ブログを書けない間にあったのは東北沖で起こったM9クラスの地震と津波、そして福島第一原発の爆発事故です。チェルノブイリクラスと言われてます。新聞やテレビやインターネットなどで見ましたが、それらから感じとれるのは、今の日本政府や東電や原子力業界、マスコミなどが大日本帝国の悪の残滓を引き継いでおり、ファシスト振りを見せ付けてくれました。
地震そのものと津波は天災ですが、福島原発の事故そのものは明白な人災です。震災直後には、やたらと"日本は大丈夫だ"とか"頑張ろう日本"のような愛国心を扇動するテレビ広告が流されていましたが、こういったことからもファシストぶりは明らかです。
福島の原発の場合は、過去にも津波の危険性を指摘されていたが無視し、原発は"事故が起きない100%安全"ですと嘘八百のキャンペーンをやって、こうやって事故が起きれば、"想定外の津波のせい""直ちに健康に影響はない"の決まり文句。過去の大日本帝国ファシスト体制と同じ体質のままだ。福島第一原発の場合は津波の危険性以外にも、過去に不祥事や事故を起こしていて、そのたびに隠しとおしたり誤魔化してきた。ここまでの事故になると誤魔化しきれず、マスメディアや御用学者を使って想定外だの、直ちに健康がないなどひたすら矮小化に勤める始末。挙句の果てには、東電が許容限度の数百倍を含む放射性廃棄物を含む汚染水を海へ放流。韓国や中国、ロシア、そして、インドネシアやマレーシアといったアジア・太平洋地域に、無分別にも海洋汚染という形で"禍害"を 撒き散らしてしまった。初動が遅れ、ハワイにまで、海を越え、プロトニウムやウランまで撒き散らすします。そういうことを容認し、黙認し、黙る日本政府に、マスコミ。不道徳極まりなく、これを盗人猛々しいといわずなんというだろうか。過去にもいくつも原発関連の事故が起き、そのたびに誤魔化し、津波や地震の危険性の指摘を無視して、原子力発電所の建設に邁進して来たこういう日本政府・経済産業省、自民党、原子力保安院、原子力業界といった悪のシンジゲートの責任を曖昧にしてはいけません。いろいろ書きたいですが、結論を言いましょう。福島第一原発の事故は予想されてきたことです。福島第一原発事故もすべては大日本帝国の過去の歴史の清算から逃げてきた結果です。過去の植民地支配および侵略の歴史に向き合ってこなかった結果です。原子力行政を含む、今までの行政の膿を出すためには過去の歴史の清算から逃げてはならないと思います。
何度もいうように、すべては過去の侵略歴史、大日本帝国の歴史の清算に取り組むことから始まります。過去の侵略及び戦争加害の歴史に正面から向き合い、被害者や犠牲者の痛みに思いを馳せること。そして、幾多もの名誉と尊厳を踏みにじられ、身体および心に傷を負った被害者や犠牲者の苦痛や叫びに耳を傾けこと。一般国民はもちろん、政治家や政府の役人1人1人がこういう取り組みを行い、正常な人間的感覚を取り戻すことです。福島県を人の住めない土地に変え、丹精こめて愛情をもって培った畑・農作物、牛や鶏といった畜産物を捨てなければいけない人々の痛み、東京電力の原発事故がもたらす放射能が生み出す痛みをより人間的な感性で理解できるに違いありません。こういうことを日本政府や産業界の上位の人々が理解し、学習しないといけないのです。大日本帝国の過去の歴史の清算が行われていたなら、こういう人々の生活を破壊し、狭い日本から住める土地も奪う放射能を出す原子力を推進しようと思う人物はいないし、福島第一原発の事故のような人災による厄災はなかったと確信できます。
こういう原発震災が起こったからこそ、改めて過去の大日本帝国・日本軍の加害歴史の清算をして、前進することを私は求めたいです。