスキャンダルは、必然であると思う。総理になる器量や人の見る目、安倍ファシストが(政治家)として若いという以前の問題として、安倍ファシスト自身が大日本帝国の傀儡植民地である満州国の高官として力を振るって侵略の矢面に立ち、太平洋戦争の開戦の詔勅にも署名して、A級戦犯の罪に問われた、祖父の岸信介より受け継いだ日帝悪の穢れた血統を余すところなく、受け継いでいるからである。結局のところは類は友を呼ぶのである。安倍ファシストには、自分自身の目が大日本帝国の穢れで病んでいるので、脇が甘い、人を見る目がないという批判は適切ではない。それ以前の問題なのだ。新年早々、もっとも警戒しなければならないのは安倍ファシスト政権の暴走である。窮地に立たされ追い詰められた安倍ファシストは、潔く退くわけはなく、共謀罪を成立させ、反対者の大弾圧に乗り出してくるかもしれないし、米国のネオコンと組んで、マスコミを使って北朝鮮の脅威を煽る手法から、実際に臨検(船舶検査)などを行って、国内を準戦時体制に持ち込む腹でいるかもしれない。A級戦犯、侵略者の血を存分に受け継いだ大日本帝国の化身である安倍ファシストであれば十分やりそうなことだ。私が新年早々に一番危惧しているところである。支持率が落ちている今こそ、一層の攻勢をかけて、新年早々にも安倍ファシスト政権という大日本帝国のゾンビ内閣を完膚なきままに粉砕しなければならない。安倍ファシストや石原などの右翼政治家はもちろん、ネット右翼などの大日本帝国侵略戦争肯定・アジア解放史観の歴史修正主義勢力に一層打撃を与える年にできればいいと思う。私に届いたメールによれば、良識派ブロガーが増えていることやネット掲示板(最近見ていないが)のネット右翼の勢力が衰退しているということであった。
 
南京大虐殺 論点と検証
http://wiki.livedoor.jp/kknanking/d/%c6%ee%b5%fe%c2%e7%b5%d4%bb%a6%a1%a1%cf%c0%c5%c0%a4%c8%b8%a1%be%da
のような、初心者にもわかりやすく、歴史修正主義者どもを論破するサイトができている。
来年は、大日本帝国の悪しき血を受け継ぐ闇の勢力であるあらゆる右翼どもを抹殺し、浄化された日本に一歩でも前進できたらいいと思います。皆様、来年もよろしくお願いします。以上
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:50 | Comment(16) | TrackBack(47) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月12日

沖縄(琉球)は独立すべき

韓国、台湾、中国に対する大日本帝国の侵略、植民地支配を考える上で、沖縄(琉球)が現在日本領として支配されていることにおかしいと思うように考えていた。よく考えれば、沖縄はカイロ宣言で朝鮮半島や台湾、南洋諸島などとともに、領有権を放棄すべき地域にあり、琉球共和国として独立の地位を与えられるべき存在であった。沖縄と日本の因縁の歴史は深い。日本の沖縄への侵略の歴史は17世紀の江戸時代のころより始まっている。薩摩藩が琉球に侵攻したのである。それでも琉球王国は形だけは存続した。しかし、明治維新により大日本帝国が誕生すると、沖縄はさらなる危機にさらされた。富国強兵のもと、対外西洋列強の仲間入りを急いだ。対外膨張政策を取り、近隣アジアへの権益拡大を図る中で、1879年に武力をもって併合して、琉球処分を断行し、琉球王国は消滅することになった。台湾は日帝50年支配の歴史、韓国は日帝36年の歴史であるが、琉球は日帝66年の歴史である。66年間も、帝国主義国家大日本帝国の対外侵略政策の道具とし手扱われ、皇民化政策と過酷な国内植民地としての収奪の中、沖縄の人々は迫害されて苦難の道を歩むことになる。ソテツ地獄という飢餓の苦しみを味わい、皇国臣民への同化や天皇崇拝を強制された上、大日本帝国が引き起こした各地への侵略戦争に狩り出されたりした。挙句の果ては、沖縄戦で本土防衛のための「捨て石」にされ、日本軍により多くの住民が虐殺され上、豊かな島の大地は灰塵に帰した。戦後は米軍の占領下におかれた。問題はその後にある。
 
『国のウソ いつまで』沖縄返還 密約ない
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/15210015.html
で触れられているとおり、沖縄返還に向けて日本国は恥じることもなく米国側に働きかけていたのである。返還といえば、聞こえがいいが、戦後日本の沖縄に対する再侵略である。1972年に再併合が行われた。沖縄戦における沖縄に対する戦争責任、琉球処分をはじめとする過去の侵略および植民地支配の加害に対する過ちと悔いの認識が、日本政府にあればそんなことにはならなかった。沖縄に大量の米軍基地が残されていることを考えれば、米国の植民地であるといえる。二重の植民地支配が敷かれているのが現在の沖縄の姿である。一刻も早くそんな状況から沖縄を解放しなければならない。沖縄の大地の悲鳴が聞こえる。沖縄の解放と独立を目指し、沖縄の人々が真の人間の尊厳と民族の誇りを取り戻すべく、一人の日本人として沖縄独立に協力していきたいと考えている。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:51 | Comment(38) | TrackBack(115) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

教育界の荒廃について

 いじめの問題、高校の必修科目未履修の問題で、日本の教育界は大きく揺れている。新聞やメディアを見ればこの話題で最近はもちっきりだった。特にいじめの問題では、福岡県の男子中学生の自殺では教員までもがいじめに加わり、いじめに拍車をかけていたことが明らかになっている。文科省のいじめと自殺に関して公表されたデーターはまったくのでたらめ。そして、高校では、必修科目の未履修問題が明らかになった。
 実は高校の未履修問題では、私の弟が被害者になってしまった。どこの高校か、都道府県かは言わない。うちの弟は理系進学クラスだった。こともあろうに、人文系の必修科目だった世界史の講義が、現代社会という公民の教科や理数系の科目の補修等に当てられていた。教育委員会には世界史の講義は履修しているものとして虚偽報告されていたらしい。後、音楽、美術、情報などの選択科目も事実上の未履修(受験に必要な理数系科目の補修に当てられていたため)だったらしい。受験を控えている中で補修を受けなければいけないと、家に帰って嘆いていた。このようなことが今まで教育委員会を含めて組織ぐるみで黙認され、慣習的に行われていたことである。世界史や日本史のような人文系科目がまともに教えられていなかったからこそ、大学を出て社会人となったものの歴史認識の欠如した常識のない人間が増えたということに対する大きな要因であろう。ゆとり教育の名の下、教育に当てる時間は減らされるが、受験制度は大きくは変わらない。という結果、不必要な科目は切り捨て、受験だけに必要な科目のみを学ばせるという公私問わずに高校の大学受験予備校化の大きな要因である。文科省や自民政府やマスコミどもは、管理責任はともかく、虚偽報告をした学校が悪いとして現場に責任を押し付け、槍玉に挙げられた校長が自殺という事態さえ起こっている。まったくのでたらめで、多くの責任は意図的にこういう状態を放置し、あるいは推進してきた政府や文科省にあるのだ。自民政府や文科省はそういう未履修の問題がでてくるのを承知で、ゆとり教育なるものを推進ししてきた。狙いは小泉劇場に熱狂するような馬鹿で白痴で簡単に欺かれ、手の内で操作できる政府の意図通り忠実に動く信徒を養成するためである。安倍ファシストを含む自民の権力者や文科省を含む政府の役人は"頭のいいエリートは少数でいい、大多数の国民は政府の手で踊らされ操られる馬鹿な単細胞であるべきだ"と考えている。こうした延長線で起こった問題である。しかし、なぜ、今まさにこうした教育問題がクローズアップされたのかを考えなければならない。いじめにしろ、何よりも未履修問題も今に始まったことではない。国会では教育基本法の改正に向けて動き始めている。どうもタイミングが良過ぎるのではないか。自民政府や文科省が教育基本法改正を目論んで煽動し、教育に対する管理強化を実現し、愛国心の名の下、ファシズム教育体制を実現しようとしているんである。安倍ファシストの最終目標に向けて、一気に国民世論を畳み掛けようと動き出したのである。断じて阻止しなければならない。目先の問題ばかりにとらわれて、政府の意図に乗せられて踊らされてはならないのである。何度もいうが本質を見抜かなければならない。もちろん、発覚した問題については、現場の声を反映させ、純粋に現場の手で解決されなければならない。安倍ファシスト自民政府や文科省官僚役人連中の権力の横槍を断じて入れてはならないと思う。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:17 | Comment(20) | TrackBack(48) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月11日

北朝鮮の核実験について

ニュースで、北朝鮮の核実験のことを聞きました。私が北朝鮮の核実験を賛美しているという声がありましたが、それは間違いです。私はすべての国の核実験に反対します。広島・長崎の悲劇を身に受けた国民の一つの使命だと思っています。米国であれ、ロシアであれ、中国であれ、英国・フランスであれ、インドであれ、パキスタンであれ、そして今回の北朝鮮であっても、核実験には反対します。今回、北朝鮮が核実験を強行したのは、極めて遺憾で人類の平和の歩みに対する冒涜にほかなりません。米国が核実験を行ったばっかりでしたね。しかし、私がもっとも危険視しているのは、北朝鮮の核実験ではありません。北朝鮮の核爆弾より、危険な"大量破壊兵器"がこの日本に存在します。今回の北朝鮮の核実験で一番喜んでいるのは、安倍ファシストドブネズミとその取り巻きの右翼・戦争屋連中です。北朝鮮の核実験を利用して、憲法9条改悪を企んだり、北朝鮮に対する戦争体制の構築、軍備拡大などを企む戦争をやりたがっている勢力が日米両国に深くがん細胞のように蠢いているという事実です。すでに少しの報道を見る限りでは、日本の軍事化や戦争に向けての御用マスコミによる大衆煽動が始まっているようです。街の一般市民の声という形で、北朝鮮非難の声を流し、「とにかく制裁を!!!」という感じで、北朝鮮への敵意を一層煽っていました。また、あの60年前の戦争の悪夢が繰り返されるのでしょうか?北朝鮮の核武装の問題については、もちろん、抗議はやむ負えないかもしれませんが、北朝鮮をさらに追い詰めるような制裁は断固避けるべきです。朝鮮半島を侵略し、多大な苦痛と惨劇の植民地支配の反省と償いに基づいた対話の路線によって、北朝鮮に核武装への解除に向けて歩むべきなのです。そして何よりも忘れてはならないのは、今回の核実験を戦争と軍国主義化の道具として利用する勢力こそが、北朝鮮の核兵器以上よりも危険な存在であり、東アジアはもとより人類にとって最大の脅威であるということです。北朝鮮の核実験を利用し、戦争を引き起こそうと企む勢力の野望阻止こそが緊急に求められている最重要課題であり、そのことの本質を見失ってはいけません。以上
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:00 | Comment(100) | TrackBack(16) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

安倍ファシストの日中・日韓首脳会談について

今回はめんどくさいのでニュースソースは引用しません。安倍が夫人を連れて、政府専用機で北京(?)空港に降り立つ映像がテレビで少し見ました。私は吐き気を催しましたが、世界やそして日本の世論には多少の良好な印象を与えたのかもしれません。今回の中国やそして、次いでの韓国への訪問は北朝鮮問題を睨んでのことでしょう。自ら政権の課題に掲げる拉致問題の解決に、中国や韓国の協力は欠かせませんから、関係改善が必要だと感じたのかもしれません。ただ、中国や韓国では安倍ファシストは、タカ派の大日本帝国の亡霊の末裔たる超危険人物だと見られているはずです。首相就任早々での電撃的訪問でしか、関係改善の手段はなかったのでしょう。韓国、そして何よりの中国の態度は立派だったと思います。中国は異例の厚遇で迎えたようです。それは当然です。胡錦涛の中国は礼節を重んじる賢明な国なので、紳士な大人としての対応をなされたと中国に対しては非常に評価します。それに対して、安倍は失礼極まりない態度と言動をこういう場でも貫いたようである。よく考えてほしい。首脳会談で安倍は靖国神社への参拝の認識については、歴代総理大臣の靖国参拝について、軍国主義やA級戦犯を称えるためではなく、恒久平和を祈るためであると正当化。そして自らは行く行かないかは言わないという曖昧な態度をとったのである。歴史認識については、一応多大な損害と苦痛を与えたことについては反省した。しかし、やたらと自国の平和主義の歩みを強調。"深い反省の上に戦後60年の平和国家の歩みがある"という風に妄想に浸り自国を美化・賛美しまくり。その上で自らの"戦後日本の偉大な平和の歩み"という自身の妄想的戦後日本史観を認め、評価しろよという放漫な要求さえ首脳会談の場で突きつけたのである。そもそも、米国の朝鮮戦争やベトナム戦争に加担し、先のイラク戦争でも米国、英国とともイラク開戦に賛成したではありませんか。そしてサマワに自衛隊という侵略加担軍を送り込む有様。これは平和主義だとは冗談も休み休みいえ。礼節な紳士の気品溢れる大人の態度を貫いた中国、中国ほどではないが、それに準じる態度で迎えた韓国側(盧武鉉大統領)に対し、一方安倍ファシストには礼節さの欠片もないことは明らか。中国の胡錦涛国家主席や韓国盧武鉉大統領のには安倍との会談を途中で切らず、よく我慢して最後まで付き合ってくれたことに対して感謝をしたい。今回の電撃的訪問で首の皮ひとつで辛うじて繋がった首脳間や政治的な交流のチャンネルができました。しかし、歴史認識や靖国参拝での態度を曖昧にし、障害を取り除かれぬままではすぐに、そのチャンネルは切れしまうことは火を見るより明らかでしょう。中国や韓国の首脳や政府が関係改善に同意したとしても、それを許すかどうかの世論を作り出すのは、両国の一般市民なわけです。私はそんなことよりも、安倍ファシストの退陣を何度も言うように求めます。今回の電撃的訪問など糞喰らえです。安倍ファシストが降りることこそが、日中日韓関係正常化への特効薬であるのは言うまでもありませんね。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:32 | Comment(21) | TrackBack(68) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月01日

安倍ファシスト政権が誕生して −"美しい国"ではなく、"世界一醜い国へ"

 私自身、安倍晋三にNO!AbEndキャンペーン に参加しました。遅くなりましたが、安倍ファシスト政権が誕生したことについて、少しですが雑感を述べたいと思います。朝見ても、夜見ても、テレビでは安倍のにこやかな不気味なキモイ顔が目に入って、吐き気を催します。その目つきはまさに、悪魔のような目つきです。いや、悪魔にも失礼かもしれません。悪魔にも神話には高度な知能はありますし、安倍よりもはるかに節度があると思います。
 支持率が世論調査では73%に達しているといいます。自民党−官邸の工作のごまかしもあるかもしれませんが、ある意味では事実であるような気がします。私の研究室のメンバーにも、大学の喫茶室のパートのおばさんたちにも聞いてみましたが、「若いし、ルックスがいいからいいんじゃない」みたいな楽観極まりない意見が多数を占めて、安倍政権に反対する人はほとんどいませんでした。中身が悪の限りで満たされた末恐ろしいゾンビのような本性をみんなは知らないでしょう。
 朝日新聞の記事で見たのですが、安倍は自著で大学入学の条件に、若者にボランティア活動を義務付けるなどとほざいているそうです。自身は親の七光りでトントン拍子で世襲政治家で、受験勉強もしたこともないボンボンのくせに。もともとボランティアというのは強制されるものではなく、自発的に奉仕・労働する人のことであるで安倍の言うボランティア強制というのは、ボランティアの言葉の定義からいっておかしいもの。そんなことは置いておいても、安倍がボランティアなるものを若者に強制しようとする背景には、かつての大日本帝国のように、盲目的服従を若者らに強いて、国家が行う戦争に率先して銃をもって戦場に行くようなロボット人間にしようとたくらんでいるに違いないのである。安倍が憲法改悪と教育基本法の改悪、ボランティア強制などの数々の右翼・戦争国家推進政策のもとで、自衛権の名の下に、アメリカが世界中で行う戦争に付き合い、アメリカの従属で大日本帝国の復活を試みようとしているのは明らかでる。
 「A級戦犯を含めた先の大戦の評価は歴史家に委ねたい」とほざいてやがるし、歴史家の評価に委ねたいといいながら「A級戦犯が犯罪人かといえばそうではない」ととんでもない見識が飛び出してくる。安倍という奴はまさに魔の本性をもった20世紀のケダモノである。新聞や報道で見る限りでは、日中・日韓関係において日韓・日中首脳会談を早期に開催したいと安倍の奴は考えているようだが、見ものであろう。女性国際戦犯裁判主催の従軍慰安婦番組で、圧力を掛けたり、日本の植民地化や先の戦争の数々を侵略と認めなかったり、「軍国主義分子と広範な日本人民とを区別し、勇気ある日中国交回復の決断をした」中国に対して、その歴史的な事実を正式な文書がないからといって認めなかったり(あの周恩来氏に対する侮辱であろう)した、数々の人類の歴史への冒涜や近隣諸国への侮辱といったたくさんの罪科をもつ、安倍のドブネズミ野郎が、侵略や植民地化の過去の歴史の罪に対して誠意のある謝罪(少なくとも遺憾の意)でも述べることがあるのか楽しみである。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:02 | Comment(8) | TrackBack(5) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月20日

南京大虐殺 と シンガポール華僑粛清事件について考察する

リー・クアンユー回顧録でも取り上げたので、改めて南京大虐殺 と シンガポール華僑粛清事件という日本軍により都市で行われた大虐殺について自分なりに、自分の調べた今までの知識でもって考えてみることにしました。

★まず、南京大虐殺の概要
1937年8月13日、日本軍は上海を攻撃。第二次上海事変が始まる。7月7日に華北、北京郊外の盧溝橋事件に端を発した日中戦争は、このときから華中、上海に戦線を拡大した。これが8月13日の上海事変から12月13日の南京占領にいたる華中における日本の侵略戦争の始まりである。上海を制圧後、松本石根上海派遣軍を中軸とし、に第16師団(中嶋今朝吾中将)、南に第10軍(柳川平助中将)を加えて三方面から南京への進軍した。南京事件というのは、南京に日本軍が入り、制圧後2〜3ヶ月の間に引き起こされた多数の捕虜、敗残兵、便衣兵 および一般市民を不法に虐殺したものである。それと南京事件という言い方が使われる。虐殺以上に酷いのは幼児、児童から老婆にいたるまでの婦女に対する強姦および強姦殺人、日本兵の見境のない略奪、放火であり、それをすべて含めて事件全体を論じたい場合、南京事件という。特に婦女に対する強姦は言葉には言い表せないほど酷かったため、海外では南京虐殺の変わりに、南京強姦がよく用いられる。

★シンガポール華僑粛清事件の概要
 アジア・太平洋戦争開戦の1941年12月8日、日本軍は真珠湾を攻撃するとともに、マレー半島北部の東海岸であるコタバル、タイ南部のソンクラ、パタニに上陸。日本軍は快進撃を続け、マレー半島を縦断南下し、シンガポールを目指した。1942年2月15日イギリス軍が日本軍の第25軍司令官山下奉文に降伏し、マレー戦は終結し、シンガポールの制圧は完了した。占領後の19日に、シンガポール在住の18以上50歳までの華僑に指定場所に集め、21〜23日に集中して虐殺された。虐殺は3月末まで行われた。シンガポール大検証とも呼ばれている。

★南京大虐殺とシンガポール華僑粛清事件の比較
☆犠牲者数について
・南京大虐殺http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/DATA.html#nanking_atrocitiesによれば、日本軍資料だけでも8万〜13万人に達する。私の見解でいえば、最低20万人以上ということは確かである。紅卍字会や崇善堂による15万5337体もの埋葬記録が存在する。さらに揚子江等に捨てられた遺体を含めれば20万人以上になると推定されている。 中国側の主張は30万人であるが、虐殺者だけではなく、強姦されて殺害された婦女、戦闘に巻き込まれた犠牲者を含めて南京事件を論じなければならない。1937年の南京占領で終わったわけではなく、日本の占領は(1940年3月に南京を首都として汪兆銘傀儡政権が発足するが)1945年8月15日までの日本の敗戦まで続くのである。日本軍の南京占領統治全期間を含めた犠牲者という視点も考えなければならない。憲兵隊の横暴や強制労働による犠牲、食糧難や酷いインフレによる物不足・食糧不足から来る市民の餓死や病死など、45年8月15日までの日本兵による婦女の強姦殺人数という観点から考えれば犠牲者30万人という数字は過少であるくらいだと思う。

・シンガポール華僑粛清事件
日本側資料:5000人(河村参郎少将の日記、俘虜関係調査中央委員会の第四班の報告書)、ネットサイトを見れば6000人という数字も存在する。
同盟通信記者、菱刈隆文の陳述書:約2万5000人
シンガポール政府:4〜5万人
華僑商工会議所:5〜10万人(リー・クアンユー回顧録)
まとめると、5000〜10万人。日本側の資料の5000人が最小値となるだろう。ただし、いずれも決定的なものではなく、調査が待たれるというところ。典型的な華僑粛清事件だけではなく、憲兵隊による市民への不当逮捕や拷問、処刑は8月15日の敗戦までに日常的にに行われており、日本軍のシンガポール統治の全期間の犠牲者ということで考えれば、最大値の10万人という数字も過大ではないと思う。

☆虐殺の実行方法や過程の残虐性
・南京大虐殺
 虐殺手段はきわめて残虐。たとえば、縄で両手を縛って河に投棄して水に溺れさせる、薪を積んで生きたまま焼く、建物に捕虜や難民を押し込めて手榴弾を置き油を流して火を放ち焦熱地獄の中で悶死させる、針金や縄で避難民や捕虜を数珠つなぎにして縛り機銃を浴びせる、一気に捕虜を縛り上げて数珠つなぎにし、銃剣で刺し殺し、足蹴りして揚子江に突き落としたetc。

・シンガポール華僑粛清事件
選び出された粛清対象者は、後ろ手に縛られ、バスやトラックで人気のない山地や砂浜に運ばれ、適当な場所へ強制的に歩かして、その後機関銃で虐殺。日本兵は死を確かめるために、死体を蹴ったり、銃剣で突き刺したりして一つ一つ確かめた。

☆(虐殺を実行する)日本軍部隊の規律の比較
 大虐殺というそのもの以上に酷かったのは、日本兵らによる強姦、略奪、放火などの不軍規だった。捕虜や敗残兵、便衣兵や婦女子幼児を含む一般市民・避難民の虐殺と平行して、日本兵のなすがままの非行が繰り広げられた。日本兵の蛮行は南京市内に突入という同時に行われた。市内や周辺部で戦闘が続いている状態でもおかまいなしだった。日本兵は市内へ入ると市民の住宅,商店、学校や官庁・役所などの公共機関のあらゆる場所を襲撃し、略奪が行われた。その略奪の過程で市民が抵抗すれば殺害し、欲しいがままに略奪した。倉庫や工場の財産、金銀財貨、文化財や骨董品、避難民の食糧や 病院の医薬品や布団、農民の家畜に至るまで奪われなかったものが一つもなかった。そして、日本兵たちは市街のいたるところに放火をしはじめた。日本兵は略奪した家屋や建物に火を放った。市民や避難民を押し込めて、火と放ち建物もろとも焼いたこともあった。多くの南京の家屋が焼け、全市の半分近くがほとんど灰尽に帰したという。何よりも、目を覆いたくなるのは婦女への強姦である。日本兵は婦女を見つけたり遭遇すると同時に、獣欲を剥き出しにし、欲しいがままに集団で婦女に襲いかかった。そして強姦し、輪姦した。場合によっては、部隊単位で協力して陣地、兵舎や建物に拉致・監禁の上、集団レイプや輪姦に及ぶことも多々あった。幼児・児童から老婆にいたるまで強姦され、占領から3ヶ月後には南京にもはや非処女はになかった。強姦につぐ、強姦、強姦、強姦で日夜問わず行われた。強姦した婦女を口封じのため銃剣で下腹部を突き刺し殺害するという強姦殺人行為も頻発した。強姦したのちに、殺害する場合、幼児や児童、妊婦であれ、容赦はなかった。殺害を免れても、日本兵に見つかるたびに何度も女性は強姦された。強姦を行う日本兵は理性の欠片もない獣兵であった。頻度の軽減こそ、あれ日本兵の婦女強姦に関しては放火や略奪、殺人、虐殺行為が止み、治安が回復した後も続き、ついに敗戦の45年8月15日まで止むことはなかった。便衣兵狩りと称する兵士・捕虜・市民への無差別殺戮、一般市民や避難民への集団あるいは個々での殺傷、放火、略奪、強姦および強姦殺人と日本軍の残虐行為には枚挙に暇がない。その規模の大きさ、被害人数・犠牲者数の多さ、持続期間の長さ、殺人手段の残虐さにおいて、人類史上、例のないものであった。では、シンガポールではどうだったのか?
 シンガポールでは南京と様相が違うようである。確かに南京での日本軍の軍規は地に落ちた。しかし、シンガポールでは陥落前後に大規模な日本兵による強姦、略奪、強姦は報告されていない。というのも、南京の経験があったためで、シンガポールを攻略した第25軍は戦闘部隊を市内へは入れなかったことが判明している。
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper36.htm

.「大検証」  

 次に占領後の華僑粛清の問題について少しお話したいと思います。この問題については、こう言うとシンガポールの方に怒られるかもしれませんが、残念ながらきちんとした研究はなされていません。あまりに分からないことが多すぎるのですが、いくつか重要な資料がイギリスに残っています。たまたまそれを見る機会がありましたので、それを基にお話したいと思います。
2月15日にイギリス軍が降伏します。その時、日本軍は戦闘部隊を市内に入れませんでした。南京での経験があったからだろうと思いますが、戦闘部隊をそのまま市内に入れますと、略奪・強姦などさまざまな悪事をしでかすので、第25軍は戦闘部隊を市内に入れなかったわけです。憲兵隊だけ入れて、治安の維持をさせました。


南京の経験があり、日本軍は日本兵の不祥事にはかなり神経を尖らせていたようだ。とはいえ、リー・クアンユー氏は通りで通行人から所有物を取り上げたり、公式の捜査や捜査と装って、個人の住宅に押し入り略奪した日本兵を目撃している。ただし、南京で行われたことに比べれば、マシだと思う。虐殺の場合も、南京と異なり、大っぴらな日本兵の婦女への強姦、略奪、放火などの行為は付随しなかったと思われる。
シンガポールでは占領期間中も含めて、強姦事件の発生が頻繁には見られなかったというのが、意外だった(リー・クアンユー回顧録)。ただし、そうではないという情報も多々あるようだ。たとえば、陳素珍さん(65歳)は、「とにかく日本兵はこわかった」、理由は「家に来て娘をみつけると強姦するから」という証言(日本軍政下のアジア、小林英夫著 p214)が存在する。とはいえ、それでも少なくとも37年で南京とは違うようだ。シンガポールの人々は南京で行った無差別に強姦や略奪を行うことを最も恐れていた。しかし、日本兵が見境のない強姦や市内への略奪、放火を行うという37年の南京のような事態には至らなかったということはは確かだと思う。リー・クアンユー氏は頻繁には強姦は起こらなかったというし、一方で婦女への強姦は頻繁に行われ、家に押し入って女性を連れ去るようなことがよくあったという情報もある。このことについてはまだまだ研究していかなければならないと思う。  

☆虐殺対象者について
 南京大虐殺では捕虜、敗残兵、便衣兵、そして、幼児、婦女子、老人を含む市民・避難民・農民のすべてが対象だった。軍人だろうと捕虜であろうとインテリだろうと、乞食だろうと、女子供幼児であろうと便衣兵狩りと称して無差別に見境なく虐殺が行われた。
 一方シンガポールでの華僑粛清事件については犠牲者のほとんどは華僑であり、マレー人やインド人はほとんど被害を蒙らなかった。華僑のなかでも、屈強な青年男性やインテリ層が中心。女子供も含まれているという情報もある。華僑を一方的に抗日分子だと決めつけ、極めて綿密に計画的にかつ、秩序立って行われた。南京大虐殺とはこの点大きく異なり、ナチスのユダヤ人ホロコーストときわめて近いところがあるのではないかと思う。

☆進軍中の軍規
・上海から南京まで進軍する日本軍の軍規
南京占領以前の上海や南京への進軍路(揚子江沿い)で捕虜や市民への虐殺・略奪や婦女子への強姦を続けていたのである。南京への進軍中、村落を見つけ次第焼き払った。侵攻する先々で食料を奪い、抵抗する農民たちを虐殺した。特に婦女への強姦が酷く、幼児も老婆も見境なしであった。日本兵は進軍する先々で女性を見ると、まるでケダモノが異性を見つけたときのように、獣欲をむき出しにして襲いかかった。相手がどんな年寄りでも幼女や少女であっても、お構いなしで、群れを成して襲いかかって、性欲を発散させた。言うことを聞かないものは、銃剣で陰部や腹部を一突きにして殺害した。まさに、「殺つくす、焼きつくす、(食料も女も)奪いつくす」三光作戦が上海から南京までの進軍中展開されたのである。12月の南京占領でピークに達し、3ヶ月にわたって激しく継続された。言語に絶する阿鼻叫喚の地獄絵図が上海から南京占領後の3ヶ月まで繰り広げられたのである。南京市内および上海を含む周辺部では日本兵による婦女子への強姦は頻度の減少こそあれ、45年8月の敗戦まで止むことなく続けられた。日本軍が15年戦争の期間中、南京大虐殺(上海から南京までの進軍路を含む)というのが、いかに突出して人類史上例がないほどのものであったか、理解していただいたと思う。

・マレー進軍中の日本軍の軍規
 こちらは南京とはずいぶんと様相が違うようである。いろいろ調べてみたが、上海で日本兵による強姦や略奪が多発したという情報があるのに対し、たとえば、日本軍が上陸したコタバルで、日本兵が強姦や略奪をやりまくったということは聞いたことないし、ネットサイトでもそうした情報はなかった。
例えば、
マレー半島における日本軍慰安所について
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper09より

・・・マレー進攻作戦中の日本軍の規律は厳しかったと言われており、私がこれまで現地でおこなった聞き取りなどから判断して、確かに中国戦線とはかなり違うという印象を持っている。たとえば一つの例をあげると、日本軍の1 こ中隊が駐屯していたネグリセンビラン州のクアラクラワンでは、日本兵による女性に対するトラブルはまったくなかったと地元の年輩者が語っている。

マレー半島の日本軍慰安所
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper08.htmでも、ネグリセンビラン州のクアラピワでは女性を追い掛け回すような好色な日本兵がいたが、強姦事件はなかったことが関係者の証言で明らかになっている。
林博史氏が言うことだから間違いはないだろう。クアラクラワンやクアラピアの両都市では日本兵による強姦行為はなかった。リンク先を見てもらえばわかるが、一方で略奪行為が行われたという情報や、
50年目の証言 アジア・太平洋の傷跡を訪ねて 森武麿著にみる日帝悪 冒頭の説明とマレー半島南部編
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/14680267.htmlではアエル・ヒッタムという町で、日本兵により数名の婦人が強姦されたところを陳観鵬氏は目撃している。
http://www31.ocn.ne.jp/~hinode_kogei/antigo83.htmlより、林博史氏のサイトでは紹介されていなかったが、
マレー半島でも強姦が相次いだようで、これは当時の日本の貴族院でも戦地強姦罪の審議の中で採りあげられている。
という情報もあるようだ。ただ、中国戦線での「殺しつくす、焼きつくす、奪いつくす」の強姦・略奪、放火、殺戮のオンパレードと比較すれば、マレー進攻作戦中に限っていうなら格段に日本軍の軍規は格段に改善していることは確かだと思う。それと、マレー戦線やシンガポールで、中国戦線や南京のような事態にならなかったのは、日本軍が慰安所を早期に設けたことが要因か、あるいは、日本軍が厳しい引き締めを行ったのが要因なのかの研究がなされていないのは、残念だ。ノモンハン事件の愚行をガダルカナルやニューギニア、インパール作戦で何度も繰り返すように、日本軍は学習しない軍隊と言われている。ただし、マレー戦線では中国戦線や南京での反省や教訓を汲み取り、(中国戦線や南京と比べて)軍規を格段に改善させた。シンガポールでは歩兵部隊を市内に入れるのを避けるという配慮まで取っている。日本軍が学習したほぼ唯一の事例だと思う。日本軍にそこまでさせた中国戦線や南京の酷さが推測される。とはいえ、学習もそこまでで、極端な精神主義や補給・兵站の軽視、食糧や物資の現地調達主義、アジア民衆の蔑視、人命軽視の体質の根本は変わらなかった。  

★まとめ
南京大虐殺 と シンガポール華僑粛清事件を比べて見ました。同じ都市部で行われた非道な日本軍による残虐事件ですが、このように比較すればかなり異質なものだと思いました。ただし、ともに日本軍の糾弾されるべき戦争犯罪であり、日本軍に内在する体質が問題であったのである。結論として、南京大虐殺もシンガポールの華僑粛清事件も、細部は大きく異なるが、血に狂った鬼の軍隊として、ナチスや悪魔も真っ青の身の毛のよだつ所業をやってのける同一の日本軍的体質によるものだと断言できます。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 12:20 | Comment(25) | TrackBack(12) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月14日

読売テレビ番組、「"桜と蛍と富士"〜日本兵が目にした祖国」を見たときの雑感

8月13日、読売テレビで、15:00〜16:30にかけて、終戦記念番組「"桜と蛍と富士"〜日本兵が目にした祖国」というとんでもない番組が報道されていたことをご存知だろうか。見てて大変腹だった。まるでオナニー番組である。占守島はともかく、ビルマ、ニューギニアにおいては、もともと日本の領土ではなく、日本軍が現地の人々を踏みにじり、勝手に入ってきて侵略し、横暴に横暴を重ねた地域である。戦争責任というのが微塵も感じられなかった。
 ビルマでは、英軍とシャン高原での戦いで負傷した元日本兵に焦点を当て、自分たちが侵略した土地を何食わぬ顔で、思い出に浸りめぐっていくというとんでもない設定。インパール作戦が勝算ゼロで、補給線も確保できない作戦で、多くの日本兵が犠牲になったかということ、自身も変わり果てた日本兵を見て驚愕していたことを言っていたが、現地のビルマの人々はその日本兵である自分たち以上に過酷な運命を背負っていたことに触れていない。イワラジ河付近の村で、当時のことを知るおばあさんにインタビューするが、「日本兵は悪いことをしていない」という。本当かやらせかは断言できない。その元日本兵は、「ご迷惑をおかけしました」と形だけの謝罪というこれまたとんでもない設定。その元日本兵が、負傷し、野戦病院のあったカローに向かうが、その途中で、日本軍の通訳をしていた人(?)に出会う。ここでも日本兵は悪いことをしていないと言う。その元日本兵が自身が戦闘で負傷した場所も訪れ、何かを思い出したように駆け出し、迫撃砲がどうたらこうたら。その後、携帯から電話がかかってきている間に、ビルマ編が終了。カローにはヒマラヤ桜があり、その桜をみて、日本兵が故郷の桜を思い出し、生まれ故郷を思い、いかに癒されたという。その桜に再開し、戦友の慰霊を果たすために訪れるといういかにもむちゃくちゃな設定である。

 東部ニューギニア編に移る。首都のポートモレスビーの映像が映された後、ニューギニアのウエワクに移る。そこでは、多くの慰霊団や遺骨収集団が訪れる。補給網を断たれ寸断された日本兵の多くが餓死や、マラリアなどの熱帯病に倒れ、十数万もの遺骨がこの地で眠っており、回収されたのは1万ほどに過ぎないということ。ニューギニア編では、蛍が扱われていた。ニューギニアに蛍がいたのは意外だった。蛍は桜のように、生まれ故郷を思い出させて、帰郷の念に浸らせる役割があるほか、ランプを灯したように、飛び回り光輝く蛍に、戦死した戦友の魂が来たのだと思いを馳せたのだという。おびただしい数の蛍が一本の木に集まる光景を見たニューギニアの日本兵は、復員してからも忘れないだろうし、無念の死を遂げた戦友の魂を光輝く蛍に見て、戦死した仲間を悼んだのであろう。番組のスタッフが向かった村は、ブナという名前だったと思う。ウエワクから西へ向い、未舗装の道を進んでいく。途中の村で戦争体験者である長老に出会う。長老自身は、日本兵は補給も断たれかわいそうだとし、食料を恵んだという。日本軍も苦しかったから村民と仲良くしたという。ここでも話を聞く限りは悪いことをしなかったようだ。連合軍の空襲で日本軍の通信兵が死亡したことを嘆き悲しんでいたという。昔駐屯していた日本兵から日本語を教えてもらったようだが、忘れたようだ。ただし、その長老がひとつだけ覚えている日本語の歌がある。それは君が代である。君が代を歌うパプアニューギニアの長老がいかにも痛々しかった。こんなのをテレビで報道して、読売テレビは何をしたかったのだろうか。番組を見る限りでは、そこにいた日本軍は悪いことをしていないし、悪い思い出をその長老は抱いていないようであるが、終戦記念番組で公共の電波に乗せる読売テレビの神経を疑う。
 この番組の感想をいえば、とんだオナニー番組であるし、"桜"にしろ、"蛍"にしろ、その元日本兵たちの生きる支えになって忘れられないかけがいのないものかもしれない。ただし、日本軍によって踏みにじられて苦しめられた現地の人々に対する加害という視点が根本的に欠けている。ただのオナニーにしか過ぎない。日本軍というのは、現地の人々にとっては、匪賊以下の悪魔畜生であったのだ。番組ではビルマやニューギニアで数少ない現地の戦争体験者にインタビューしている。幸い日本軍からひどいことをされた人々では証言を信じる限りなさそうであるが、現地の戦争被害者を探せばたくさん見つかるはずである。日本軍にたまたま悪い感情をもっていない人だけを選んでインタビューするとか、あるいは丸っきりお金を払ってでのやらせで、「日本兵は悪いことをしなかった」などのやらせ証言を出すなどして、日本軍は鬼畜以下の存在であることを視聴者から覆い隠し、歴史修正主義を広める素地としようとする魂胆が見えて仕方ない。まるで、終戦記念に元日本兵の爺どもと右翼などの歴史修正勢力に贈るオナニー番組である。こんなとんでもない番組を放送した罪は重い。読売テレビに抗議メールを送っておきました。この番組の存在を知らなかった人は多いと思いますが、見た人々は抗議メールを送りましょう。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:45 | Comment(14) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月23日

A級戦犯分祀論について

A級戦犯分祀論について少しだけ思うところ
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/21112777.htmlのコメントで分祀の意味について理解していないのでないかという指摘を受けた。その指摘は間違いであるといっておく。合祀については、二柱以上の神・霊を神社に合わせ祀ること、分祀については分けて祀ること、つまり、本社と同じ祭神を別(の新しい神社)に祀ることと書いてあった。結局、合祀も分祀にしろ、結局A級戦犯を祭神として祀るという行為には変わりないわけである。私はA級戦犯を祭神として祀るという行為そのものに反対したA級戦犯分祀反対論者である。分祀とはいえ、A級戦犯に祭神として祀られる権利があると考えているならばとんだお門違いである。A級戦犯というのは、私からすれば永久戦争犯罪者である。死してもなお、無辜の大勢の民衆を殺し、侵略戦争によってアジア・太平洋地域に人類史上前代未聞の惨劇をもたらしたという現世における大罪は消えるわけではないのだ。死んだら仏になれるとは考えているならば大間違いだ。A級戦犯の犯した大罪というのは、A級戦犯本人だけではなく、子々孫々までその大罪の報酬を受けてもまだ不十分である。たとえば、東条英機であれば、九親等以上離れた親族を含めて東条一族全員が戦争犯罪者としての東条の報酬のため、根絶やしにされても償い切れるものではない。分祀でさえも、温情が過ぎると私が言ったのはこういうことである。理解してもらえたであろうか。A級戦犯については、日本国民が未来永劫罵り、永久戦犯の罪の十字架に縛り付けて、未来永劫大日本帝国への憎しみへの煽る悪の象徴として糾弾され続けなければいけないと思う。以上
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:27 | Comment(37) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月20日

A級戦犯分祀論について少しだけ思うところ

朝日も毎日も、最近では読売もA級戦犯分祀論に大きく傾きつつあるというのが現状のようだ。そもそもA級戦犯分祀の有無は関係なく、大日本帝国・日本軍の侵略・戦争遂行の精神的支柱を果たし、その戦争責任と戦後責任を自ら反省・問うことなく、日本軍の侵略戦争を賛美し続ける靖国神社の存在が許されるわけでもあるまい。今日のところは、こういうところに細かに言及していたはきりがにないので省略させてもらう。
A級戦犯分祀論については、私は反対である。なぜならば、戦争指導者であり、侵略戦争を指揮し、アジア・太平洋地域で犠牲になった2000万人以上もの犠牲者に対して多大な罪責があるA級戦犯には、分祀という処置さえも温情がすぎるくらいである。分祀とはいわず、未来永劫大日本帝国への憎しみへの晒し首にすべきであるというのが私の考えである。どうであろうか?ということで、今日のところは、これで思うところは終了。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:56 | Comment(22) | TrackBack(7) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

テポドン騒動について思うところ。

ブログのコメント欄でこれについて書くように言われたので、書く。
米政府、「ミサイル発射を強く非難する」と声明
http://www.asahi.com/international/update/0705/010.html
またいろいろと騒がしくなってきた。テポドン騒動である。北朝鮮がミサイルを発射したようだ。しかし、なぜそこまで騒ぐのかは大変疑問だ。脅威だとか、制裁だとか、血みどろに叫んでいる米国や日本の右翼連中のほうが、よっぽど気持ち悪いと思うね。
BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」のエントリー
テポドンキャンペーン一斉発射! 
http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-120.htmlを見ていただきたい。
所詮戦争中毒同士の猿芝居なのではないだろうか?朝から夜まで、北朝鮮のミサイル報道を続け、明日も続けるだろう。そこまで特集を組んで大騒ぎする理由はないのだろうか?北朝鮮のテポドンよりもマスコミの狂ったような北朝鮮ミサイルバッシングスクラムのほうがよほど脅威だと思えるこのごろ。
このヘンリー・オーツさんの言葉を借りれば、
 
ある程度の国なら各国とも軍事演習でミサイル発射実験を行なうことがある。今回の北朝鮮も軍事演習である。

くり返すが、戦争のできる国にするには仮想敵国とその脅威を大々的に煽ることも典型的なプロパガンダの特色である。「同盟」の語が強調、多用されている。戦争は悪党どもの最後の隠れ家である。
というのが、筋を得ているのではないだろうか?このマスコミ煽動報道や日本政府、米国や軍事産業、制裁を叫ぶ右翼連中のプロパガンダに載せられないようにしてください。日本を戦争のできる国にしたい勢力の思う壺です。北朝鮮もとんでもない体制だと思いますが、どうあれ、主権国家のひとつです。ミサイル開発を行う権利はあります。ミサイルが落ちたところは、ロシアの領海であり、日本の領空・領海・排他的経済水域を現在のところ侵してはいません。北朝鮮とロシアの問題です。おそらくロシアには事前に了解をとっているでしょう。テポドン発射も今に始まったことではありません。騒ぐほどの問題ではないと思います。何度もいいますが、騒いで制裁だとか、脅威だのとはしゃぐ右翼連中の尻馬に乗らないようにしましょう。右翼などの日本の軍事国家化を進め、9条を破棄し、戦争をしたい国にしようとする勢力の思う壺ですから。以上思うところです。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:52 | Comment(31) | TrackBack(108) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月30日

"従軍"慰安婦の"従軍"は適切か?

[AML 7854] Re: 上田知事「従軍慰安婦いなかった」 資料館記述、検討の意向

私も「提言」しました。
私は「従軍慰安婦」という言葉は使いません。「従軍」は自ら好んで「軍に従った」という意味に取られるからで、単に「慰安婦」として、授業などで扱っています。その意味は「日本軍性奴隷」です。「強姦」「輪姦」です。そのような趣旨を送りました。
金信明
sinmyon@ybb.ne.jp


 

 

 


非常に短いAMLの記事でしたが、考えさせるものではあります。"従軍"というものの意味について考えたいと思います。辞書で"従軍"について、ぐぐって見ましたが、「軍隊に従って戦地に行くこと」という意味でしかありません。"軍隊に従う"というニュアンスが何よりも問題だと思います。「自ら好き好んで軍隊に従った」というニュアンスを"従軍"という言葉は持ちうると金信明氏は考えているようです。
従軍慰安婦という言葉が有名ですが、従軍―という言葉はいろいろあります。たとえば、従軍看護婦、従軍記者さらにいえば、従軍画家、従軍芸者、従軍僧、従軍慰問団・・・・etc。従軍慰安婦という言葉は当時はありませんでしたが、軍隊に従って部隊とともに行動していたという実態に基づき、名づけられたのですが、本当に適切なのかどうかは疑問に思うように考えました。従軍看護婦、従軍記者、他の従軍○○と"従軍"慰安婦とでは、待遇や身分、そして、絶えまのない日本兵による輪姦にさらされるなど根底から違いがあります。一般の日本兵は赤紙という強制力をもって徴兵され、戦地に送られて若者たちだし、従軍看護婦にしたって、植民地や占領地から強制的に集められて従事させられた例もあるかもしれません。しかし、従軍慰安婦となった女性たちの惨状を考えれば、"従軍"という言葉は適切ではないように、思います。マスコミも教科書も、国際社会の中に従軍慰安婦という名称は根付いていますが、本来はそうではなく、日本軍性奴隷、軍隊性奴隷と改名するのが適切かもしれません。その辺皆様はどう思いますか?

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:27 | Comment(33) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月29日

「世界に広がれ韓流の輪」という塵クズブログ右翼および「もう一度生まれたら、花に」問題に対する雑感など

http://bigkorea.seesaa.net/article/19934143.html
↑相変わらず、右翼塵クズのブログだな。
 
世界に広がれ韓流の輪!?とっととくたばれ右翼塵クズ!!!
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/19900116.htmlという私のエントリーにトラックバックで返信してきやがった。マジギレで書いたエントリーですが、落ち着きを取り戻しました。

ちなみに、今回の件は私に対する釣りだということが私のブログのコメント欄に書いてありました。『世界に広がれ韓流の輪』というブログの主からの釣りであっても、従軍慰安婦制度の蛮行を否定し、「もう一度生まれたら、花に」という従軍慰安婦にされた朝鮮の少女たちの悲劇を笑う腐りきった不謹慎極まりない鬼畜に、私の怒りは至極当然でした。このような塵クズ右翼を撲滅するまで、私の戦いは終わりません。
ところで九朗氏も取り上げているようです。
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060628を参考に。
九朗氏は私と違い、冷静に淡々と論評されているようです。抜粋したいと思います。
 
・・・たとえば『はだしのゲン』というマンガは、筆者の体験を下敷きにしているとはいえ、それはもちろん事実と全く同じではない。(作中に登場するアインシュタインは原爆製造に参加しているが、そういう事実はない。)しかしながらこのマンガは、読者が原爆被害というものを理解する「手がかりとしてのイメージ」を提供してくれる。  
・・・それと同じように、『もう一度生まれたら、花に』もまた、従軍慰安婦制度」という制度的暴力について理解する際の「手がかりとしてのイメージ」を提供しているのではないか。その意味で、このマンガにも意義があるだろう。
・・・もちろん、このマンガ事実を全く正確にトレースしているというわけではないだろう。マンガとしての誇張や省略もある。それでも、韓国の若い世代が「従軍慰安婦制度」という歴史上の事象についてどのように再構成しているか、その一例として興味深い。
・・・実際の「従軍慰安婦制度」は、さらに多様な形態を持ち、またさらに過酷だ。たとえば中国戦線で祖父が所属していた第16師団では、「戦利品」として「部隊の囲いもの」となっていた中国人女性たちがいた。このことは当時の兵士であった複数の人々が証言しているし、その内容は祖父自身の経験にも合致している。そこに「業者」などを介在させる必要など、なかったようだ。こういった事情は、日本ではマンガになったりすることがない・・・。
・・・特筆しておくべきは、『もう一度生まれたら、花に』に登場するキャラクター、その愛すべき造形である。『マンガ嫌韓流』とはえらい違い(@∀@)であり、国境を越えて愛されるキャラクターではないかと感じる。彼女のたどる運命がいかに過酷であったとしても。


もちろん、あくまで漫画ですから、「もう一度生まれたら、花に」という漫画も必ずしも、事実に沿ったものではなく、フィクションかもしれません。ただし、その漫画の「ヨニちゃん」や「ミンジャお姉ちゃん」の2人の少女の身に起こった悲劇は、朝鮮を含むアジア・太平洋地域の何十万人もの女性が味わったそのものだと思います。そういう意味ではフィクションではありません。九朗氏は、実際に中国戦線で第16軍に従軍していた祖父から体験談を聞き、「戦利品」として女性を略奪した体験を聞いているようです。もちろん、そこには業者や下部の巡査などが介在する余地はなく、日本兵一人ひとり自らの手で女性を奪い取り、羽交い絞めにし、レイプするという恐ろしいことが繰り広げられていたに違いありません。九朗氏は、「もう一度生まれたら、花に」に登場するキャラクターを国境を越えて愛されるキャラクターではないかと感じるとおっしゃってますが、私も賛成です。できることなら映画化したいくらいです。「火垂るの墓」を製作した宮崎 駿監督に製作してもらいたいです。どうでしょうか? 「火垂るの墓」というのは感動作品でした。空襲に翻弄される兄妹がいましたが、最後のシーンは泣けてきました。もちろん、アジア・太平洋地域における日本軍の非道や朝鮮などの植民地の人々については描かれていませんでしたが、多くの日本人、特に子どもや女性などの弱い立場の人々も戦争の痛々しい犠牲者であることが描かれていました。「もう一度生まれたら、花に」ついても、スタジオジプリのほうで、宮崎 駿監督に製作してもらいと考えてもらいます。日本の多くの子供たちが、大日本帝国や戦争について考え、見過ごされてきた従軍慰安婦となた女性たちの悲劇をアニメ映画という視覚媒体を通してこの歴史上の事実を真剣に感じてもらえらばいいと私ながら考えます。

・・・なお、上記サイト
http://3rd.geocities.yahoo.co.jp/gl/ippeiippai/
嫌韓厨&愛国ネチズンによるコメント欄荒らし攻撃によって、感想などの書き込みができなくなっている。そこで本サイトでは、本サイトコメント欄を開放し(いつものことだがw)、上記サイトの機能を肩代わりしてみようと思う。コメント欄落書きごときを「炎上」などと表現し、さも重大に考えるようなセンチな神経は、当方まるっきり持ち合わせていないもので(@∀@)
 
・・・それにしても上記サイトコメント欄は、大日本帝国の「従軍慰安婦制度」の問題を、いかに「なかったこと」あるいは「たいしたことではないこと」ということにしておくか・・・という、いいわけ大博覧会の様相を呈している。たいていがネットの受け売りの受け売りだ・・・。
 なぜ彼らは、「自分たちの祖父の世代が、戦場でどのように性欲を解消していたのか」というわが国の重要歴史を、自らの親族から聞き伝えようとしないのだろう。ナマの人間に興味がないのだろうか?たとえ「謝罪」とか「賠償」とかをヌキにして考えても、状況に追い詰められた人間の行動や精神について、知っておきたくはないのだろうか?
・・・そういう怠惰さは、一方で日本人従軍慰安婦に対する無視、あるいは無関心にもつながっているのではないか。


コメント欄の右翼どもの荒らしを見ても、九朗氏は冷静だったようです。この文を見て感じるのですが、嫌韓厨や愛国ネチズンなどのネット右翼の大量発生の理由は、われわれの祖父の代に原因にあるのだろう。韓国や中国などの被害にあった国々では、悲惨な日本軍の蛮行について、世代を超えて伝えられている傾向が強いのですが、肝心の加害国であった日本では加害の証言が世代を超えて伝達されていません。日本政府自身が責任をもって、戦争従事者から体験を収集し、集めた加害証言を教育の場で還元するというような、ドイツなら当たり前のことをやってこなかったのです。そのようなこともあって、日本人女性も従軍慰安婦にされているのでしょうが、自国民の犠牲者に対しても冷たく関心がないという状態になってしまっているのでしょうね。以上思ったことでした。
 
ところで、ノンポリ氏からAMLより流されました。詳しくは下記の記事を参考にしてほしいです。
【上田知事「従軍慰安婦いなかった」 資料館記述、検討の意向】
http://himadesu.seesaa.net/article/19973118.html
埼玉ではとんでもないことを上田知事がやらかそうとしています。上田という馬鹿右翼知事を止めてください。「古今東西、慰安婦はいても従軍慰安婦はなかった。こういう間違った記述は修正しなければならない」とほざいたようであるが、事実に反するものなのだ。歴史的なわが国の過去の加害事実を嘘呼ばわりし、臭いものには蓋をして、「自国への誇り」という愛国心で子供たちを洗脳しようとする試みなど断固粉砕しなければなりません。とりあえず、「知事への提言」へ抗議を送ってください。お願いします。

 

従軍慰安婦、特に朝鮮人女性従軍慰安婦問題については、エントリーを書く予定です。 

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:25 | Comment(47) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

今日のところの雑感

このところの所感および日本軍についての質問
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/19857350.htmlについて、さっそくですが、コメント意見がありました。その中でどういう趣旨でこのような記事を書いたかというものがありましたが、特にございません。ただし、日本軍のごく一部には良心的な将兵もいたと思いますし、

ミャンマーでの慰霊
http://www.amda.or.jp/journal/asmp/0407-11.htmlにでてくるミョキンター村およびベイジー村にいた日本兵たちは、純粋な人間の心をもって、「いつまでも一緒にいるとおまえ達も攻撃されるから早く帰れ」というのは、感動ものではないですか。ただし、現実の日本軍は、ビルマにおいても、中国、インドシナ、フィリピンなどの多くのアジア・太平洋諸国では、住民から家畜や資材を奪い、住民を強制連行し、ところかまわず婦女に暴行を加え、スパイ狩りと称して住民殺戮の数々を行った卑劣な"ファシスト・ジャパン"でしかないことを考えるべきでしょうね。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:32 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月17日

統一教会って?

[統一教会というのは、日本人を洗脳する際に、従軍慰安婦ネタを使っているらしい。ちょっと、東アジアニュース速報+で検索してみた。

【日韓】統一教会、再燃する被害「日本人には従軍慰安婦の霊が憑いている」…聖地『チョンピョン』で何が?(TBS報道特集)[06/11]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1150090471/というスレがあった。

TBSで特集が組まれたようだ。
 

1/3 http://www.youtube.com/watch?v=FHH5iDPQerE
2/3 http://www.youtube.com/watch?v=UpruuB7-vSw
3/3 http://www.youtube.com/watch?v=lOaLZRLQKs4

↑にて、その特集が見られるらしい。私は見るのを見逃したが。
一応従軍慰安婦の部分をテキスト化してくれているので、引用すると、 

 

元信者のBさん(53)はこんな理由でチョンピョンに行くことを指示されたという。
元信者Bさん「『日本が戦争中に韓国で犯した罪が深いので、日本人には
従軍慰安婦の霊が憑いているのでチョンピョンに行って供養しなさい』ということでした」

チョンピョンでの講義の内容を記録したものによると
「従軍慰安婦、強制連行の霊によって、今後ますますアトピー、精神病患者が増えてきます。
『乳ガン、子宮ガンで殺してやる』という恨みは凄いものです」などと繰り返し説明されている。
子宮の状態がよくないと感じていた元信者Bさん。
従軍慰安婦の霊を追い払えばよくなると言われ、チョンピョンでの行事に参加したという。

おそらく統一教会が日本人信者を洗脳する場合、「従軍慰安婦や強制連行などの日本の植民地下で犠牲になった人々の霊が憑いており、その怨念は凄いものであり、チョンピョンに行きなさい」と脅すという手口を使ってくるらしい。右翼や自民党の安倍のような右翼政治家には統一教会の信者が多いが、どうしてなんだろうか。統一教会の史観と、右翼のもつ大日本帝国・天皇賛美教とは根本的に相容れないはずであるが。ただし、それ以外の犯罪的思想面でシンパシーが強く引き合うものあるのであろうか?
とほほ氏がhttp://t-t-japan.com/bbs2/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2631;id=sikousakugo#atopで以下のようなことを書いています。

統一教会ってのは、日本人を信者に洗脳するときに「日本人には、従軍慰安婦や強制連行された人々の霊が憑いており、その怨念はすさまざしい、この壷を買わなくては先祖もお前も救われない」と言っているところじゃないの?(^^;

そりゃ、信教の自由だし、どんなカルトにバカされようと、その人の自由ではあるが、これっていくらなんでも「天皇教」とは相容れないのと違う?(笑)

もし、天皇教を棄教して統一教会に入りたいのであれば、壷を買う前に日本の閣僚としてきちんと周辺諸国に謝罪し誠意を持った態度で臨めば、壷を買うよりもよっぽど日本軍国主義の犠牲者の方々の霊も慰められると思うぞ。
そのとおりである。統一教会はどうして、弱い庶民の日本人信者ばかりに、大日本帝国の歴史問題ネタを用いて、強請っておいて、一方で「従軍慰安婦」を否定するような安倍のような右翼政治家や右翼勢力には、何も言わないのだろうか。安倍を含む右翼勢力どもが、統一教会信者であることは信教の自由だし、構わないかもしれませんが、壷を買うよりは、一人の日本人として周辺諸国に謝罪し、誠意を持った態度で臨めば、壷を買うよりも、大日本帝国の犠牲になった人々の霊に慰められ、よっぽど御利益があるのではないかと思うのが、とほほさんと同じく私の感想。もちろん、安倍のような要職にあるものは、道義的問題として、役職からの辞任もよろしく。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 21:03 | Comment(6) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

ちょっとうれしいことですが

 このブログをはじめて以来、大量の応援メールが来ました。大変ありがとうございます。恐縮ですが、いろいろ忙しく返信のほうはしきれていません。この場を借りて、応援メールを頂きまして大変お礼を申し上げます。今後とも右翼討伐人を応援して下さるよう、暖かく見守っていてください。
 まだ、うれしいことありまして。増田都子教諭よりじきじきに私信をいただきました。私信ということですので、メールでのやり取りは公開しません。大日本帝国賛美歴史歪曲右翼勢力と最前線で戦っている方から、暖かい私信を頂けると、まさに感無量です。可能な限り、忙しい間をぬって右翼討伐に励んでいきたいと思った次第でした。
 
いやなこともあります。私は駅への途中、急な用事で急いで自転車で走っていたのですが、角を曲がろうとした際、カラスが飛び出してきて、正面衝突してしまいました。出会い頭というところでしょうか。転倒したものの、軽い打撲ですみました。ちょっとした不幸がこのところ多いように思います。どうなのでしょうか?右翼にでものろわれているのでしょうか・・・・。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:59 | Comment(50) | TrackBack(6) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

拉致問題について真剣に考える

韓国人拉致被害者:金さんの母、横田早紀江さんと初対面
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060529k0000m040089000c.htmlというニュースがあった。

北朝鮮による拉致は非道な国家犯罪であると思います。日韓両国の草の根での連帯が進むのはいいことでしょう。しかしちょっと待てよということで、拉致問題について考えたいと思う。拉致問題のかかわりでいえば、大日本帝国の植民地支配や朝鮮人強制連行・従軍慰安婦の問題があります。韓国や中国などのほかの関係諸国と歴史問題や戦後補償の問題において残された課題がたくさなり、解決されたわけではありません。ただし、北朝鮮とは国交はなく、基幹となる条約さえ締結されていないということに留意する必要があると思います。拉致問題では、日本側が被害者になり、、強制連行や従軍慰安婦、植民地支配の問題では、北朝鮮が被害側に立っています。拉致問題に関するエントリーはなく、その辺私自身深く悩みました。強制連行・従軍慰安婦問題と拉致問題そのものは全く別個だという結論には至りました。犯罪の規模、悪質性、被害者数がどちらが多いか、大きいかということは本質ではないでしょう。人道や人権の視点に立てばどちらも同罪であるからです。もちろん、金正日政権には拉致問題解決に取り組んでもらわなければなりません。全容解明はもちろん、何よりも被害者や家族の日々の苦悩を考えれば拉致被害者を横田めぐみさんら拉致被害者家族の元に返し、現状回復を何よりも果たさないといけないと思います。しかし、日本政府・日本側にも義務は突きつけられます。全く同様に北朝鮮側に対し、強制連行の全容解明はもちろん、犠牲者の遺骨返還、従軍慰安婦問題、植民地支配の過去の歴史問題に真摯に取り組んで見せなければならないでしょう。 


大戦時の日帝によって強制連行された『横田めぐみ』について
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/18006857.htmlという記事で取り上げました。日本側ではでは拉致問題ばかりがクローズアップされ、「日韓連帯」などと一方的に流されています。産経や読売はもちろん、毎日や朝日も然りです。
救う会は★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2004.01.25-1)で強制連行を否定しています。
救う会常任副会長をしている西岡力という人物はhttp://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/ianfu1.htmでは従軍慰安婦を否定するばかりか、被害者を根拠なくうそつき呼ばわりするような人物です。

・朝日新聞の植村隆記者が同紙平成3年8月11日に、キーセンになるために人身売買された元慰安婦・金学順氏を「『女子挺身隊」の名で戦場に連行された」と真っ赤な嘘を大きく報じた責任は重大だ。実は植村は日本政府を相手に補償を求める裁判を起こした韓国の太平洋戦争遺族会幹部の娘と結婚している。自分の義理の親の裁判を有利にする嘘の記事を書いたのだから許し難い。


↑許しがたいものです。扶桑社の歴史教科書作成に関わった「新しい歴史教科書を作る会」と密接な関係を有し、西岡力、荒木和博ら極右の中心幹部が著書、講演で日本の朝鮮植民地支配を正当化し、 従軍慰安婦や強制連行を否定する「救う会」と拉致被害者たちが連帯していることに非常に奇怪で不可解です。道徳的・倫理的に問題がないのでしょうか?オーマイニュースで取り上げられていますが、在韓日本大使を通じてヨルリン・ウリ党の金元雄(キム・ウォヌン)議員より横田夫妻に渡された所信には「韓国には、日帝によって強制的に連行された数十万の『めぐみ』がいます。韓国国民が めぐみさんに関心を持つことをあなたが願っているように、『朝鮮人めぐみ』の家族たちも日本国民に対して同じ心情なのです」 ということが書かれていました。拉致問題を日本が取り上げる際、「過去にどんなに酷いことを行ってきたかを知らずに、お前らだけが"被害者面"するな」という見方が韓国側には広く存在していることを示しているのです。もちろん、拉致問題を解決する上で、韓国だけではなく、多くの国々・国際間の連帯は不可欠です。ただし、日本側が拉致問題を国際社会に訴える上で、「お前らだけが"被害者面"するな」という思いが、韓国だけではなく第二次世界大戦などの日本の侵略と戦争に関連した国、中国、インドネシア、シンガポールなどの多くのアジア・太平洋諸国や旧連合国の国民感情にも根深く存在することに留意しなければならないでしょう。たとえば、米国では「真珠湾を忘れな!」となるでしょうし、シンガポールでは「血債を忘れるな!」、インドネシアでは「何万人もの若者を死の鉄道に送り込み死なせたこと、ロウムシャ・ケンペイタイの横暴を忘れるな!!」、中国では「南京、盧溝橋を忘れるな!!!」、英国、オーストラリア、オランダなどの旧連合国では「「死の鉄路」(泰緬鉄道)を忘れるな!!!」・・・・・etc(いろいろ書くと長くなるので)となるでしょう。大日本帝国時代の横暴や加害を無視して、日本はどの面を下げて拉致問題の解決を国際社会に訴えることができようか。日本政府や日本全体の良識的改善はすぐには無理だろうが、拉致被害者には胡散臭い右翼団体である「救う会」と断絶すべきだと思います。韓国人拉致被害者はもちろん、他の韓国社会、そして中国やロシア、多くのアジア・太平洋諸国などを含む国際間と連携するのであれば、そうしないと困難ですし、道徳と倫理、人道の問題上そうしなければなりません。以上拉致問題について思うところを書きました。意見があればコメント欄にでも・・・・。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:38 | Comment(16) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月20日

ブログ記事"大戦時の日帝によって強制連行された『横田めぐみ』について"のコメントの一部について考察し返答する

 大戦時の日帝によって強制連行された『横田めぐみ』について
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/18006857.htmlのコメント欄について
少しだけ返答させて頂きます。荒らしではないですが、右翼ないし、プチ右翼・準右翼思想主義者のコメントが来ていますね。

--------------------------------------------------------------------------------
日本もひどいことしたんだから被害者面するなってこと?
被害者は被害者であり、昔日本政府が何をしていたかに因らず被害者なのです。

過去の戦争犯罪について重大な問題として捉えるのは別にいいけど、拉致問題とは別に考えられませんか?


ところで、在日朝鮮・韓国人は各政府の努力で戦後帰る機会を設けることができました。
日本の拉致被害者家族も帰る機会を作るために努力してはいけませんか?それのどこがファシズムを煽っていると?

Posted by かっぱぼーや at 2006年05月19日 03:10
--------------------------------------------------------------------------------

別に日本の拉致被害者家族が帰る機会をつくるための努力はかまわないと思います。その背景にある歴史認識が問題ですね。拉致被害者も被害者であり、冷戦体制下における悲痛な被害者です。家族の身内が突然奪われた不運な境遇に対して、もちろん同情しますよ。しかし、大日本帝国によって強制連行されて地獄の労働の末に、異郷の地で死んでいった朝鮮人犠牲者のことを考えたことがあるのでしょうか?大日本帝国・日本軍による拉致被害者は朝鮮だけではありません。・国にだって、果ては太平洋地域だって、インドネシアにだって、フィリピンにだって、マレーシアやシンガポール、ビルマにだっています。日本軍に身内を連れ去られ、身内が戦争が終わっても帰ってくることがなく、横田夫妻のように大戦後60年後も悲痛に叫び続けた人々がアジア・太平洋各地に存在することを日本人拉致被害者の問題を考える他で、現代世代の戦争責任を考える他で心の奥底で思いを馳せていなければならないのではないでしょうか。百歩譲って過去の戦争犯罪と日本人拉致被害者の問題を別に考えるにしても、同列には考えられないにしても・・・・

--------------------------------------------------------------------------------

こういうのってダブルスタンダードですよね?

日本がしたことは許せないが、北朝鮮が同じことをしても構わないって言う。同列で論じるなら同様のスタンダードで以って北朝鮮を批判すべきですよ。そもそも、朝鮮での強制連行は国家犯罪ですらないですし、徴用は朝鮮人だけでなく、多くの日本人に課せられていた義務ですから同列に論じられませんが...
Posted by a2 at 2006年05月19日 07:49

--------------------------------------------------------------------------------
日本がしたことも、北朝鮮が日本人を拉致してさらったという蛮行も許せません。北朝鮮をもちろん批判します。ただ、日本のナショナリストや右翼のように、右翼討伐という視点からこういう問題を論じる際も私自身は右翼歴史観の批判と過去の日本の加害と戦争責任の観点をふんだんに交えないといけないと思っています。もっとも、北朝鮮の免罪に思っているようですが、そうではないことを主張しておきます。
>朝鮮での強制連行は国家犯罪ですらないですし、徴用は朝鮮人だけでなく、多くの日本人に課せられていた義務ですから同列に論じられませんが...

このことについては
"minow175の拉致事件と北朝鮮情勢のブログ"から送られてきたトラックバック記事が参考になりました。
強制連行という言葉-歴史をどう伝えるべきか
http://blog.livedoor.jp/minow175/archives/50258324.html より

当時、戦時下の元、日本人でさえも徴用や徴兵、勤労動員、挺身隊、学徒出陣と断れず、自由意志など存在しなかった。
"強制連行"という言葉の起源は、大戦末期を生きた朝鮮人・・国人の、体験当事者が持つ深い被害者意識と怨恨から生まれたが、当時を生きた日本人も、加害者としての当事者意識から免れないということであった。これは、この概念が被害者、加害者共通の共同主観として・確に存在した、ということを表している。  

膨大な体験談、日記、小説、記事、記録として客観的に認識しうるもので、今後、新たな資料が出ても、その事実はゆるぎないものであろう。
いまなお、続く在日朝鮮人にまつわる数々の問題は、この歴史的経緯を抜きにして考えられない。


太字の部分に注目です。日清、日露によって侵略され、不当に植民地化されたという被植民地被害当時者史観をもつ朝鮮の人々にとって、徴用は朝鮮人だけでなく、日本人も課せられており、国家犯罪ではなく、日本国民の義務だから同列に論じられませんというような史観は通じませんよ。大日本帝国国民になりきっていたわけではありません。名目他は大日本帝国国民でしたが、実際は二等国民以下の存在であり、差別されて蔑まれた存在でした。そんな・で朝鮮民衆は大日本帝国植民地時代も朝鮮人であるというアイデンティティを棄てずに、日本人ではなく朝鮮人として抵抗して生きていたのです。当時の日本人であれば臣民として体制に身を捧げるという心構えがありましたが、朝鮮人の人々は日本の一部であるということに抵抗していたという事実を考えないといけません。では、日本に強制連行された・国の方々はどうでしょうか?花岡鉱山では1000人もの・国人のうち半数が強制労働、そして戦争末期の花岡事件によって虐殺されています。インドネシアやマレー半島、ビルマから泰緬鉄道建設のため連れてこられ、死の生き地獄の奴隷労働の・命を落としたり、戦後も残留を余儀なくされ、故郷に帰れず、異郷で命を落としたアジア人労働者たちはどうでしょうか?従軍慰安婦となり、日本軍により故郷より連行されて、日本兵に性の慰みものにされた数々の女性たちは?戦争責任の問題についてはつきませんね。あなたは右翼思想に汚染されており、偏狭な愛国心から日本人拉致被害者の境遇ばかり考えているのかもしれません。過去の歴史問題と現在の拉致被害者の問題を同列に論じることができないのであれば、大日本帝国・日本軍がこのような何も罪もなく不幸な運命を背負った人々を、身内を引き裂かれ、生涯身内の不運を歎き続ける不孝な人々を生み出したという事実を心の片隅にでもおいておいてください。お願いします。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:37 | Comment(11) | TrackBack(1) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

一連の日本政府のでっち上げ・偽装工作かと思われる件について考える

失礼。また変なプロパガンダが現れたようだ。その名も『旧日本軍の「遺棄化学兵器」は中国側に引き渡されていて、日本に遺棄化学兵器の処理の義務はない』という名の反中キャンペーン
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/17597719.html
で「旧日本軍が遺棄化学兵器を中国側に引き渡したことを示す資料」がこのタイミングででてきました。月曜日のTVタックル(5月8日)を少しだけ見まして、毒ガスがソ連製や中国製であり、日本側には処理義務はなく、毒ガスをネタに中国は骨の髄まで金を巻き上げ、中華思想のとんでもない国だという反中キャンペーンがお茶の間で堂々と流されていたことに怒りが込み上げました。月曜日はいろいろ疲れていたのでブログはかけませんでしたが、日本政府、マスコミ、右翼、インテリや評論家を総動員したような反中(韓国や北朝鮮)バッシングには嫌悪感を感じます。今に始まったことではありません。
北朝鮮で横田めぐみさんが死亡したと発表し、その証拠として横田さんの火葬された遺骨が北朝鮮より提供されたという出来事があったのを覚えています。そのとき起こったのが最初は日本政府が「横田めぐみさんのDNA鑑定結果を偽造した事件」なるものです。情報紙「ストレイ・ドッグ」には、     

警視庁幹部に栄転していた、北朝鮮提供の横田めぐみさん遺骨鑑定講師
●米科学雑誌『ネイチャー』が遺骨がニセモノという科学的根拠はないと報道

http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/05/post_30e3.html
という記事があります。それによれば、サンプルが汚染されており、診断ができなかったけども、日本政府が意図的に偽装して、横田めぐみさんのものではないという結論を出させたという見方が示されています。
もうひとつは在上海日本総領事館の館員が自殺し、その遺書が週刊文春にリークされた事件です。たとえば、
 上海領事館員の自殺、人民日報が反論「遺書は怪しい」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0406&f=politics_0406_001.shtml
 

  在上海日本総領事館の館員が自殺した際に残したとされる遺書の内容を日本の一部メディアが報じたことに関連して、5日付の人民日報は遺書の信憑性に疑問を呈する論説を掲載した。

  人民日報はまず「館員には外交特権があったので、死を選ぶとは論理的に考えられない」などと指摘。

  また、館員がカラオケ店の女性と交際していたと伝えられている点に関して、「日本の外交官が買春を行うことは珍しいことではない」と説明。「2002年5月に日本の国会議員がモスクワを視察に訪れた際、外交官が買春の段取りを整えた」「01年には、外務省・要人外国訪問支援室の松尾克俊・室長(当時)が騙し取った5億円を愛人に貢いでいたことなどが明らかとなり懲戒免職になった」などと付け加え、「女性問題から自殺に至ったとは理解できない」と主張。

  さらに、遺書が全てパソコンで作成されていたと報じられていることについても、「容易に偽造できる」と強調している。その上で、「領事館員の自殺問題は中国と日本の間でトラブルが出るたびに浮上してくる。マスコミと日本政府がでっちあげているのだろう」などと伝えている。

  なお麻生太郎外相は5日、遺書として伝えられた内容について「限りなく本物に近いと思った」と述べている。(編集担当:菅原大輔)
というわけで、中国側は否定しております。麻生太郎は、「限りなく本物に近い」という風に信憑性が高いといっていますが、本当なのでしょうか ?麻生太郎は馬鹿なくそ右翼であり、CDやDVDの時代に「データは全部フロッピーに」などITの知識も完全に欠如した欠陥人物ですが、その遺書が本物である証拠を示してもらいたいものだ。その最初に報じたとされる週刊文春も訴訟沙汰になり、でっち上げ記事のオンパレードな右翼雑誌ですから、信憑性があるとは思えません。本物だと値するような根拠など示せるわけもありません。
そして、今回の「旧日本軍の毒ガス兵器引渡し文書」なるものが産経新聞社の月刊誌『正論』にリークされたわけです。右翼以外の皆様にはだまされないようにして頂きたいと思います。これらの3つの件はともに、「永田ホリエモンメール」並に信憑性がないものだと思われます。「旧日本軍の引渡し文書」であれば、ロシア側の原本や公文書などで裏が取れているのでしょうかね。仮に本物だとしても例の正論のうpされた記事をみると、肝心の化学弾の部分では「思われる」「見られる」ばかりで根拠のあり、裁判となった場合証拠として採用できるものだとは思えないのですが。
それはともかくとしても、日本政府の意図はなんなのでしょうか?近隣諸国との対立を煽って、憲法9条を変えて、軍事化へと進ませよう考えているのかもしれません。たとえば、日本は貿易立国です。資源のほとんどを輸入に頼っています。レアメタルを例にとってみましょう。
 
http://www.jogmec.go.jp/j_resourse/index.html
>レアメタルは様々な特性から、自動車・住宅、電気・電子、航空・宇宙の幅広い分野で使われるほか、超伝導材料や形状記憶合金、水素吸蔵合金として、IT関連分野や環境保全の分野などへも利用されています。

http://www.hamadakazuyuki.com/news/index.html
>日本経済復活の牽引車ともいえる液晶テレビ、携帯電話、ハイブリッド車など先端産業に欠かせない素材がレアメタル。インジウム、レアアース、 アンチモンなど、日本は輸入の大半を中国に依存している。まさに日本の先端産業にとって中国産のレアメタルは生命線に等しい。

 
というわけです。日本は他国との対立には向いていないのだ。生活必需品の材料は輸入に頼っている。さらにエレクトロニクスなどの最先端産業は中国からのレアメタルの輸入によって支えられている。近隣アジア諸国、特に中国と対立および戦争することは日本にとって致命的なのだ。近隣諸国といかに融和を図り協調していくことが日本の道だ。日本にはすごい科学技術力があるが、肝心な材料となる資源が他国からとなれば、日本なんていう国は屁みたいなものだ。それが理解できず、日本政府および右翼勢力のプロパガンダに乗せられて尖兵に仕立てられているネット右翼などの多数の末端右翼はアホだということであろう。散々近隣諸国との対立を煽り、その裏で公共事業や天下り、機密費などの利権で国民から徹底的に搾取し、軍事化を進めて軍事利権を得る、そして近隣諸国との対立が激化し、日本が破滅すれば、どこか遠い外国へとトンズラしようと日本政府の官僚や右翼政治家、右翼勢力の親玉は考えているに違いないのである。東アジアで対立を引き起こし、国民のナショナリズムを煽り、憲法9条の改正を行って日本の軍国化を押し進めようとする目的で日本政府や右翼勢力の偽装工作が一連の横田めぐみさんDNA偽装事件、上海総領事館員自殺遺書リーク、旧日本軍化学兵器引渡し文書なるものであろう。国民の良識派の皆様はだまされてはいけません。日本を滅ぼしてはならない。先の大戦以上に取り返しがつかない事態になります。そうなっても右翼勢力や日本政府の親玉は外国へ逃亡する準備ができているので平気ですが、多くの日本国民の命を守らなければなりません。悪しき一連の日本政府や右翼勢力の反動軍国主義化策略を断固阻止すべく奮闘しましょう。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:07 | Comment(29) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月06日

ネット右翼どもについて抱いた新たな思い?

 結構久々に2chに顔を出してきました。やはり、ネット右翼というのは非常に腹立たしい存在だ。それにしても、それにしても何が楽しくて、日本政府および日本の過去の蛮行に対して、 日本の弁明活動をしているんだろうね。まさに国家の奴隷たる精神病・知的障害患者がネット右翼だ。政府、特に排外主義を煽り、有事化や軍備に力を入れたい防衛族や排外主義を煽って 儲けようとする政治家や官僚の連中、まんまとファシスト自民党政権の短絡的な近隣アジア摩擦政策に乗せられて支持し、ネット社会ではまんまと政府の先鋒を担がされてただ働きさせられているというわけだ。お前らネット右翼自身自分たちがまず国家の犠牲者であるという自覚をもってほしいというものだ。
 官僚や政府の排外主義煽動プロパガンダの先鋒を担ぎ、犬になっても、何の分け前をもらえず、官僚や政治家どもの目的が実現したら、かつての満州開拓団の人たちのように棄てられるだけだ。それでも続ける真性がネット右翼。自分を犠牲にしてまでも、自分の妄信する大日本帝国善行歴史観を 確立させることがすべてのマゾなカルト宗教信者がネット右翼。 ほんとどうしようもないやつらだ。極右プロパガンダを煽る一部の役人や政治家のために日本社会を壊滅させるために働くがん細胞がネット右翼である。お前らネット右翼のために、日本社会が壊滅し、庶民の生活が壊れ、近隣アジア諸国に迷惑をかけるのは困る。だから、日本を蝕み、増殖を続けるネット右翼たるがん細胞を根絶させるべく、私を含む良識派が強力な抗がん剤や免疫細胞となって 奮闘しなければならないという思いを新たに抱いた次第でした。どんどん大日本帝国の卑劣な侵略と加害と蛮行の歴史を 暴いていきます。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:33 | Comment(44) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

領土問題の解決に向けての自分的考察

日本の領土問題について少し考えてみました。日本の領土問題のまずひとつは大日本帝国的な領土執着思想からくるものだと考えます。日本は敗戦後、多くの占領地および植民地を失いましたが、国土は小さいものの広大な排他的経済水域を保有しています。しかし、竹島/独島、尖閣諸島、北方領土で近隣諸国との領土問題、沖ノ鳥島が「岩」か「島」かの国際海洋法上の問題を抱えている。それらの島々が日本の領土でなくなれば、沖ノ鳥島が「島」でなくなれば、このような排他的経済水域の大部分が失われることになる。問題は近隣アジア諸国との友好やアジアの平和と安定を度外視してまでも、広大な排他的経済水域という日本の領海を広げたり、保持することに執着する右翼勢力や政治家が存在するということである。日本国土面積を上回る排他的経済水域を擁しているが、沖ノ鳥島はそれに貢献しているとされるが、その海域を守るために沖ノ鳥島を「島」だと言い張る外交的努力をして、その「島」の水没を防ぐために巨額の血税をつぎ込んで護岸工事を行ったりしている。広大な海域を近隣アジア諸国との対立を煽り、巨額な血税をかけて、血のにじむような努力をしてまで、固執すべき理由が私にはわからない。世界有数の広大な排他的経済水域を抱えていることの国家としての見栄みたいなのがあったりするのだろうか?大日本帝国的な領土執着思想の残滓がなせる業であろう。
 もっとも重要なのは日本の抱える領土問題が大日本帝国の侵略の過去の歴史問題と結びついて不可分で切り離せないことに気づいていないのである。これまで取り上げてきた竹島/独島にしろ、尖閣諸島にしろ、大日本帝国が過去の侵略で奪った領土の一つである。これらの領土に対して執着し、権利や領土として日本の主権を主張することは過去の侵略について真摯に反省していないことの表れであることを示すものである。ます近隣諸国と領有権を争う島々について個々に見ていきたい。

●竹島/独島
これまで主張したとおりである。振り返れば、竹島/独島を島根県に編入して日本の領土にしたのは1905年1月のことだった。最高国家機関である太政官は 1877年3月29日付で「鬱陵島と独島は日本領とは関係ない地であり、朝鮮領土である」とこの鬱陵島と独島については朝鮮の主権を認めていたのである。しかし、独島が日露戦争において重要な軍事的拠点になることを理由に1905年1月に閣議決定して島根県の管轄において日本の領土とすることを決定したのである。1910年の日韓併合前であり、韓国側からなんら抗議も来ていないので、正当なものだと主張する輩が後を絶たない。竹島編入時の日韓関係はどうなっているのか振り返ってみると、1904年2月に日露開戦とともに、「日韓議定書」への調印を押し付けたのである。

1904年2月23日締結の「日韓議定書」には
「第一条 (前略)大韓帝国政府は大日本帝国を確信し施設の改善に関し其忠告を容るゝこと、
 第四条 第三国の侵害により、若くは内乱のため大韓帝国の皇室の安寧あるいは領土の保全に危険のある場合は、大日本帝国政府は速やかに臨機必要の措置を取るべし(後略)、
 第五条 両国政府は相互の承認を経すして後来本協約の趣旨に違反すへき協約を第三国との間に訂立することを得さること」とあって、実質的には明らかに大韓帝国の主権(外交と軍事)を制限したのである。韓国の実質的な植民地化の起点はこの時点より始まった。1904年の8月には「第一次日韓協約」も押し付けた。その内容は
「 一 韓国政府は日本政府の推薦する日本人一名を財務顧問として韓国政府に傭聘し財務に関する事項は総て其意見を詢ひ施行すへし
一 韓国政府は日本政府の推薦する外国人一名を外交顧問として外部に傭聘し外交に関する要務は総て其意見を詢ひ施行しへし
一 韓国政府は外国との条約締結其他重要なる外交案件即外国人に対する特権譲与若くは契約等の処理に関しては予め日本政府と協議すへし」とあって、完全に韓国にとって片務的であって、韓国が外交権を行使するのに、日本政府より推薦された第三国人の外交顧問や日本政府の許可が必要なのであった。それに対して日本側に対して何の義務もない。財務顧問として日本人、外務顧問として日本政府の推薦する外国人を置くように強制されて実質的に保護国に成り下がったのである。この後「第二次日韓協約」も押し付けられるが、竹島編入後のことであるから省略する。竹島編入時の1905年1月時点で日本政府に韓国が抗議することは不可能である。日本政府が韓国の外交権をコントロールし、外交は日本政府の裁可なしにできないからである。韓国は日本に何をされても文句を言えない状態に立場におかれたのである。竹島編入が韓国に通告されたのはしかも翌年3月のこと。1905年以降の日本の領有化を根拠にして、日本の正当な領土であり、韓国の現在の領有は不当だと考えるならば、このような独島領有の過程を正当化しなければならないのである。それは歴史を知らない恥知らずがするものである。ところが、この問題に関しては右翼以外にも恥知らずな思考停止に陥る人々もいるから嘆きかわしい次第である。

●尖閣諸島
つづいて尖閣諸島。これも大日本帝国の侵略の延長線上にあることが時系列でみればはっきりと理解できるのである。
1894年7月25日 日本軍が清の北洋艦隊を奇襲攻撃して、日清開戦
1895年1月14日 尖閣諸島領有を閣議決定
1895年3月30日 日清間で停戦が成立
1895年4月17日 下関条約を結び、第二条により遼東半島、台湾、澎湖諸島を略奪し、賠償金2億円を巻き上げる。

時系列にみると戦争中のドサクサにまぎれて、尖閣諸島を一方的に日本に編入したことが見て取れるだろう。日本側では清国の支配が及んでいないことを慎重に確認した上での編入であり、全く問題はなかったというが、これ自体が詭弁である。1885年の時点にも尖閣諸島を日本領にするという動きがあったが、清国の抗議を恐れなければならなかったので、この時点での編入は見送られた。しかし、日清戦争も日本側に有利に展開し、1894年11月22日には清国領である旅順要塞を陥落させるに至ったのである。日本側の勝利が確実に近づくなかで、1895年1月に尖閣諸島を閣議決定により奪い取ったのである。戦争のさなかに日本領土にするという戦争中ドサクサまぎれの卑劣極まりない略奪である。慎重に調べるといったが、清国とは戦争のさなかであり、断交状態であり尖閣諸島が清国の支配が及んでいるかいないかについて清国の意見を聞くことは不可能である。「清国の支配が及んでいないことを慎重に確認した」というのも全くの嘘であり、日清戦争が有利に展開し、勝利を目前としており台湾や遼東半島までも奪い取る方針を確定していたのであった。以前とは決定的な「事情の差異」を「慎重に確認」した上で、1895年1月の尖閣諸島編入の閣議決定が行われたのである。その1895年1月14日に行われた閣議はこの当時一般に公表されることはなかったし、尖閣諸島を日本側に編入するという公示がなされたわけでもない。講和条約で尖閣諸島の日本側への編入を突きつけたわけでもなく、日清戦争で完全に屈服させられ、巨額の賠償金と台湾、澎湖諸島、遼東半島の割譲を突きつけられた清国が、自分の知らないところで戦争中に秘密裏に行われた尖閣諸島の編入に抗議することなどできるはずもないのだ。降伏後の領土において、「カイロ宣言の条項は実行される」と明記したポツダム宣言を受け入れて無条件降伏した。カイロ宣言は、朝鮮半島、南洋諸島、満州、台湾、澎湖諸島、アジア各地域の占領地などこれまでの侵略過程において奪ったすべての地域を返還することを求めている。しかし、ほかの地域はすべて解放されたが、尖閣諸島については中国に返還されることがなく、琉球列島とともにアメリカ軍が軍事占領を続けた。1972年に沖縄が日本に返還されると、沖縄の付属地として尖閣諸島は日本領土に組み込まれるに至った。しかし、尖閣諸島は、中国名で釣魚諸島は国際法的にも、歴史的においても中国に返還されるべき領土であることはまぎれもない事実であることはわかってもらえたと思う。したがって、中国に対して、尖閣諸島を返還し、日清戦争、満州事変、日中戦争で中国を侵略して多くの中国民衆を殺し、苦しめてきた加害の歴史とともに、今まで尖閣諸島を不法に占有し続けてきたことに対しても謝罪した上で、償いの気持ちをもち、心からの反省の気持ちをもって真の日中友好を実現すべきである。

●北方領土
北方領土については、少なくとも尖閣諸島や竹島/独島とは決定的に異なる点があると考える。それはロシアに対する侵略の上で手に入れたものではないからだ。しかし、忘れてはならないことがある。この地はもともとアイヌ民族などの北方民族の地だったからだ。江戸幕府と帝政ロシアが、アイヌ民族をはじめとする北方先住民族を無視し、「日ロ通好条約」締結してもともとなかった国境線を敷いて分断しそこにすむ先住民の生存権を蹂躙し続けたのである。北方領土を含む北海道では明治政府が発足以来、屯田兵などの入植政策を取り、恐ろしいアイヌ民族などの北方先住民に対する植民地政策が取られた。これまでは江戸幕府のころから共存関係が崩れつつあったが、明治政府が発足すると一挙に均衡が瓦解し、アイヌ民族などの北方先住民に厳しい同化政策が敷かれ、開拓史や入植者に迫害され、酸鼻をきわめる虐待と略奪に苦しんだのである。日露交渉において、ロシアのプーチン大統領は、「2島返還」で決着する方針を打ち出しましたが、結局「平行線」になりました。しかし、領土問題をめぐる交渉ではアイヌ民族などの北方先住民の存在が無視されています。まずはアイヌ民族などの北方先住民に対する大日本帝国時代に行われた侵略、迫害、同化政策、戦争責任の問題について余すとこなく事実を解明するとともに、謝罪と補償をおこなうべきである。北方領土問題はアイヌなどの北方先住民の先住権・自決権を尊重し、彼らを日露間の交渉に参加させること。そして、北方四島、サハリン、クリル列島を北方先住民の先住権と自決権のもとに、日露両政府の管轄・統治権が一切及ばない民族解放地区(?)に制定し、江戸時代以前の環境に戻し、お互い自由に往来できるようにすべきだと私は考えます。

●沖ノ鳥島
沖ノ鳥島の沈没および消滅を防ごうと巨額の費用をかけて必死に涙ぐましい努力をしているが、無駄である。沖ノ鳥島は国際海洋法上の「岩」であることは疑いようがない事実である。それに沖ノ鳥島に巨額の費用を費やし、強引に「島」だと言い張って広大な排他的経済水域を確保することに何のメリットもない。税金の無駄遣いでしかないのだ。それこそ、なんとしても広大な領域をもってすがりつきたいという大日本帝国的悪しき領土執着思想からくるものである。沖ノ鳥島が「岩」となって、広大な排他的経済水域を失っても何の損失も蒙らないと思うし、維持し続けることのメリットがわからない。沖ノ鳥島を失い、排他的経済水域が大幅に削られることによって国益が損なわれると国民は杓子定規に思い込まされているだけだ。沖ノ鳥島には大きな政治的な権益があり、役人や政治家、その公共工事・管理を行うゼネコンの利権になっているだけの話だ。中国や台湾が沖ノ鳥島は「島」であることに意義を唱えているが、広大な排他的経済水域(EEZ)を持とうとする野心を捨てることも日帝悪を克服する過程の一つであり、日本政府および日本国民には沖ノ鳥島を「岩」だと正々堂々と認めて、両国の争いを穏健に終わらせることが長期的国益につながるのである。

●まとめ
「領土問題」と「過去の大日本帝国の侵略・植民地支配の歴史問題」は全く無関係であり別個の独立した問題だという見方を多くの日本国民は持っているが、その論理はは誤りであることがわかっていただけたと思う。少し考えれば容易に理解できるはずである。竹島/独島と尖閣諸島については大日本帝国が植民地化、侵略する過程の中で編入が行われという歴史的経緯は明らかである。両島は不法に侵略され占領された島々であり、先のカイロ宣言で返却され日本領から切り離されるべき土地であったのである。尖閣および竹島/独島における権利および領有権を日本が主張することはできない。世界の普遍的な倫理や人道、人類の英知がそれを許さない。韓国や中国に対する一連の対外侵略戦争の道筋の中で不法に領有が行われたという事実がわかったもらえたと思う。北方領土についてもロシアに対する侵略の中で領有が行われたものではないが、アイヌ民族などの北方先住民族に対する加害と密接な関連するものだ。沖ノ鳥島についても大日本帝国の野蛮な領土執着思想からきているものである。このように考えれば、領土問題は大日本帝国の侵略と植民地化への道のりの線上に位置するものであり、大日本帝国の侵略と植民地化の歴史問題と密接に結びついたものであることは明白である。解決策はおのずと見えており、竹島/独島については韓国の領有権を認めること、尖閣諸島については中国に対して返還すること、北方領土においては北方先住民の代表を交渉にまぜて、日露両国の双方が領有権も放棄する形で北方領土を含むサハリン、クリル諸島などの広域を民族解放地区に制定することである。沖ノ鳥島については「岩」だと認め、排他的経済水域を放棄すること。その過程において、中国や韓国、北方先住民の方々に対して過去の侵略と加害とともに、領土問題で拗らせて現在に至るまで迷惑をかけ続けたことに対しても謝罪し、紳士に反省の気持ちを行動で移して彼らの納得できる形で暗い不幸な歴史を清算し、真の和解を実現すべきである。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:32 | Comment(29) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月20日

竹島/独島海域への海保による示威的海洋調査につながる問題ですが、沖ノ鳥島問題における日本政府の大日本帝国的野心について

2chで久々にいろいろ検索していたのですが、こんな記事があった。
領土にしてEEZ広げる策略...沖ノ鳥島
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=74837&servcode=200§code=200
「サンゴを育てて沖ノ鳥島の水没を阻むよう」−−。

日本政府が太平洋の岩島にサンゴを植えるプロジェクトに取りかかったと朝日新聞が17日、報道した。日本が巨額の予算と最先端の技術を投入してサンゴ礁を移植する理由は「海の領土」を確張するためだ。
東京から南に1740キロ下れば岩島に出くわす。サンゴ礁でできた沖ノ鳥島だ。緯度上では台湾やホノルルよりもっと南だ。大きさは東西で4.5キロ、南北で1.7キロだが大部分水に浸っている。高潮のときはちっぽけな岩2つが水面上で70センチ程度現れるだけだ。それは面積にして10平方メートル程度。
しかしこの岩島の持つ価値は恐ろしい。日本は沖ノ鳥島が国際法上でも厳然たる「島」だとし、ここを基点に200海里の排他的経済水域(EEZ)を設定する権利をもつと主張している。日本の主張どおりなら、日本本土(38万平方キロ)よりも広い40万平方キロのEEZとなる。
しかし利害関係にある中国の言い分は違う。「人すら住むことができない岩にすぎないのにEEZの基準になるか」というのだ。したがって周辺の海は公海にすぎないという主張だ。たまに中国の探査船が沖の鳥島周辺を航海し、日本の神経を刺激することもこうしたことからだ。
日本はこの島を守るためにずいぶん前から刻苦してきた。波で岩島が削られていくことを阻むため、1989年には600億円を投入して岩島をコンクリートと金属構造物で固めた。構造物の材料は海水の侵食作用に堪えられる特殊素材を使った。
しかし最近、また別の問題が発見された。沖の鳥のサンゴ礁が急激に減るのを確認したのだ。魚がサンゴ礁をかじる上、エルニーニョ現象による水温上昇が原因であると指摘された。これにより日本の水産庁は、ある学者が18年にわたって開発した最新サンゴの養殖技術でこの島を守ることにしたと朝日新聞は報道した。
腔腸動物であるサンゴ礁が海面近くに産んだタマゴを採取して水槽で育てた後、また海に放す方法だ。水産庁は5月から沖の鳥周辺で20万〜30万個のタマゴ採取して育てた後、夏に植え替るという計画だ。
沖の鳥周辺にはマグロ、カツオが生息し、コバルト、マンガンなどの地下資源も豊かであると知られている。それだけではなく、沖の鳥は台湾とグアムにつながるところに位置し、戦略的価値も大きい。

 

中国と沖ノ鳥島をめぐって対立しているようだ。人が住むことができない岩にすぎないから、沖ノ鳥島なる「岩」にEEZを敷くことはできないというのが中国の立場。日本は「島」として広大なEEZを確保して、膨大な領海を手に入れることができる。
ところで、新しいニュースだが、台湾側も日本側の「島」であるという主張に疑問を呈している。
沖ノ鳥島、台湾も「岩」...日本との漁業交渉で主張 (読売新聞) - 4月19日14時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000206-yom-int

【台北=石井利尚】日本最南端の沖ノ鳥島について台湾当局が日本政府に対し、「沖ノ鳥島は『島』ではなく『岩』だ」とし、日本はその周辺海域を排他的経済水域(EEZ)に設定できない、と主張していることがわかった。  
 日台関係筋によると、台湾側がこの見解を示しているのは、日本側との漁業交渉の場。今年5月にも開かれる次回漁業交渉で改めて提起する。
 同島EEZはマグロの好漁場。台湾側の見解は漁業権益の確保を狙ったものと見られる。
 同島については中国政府が2004年春、「島ではなく岩だ」と主張し、日本政府が抗議している。台湾当局者は18日、本紙に対し、「中国(政府の主張)とは無関係だ。台湾として『岩』と判断した。(島かどうか)台湾と日本が話し合うべき議題だ」と述べた。
 日台間では1996年から、尖閣諸島近海などの漁業権益を巡り、断続的に漁業交渉を行っている。

ちなみに  

国連海洋法条約第121条 島の定義によれば、
1 島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう。
2 3に定める場合を除くほか、島の領海、接続水域、排他的経済水域及び大陸棚は、他の領土に適用されるこの条約の規定に従って決定される。
3 人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。

ただし、「島」と「岩」を明確に区別するものは存在しないが、しいて言えば3項で、人間の居住は不可能だし、島独自の経済的生活を維持することなど不可能だから、沖ノ鳥島は「岩」だという解釈も成り立つ。

ちなみに過去にニュースには
【EEZ】「島」でなく「岩」 中国の主張正当と米専門家 沖ノ鳥島問題で米紙
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1108623922/

★中国の主張正当と米専門家 沖ノ鳥島問題で米紙  
【ニューヨーク16日共同】16日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、 沖ノ鳥島(東京都)が、周辺海域を排他的経済水域(EEZ)に設定できる「島」でなく「岩」にすぎないと中国が主張している問題を一面で取り上げ、同島は無人で経済活動もなく、米国などの海洋法専門家らが中国の主張を正当とみている、と伝えた。
「沖ノ鳥島問題で日本、困難な立場に」との見出しで、日本政府は同島の消失を避ける対策は取っているが、国連海洋法(1994年発効)でEEZ主張の条件となっている経済活動を創出する努力をほとんどしてこなかったと指摘。

日本の立場は、英国が1990年代にEEZの主張をあきらめた大西洋の
「ロックオール島」の例に酷似していると専門家がみているとし、「沖ノ鳥島のEEZをもっともらしく主張することはできない」とするファンダイク・ハワイ大教授の意見を紹介した。
共同通信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000029-kyodo-int


米国の専門家からも国連海洋法の1994年発行時点でEEZ主張の条件である経済活動を創出する努力をほとんどしてこなかったから、沖ノ鳥島を国連海洋法のEEZ主張の条件でありうる「島」ではないと中国の主張を正当なものとしている。しかし、これでは経済活動を創出する努力をしていれば、どんな海洋上の「岩」でも「島」と主張することができて、自国のEEZを拡大できる野蛮な侵略反動行為につながってくるし、その米専門家の意見には私としても納得できないところが多々ある。ロックオール島の例がある模様。ところで、沖ノ鳥島の写真とロックオール島の写真を比較してみよう。
1)沖ノ鳥島 チタン製のフタの中の「島の様子」 020519iwa_L.jpg
2)沖の鳥島全景 okinotorijima.jpg
3)沖ノ鳥島を波などの侵食から守るために巨額の費用をかけてチタン製のフタで保護したことを知らせる新聞記事 okinotorijima2.jpg
4)国連海洋法に基づき「岩」だと認定されたロックオール島
Rockall.jpg  

1)http://www.sankei.co.jp/databox/pc_tanbou/images/020519iwa_L.jpg
2)http://www007.upp.so-net.ne.jp/ogamaru/ogasawara/okinotorijima.JPG
3)http://www007.upp.so-net.ne.jp/ogamaru/ogasawara/okinotorijima2.jpg
4)http://www.cifr.it/Rockall.jpg
ロックオール島は沖ノ鳥島よりもはるかに立派であり、上に建造物でさえ立ちいかにも「島」だという感じである。しかし、それでさえも「岩」だと認定されてしまう現実の前に沖ノ鳥島を「島」だと主張して譲らない日本のご都合主義には呆れて腹立たしいというのはこれらの写真を比較した私の感想だ。なぜ、この沖ノ鳥島が「島」であるという日本の主張に対してこれまで長い間、世界は疑問に思わなかったのだろうか?日本政府はアジア・太平洋戦争に敗れ膨大なの領土(植民地・占領地・その領海を含む)を失ったが、少なくとも海洋の領土(領海)だけは確保せんがための日帝的野心に基づいて、沖ノ鳥島を「島」だと愚弄して、国際社会を騙し続けたのであろう。これに対して近年中国から反対の声があがっているし、台湾からもそれはおかしいと言って来た。これだけの膨大な海を日本が独り占めしようと考えるのはおかしいし、海はみんなのものだ。別に日本が占有して沖ノ鳥島周辺の資源を単独で開発することのメリットはなく、国際間で協力して開発したほうが費用がかからず国益にも沿う道であろう。大日本帝国的精神に基づく領土的野心を一切捨て、沖ノ鳥島なる「岩」にこだわるのをやめて、中国や台湾の怒りに耳を傾け、両地域に対する過去の侵略や加害の不幸な歴史を認識し、多国間で協調する道をとること。私は私は広大な排他的経済水域(EEZ)を持とうとする野心を捨てることが日帝悪を克服する過程の一つであり、日本政府および日本国民には沖ノ鳥島を「岩」だと正々堂々と認めて、争いを穏健に終わらせることが沖ノ鳥島を「岩」と認めることが長期的な国益につながるとに気づいてほしいと思います。以上

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:40 | Comment(30) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

竹島/独島周辺海域における海保の示威的測量調査行為について

糞ネット右翼の荒らしのコメントで教えてもらったのだが、
 

■海保の測量船が出発 20日から竹島周辺調査か
日本と韓国の間で領有権をめぐり対立が続いている竹島(韓国名・独島)周辺海域の
海洋調査にあたる海上保安庁の測量船が18日、東京を出発した。竹島周辺海域で20日
ごろから調査を実施するとみられる。
韓国の潘基文外交通商相は18日「独島問題が韓日関係よりも優先されるというのが
政府の基本認識」と述べており、調査開始で日韓関係の一層の悪化が懸念される。
関係者によると、測量船はいったん鳥取県・境港に入港。20日に出港し、調査海域で
海図を作製するため測量などを行い、26日に境港に戻る予定。

調査海域は日本の排他的経済水域(EEZ)内だが、日韓両国で、排他的経済水域の
境界が明確に定まっていないため、韓国が自国の排他的経済水域と主張している海域も
一部に含んでいるという。

ソース:共同通信
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2006041801004534

■「日本の独島探査船を撃沈せよ」 強硬発言相次ぐ

探査船を独島近海に派遣するという日本政府の計画に対して、国内の独島関連団体はもちろん、各政党や
市民団体、ネチズンらの対日強硬発言が相次いでいる。

独島本部は15日声名を発表し、「日本の科学探査船派遣地点は独島領海範囲であり、明らかに韓国の排他的経済水域だ」として、「このような挑発は大韓民国の独島に対する領土主権を無視した行為で、大韓民国自体を凌辱・侮辱する行為」と厳しく糾弾した。

独島本部は更に、「独島領海に侵入する日本の探査船は必ず拿捕し、国内法によって処罰せねばならない。応じない場合は撃沈すべきだ」と主張したうえで、「我が国政府が過去のように実質的な対応を回避するようなら、今後は独島はもちろん我が国の領土自体を維持しえなくなる状況に追い込まれるであろう」と警告した。

同団体は、「日本の挑発行為は、タケシマ領有権主張を我が方が容認してやって1999年に締結・発効された新韓日漁業協定の中で、独島に対する権利を我が国と対等に保障してやったことが原因だ」として、「一日も 早く新韓日漁業協定を廃棄して、大統領が自ら独島を訪問し、領土死守宣言を行うべきだ」と主張した。

市民団体「活貧団」は今月17日午後1時に愛国市民団体とともに日本大使館と大使公邸を抗議訪問したうえ、 大邱と浦項、鬱陵島、独島を巡回した後、日本の首相官邸と外務省の前でデモを起こすと発表した。

洪ジョンシク団長は、「『独島は歴史的にも国際法上にも日本領土』と減らず口を叩く日本政府は、侵略軍国主義の復活を企てるアジアの悪鬼・地球村の悪童」として、「他国の領土に侵入しようとする暴挙を直ちに中断せよ」と糾弾した。

活貧団は、「島根県のいわゆる『竹島の日』制定や、日本の極右総理の靖国参拝で悪化している韓日関係が、海洋探査船の独島海域進入計画でいっそうとげとげしくなった。今後、海軍・海兵隊特殊部隊出身の義烈団員を募集して独島海上でデモを行なった後、日本の文部省と総理官邸、島根県、対馬島を巡って、強力な反日闘争を展開する計画だ」とした。

活貧団はまた、独島問題に対して強硬対処することと、独島に警察に代えて海軍を駐屯させる特別法を制定することなどを政府と国会に求めた。<後略>

▽ソース:ニューシス/Yahoo!Koreaニュース(韓国語)(2006-04-15 13:12)
http://www.newsis.com/_common/content.aspx?val=20060415131202298
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=4&newssetid=746&articleid=2006041513122625080

 ほかにもさまざまなコピペがあったけど、これだけ転載しておく。ようは海上保安庁の測量船が竹島/独島の周辺海域で測量調査行うというもの。ちなみに韓国が主張するEEZもその調査領域に入るらしい。小泉政権になってから、日本の右傾化が進み、靖国参拝や閣僚の偏狭した過去の侵略否定発言や妄言などが相次いで、近隣諸国を刺激する言動が目立つ。麻生や安部のような極右候補までもが首相候補に取り沙汰されているのだ。竹島/独島周辺海域への測量調査も、そのような右傾化する動きの一貫だろう。どうして近隣諸国を刺激するようなことばかりをするのであろうか?韓国にとっては再侵略であり、大韓民国の主権を侵害し、凌辱・侮辱する友好関係をぶち壊しにする示威反動行動の一貫と捉えている。ちなみに、竹島/独島は日韓両国で領有権を争っている係争地域ではなく、すでに法的にも歴史的にも韓国の領有権は確定しているものだ。韓国側の譲歩の結果、日本漁民が韓国の竹島/独島復帰までの間漁業していた経緯があり、日韓漁業協定で竹島・/独島周辺海域でも日本漁船が漁業を行うことは可能だが、今回の日本側の示威的行動の結果、日韓漁業協定は破棄されることになるかもしれない。今回の竹島/独島周辺海域を含む海保の測量船調査というあからさまな挑戦的行動は日韓両国の関係をさらに険悪なものとし、国益を損なうものであることはあきらかだ。
 
ちなみに竹島/独島が完全な韓国領であることは
▼竹島=独島問題、朝日新聞社への質問書 by半月城氏
http://d.hatena.ne.jp/claw/20050331#p3に示されている。
若干抜粋すると
 
  先日、韓国の中央日報読売新聞の記事「摩擦の歴史的背景」を批判して、記事
「不利な独島資料は知らん振り」を載せ、こう記しました。
 <(読売新聞には)決定的な問題点がある。 日本政府と地方政府が二度にわた り、自ら「日本の領土でない」と明らかにした文献には全く言及していなかった(注
1)>
  この批判ないし不満は、そのまま貴紙にも当てはまるように思えてなりません。 というのも、貴紙は「竹島問題、意見対立 解決の道遠く」(3/28)と題した解説記事
を載せ、日本と韓国、双方の主張の対立点を簡潔にまとめておられましたが、そこで
はなぜか明治政府が1877年に竹島(鬱陵島)および松島(竹島=独島)を放棄したこと
などにはまったくふれておられないからです。
  この明治政府の決定こそ、韓国の学者が<「獨島が韓国領である」という真実
日本側資料が再確認する決定的な資料>とまで言い切るほど重要な史実なのですが、
そうした主張や史実をなぜ報道しないのでしょうか?
  その史実を韓国の雑誌『新東亜』2000.5月号は次のように記しました(注2)。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  「愼縉・lt;/font>教授の獨島百問百答」
Q43.しからば、当時の日本の最高機関である太政官(総理大臣府)は鬱陵島と
獨島をどの国の領土と判定したのか?
ANS.太政官ではこれ(内務省からの伺書、半月城注)を検討し、鬱陵島と
その外一島の獨島(松島)は内務省の判断のように、やはり日本とはなんら関
係がなく、朝鮮領と判定して最終結論をだした。
  太政官(右大臣・岩倉具視)は内務省の伺書を受けて検討した後、調査局 長の起案にて 1877年3月20日「伺いの趣である竹島(鬱陵島)外一島(松
島)の件は本邦(日本)と関係がないと心得ること」という指令文を作成し、
これを最終決定した。
  日本の最高国家機関である太政官は最終決定であるこの指令文を 1877年
3月29日、正式に内務省に送り、指令手続きを完了した。日本の内務省はこの
指令文を1877年4月29日付で島根県に送り、現地でもこの問題を完全に終結し
た。
  日本の明治政府の最高国家機関である太政官は 1877年3月29日付で「鬱
陵島と獨島は日本領とは関係ない地であり、朝鮮領土である」と最終決定した
指令文を再確認して公文書内務省と島根県に送ったのである。
  当時、鬱陵島・獨島が朝鮮領であり日本領ではないという 1877年3月29
日付の日本最高国家機関の最終決定は、それに先立つ徳川幕府将軍が1696年1
月28日にくだした決定と同様に画期的なものであった。
  明治維新当時、日本の最高国家機関である太政官が鬱陵島、獨島は朝鮮領
であり日本領ではないという要旨の決定をくだし、内務省と島根県に公文書
指令したことは「獨島が韓国領である」という真実を日本側資料が再確認する
決定的な資料であり、今日の日本政府がごり押しをして、獨島が日本領である
という主張の虚構性をよく証明する決定的な日本の公文書であるといえる。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 

すでに明治政府が鬱陵島および竹島/独島を放棄していたのですね。よって、右翼および日本政府の竹島/独島領有権主張は妄言であり、韓国への再侵略に他ならないというわけです。かつて朝鮮半島を強引な条約を結ばせて開国、そして併合・植民地化させたようなことを韓国に対してやろうとしています。このような日本政府・右翼の日帝的試みを良識的市民は力合わせて粉砕しなければなりません。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:59 | Comment(27) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月05日

今日は早く帰ってきたので

ちょうど、記事投稿が少々やりずらくなった。昨日あたりから機能が新たに追加されたらしく、記事投稿欄に下にあった(文章を編集する)ボタン類が投稿欄の上に来て、その数も大幅に追加されて大幅にバラエティーが増えていた。ブログへの投稿前の投稿欄に書き込んだ段階でタグの機能が反映されるようにもなっていた。もちろん、ある意味で便利になったと思うが、すごく重いし、タグの編集等、いろいろやりずらくなった面が多い。私個人が使う分としては、これほど多くの機能を望んではいないし、取捨選択できるようにもっと改善させて欲しい面が多々あるというのが私の思うところ。
 
もう一つは荒らしだが、相変わらずだ。警告を発していたのに。アク禁やコメント禁止にするのもいいけど、その前にIP公開晒しの刑にしようと思う。本当に警告だ。どうしてそんなに私のブログをコピペばかりで荒らしたがるのか。そんなに右翼勢力にとって都合の悪いのだろうか?私は強硬措置は取りたくないからいい加減やめてくれ。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 20:27 | Comment(13) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

従軍慰安婦関連について

少しだけ、従軍慰安婦関連の右翼による記述を調べてみた。以下のようなものがあった。
時事ブログ「グースの勿忘草」
http://sky.ap.teacup.com/deep/13.htmlより
 ちなみに日本国の主権が及ばない占領地、特に南方方面は日本兵による、強姦や強制売春などの被害も若干あったようです。しかしこれは「国策」として日本軍が行ったわけではありませんので、戦時中に強姦を実行した者は(罪が発覚すれば)日本軍の軍法会議で処罰されています。また、戦後のBC級裁判でも強姦や強制売春の罪は裁かれています。また、講和条約で賠償も終わっています。


http://sky.ap.teacup.com/deep/151.htmlより
※強制連行の例と言えば、いわゆる「スマラン事件」というものが知られています。インドネシアで「オランダ人女性を強制売春に動員」したという事件ですが、これは現地軍人の暴走であり、慰安所は短期間で閉鎖されています。関係者は戦後のBC級裁判で処罰されています。

日本ちゃちゃちゃ倶楽部
http://web.archive.org/web/20050305221648/www.nc4.gr.jp/y-watch/jp.comfortwomen1.htmlより
ところで、日本軍によって女性が拉致されたという目撃がないと私たちは言いました。しかし、一部の日本軍の部隊がインドネシアや中国の村長を脅していたのを聞いたポルトガル人と日本軍の軍医がいます。軍医によれば、一部の村長たちは、村に駐屯している現地の日本軍の一部の部隊に村娘を差し出し、一部の日本軍部隊がその村娘を強制的に慰安婦にしたというものです。

これらは、「軍慰安所従業婦等徴募の件」を逸脱し、破った一部の日本軍部隊の例です。当時、日本政府の方針は、「軍慰安所従業婦募集ニ関スル件」が基本となっていました。

という風に一部の右翼は一応決まりを逸脱して、一部の部隊・兵士個人なりが慰安婦を強制的に拉致し、強制売春させた可能性を認めています。多くの右翼はその可能性ですら、認めてません。ただし、日本軍は全体として厳正であり、規則をつくり守っていたことを強調しています。果たしてそうなのでしょうか?まずは従軍慰安婦問題の経緯について考えてみたいと思います。従軍慰安婦関連の経緯でいえば、陸軍省副官発北支那方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒、陸支密第745号「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件」という文書が一つの争点になってくるでしょう。

日本軍の慰安所政策について
永井 和
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/works/guniansyo.htmlが参考になると思います。
本報告では、1996年末に新たに発掘された警察資料を用いて、この「従軍慰安婦論争」で、その解釈が争点のひとつとなった陸軍の一文書、すなわち陸軍省副官発北支那方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒、陸支密第745号「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件」(1938年3月4日付−以後副官通牒と略す)の意味を再検討する。

まず問題の文書全文を以下に引用する(引用にあたっては、原史料に忠実であることを心がけたが、漢字は通行の字体を用いた)。

支那事変地ニ於ケル慰安所設置ノ為内地ニ於テ之カ従業婦等ヲ募集スルニ当リ、故サラニ軍部諒解等ノ名儀ヲ利用シ為ニ軍ノ威信ヲ傷ツケ且ツ一般民ノ誤解ヲ招ク虞アルモノ或ハ従軍記者、慰問者等ヲ介シテ不統制ニ募集シ社会問題ヲ惹起スル虞アルモノ或ハ募集ニ任スル者ノ人選適切ヲ欠キ為ニ募集ノ方法、誘拐ニ類シ警察当局ニ検挙取調ヲ受クルモノアル等注意ヲ要スルモノ少ナカラサルニ就テハ将来是等ノ募集等ニ当リテハ派遣軍ニ於イテ統制シ之ニ任スル人物ノ選定ヲ周到適切ニシ其実地ニ当リテハ関係地方ノ憲兵及警察当局トノ連携ヲ密ニシ次テ軍ノ威信保持上並ニ社会問題上遺漏ナキ様配慮相成度依命通牒ス2)

この論文よりまとめれば、右翼らはこの通牒をもって、内地で誘拐まがいの行為をする業者がいるから取り締まり、軍の威信を保つ。強制連行をさせないように業者を軍が管理する軍のよい意味での「関与」であるという。
一方こういう見方に反論する良識派はにこの文書をもって「強制連行」の事実があったことを示す史料だとし、そのような悪質な「業者の背後に軍部があることを見抜いている。良識派は軍による募集業者の選定と募集・徴集活動の統制が行われていたことを重視し、それが守られなかった場合はその責任を論じる方向へ行くのに対し、右翼側は慰安所に軍の関与を認めるが、その関与とは悪質業者の「強制連行」「強制徴収」を不法行為を取り締まることだとし、一部の不法行為があったとしても個々の業者、軍の下部機関、一部の将兵が悪いのであり、政府や軍の責任は一切ないという。とにかく、日本軍や当時の大日本帝国の性善説を妄信しているのが右翼である。

U.陸軍慰安所の創設
前記史料5の和歌山県知事発内務省警保局長宛「時局利用婦女誘拐被疑事件ニ関スル件」(1938年2月7日付)なる文書中に、長崎県外事警察課長から和歌山県刑事課長宛の1938年1月20日付回答文書の写しが参考資料として添付されている。さらに、この長崎県からの回答文書中には、在上海日本総領事館警察署長(田島周平)より長崎県水上警察署長(角川茂)に宛てた依頼状(1937年12月21日付)の写しも収録されている。

この上海総領事館警察署の依頼状は、陸軍慰安所の設置に在上海の軍と領事館が深く関与したことを示す公文書にほかならない。以下に引用するのはその全文である。

 皇軍将兵慰安婦女渡来ニツキ便宜供与方依頼ノ件

 本件ニ関シ前線各地ニ於ケル皇軍ノ進展ニ伴ヒ之カ将兵ノ慰安方ニ付関係諸機関ニ於テ考究中処頃日来当館陸軍武官室憲兵隊合議ノ結果施設ノ一端トシテ前線各地ニ軍慰安所(事実上ノ貸座敷)ヲ左記要領ニ依リ設置スルコトトナレリ
        記
領事館
 (イ)営業願出者ニ対スル許否ノ決定
 (ロ)慰安婦女ノ身許及斯業ニ対スル一般契約手続
 (ハ)渡航上ニ関スル便宜供与
 (ニ)営業主並婦女ノ身元其他ニ関シ関係諸官署間ノ照会並回答
 (ホ)着滬ト同時ニ当地ニ滞在セシメサルヲ原則トシテ許否決定ノ上直チニ憲兵隊ニ引継クモトス
憲兵隊
 (イ)領事館ヨリ引継ヲ受ケタル営業主並婦女ノ就業地輸送手続
 (ロ)営業者並稼業婦女ニ対スル保護取締
武官室
 (イ)就業場所及家屋等ノ準備
 (ロ)一般保険並検黴ニ関スル件
 
右要領ニヨリ施設ヲ急キ居ル処既ニ稼業婦女(酌婦)募集ノ為本邦内地並ニ朝鮮方面ニ旅行中ノモノアリ今後モ同様要務ニテ旅行スルモノアル筈ナルカ之等ノモノニ対シテハ当館発給ノ身分証明書中ニ事由ヲ記入シ本人ニ携帯セシメ居ルニ付乗船其他ニ付便宜供与方御取計相成度尚着滬後直ニ就業地ニ赴ク関係上募集者抱主又ハ其ノ代理者等ニハ夫々斯業ニ必要ナル書類(左記雛形)ヲ交付シ予メ書類ノ完備方指示シ置キタルモ整備ヲ缺クモノ多カルヘキヲ予想サルルト共ニ着滬後煩雑ナル手続ヲ繰返スコトナキ様致度ニ付一応携帯書類御査閲ノ上御援助相煩度此段御依頼ス

(中略)

昭和十二年十二月二十一日

                在上海日本総領事館警察署13)
冒頭に、「之カ将兵ノ慰安方ニ付関係諸機関ニ於テ考究中ノ処頃日来当館陸軍武官室憲兵隊合議ノ結果施設ノ一端トシテ前線各地ニ軍慰安所(事実上ノ貸座敷)ヲ左記要領ニ依リ設置スルコトトナレリ」とあるように、この文書から、1937年の12月中旬に上海の総領事館(総領事は岡本季正)と陸軍武官室と憲兵隊の三者間で協議がおこなわれ、その結果、前線に陸軍慰安所を設置することが決定されたこと、さらにその運用に関して三者間に任務分担の協定が結ばれたことが判明する。

ここで言及されている陸軍武官室とは、正式には在中華民国大使館付陸軍武官とそのスタッフを意味する。その長は原田熊吉少将であり、1938年2月には中支特務部と改称された。軍事面での渉外事項や特殊な政治工作を担当する陸軍の出先機関であり、上海戦がはじまってからは、上海派遣軍や中支那方面軍の隷下にある陸軍特務機関として第三国の出先機関や軍部との交渉、親日派中国人に対する政治工作、さらに上海で活動する日本の政府機関や民間団体との交渉・調整窓口の役割をはたした。

軍慰安所の設置が軍の指示、命令によるものであったことは、今までの慰安所研究により明らかにされており、今では史実として広く受け入れられている。その意味では、定説の再確認にとどまるのだが、この在上海総領事館警察署の依頼状は、慰安所の設置を命じた軍の指令文書そのものではないとしても、政府機関と軍すなわち在上海陸軍武官室、総領事館、憲兵隊によって慰安所の設置とその運営法が決定されたことを直接的に示す公文書として他に先例がなく、その点で重要な意義を有する。


吉見および藤井忠俊の研究14)によれば、上海・南京方面での陸軍慰安所の設置に関する既存史料には次のようなものがある。(これ以外にも、慰安所を利用した兵士の日記・回想があるが略す)。

飯沼守上海派遣軍参謀長の日記15)
1937年12月11日の項「慰安施設の件方面軍より書類来り、実施を取計ふ」
1937年12月19日の項「迅速に女郎屋を設ける件に就き長中佐に依頼す」
上村利通上海派遣軍参謀副長の日記16)
1937年12月28日の項に「南京慰安所の開設に就て第二課案を審議す」
山崎正男第十軍参謀の日記17)
1937年12月18日の項に「先行せる寺田中佐は憲兵を指導して湖州に娯楽機関を設置す」
在上海総領事館警察の報告書18)
1937年12月末の職業統計に「陸軍慰安所」の項目。
常州駐屯の独立攻城重砲兵第2大隊長の状況報告19)
1938年1月20日付「慰安施設は兵站の経営するもの及び軍直部隊の経営するもの二カ所あり」
元陸軍軍医麻生徹男の手記によれば、1938年の2月には上海郊外の楊家宅に兵站司令部の管轄する軍経営の陸軍慰安所が開設されていた20)。
また、1938年1月に軍の命令を受け、奥地へ進出する女性(朝鮮人80名、日本人20名余り)の梅毒検査を上海で実施した21)。
今回さらに、

在上海総領事館警察署発長崎県水上警察署宛「皇軍将兵慰安婦女渡来ニツキ便宜供与方依頼ノ件」(1937年12月21日付)
が新たに加わったわけである。

これらを総合すれば、1937年の遅くとも12月中旬には華中の日本陸軍を統括する中支那方面軍司令部レベルで陸軍慰安所の設置が決定され、その指揮下にある各軍(上海派遣軍と第十軍)に慰安所開設の指示が出されたと考えて、まずまちがいない。


もう決着はついているだろう。確かに先の文書はもちろん建前としては悪質業者の不法行為を取り締まっているが、根本的な点は軍の慰安所の設置は軍の指示・命令であり、国家の政策であった。日本軍が上海を攻略し、南京へ進軍する中で、現地で掠奪・暴行、とりわけ強姦をやりまくったのである。それを防止するために軍隊は慰安所を設置するように公式に指示したのである。また、将兵への性病の拡大の防止というのもあった。
コメント欄ではこんなことを言うやつがいた。私が右翼ではないと信じてきた人であるが、
ロシア、韓国の軍隊は、慰安所を設置することすらできず、敵対国の民間人を強姦したことは、強姦によって生まれてきた多くの子供たちという完全なる証拠があります。

民間人が巻き込まれる戦争は、戦争の中でももっとも忌避しなければなりませんが、日本にも問題がありましたが、戦時中には多くの国が同じ問題を持っています。 日本のみを責めるのではなく、戦時下の一般常識として兵員の性欲・精神状態を考察してください。 また、慰安所を批難するのであれば代替案を提示してください。 慰安所を設けない軍隊は、強姦をするという歴史的事実に目をむけ、日本の姿勢を客観的に評価してください。

問題は慰安所を設置して、日本軍の強姦や暴行などの犯罪や軍規が回復したのかという問題である。
http://www.nextftp.com/tarari/daikanin.htmによれば、
◆第十六師団歩兵第三十三連隊第三大隊 井戸直次郎
(強姦は)そこら中でやっとった。つきものじゃ。そこら中で女担いどるのや、女を強姦しとるの見たで。婆さんも見境なしじゃ。強姦して殺すんじゃ。もう無茶苦茶じゃ。(略)
街の中でも女が隠れ取る所を良く知っとるわ。若いもんも、お婆あも、みんなやった。それからばれたらまずいから、殺すんじゃ。南京に入る前から、南京に入ったら女はやりたい放題、物は取りたい放題じゃ、と言われておった。「七十くらいのお婆あをやった。腰が軽うなった」と自慢しよる奴もおった。(略)慰安所作っても強姦は減らんわ。(『南京戦』pp275)

■南京■終始、暴力的な形の強姦が主流であった。性欲望を持続的に満たすために拉致・監禁をおこなって強姦の常習、性奴隷化を伴うことがあった。この帰結として慰安所が開設されたが、自発的売春行為者とは性格を異にし、日本軍による管理売春であり、組織的な強姦であった。その頃から中国人女性の間にも自発的売春行為に応じる女性が出現しているが、記事は少ない。また、慰安所ができても強姦は減らなかった。これは破壊的、嗜虐的性行為が癖になってしまったからである。

と言う風に、慰安所をつくっても強姦防止にはつながらなかったのである。(これに関しては例外があるかもしれない。ちなみにリー・クアンユーの回顧録によれば、シンガポールでは郊外で日本兵による強姦があったのみで、南京のような事態にはならなかった。この理由として日本軍の慰安所をあげている。)私にはむしろ、慰安所をつくったことによってむしろ強姦が拡大したとの見方ができる。慰安所があることでより日本兵は日常的に性欲が満たされる。ただ、作戦中など慰安所が利用できない場合、常に性行為に溺れていたことが多かったため、期間が空くと耐え切れず、現地民衆への強姦へ及んでしまうのである。
先のコメントで慰安所を設置しなかった軍隊は強姦に及んだというが納得はできない。韓国軍(おそらくベトナムでの)やソ連軍のみを持ち出している。慰安所を設けなかった軍隊は歴史的に強姦するという論理に賛同できない。日本兵が軍規の乱れ・崩壊、そして数々の残虐行為、強姦の多発は日本軍の根本的な体質から来るもの。もちろん、他国の軍隊でもそういった問題はなくはないが、特に中国大陸やフィリピンにおける日本軍の事例は他国の軍隊と比較するのが間違っている。
ソ連軍についてはhttp://www.nextftp.com/tarari/daikanin.htm
ソ連兵の強姦は4月25日から5月3日に集中していた。占領から数日後に強姦を禁止する明確な指令が出され、将校は兵に強姦を中止するよう命令した。ソ連警察は強姦の被害届けを出すよう布告をした。また、所管将校は強姦犯罪者多数を即刻射殺した。赤軍指導部は無規律な兵員を帰還させる措置を執った。
とあり、一週間の期間で明確な訓示によってぴたりと止んだ。慰安所を設置した結果ではない、命令を徹底したからだ。ちなみに日本軍の軍法では強姦罪は2年ほどの懲役にしかならなかった。ソ連軍は射殺という厳罰をもって、兵士の狂乱を止めさせた。もちろん、射殺せよとはいわないが、徹底した訓示や事前教育により問題はある程度防止できるはずなのだ。あと、ソ連軍の軍規が悪かったのは、ドイツ戦の熾烈な戦いのあと、兵力の補充に囚人兵を多用したことにある。ちなみに英国軍や米国軍(日本本土、沖縄を除く)はどうだろうか?たとえばビルマやマラヤ、シンガポール、フィリピンの日本軍からの奪還時に英軍および米軍の強姦が多発したということはない。それになによりも
http://www10.ocn.ne.jp/~war/rape.htmより
(ちなみに日本軍も、中国では盗賊さえも強姦はしないと認識していたかに思える見解を出していました。1932年7月、関東軍参謀部は次のように述べていたそうです。

「支那人は面子を重んじ、外見上婦人を大切にするが、強姦は総ての悪徳暴虐行為の中、其最悪なるものとして非常に重大なる社会問題として居る。(匪賊や盗賊も)虚言、瞞着、掠奪、強盗等は平気でやるが、強姦だけは滅多にやらぬ」(関東軍参謀部宣伝参考「漢民族の特質」―――吉見義明「従軍慰安婦」P-23より)

中国の盗賊でさえも強姦はしなかったのである。強姦ばかりして、その兵の強姦を抑えるための発想として慰安所設置することしか思いつかなかった日本軍は盗賊集団以下の組織であったのだろう。別に強姦対策として別に慰安所を設置しなくても、たとえば憲兵を増員するとか、厳格に強姦防止などに向けて兵士への教育を徹底するとか、兵の不用意な駐屯地からの外出を制限するとか、軍隊などの兵士の人権などの軍隊のシステムを改善し、風通しをよくしたりするなどさまざまな方法があるだろう。このような意見には到底賛同できない。後、コメント欄に数々の右翼のコメントを頂いたが、は強姦防止対策や性病対策等のため慰安所を設置したというが、集落のほとんどなかったガダルカナルなどの太平洋上の小島や玉砕の悲惨な戦場の前線にあり、一般の市民との関わりがない場所においても慰安婦がいたことの説明はなかった。一般的に将兵の強姦防止、性病病死であったのだが、士気の維持、そして日本兵全般にとって性奉仕の快楽が日常的に味わえることが辞められなくなって、大部分の部隊や地域に慰安所があったことの理由であろう。私自身、勉強不足などで、右翼側のいう倫理にすべて反論することはできないが、日本軍・大日本帝国性善説にしがみつく右翼どもにはやはり疑問を感じざる負えない。この従軍慰安婦の問題を含めて、これからのどんどんエントリーを書いていくつもりである。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:26 | Comment(15) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

とりあえず、今日の雑感

右翼サイトをとりあえず収集(よい子は見てはいけません)
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/15249530.htmlをようやく完成させました。改めて、反動サイトの多さに驚かされました。徐々に集めていたのですが、忙しい中で追いつきません。もちろん、その後どんどんとアップしていこうと思います。

それと、右翼の荒らしどもが来ています。パブロフの犬のごとく、同じマルチコピペで私のブログを荒らします。どうにかしてほしい。私はとりあえず、マルチコピペについては削除させてもらいます。また、削除しても書き込まれるから、専用の荒らしコメント欄を設けておきましたので、そこで好きなだけマルチコピペをしてください。

それと、ハン板からでしょうか

特にこういうAA(アスキーアート)

☆ チン  〃 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ヽ ___\(\・∀・)<2ちゃんねるでXXXXXXXXまだー
      \_/⊂ ⊂_)_ \____________
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
   |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|  |
   | ハソ板人      .|/

とことん、よそのブログにきてまで粘着するね。私も右翼に対しては粘着していたし、私の性格では右翼に対して憎しみを抱かずにはいられないからね。右翼という生物は人間としての最低限の心すらあるかどうか怪しいものだ。大日本帝国の侵略・戦争被害者・犠牲者の尊厳を傷つけるような非常な野蛮な獣と同じ地球上で生きていると考えると腹立たしい。

たとえば
インドネシアにおける日本軍強制売春(性奴隷)システムについて
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/15171919.htmlで紹介されたインドネシアの日本軍性奴隷被害者であるマルディエムさんについてどう思う?彼女は初潮前の13歳に日本軍によって騙されて性奴隷にされて、酷使されたあげく補償もなく捨てられた。戦後も悪夢にうなされ、周囲からも苦しみを理解されず、対日協力者のように見られ迫害されてきた。そのような彼女を前にしても右翼は平気で「慰安婦問題などなかった」とアジテーションを繰り返すことができる平気なやつら。それが右翼というもの。そのような右翼どもがこの世に存在すると思うだけで腹立たしい。とりあえず、私は右翼がすべて死に絶えて、日本社会の新生を果たすその日まで『右翼討伐人』をやめるつもりはないということだけは言っておく。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:58 | Comment(67) | TrackBack(3) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

右翼の荒らしどもに対する私の思うところ

私は忙しいから、コメント欄までなかなか管理する余裕はない。コメントについては申し訳ないが、返事もなしに放置されることも多々あるかもしれない。コメントの管理ができないことをいいことに右翼どもの荒らしが来られたらたまらないと思っている。私は右翼どもが最も嫌う日本人の1人だと思っている。ただ、右翼とは言え、少なくとも荒らしではなく比較的丁寧なコメントなら一切削除なく残していきたいと考えているし、コメントを返せるなら返せるように心がけるつもりだ。右翼どもももうちょっと良識をもってくれといいたいが、日帝被害者・犠牲者の苦しみが分からない人間の最低限の心すらもっているか怪しい糞右翼どもに通じるかどうかは分からないが(泣)
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:32 | Comment(26) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

なぜ私は『日帝悪』を追及し続けるのかについて

第一に純粋に日本の未来を考えてのことである。日本が明治維新当初から、自らの生存と発展のためには隣国を犠牲にして当然と考えていたこと。武力を背景に、朝鮮、中国に理不尽な要求を突き付け、ついには植民地化、侵略を重ね、ついにはアジア・太平洋戦争で広範囲の地域を占領・侵略し、多大な被害を与えるに至った。もちろん、アジア・太平洋地域の民衆だけではなく、末期に登場する特攻隊も、人間魚雷も、前途ある若者を、貴重な国家の民を、兵器扱いするまでに狂った獣のなせる業としか言いようのない墜ちるところまで墜ちた大日本帝国の姿があった。行き当たりばったりに日中戦争、そして太平洋戦争に進み、アジア・太平洋地域に多大な犠牲を与え、国民も破滅のどん底に追い込んで国家を亡国に追いやった大日本帝国の体質が現在の日本の政官業に今も残って受け継がれています。たとえば、薬害エイズ問題があります。薬害エイズの主要な被告企業であるミドリ十字が731部隊の出身者や関係者によって創設された企業というのは有名な話です。薬害エイズのほかにも、薬害ヤコブ、サリドマイド、スモン=キノホルム、クロロキン、ソリブジン、塩酸イリノテカンなど数限りない薬害が生み出されました。政官業の癒着、天下り、問題の先送りとその秘密性、密室性、何よりも何度薬害を起こしても反省・教訓化できないという体質が日本の政官業の各界に存在します。政治家や官僚、企業は国民の生命を無視してでも、利益や官益・役得、利潤の追求を第一として、産官学の癒着の体質と構造が残されてきた。たとえば、薬害のほかにもその体質は「バブル期の土地投機」にも現れていると思います。反対意見を抹殺する「村八文」のような体質がが色濃く残り、「臭いものに蓋」が今なおまかりと通るのがこの現代の日本である。大日本帝国の誤算、失敗、誤り、加害・侵略に至った歴史を反省してこなかった。嫌なことは見たくないから、そういった過去の大日本帝国の汚点、つまり日帝悪から目を背けてきたのである。侵略戦争を行い、無数の戦争犯罪を犯し、指導層の無策、無能、無責任、先見性・見識の欠如により多くの国民を犠牲にし国家を破滅に追いやることになった大日本帝国の体質、システム、官僚組織や指導者責任を日帝悪から目を背けることで免罪してきたのである。バブル期の不良債権、教育問題、年金(少子化対策の失敗)などの数多くの失敗を現代の日本社会にもたらした。BSE問題だってそう。国民の生命や健康を無視し、政治家・官僚・企業の権益を最優先し、それに米国従属国であるが故の米国の圧力も加わって、なし崩しに米国の牛肉の輸入が決まってしまった。明治維新以来の大日本帝国体制に端を発し、現在も続くその体質と人脈を断ち切るために、日帝悪を追及し、清算しなければならないと考えるし、結果的には日本の将来の国益につながる道だと考えます。

第二に戦後のアジアでの日本企業や日本人の行動や思想のあり方をもちろん、私自身を含めて正すためです。現地民衆の生活を無視した日本企業の公害輸出・森林破壊の問題があります。タイ、フィリピンなどの発展途上地域などでの日本人による売買春、特に児童売春の問題、人身売買などの問題があります。これらの行動はアジア民衆の反発を呼び起こしました。過去に大日本帝国は自らをアジアの指導民族と位置付ける教育を国民に行いました。当時の多くの日本人は他の文化の遅れたアジア民族を指導支配する事を当然と考えるようになったのは必然的でした。現人神(あらひとがみ)の天皇が統治する大和民族は世界最優秀民族だと考えるようにもなりました。ここには明らかにアジア人への蔑視が含まれ、南京大虐殺事件をはじめとして、戦争中のアジア人に対する虐殺、日常的なビンタ、暴行、罵倒は当然の成り行きだったのです。しかし、大日本帝国のアジア民衆に対する戦争加害や侵略を国民1人1人が反省することがなかったので、戦後の目覚しい復興を遂げて、日本企業や日本人が世界に進出した際、戦時下の日本軍のイメージとも合わさって、アジア民衆は反発しましたし、経済侵略だとして大東亜共栄圏という゛悪夢"をアジアの民衆の中に呼び起こしたのです。日帝悪を1人1人が見つめ、反省し、近隣諸国の被害者や犠牲者に対して心から謝る気持ちをもつことが日本人が真の国際人になる必須条件なのだと考えます。そういう気持ちを日本国民1人1人がもつことで戦後の日本企業や日本人の外国、特にアジア・アフリカなどの発展途上地域における有り方を批判し、外国に進出した日本企業のトップや現地法人の責任者も利益・利潤を最優先するのではなく、現地の民衆や社会を考えた経営・開発・投資・事業ができるようにおのずと考えるようになるでしょう。

第三としては大日本帝国犠牲者・被害者に対する戦後世代の反省という視点からです。とても深い意味があります。二度とこのような帝国主義や戦争の悲劇を引き起こさないこと、後の世代で同じような被害者を出さないようにすることを誓い、その過ちに至った過程を反省し、また、分析することで教訓を得て未来に生かすことです。これだけではありません。靖国神社公式参拝問題や、歴史教科書問題で、中国や韓国、さらには東南アジア各国から抗議の声が来ています。内政の問題で、とやかく言われる筋合いのものではないということを右翼や保守がよく言いますが、残虐非道な日本軍の行為が過去に行われており、中国や韓国、東南アジアの民衆のやり場のない憤りが、まだ治まっていないということを真に理解していないのです。分かるようになるためには大日本帝国の戦争加害被害者と同じ立場に立たなければならない。そうすることで人間的にも人の痛みや苦しみが分かる人間になれるからだ。同じような立場に立って同じ日本人の命までを無残に弄んだ大日本帝国に対する怒りを被害者と共有することで被害者の苦しみを癒し、被害者と和解し、初めて日本人は真のアジア人になれる。アジア地域の民衆同士が融和し、未来への関係の修復、そして平和社会、真の意味でのアジア共同体も夢ではない。過去の日帝悪に対し、現代の世代が反省するということは白人がインディアンやアボリジニーに先代のしたことを詫びたとするこれも同じこと。少数民族や異人種に対して、同じような迫害を起こさない、未来に向けて共存・共栄を図ってい人間になるという信念がこめられています。大日本帝国は「遅れてきた帝国主義」国家でしたが、国際戦略面においてのごう慢さ、国際法無視、無計画さにおいては他に類を見ないほどでした。西欧列強の植民地化の問題はインカやアステカ以来300年以上の歴史をもっています。日本は半世紀あるかないかですが、しかし、特に日中戦争からアジア太平洋戦争の8年間の本格的戦争期において、中国およびアジア・太平洋地域に与えた戦争加害は古代史から平成の現代のいかなる侵略・戦争・戦火と比べてもはその残虐非道・悪辣無道ぶり、広範囲にわたる性暴力のすさまじさ、アジア・太平洋各地域の人々、とりわけ女性が受けた屈辱と苦しみにおいて、人類史上前代未聞の惨禍でありました。日本人1人1人はそのことを認識しないといけません。そういう過去をもつ日本人の道義的な使命というのは過去の加害を反省し、世界を平和に導くために、先頭に立たなければならない義務があります。そうしないと、人類史上最も残虐な日本軍によって犠牲になった厖大な人々の魂は浮かばれないでしょう。また、加害を受けた国々の人々から真の許しは得られないと思います。歴史教科書は加害事実をありのままに子供達に教え、日帝犠牲者や被害者の痛みを心より理解させ、反省を踏まえた上で、かって大日本帝国に加害を受けた中国や韓国、アジア・太平洋地域の人達と、どのように付き合っていくべきかを考えることを真に怠ってはならない。まだ反省すべき人が反省していない。謝罪しなければならない人が、心から謝っていない。これがないから、いつまでも日本は「謝罪しろ!反省しろ!」と言われ続けねばならないだろう。私はいつまでも「日帝悪」を追及し続けなければならない。右翼勢力が駆逐され、大日本帝国の侵略・戦争加害責任の清算が終わるまで私は『右翼討伐人』であり続けます。真の「過去を克服」がなされ、近い将来に良識的な日本国に生まれ変わり、このブログ『右翼討伐委員会』の使命が果たされることを願っています。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:41 | Comment(27) | TrackBack(0) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

ネット右翼について考えること

ネット右翼は日帝の戦争責任や侵略を今をもって、追及し、政府レベルで目立って動くのは中国や韓国、北朝鮮だけの3ヶ国だと思っている。確かに間違いではないかもしれない。でも民間レベルに目を移してみると、大日本帝国の侵略や戦争加害を受けたほとんどの国および地域に及んでいるのである。ネット右翼は民間レベルだというとサヨクとかプロ市民が勝手に焚きつけているだけだと主張するだろうが、そうではない。大日本帝国がアジアに対してやったことは、つまり半世紀以上たった今をもっても被害者が苦痛を訴え出ると言う現状、加えて現在の日本政府をも今もって憎むと言うほど、凄惨なことをやってのけたのだ。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/5383/kotosisyougen2.htmにみるように、たとえばマレーシアでは華人や華僑だけではなく、"マレー系"の被害者も日本の戦争責任の追及に向けて立ち上がったのだ。、"マレー系"からも泰緬鉄道強制労務被害者が名乗り出た。華人とマレー系と民族対立の枠を超えて、共同戦線を貼ろうとしている動きがでているのだ。国内の民族間や宗派対立の和解そしてアジアの民主化が今後とも進めば進むほど、大日本帝国の悲惨な占領圧政を追及する動きが今後とも大きくなってでていくのだ。戦争責任の所在の明言を避け続け、不十分な謝罪と補償で済ませようとする日本政府や歴史美化勢力である日本右翼勢力に対する包囲網は広がり続けるのだ。

日本政府と右翼勢力が目を覚ます時期がいつになったら来るのだろうか。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:42 | Comment(6) | TrackBack(7) | 日々の雑感ならびに考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。