*このエントリは、ブログペットの「右翼討伐犬」が書きました。
2010年03月25日
2010年03月23日
タケノコ診療所ブログでのDien氏の私の返答に対する投稿
◎私の投稿(タケノコ医者氏に対する返答)
タケノコ医者さま、詳細な返答をありがとうございました。◎私の投稿に対するDien氏の投稿
しかし、いくつかの疑問があります。
インドネシアでは日本の過去を非難するような論調がないというのは嘘だと思います。日本人社会に篭って自身が知ろうと努力してないだけなのではと思います。
インドネシアの歴史教科書の日本軍占領時代の項目
http://www.geocities.jp/indo_ka/buku_pelajaran/bahasa_jepang2.htmlがあるのですが、そこではオランダよりはるかに酷い日本軍の非人道的支配について触れられています。日本軍性暴力被害者(マルディエムさんなど)をご存知でしょうか?
ともあれ、詳しい返答には改めて御礼を言います。今後、もし日常の生活や医療の業務の中でインドネシアの日本軍占領時代を知る高齢者の方々に万が一でも接
する機会があれば詳細な話を聞いてください。
最後にカノサバ症候群というセックス依存症を取り上げられてますが、その最たるものが日本軍の兵士たちだと思います。南京事件や日本軍兵士の性暴力や従軍慰安婦制度にみられるものです。戦争という狂気以上に、大日本帝国・日本軍では青少年らを人々の生命を奪うことをためらうという良心を捨てさえ、国家や組織の命令に絶対服従する狂気の野獣戦士に育て上げたのです。そういう歴史を知って頂きたいと思います。
初めて投稿します。Dien氏は
アクアリウス氏が紹介しているインドネシア歴史教科書の日本語訳ページを作成したものです。タケノコ先生のBlogで小生のページが(コメント欄とはいえ)紹介されており、仰天しているしだいです。まったく場違いですよね。
さて、小生がインドネシアに滞在していたのは、90年代前半。早いものでもう20年近く前のことになりつつあります。業務での滞在でしたし、インドネシア人たちとの付き合いも皮相的なレベルにとどまっていたせいかもしれませんが、旧日本軍についての批判めいた言葉を彼らから聞くことはまったくありませんでしたね。
アクアリウスさん、あなたは他人を説得したのですか?論破したいのですか?単に騒ぎ立てたいだけなのですか? あなたの要求『もし日常の生活や医療の業務の中でインドネシアの日本軍占領時代を知る高齢者の方々に万が一でも接する機会があれば詳細な話を聞いてください。』というのには驚いてしまいます。××討伐が主な目的のようですので、そのためには問答無用なのかもしれませんけど。
私の好きなインドネシア
http://www.geocities.jp/indo_ka/というサイトの管理者であり、私の投稿で紹介した通り、
インドネシアの歴史教科書「日本軍占領時代」
http://www.geocities.jp/indo_ka/buku_pelajaran/index.htmlの日本語訳を行っている方です。過去の右翼との闘争において、参考したり、引用させていただいたので覚えています。しかし、この投稿でみるDien氏の人物像をみるに、凄く失望しました。また、腹立たしいという気持ちも抱いています。あえて、そのことをタケノコ診療所のブログには書きませんでしたが、私のブログでさんざん書きたいと思います。
私の行動に対して、他人を説得したいのか?論破したいのか?単に騒ぎたいだけなのか?と半ば怒り気味に疑問を呈しているようですが、私からすれば筋違いであり、彼もまた大日本帝国の悪に染まっているように思えます。
インドネシアの日本軍占領時代について細かく書かれたページ
http://www.geocities.jp/indo_ka/buku_pelajaran/bahasa_jepang2.htmlがあるのですが、例えば日本軍占領時代において、ずさんな農業政策に加え、労務者といった強制労働に若者を動員し、さらに農業労働力が減少することにより、農業生産力が下落したこと。さらに過酷に農産物を日本軍が取り立てたことが、大規模な飢餓を招いたりしたことが書かれている。
そういうのを訳した著者ならば今度はインドネシアの国中を歩き回って生き証人(老人)を探して、その教科書に書かれてある事実を実際の日本軍占領時代の体験者の口から確かめずにはいられないはずだ。なのにも関わらず、私が『もし日常の生活や医療の業務の中でインドネシアの日本軍占領時代を知る高齢者の方々に万が一でも接する機会があれば詳細な話を聞いてください。』とタケノコ医者氏に、お願い(要求ではない)をしたことに対して、驚く、言うなれば反感をもつというDien氏あなた個人の感覚および人間性に著しい疑問を抱くとともに、大変失望しました。ホームページのほうにも書きたいのですが、管理をされたないようなので、無駄でしょう。私がここにあなたについて書いても気づかれないでしょうね。
とにかく、インドネシアの歴史教科書の日本軍占領時代の項目を訳し、右翼どもに対する論破に役立ってきたHPですが、その著者である管理人Dien氏には著しい幻滅を抱いた次第です。そういうことも含めて報告します。
インドネシア人からは日本軍の加害事実や非難については全く聞かなかったとのことですが、あなた自身が積極的にアプローチしなかっただけでしょう。インドネシアの歴史教科書の日本軍占領時代の項目を訳して、その占領時代について実際のインドネシア人の口から体験を聞き、その日本軍占領時代を生きたインドネシア人の痛み、苦しみに思いを致したり、与えた被害をインドネシア人に対して謝罪しようというような気持ちを抱かなかったのでしょうか?そうであれば、とんだボ○クラ以外の何ものでもないですよ、Dien氏?インドネシアの歴史教科書を訳すことで直に加害歴史を認識する機会があったのにも関わらず、インドネシアの地で何をしてきたのですか?
私がDien氏に言いたいことは以上です。私の失望は想像以上に深かったです。ボロクソに言いますが、私のDien氏に対する本音です。私自身のブログのこの記事をもってDien氏に言わせて頂きます。
万が一Dien氏の反論があったときのために、尚この記事についてはコメント承認制を取りたいと思います。
2010年03月22日
タケノコ診療所ブログへの投稿とタケノコ医者さまとのやりとりの報告
http://indonesia.takenokoshinryojo.com/へも投稿を行いました。インドネシアのバリ島において医療を行って行っている方で、インドネシアの老人(日本軍の占領時代経験者、生き証人)にもお会いしたことがあり、そのいう話をしっている可能性が高いと判断し、投稿を行いました。
ブログ主であられるタケノコ医者氏とのやりとりを紹介します。結論としては日本軍占領時代の情報および加害情報については得られませんでしたが。かなり長い返答を頂いたので報告致します。
◎私の投稿
はじめまして。◎タケノコ医者氏の返答
過去の日本の歴史について関心があるものです。現地で医療に携わっていれば、インドネシアの高齢者と接した経験があると思います。
日本軍占領時代を生きたインドネシアの高齢者(生き証人)の方から日本軍や占領時代について直接お話を伺ったことはございますか?
教科書や書籍、資料には載ることはない、一人ひとりの方のドラマについて一番関心を抱いています。お話を伺ったことがあれば、詳しく教えていだたけないでしょうか?
日本人は インドネシア独立のために働いた尊敬すべき侍の国だ・・というのが 普通です。日本にひどい目にあった・・などという話は 一回として聞いたことがなく 日本人として誇りに思っています。
平均寿命が短いインドネシアでは 戦争を知っているような老人はほとんどいないので 会ったことはないのですが 祖父や父親が 日本人と共に独立戦争を戦ったという話は聞いたことがあります。父は 日本人を尊敬して 自分にも日本式の名前をつけたというタクシーの運転手に会ったこともあります。
過去をどのようにひっくりかえして意味つけるのも自由ですが 日本人は 戦前も戦後も そして現在も インドネシア人の友であり続けています。
中国や韓国の人々の中には 過去の日本の間違い(?)を必要以上に強調する人々もいますが インドネシアでは そのうような論調はなく 住めば住むほど 愛すべき国 日本の本当の友好国になれる国だと感じます。
トヨタも ホンダもパナソニック そのほか多くの日系企業が インドネシア人のスタッフを何万人も雇用し 日本とインドネシアの経済を支えるべく努力しているのを眼にするにつけ 日本とインドネシアの未来を信じたい・・という気になります。
過去のこと それも日本の帝国主義だの侵略だのという言葉を 一回でもインドネシア人から聴いたことはなく 反対に「カイゼン」をトヨタで学んだ・・と誇らしげに言うインドネシア人には 何人も会いました。
あなたの期待とはまったく反対の国がインドネシアのように思えます。ご自分で 確かめられんことを望みます。インドネシア語を勉強されて来ていただきたいです。合掌。
インドネシアでは独立のために働き、日本が尊敬すべき侍の国だの、そして侵略を非難する声は存在しないなどという返答に頭にカチンときました。実際には日本軍の侵略を非難し、オランダ以上に残酷であり、また慰安婦被害等の補償を求める声は実在しているのです。
で、◎次の私の返答です
タケノコ医者さま、詳細な返答をありがとうございました。できるだけ、穏便にとどめることを心がけていましたが、先のタケノコ医者氏の返答に頭がカチンときて、ほぼ脊髄反射的に右翼を攻撃する論調になってしまいました。タケノコ医者氏とのやりとりについてこの後もいろいろ行ったのですが、それについては省略したいと思います。
しかし、いくつかの疑問があります。
インドネシアでは日本の過去を非難するような論調がないというのは嘘だと思います。日本人社会に篭って自身が知ろうと努力してないだけなのではと思います。
インドネシアの歴史教科書の日本軍占領時代の項目
http://www.geocities.jp/indo_ka/buku_pelajaran/bahasa_jepang2.htmlがあるのですが、そこではオランダよりはるかに酷い日本軍の非人道的支配について触れられています。日本軍性暴力被害者(マルディエムさんなど)をご存知でしょうか?
ともあれ、詳しい返答には改めて御礼を言います。今後、もし日常の生活や医療の業務の中でインドネシアの日本軍占領時代を知る高齢者の方々に万が一でも接する機会があれば詳細な話を聞いてください。
最後にカノサバ症候群というセックス依存症を取り上げられてますが、その最たるものが日本軍の兵士たちだと思います。南京事件や日本軍兵士の性暴力や従軍慰安婦制度にみられるものです。戦争という狂気以上に、大日本帝国・日本軍では青少年らを人々の生命を奪うことをためらうという良心を捨てさえ、国家や組織の命令に絶対服従する狂気の野獣戦士に育て上げたのです。そういう歴史を知って頂きたいと思います。
タケノコ医者氏からは有力な情報は得られませんでした。タケノコ医者氏の言い分には腹が立ったのも事実ですが、インドネシアでは日本軍の一部の兵士たちが独立戦争を戦い、英雄視する人、また、タケノコ医者氏が日本人を尊敬し、子どもに日本名をつけるようなインドネシア人の父親にあったというのも事実なのでしょう。しかし、インドネシアでは日本軍の占領時代が悲惨を極め、農業も停滞し多くの餓死者がでたこと、強制労働をインドネシアの民衆に課して苦しめたこと、女性を性的に搾取し多数の性暴力被害者を出し貞操を奪い、生涯苦痛を強いられた女性が存在するという事実存在することも認めなければなりません。
そのタケノコ医者氏とのやりとりで、Dienという方からの返答も得られました。次のエントリーで報告します。
ママハナのロンボク日記のママハナさんとのやりとり
http://mamahana.blog.so-net.ne.jp/ にも情報を求めて投稿を行いました。ママハナさんのブログは有名ブログで、常に人気の上位をキープするほどの有名なブログだそうです。一応情報が得られましたので報告したいと思います。
◎私の投稿
はじめまして。アクアリウスと言います。◎ママハナさんの返答
こういう子供たちの遊ぶ風景は懐かしいですね。日本ではあまり見ないですね。
ところでですが、私はインドネシアにおける日本軍の占領時代について関心を抱いております。とはいっても、書籍や資料によるものではなく、生の体験者からの話を知りたいと思っております。生の体験者からの聞いた体験談やお話があれば、詳しく教えて頂けないでしょうか?ブログの記事にしてもらっても構いません。あれば、お待ちしております。
■アクアリウスさんとのことです。
こんにちは 訪問ありがとうございます。
インドネシアの子供は自分の子供時代を思い出します。
ただし私の時代でも道のど真ん中で素っ裸になる子はさすがにいなかったけど(苦笑)
ところで戦争時代の話ですが う〜ん主人の父の兄がまだ存命でマラン(ジャワ)に住んでいますが戦争中に通訳をしてたらしく お会いした際は私(わたし)という言葉を「わたくし」なんて言ってまして昔の人はきれいな日本語を使ってたんだな〜とそれくらいの印象しかなかったです。(最近あっていません)
2年前に亡くなった親戚のおばあさん(インドネシア人)も当時小学生とかで 日本の戦時中の歌を覚えていて私の母がこちらに来た際一緒に歌っていました。
あまりひどい話は聞いていませんし 彼らは日本人の私に対しても好意的でした。
残念ながら、加害情報につながるものは得られませんでした。日本軍に対して酷い話を聞いてないのに、聞いたと捏造すれば、それは歴史修正主義なので、このまま紹介したいと思います。
最後に一応ママハナさんから応援のメッセージを頂きました。
■アクアリウスさんママハナさん丁寧な返答を頂きありがとうございました。
日本のような長生きの方 今のところあまりおられないし戦争知ってる人も少なくなってるので情報集めるのも大変ですね^^;
がんばってください。
後でママハナさんのブログを"日本軍"というキーワードで検索して調べてみましたが、ママハナさんの接した日本軍占領時代の生き証人は日本軍に対してそれほど悪い感情を抱いていないというのは本当のようです。ほんとうの心の奥底ではどうかは分かりませんが。
にほんご
http://mamahana.blog.so-net.ne.jp/2006-05-28
場所は変わってインドネシア、ここも終戦前3年くらい 一時日本が占領してた時代がありました。マランの叔父さん
やっぱり日本はその間 現地の人々に日本語を強制していたようで私のオットの親戚の現在70歳半ばくらいの人の何人かは日本語ができたりします。
オットの叔父さんは 日本語で話をするとき 「私」というのを「ワタクシ」と表現するあたり当時の日本人は上品な言葉を使っていたんだろうなぁと思うのでありました。私の両親が初めてロンボクに来た6年前 こちらの家族との夕食のときに母と同じ年のおばさんが戦争時代に習った日本の歌を 母と2人で歌ったのを嬉しいような なんだか変な気分で聞いていたのを覚えています。
ただ 両者(韓国とインドネシア)の日本人への感情は同じように日本語を強制されていても なんだか全然違うんですよね。
インドネシア人は 日本人に対して 憎しみ、ライバル意識の感情はありません(たぶん。。。)
歌を歌ったおばさんも 戦時中の楽しい思い出の歌、というカンジでくったくなく まるでその歌を習った時の少女のような顔だったのが印象的でした。
http://mamahana.blog.so-net.ne.jp/2006-12-15
叔父は 第二次世界大戦中 終盤にインドネシアが3年ほど日本の占領下にあったころに日本語の教師をしていたらしく片言ではありますが日本語ができます。とのことです。日本軍の加害情報を伝えるどころか、逆に右翼の歴史美化を宣伝しているような気分に陥ってきました。ママハナさんの言うことですから事実なのでしょう。捻じ曲げてまで、日本軍の加害や蛮行の事実があって、ママハナさんの接したインドネシアのご年配の方々は恨んでいる、また少なくともロンボク島においては日本軍の残虐行為や酷い被害があったなんていうことを現段階において主張することはできません。これはまた、別の歴史修正主義に走ることなりますから、そういうことは断じて慎まないといけません。もしかしたら、ロンボク島では例外的に駐屯した日本軍部隊が他の地域よりもマシだったのかもしれません。さらに、情報を集めて、結論を出す必要があるようです。
(略)
他にも 戦時中 小学生だったという叔母さんも 日本語の歌を覚えていて私の母がロンボクに来た時に 一緒に歌っていたりしました。
現在70代中盤以降の人は こんな風に日本語知ってる率が高いようです。中国や韓国と違って インドネシアでの年配の人の当時の日本のイメージって戦争中のドサクサで 長いオランダ支配から 独立するキッカケを作ってくれた国という良い印象があるような気がします。
だって叔父は私を見ると 本当に懐かしそうに日本語を喋りますから。
インドネシア 発日本行き興行ビザやサムスルの写真日記への投稿に対する返答の報告
一応日本軍占領時代を経験した生き証人から話を聞いたことがあるという返答が得られた方についてここに報告します。
まずお二方の分
@インドネシア 発日本行き興行ビザ
http://jakarta-promo.at.webry.info/に対して投稿を行いました。それなりの返答をいただきましたのでやりとりを報告します。
◎私の投稿
はじめまして、アクアリウスと言います。私は過去の歴史に対して関心をもっています。とはいっても、特に興味があるのは、資料や書物に書かれた歴史ではなく、生の人間から語られる歴史についてです。インドネシアは過去、日本軍によって占領されていましたが、インドネシアの日本軍占領時代を経験したことのある高齢者(生き証人)の方から実際に日本軍やその占領時代についてのお話を聞いたことはございますか?あるなら詳しく教えて頂けませんでしょうか?◎相手側の返答
はじめまして。アクアりウスさん。。ということで、日本軍占領時代について実際に体験した方から伺った話を記事にしてくださるようです。私も気長に待ちたいと思います。インドネシア 発日本行き興行ビザの管理人さんには丁寧な返答を頂き感謝いたします。
私もジャワの歴史には事の他興味があり、現地で写真や新聞、貨幣、統治の関連資料などを集めたり、当時を生きたインドネシア人や華僑人のお話をインタビューさせていただく機会もありました。
生き証人である人々とは、それほど多くはないですが、日本統治時代の話を伺ッたこともあります。特に、私は、ぺタ(日本軍が兵員の不足を補う為にインドネシア人を教育した義勇軍で、現在のインドネシア国軍の前身となる)で教育を受け、日本軍との戦争終結後にオランダとのインドネシア独立戦争を戦ッた人との話などもあります。かなり高齢の方でしたが、背筋ものび他のインドネシアの高齢者とくらべると背丈も高く、言葉もはッきりとして印象的にはピシッとしている方でした。
後日、おりを見てそのような、直接伺ッた話として、戦時から戦中、そして戦後の、インドネシアの激動の時代のお話しなど記事にしようかと思います。。
A続いては
サムスルの写真日記
http://samsulspho.exblog.jp/に対して投稿を行いました。こちらについても返答が得られましたのでやりとりを紹介したいと思います。
◎私の投稿
サムスルさま、はじめまして。インドネシアに長い間在住していたということですが、インドネシアの地において日本軍の占領時代の生き証人(老人)の方から直接お話を聞いたことはありますか?◎サムスル氏の返答
アクアリウスさん、福祉友の会の元日本兵の方や、インドネシアの老人からも話しを聞きました。◎私の再度の質問(投稿)、具体的に日本軍の加害情報について聞き出そうとしました
サムスルさま、ありがとうございます。◎サムスル氏の返答
特にインドネシアの老人からお話を聞いたということですが、具体的にどういった内容でしたか?日本軍への恨み辛みが一番多かったのでしょうか?
インドネシアの人は、あまり悪口は言わないので、そういう話は中々聞けませんでした。との返答で有力な日本軍の加害情報は得られませんでした。心の奥底にはあるそうですが、心の奥底までインドネシアのご老人の声を引き出すということはされなかったようです。サムスル氏は完全に帰国されたようですので、これでやりとりのほうは終了です。さほどの成果は得られませんでしたが、日本軍占領時代を経験さえた生の証人とお会いし、実際にお話を聞かれた方ということで紹介しました。ともあれ、サムスル氏には一応の返答を頂き感謝致します。以上です。報告はさらに続きます。
ただ、心の奥にはあるのでしょうね。
このカテゴリーについて
それが大日本帝国・日本軍による加害の情報であれば、
各国民衆の大日本帝国侵略・戦争被害情報コーナー
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/category/1157220-1.html
に報告しますが、そうでない場合とりあえずこのカテゴリーに報告致します。
活動報告ですが、その私の書き込み活動において特に報告すべき成果が得られなかった場合は報告はなしです。
大日本帝国・日本軍が朝鮮人や台湾人ら、植民地(かつての支配地域の人々)を"日本人"として利用し、戦後"日本人"ではなかったとして切り捨てた問題について・・林博史著、BC級戦犯裁判、岩波新書より
ところで、裁かれた戦争犯罪 イギリスの対日戦犯裁判 林博史著は私の心のバイブルだったみたいなものですが、ずっと前に親戚の子に貸していたのですが、、親戚の子がなくしたらしく困っています。暇ができたら、シンガポールやマレー半島の華人虐殺事案について書きたかったのですが。
一応、もうひとつの岩波新書からでた林博史著のBC級戦犯裁判をもっています。こちらはイギリスだけではなく、連合各国の戦犯裁判の各部に加えて、林博史独自の男性と女性のジェンダーの観点などいくつもの側面からの視点も加えて、コンパクトにまとめてあります。書評などを書きたいのですが、私にはそうする時間が取れません。
今は朝鮮学校に高校実質無償化問題や在日コリアンの方々が中心となる外国人参政権の問題といった民族問題で日本社会は揺れています。そもそもこれ自体が争点になることがおかしく、当然のこととして、実行されていなければおかしいことです。そもそもこういった問題に異論がでること、異論の存在、在日外国人参政権に反対とかいう意見を言うもの存在そのものが日本社会において認めてはならないのだ。ドイツのように民衆扇動罪で逮捕されることはもちろん、そうでなくても社会的に、政治的にそういう右翼勢力は抹殺し、ネットを含む表層には、些かたりとも出てこられないような良識的な社会にはなっていなければならないのだが、現状はそうではない。
過去の加害の歴史を日本人1人1人が認識していないこと、それを突き詰めれば戦後、日本政府や日本社会が過去の国の加害の被害者や犠牲者に対して真の意味での十分な謝罪や賠償を行っておらず、向き合ってこなかった、戦争責任、侵略加害責任や戦後責任に向き合ってこなかったことにつきる。
それらを何度言っても仕方がないことだが、こういう様々な意味での民族問題や外国人問題が民主党政権下において今この時期において特に顕在化してきています。在日コリアン・外国人、彼らが負う心および歴史的な痛みを理解する一助となれば思い、朝鮮人や台湾人ら、植民地(かつての支配地域の人々)を"日本人"として利用し、戦後"日本人"ではなかったとして切り捨てた問題について林博史著、BC級戦犯裁判、岩波新書からまとめたいと思います。
戦争犯罪の定義云々については私が裁かれた戦争犯罪 イギリスの対日戦犯裁判 林博史著をもとに書いた下記の記事においてまとめられているのでご参照ください。
裁かれた戦争犯罪 イギリスの対日戦犯裁判 林博史著 岩波書店part1
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/16966486.html
裁かれた戦争犯罪 イギリスの対日戦犯裁判 林博史著 岩波書店part2
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/17242931.html
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/17518766.html
裁かれた戦争犯罪 イギリスの対日戦犯裁判 林博史著 岩波書店part4―総括とまとめhttp://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/17825025.html
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米国、ウォルマート店内の「黒人は出て行け」放送、16歳少年を逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100321-00000011-cnn-int
(CNN) 米ニュージャージー州の警察は20日、小売り大手ウォルマート店内で「黒人は全員店を出て行け」と放送したとして、16歳少年を脅迫容疑などで逮捕したと発表した。米国はこういうところは民主的で良識的ですね。インターネットで「朝鮮人は祖国へ帰れ」と叫ぶネット右翼やブログ右翼の類、公道で「外国人や朝鮮人は日本から出て行け」とヘイトクライム思想丸出しで叫び脅迫する在特会のような右翼連中を脅迫容疑で逮捕できないもんですかね。ドイツのように"民衆扇動罪"のような差別言論・思想を取り締まる法律がなくても、現行法を厳格に適用すれば右翼連中を取り締まることができるのにやらない日本は人権・人道最低国です。
事件は14日午後5時ごろ、同州ターナーズビルのウォールマートで発生。男の声で「黒人は全員店を出て行け」と店内放送が流れため、店長が警察に通報ししていた。アトランティック郡在住の少年が逮捕されたのは19日。
ウォルマートによると、店舗内の放送は店内にある電話のどこからでも利用が可能だった。
ウォルマートには苦情も寄せられ、本社側も捜査に全面協力していると説明。事件が起きた店舗では店内放送に使える電話を制限することに決めた。また、全米に展開する約4000店でも、再発防止に向けた対策を検討する。
2010年03月21日
日韓請求権協定と個人請求権は無関係であり、日本政府は韓国の戦争被害者の請求に応じる義務があるというニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100315-00000033-scn-kr
日本統治時代の財産と請求権について、日韓間で定められた「日韓請求権協定」。今月8日には、第二次大戦中に強制労働させられたとして韓国人の元女子挺身(ていしん)隊員らが、雇用先の機械メーカー「不二越」に謝罪と未払い賃金の支払いなどを求めた訴訟で、名古屋高裁は同協定を理由に、控訴を棄却した。韓国政府が日本政府に従軍慰安婦問題の責任を継続追及へ
判決では「日韓請求権協定ですべての財産の請求権は消滅したため、日本と日本国民は、韓国民の請求に応じる法的義務はない」と示された。
この問題に関して、聯合ニュースは独自に入手した日本外務省の内部文書3件を確認し、日本は協定の締結後も、個人の請求権は有効との判断を下していた事実がこれにより明らかとなったと報じ、韓国内で話題になっている。
複数の韓国のメディアは、日本は慰安婦問題で、徴用被害者の賠償請求権を隠してきたとし、韓国と日本の協定と個人請求権は無関係だとする日本外務省の文書が発見されたと報道している。
ニュース専門チャンネルによると、被害を受けた韓国人の多くが高齢であり、現在では約80人が生きているという。韓国政府は一日も早く日本政府の未公開文書を確認し、対応策を用意することが望まれると伝えた。(編集担当:李信恵・山口幸治)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100317-00000002-scn-kr
15日、韓国の外交通商部は定例会見で、従軍慰安婦とサハリン在留韓国人、そして原爆被害者問題について個人請求権が有効であることを再確認し、韓国政府は引き続き日本政府に対して過去の従軍慰安婦問題の法的責任を追及していると発表した。
外交部の金英善報道官は「サハリン残留韓国人と原爆被害者問題については日本政府も誠意を見せてきた」と、サハリン残留韓国人問題や原爆被害者の個人補償問題における日本政府の対応を評価した上で、従軍慰安婦問題については「日本が提案した『アジア女性基金』の設立案を政府は受け入れられなかった」と述べ、引き続き日本政府に対して法的責任を追及していく考えを示した。
これを受け、韓国の「挺身隊問題対策協議会」は政府の対応を歓迎するとの立場を表明しながらも、外交通商部は今までの消極的な姿勢から脱却すべきと注文を付けた。そして、日本政府に慰安婦問題解決のための立法的、行政的措置を講ずるように働きかけるとともに、韓国政府内部でも行政的・外交的解決のための明確な計画を明らかにし、直ちに実行するべきとの見解を示している。
一方、ネット上では、従軍慰安婦問題に対する政府の対応を素直に喜ぶ様子は意外と少なく、「独島発言」に対する立場表明のないまま従軍慰安婦問題を持ち出すのは、「独島発言」論争をしずめたいためであり、選挙のためのパフォーマンスであるとの指摘も多くみられる。(編集担当:金志秀)
日本政府や日本人が韓国人の大日本帝国・日本軍被害者の請求に応じる義務はないという戦後の捏造があっさりと覆されましたね。まだ、韓国の戦争被害者の個人の請求権は有効なのであり、日韓請求権協定により個人請求権は消滅したというデマゴキーは辞めるべきです。と同時に他のアジア・太平洋諸国についても調べるべきです。欧米の連合国および他のアジア・太平洋諸国においては、サンフランシスコ講和条約や各国と締結した平和条約等により戦争被害の個人請求権については解決しており、戦争被害者の請求に応じる義務は日本政府や日本人にはないというのが日本政府の立場ですが、これについても徹底的に調べるべきです。もしかしたら、個人請求権は有効であることを認めていた文章が日本政府内及び各国で見つかるかもしれません。これを発見し、大々的に発表することにより、日本政府に対する再度の大日本帝国の過去の加害に対する被害補償(特に日本軍性暴力被害者)請求の国際世論を高めることです。何度も言いますが、過去の侵略や加害から日本人1人1人が認識し、被害者や犠牲者1人1人の痛みに心から思いを馳せ、被害者や犠牲者の視点に立って考え、過去の加害の歴史の清算に取り組む正常な人間の感覚を日本人1人1人が養う。その正常な人間の感覚を右翼に限らず、日本人1人1人がほとんどもっていないのです。やっぱり、そういう日本人1人1人の感覚を変えるためには多大な外圧が必要なのかもしれません。戦争被害者に対して日本政府が補償することを求める国際世論を惹起することにより、日本政府や日本社会のあり方を変える日が近いうちにこないことを願ってやみません。
ルポ 新「保守」(上・中・下)/朝日新聞
「日本に植民地宗主国の後遺症が残存」立命館大教授
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100318-00000023-yonh-kr
【大邱18日聯合ニュース】立命館大学コリア研究センターの勝村誠・副センター長(政策科学部教授)は17日、慶北大学で開かれた「日帝強制併合100年の回顧と韓民族の発展課題」と題する国際学会で発表に立ち、「日本社会には今もあちこちに植民地宗主国の後遺症が残っており、日本人はこれと闘い続けねばならない」と述べた。日本の高校授業料無償化、一部補助制度に朝鮮学校を含めるかどうかが政治争点となるなど、日本の世論からこうした後遺症をうかがうことができると説明した。
また、日本は自身の手で植民地支配を清算しようとする意志が不足していたため、大半の日本人が植民地支配の問題点を認識できずにいると指摘。韓日併合100年を迎え大手雑誌が特集を組み、数多くの市民団体が朝鮮植民地支配を反省する講演や写真展を企画しているが、これらを妨害しようとする右翼団体の行動が過激になり参加者は多くないと、日本のムードを伝えた。
その上で、韓日併合100年を機に韓日間に残る戦後の補償問題を早期に解決し、日本人が植民地支配の問題点を顧みることができるよう、条件と環境を整えねばならないと強調した。
今の日本人は一億総レイシスト状態といっても過言ではないでしょうかね。日本の高校無償化問題でも、朝鮮学校を含まるかどうかを争点とすること自体、そういうことに異論を唱える右翼勢力の存在そのもの問題とされなければならないのにね。こういう近隣諸国との歴史問題が解決できず、偏見や民族蔑視に凝り固まり硬直した日本社会のあり方こそが国辱ものであり、世界、いや人類史上の歴史において恥です。一刻もはやく、日韓だけではなく、すべてのアジア・太平洋諸国に残る過去の加害問題を早期に解決するともに、過去の加害歴史について日本国民1人1人が顧みることが出来るように、条件と環境が整えられることを願ってやみません。微々たる努力ですが、私もこういう合間を惜しんでブログを更新していく所存です。
万人坑:旧満州「もう一つの強制連行」 歴史に光を、14日に報告会 /大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100312-00000170-mailo-l27
大阪市の市民団体の女性が、中国侵略戦争の際に鉱山などで現地の人が酷使されて埋められた跡「万人坑(まんにんこう)」を知る旅を催し、報告会を14日午後1時半から、大阪市港区弁天1の弁天町市民学習センターで開く。中国人が日本国内に連れて来られ酷使されたことはよく知られているが、旧満州などでの「もう一つの強制連行」はほとんど知られておらず、「想像以上の被害規模だった」という。今現代においても、戦時とは違いますが、労働者が酷使されて使い捨てにされていますよね。この現代の日本で。特に派遣労働者や外国人研修生において顕著である。例えば、不条理日記の信仰の自由すら奪われる中国人研修生という記事にありますが、中国などから研修や実習と称して騙して連れてきて、劣悪な労働条件で低賃金で酷使されてパスポートも奪われ、外出の自由もなく、信仰の自由さえ奪われている外国人の方々がいる。大日本帝国の過去の歴史の清算を怠ってきたつけが、2010年という70年たった今も日本社会および在日外国人や貧困者を蝕んでいる。参議院選挙で国民新党や民主党の右派・極右を追い出して、良識派連合の名のもと、過去の清算を徹底的に行い、膿を出すべきである。
企画したのは、日本人戦犯を中国側が寛大に扱ったことなど元日本兵から聞き取っている「撫順(ぶじゅん)の奇蹟(きせき)を受け継ぐ会」関西支部代表の野津加代子さん(48)。遼寧政治経済学院の李秉剛(りへいごう)元教授が万人坑などを研究していることを知り、案内役になってもらった。
旅行は昨年9月に実施し、野津さんら戦後世代3人を含め6人が遼寧省(旧満州)の炭鉱や鉄鉱などにある6カ所の万人坑を訪問。過酷な労働の後、栄養失調やけが、病気、虐待などで亡くなった人たちがまとまって埋め捨てにされており、おびただしい遺骨だったという。
李元教授は「関心を示す人が少ない万人坑の悲痛な歴史の事実を日本人に知ってもらえてうれしい。今後も交流に尽くしたい」と話したという。
資料代800円。野津さんは今年9月末にも別の万人坑旅行を計画中。問い合わせは竹本さん(090・8860・9961)。【大島秀利】
2010年03月20日
旧満州国の思想弾圧事件 でっち上げ 脅す憲兵隊、資料が語る
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201003040258.html
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201003040258_01.html
旧日本陸軍の憲兵隊によるでっち上げ事件であったことが分かった、旧満州国(中国東北部)での合作社事件。戦時中の思想弾圧の実相を浮かび上がらせたのは、憲兵隊側の内部資料だった。捜査の過程だけでなく、満州国での過酷な弾圧の様子や、当時の日本人の中国人観を伝える資料も含まれていた。(渡辺延志)
資料は、静岡県の民家で見つかった。関東軍の警察組織である関東憲兵隊特高課に勤務した元下士官の遺品だ。事件の中心人物とされた日本人6人の調書や手記など捜査側の資料などが含まれていた。治安維持法事件の捜査資料がこれほどまとまって見つかったのは初めてだという。
中には、憲兵たちに任務を理解させるために使われた教本も含まれていた。
「警備警察」という教本は、満州国の治安状況と憲兵隊の任務について「我が国治安維持上の最大障害は匪賊(ひぞく)である」「討伐の対象は主として共産匪である」と記していた。匪賊とは、満州国や日本軍に抵抗する現地の人たちの集団を指した。
「極秘」と表紙に印刷された「剿共(そうきょう)実務教案」は、「中国共産党は最大の剿滅目標なり」と述べていた。剿(掃)は、はらい去るの意だ。満州における憲兵は単なる警察ではなく、前線の実戦部隊だった。
中国人に対する当時の過酷な取り締まりの様子をうかがわせる資料もあった。
「憲兵支那語会話」という手帳サイズの冊子は、「路上検問」での「止まれ」「逃げるでない」で始まる。「高等訊問(じんもん)」の項は、次のような「会話」が並んでいる。
「おい、これだけ証拠があるのにまだ隠しだてをするのか」「はやく白状しろ」「どのようなことがあっても白状させるぞ」「どうだ、云(い)え、云え」「早く白状すれば、こんな目にはあわないですむのに」「よし、後悔するな」「来い、目にもの見せてくれるぞ」……
資料を残した男性(故人)は、小学校を出ると家業の農家を手伝い、20歳で徴兵された。満州へ送られ、鉄道の警備などを経て、憲兵を志願していた。合作社事件の当時、28歳だった。
資料には、鉛筆書きの手紙も含まれていた。「私はきゅうちょうです」という女子の名前が記されている。「へいたいさん だんだんおさむくなりました」と始まり、「ほんとうにかわいそうです。国のためにはたらいて下さったのですね」「しなのチャンコロを、うちころして早くかへって来て下さい」と続いていた。
資料を保管するJR総連資料室(東京都品川区)の松山英司さんは、「慰問のために学校で書いたものでしょう。憲兵の仕事をするための心の支えだったのでしょうか……。こんな時代があったことを忘れてはいけない、と教えてくれるようです」と話す。
合作社事件では5人が無期刑を受けた。治安維持法第一条「国体を変革することを目的として団体を結成した」との罪に問われた。執行猶予がつくこともあった満鉄調査部事件や横浜事件などその後の思想弾圧と比べて罰が重く、獄死者も多かった。
満州国の治安維持法は日本の法をもとに1941年の年末に施行された。小樽商大の荻野富士夫教授によると、満州国での運用は日本よりはるかに過酷で、敗戦までの3年半ほどの間で、中国人に対する死刑判決は2000人近くに達したと推計できるという。
◇
■合作社事件 旧満州で農協運動をしていた農事合作社の勤務者など日本人五十数人を、関東憲兵隊が1941年秋以降に逮捕した思想弾圧事件。治安維持法で5人が無期刑に。発見された旧満州国最高検察庁の資料を松村高夫慶応大名誉教授らが分析した結果、憲兵隊の作り上げた虚偽の容疑だったことが分かり、資料集として不二出版から刊行された。
ちなみに朝日新聞のWebにあった写真と説明
満州国最高検察庁がまとめた合作社事件の資料。無期刑を受けた5人の捜査から裁判までの一括資料だ
憲兵用の中国語会話集には「はやく白状しろ」などが並んでいる
一応、写真と説明を載せておきますね。大日本帝国の過去の加害の紛れもない証拠となる貴重な写真ですので、記事本文だけではなくこちら側でも永久にブログに残るように転載しておきます。
深くは書きませんが、未だに取調べを含む警察や検察における聴取における弁護士の同席や全面可視化が行われず、拷問紛いが行われているのが日本の現状であり、こういう大日本帝国の暗黒部分が脈々と受け継がれています。こういう部分が民主党になって変わっていくと思いましたが、何も変わる気配はありませんね。
2010年03月13日
<朝鮮学校無償化>決断先送り 「制裁」「平等」板挟み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100313-00000009-maiall-soci
◇拉致担当相・文科相、揺れる政府内 世論を見極め一旦朝鮮学校を無償化の対象から除外しないことが決まったかと思えば、これだ。とにかく、中井洽はとっとと氏んでくれ!!!全く怒りがおさまりようがない。あれこれケチ、イチャモンつけて朝鮮学校を除外しようとしている。憲法的にも日本が締結する関連条約的にも朝鮮学校を除外する理由がないどころか朝鮮学校を他の公立や私立、インターナショナルスクール等に対して差別的措置をとることは不当なのだ。鳩山も鳩山だ。中井洽という糞右翼官僚をとっとと罷免しろや。朝鮮学校無償化に対して"待ったをかける動き""戸惑う動き"が政府や閣僚内にすらあるのが、不当であるばかりか、日本政府が国民に対して朝鮮民族差別を拡大し固定化することを率先して行っているわけだ。民主党になってもこういうことは自民党と変わらん。社民党単独政権か、もしくは社民党と共産党の連立政権を望みたい。
朝鮮学校を高校無償化法案の対象とするかどうかに関し、政府は第三者による評価組織を設けることで決断を先送りした。北朝鮮への厳しい世論と、子供を平等に扱うことを求める世論の双方が拮抗(きっこう)するため、その動向を見極め、「客観的な評価」に基づく判断で双方の批判をかわす狙いがある。だが国連の人種差別撤廃委員会は「人種差別撤廃条約違反にあたる」と日本に改善を勧告する見通しで、国際的にも注目される中での判断となる。
「川端さん(達夫文部科学相)から10日に『(先送りと)整理したい』と話があり、11日夜、平野博文官房長官から『ぜひ了としてほしい』と話があった。今朝、閣議で平野さんが(部屋に)入って来て、いやみの一つ二つも言おうと思ったが、疲れ切った顔をしてるので言うのをやめた」。朝鮮学校を対象外とするよう強硬に訴えてきた中井洽・拉致問題担当相は12日の閣議後会見で、自らの主張が棚上げとなっている現状に不満を示した。
中井氏は昨年末、北朝鮮が拉致問題や核開発問題で制裁対象となっていることを念頭に「制裁をかけていることを十分考慮してほしい」と川端氏に働きかけたが、川端氏は「外交上の配慮や教育の中身は判断材料にならない」と応じるにとどめていた。
このやりとりは水面下で行われ、同法案は1月29日に閣議決定された。政治問題化したのは法案の成立が視野に入り始めた2月下旬。中井氏が公然と朝鮮学校を対象外とするよう求める発言を繰り返したためだ。
これをきっかけに政府方針は揺れ続けた。鳩山由紀夫首相は2月25日にいったん「(対象外とする)考えかたは一つある」と国会内で記者団に語ったが、26日には「まだ結論が出ている話ではない」と軌道修正。連立を組む社民、国民新両党が今月5日の定期協議で、朝鮮学校も対象とするよう求めることも決めるなど、与党内でも足並みの乱れが露呈した。文科省関係者は「数日前にいったん、朝鮮学校も対象とする方向になったが、また事情が変わった」とも明かす。
国連の人種差別撤廃委員会でもこの問題は取り上げられた。同委の委員は各国の国際法や人権問題の有識者ら18人。日本政府代表団への質疑で、ロシア国家法律研究所長のアフトノモフ委員(人道学)が「教育担当相と別の閣僚(中井氏)が、北朝鮮との外交関係を理由に対象外とするよう主張しているようだが、そういう差別的措置が取られるのか」と質問。グアテマラ副大統領アドバイザーのカリツァイ委員も「日本の新聞で教育を受ける権利の侵害と報道されている」と指摘した。先例では、複数の委員が提起した論点はほぼ必ず取り上げられる。【田中成之、ジュネーブ伊藤智永】
国連人種差別撤廃委員会はもっと日本政府に圧力をかけるべきだ。加盟国は日本政府に対して朝鮮学校への無償化除外措置が行われた場合は、大使の召還ないしなんらかの処分を徹底的に行うべきである。嘆かわしいことに日本社会を変えるには外圧に頼らなければならないのが現状である。
"近野滋之・民族主義者の警鐘"の"高校無償化は止めてしまえ、朝鮮学校へ血税を使うのは違憲であり無駄だ"を論破する。
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno
を血祭りにあげるよ。
Apeman様にはご教授頂き感謝致します。
高校無償化は止めてしまえ、朝鮮学校へ血税を使うのは違憲であり無駄だ
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/31469267.html
と同じ記事を桂田智司・右翼の寝言という奴が書いていた。
それはこちら
朝鮮学校に公的支援は必要ない、違憲であり税金の無駄だ
http://blogs.yahoo.co.jp/kaiketuharimao2665/23259632.html
なんかテンプレみたいなのが恐らくあり、右翼の間でソースロンダリングされている模様。
一緒に論破し、叩きのめしておこう。
まずは朝鮮学校への助成は「違憲」という違憲という妄言を叩きのめしておく。
これが憲法第89条 公の財産の利用の制限
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属さない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。に抵触するというのだが、自分勝手な"オレ様解釈"もいいところ。こういう憲法という絶対的な権威を借りてでも、朝鮮学校はもちろん、そこに通う罪もない子どもたちに対しても徹底的に差別し迫害したいらしい。こういう右翼の暴挙は断じて許してはならない。
ちなみにこれらのブログでは朝鮮学校に対しても、地方自治体がこれまでに助成金を出していることが言及されているが、無償化の対象に含めることが憲法第89条に違反するのであれば、その"助成金"だって違反です。その右翼の狙いは朝鮮学校の無償化の排除に加え、ドサクサに助成金すら辞めるべきだ。さらには朝鮮学校の税制の優遇や免除も援助にあたるため、違憲だということに最終的につなげる腹づもりでしょう。朝鮮人の子どもたちが通い、民族文化とアイデンティを継承するための朝鮮学校という教育の場の存続を完膚なきまでに絶ちたい、その悪しき野望を断固許しておけません。
さて、その第89条違憲の根本の論拠が"日本の文部科学省が示す学習指導要領に沿った教育内容"を朝鮮学校が一切行ってないということだそうですが、それは教育内容を実際にみて根拠をもって言っているわけではない。朝鮮学校側が第一に自治体の教育委員会の指導に従い、学習指導要領に沿った教育内容も行っていると主張し、民主党や社民党の有志が見学し確認しているわけです。"北朝鮮式の教育"を百歩譲って行われているとしても"北朝鮮式の教育を行っているいうこと"と"日本の文部科学省が定めた学習指導要領に沿った教育内容も行う"ということが両立しえるわけです。
私学ではキリスト教系の学校では、日本の文部科学省が定めた学習指導要領のないキリスト教の授業”旧約聖書を教える授業”を行っているところもあるわけです。同時に学習指導要領に沿った教育も組んでいれば、助成金は貰えるわけです。朝鮮学校の教育体系が特殊であっても、私学は多種多様性をもち、小中高の枠組みを撤廃したりして、公立の場合と全く異なる独自のカリュキュラム編成になってたりしますが、それでも"日本の文部科学省が定めた学習指導要領に沿った教育"と看做されますよね。公立でも地域によって特色を見出す授業やカリュキュラムが(特に高校において)行われることも近年多々あり、日本の学習指導要領にない教育内容も行われることがあっても違憲・違法というわけではないわけですね。朝鮮学校の場合も北朝鮮式の教育が行われているからといって助成金を出すことが違憲とはいえないわけです。
さらに現実論を言えば、第一に、現に助成が行われているということは、これまで助成金を違憲とする判決が出たことはない、ということです。過去に朝鮮学校への助成金に関する住民訴訟そのものがあったかどうか知りませんが、少なくとも地方自治体や日本政府のこれまでの行政の判断としては朝鮮学校への助成金は違憲ではないということが定着しているわけですね。当然、朝鮮学校に無償化を行うことは現時点では違憲であるとは言えず、右翼どもの根拠のない妄想です。妄想ですめばいいですが、在日朝鮮人への民族差別を煽り、敵視する危険極まりない暴言です。
最後に
日弁連の"高校無償化法案の対象学校に関する会長声明"
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/100305.html
今国会に提出された、いわゆる高校無償化法案(「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律案」)について、朝鮮民主主義人民共和国に対する制裁措置の実施等を理由に、朝鮮学校を対象校から外すか否かが、政府内で検討されている。
しかし、本法案の趣旨は、「高等学校等における教育に係る経済的負担の軽減を図り、もって教育の機会均等に寄与する」(法律案の理由)ことにある。教育を受ける機会は、政治・外交問題に左右されてはならず、朝鮮学校に通う子どもたちについても変わることなく保障されるべきものである。
また、朝鮮学校については、教育課程等の確認ができないとの考え方も報道されているが、朝鮮学校の教育課程に関する情報は、各種学校の認可を受ける際に必要に応じて提出され、朝鮮学校自らがホームページ等でも公開しているのであるから容易に調査可能であり、現に、ほとんどの大学は朝鮮学校卒業生に入学資格を認めている。
朝鮮学校に通う子どもたちが本法案の対象外とされ、高等学校、専修学校、インターナショナル・スクール、中華学校等の生徒と異なる不利益な取扱いを受けることは、中等教育や民族教育を受ける権利にかかわる法の下の平等(憲法第14条)に反するおそれが高く、さらには、国際人権(自由権・社会権)規約、人種差別撤廃条約、子どもの権利条約が禁止する差別にあたるものであって、この差別を正当化する根拠はない。
当連合会は、高校無償化法案の適用において朝鮮学校が不当に排除されることのないように強く求めるものである。
2010年(平成22年)3月5日
日本弁護士連合会
会長 宮ア 誠
があるわけです。
そこでは日弁連の会長声明ではむしろ朝鮮学校だけを排除することこそ憲法およびその関連条約が禁止する差別に抵触するものであり違反だということが述べられていますね。憲法第14条に関しては朝鮮学校に通う朝鮮人(朝鮮籍)には関係ないじゃないかとイチャモンをつけられそうですけど、朝鮮学校は別に朝鮮籍の方々だけが通っているわけではなく、日本国籍をもつもの(憲法上の日本人)も少数在籍しているわけであり、朝鮮学校を除外したりすることは、その朝鮮学校に在籍する日本人(日本国籍者)に対しても差別しているわけで、憲法第14条 法の下の平等に違反するわけですね。
でこれでこの2つの糞右翼ブログを殴り倒すことを終了。
完膚なきままに論破してしまいました
近野滋之と桂田智司と、ついでにバンクーバーの彩帆好男も朝鮮学校およびその通う子どもたちへの侮辱および迫害、民族差別扇動、歴史修正主義の罪で天罰が下されんことを、そして、貴様たちが1秒でも多く生きていることで、日本や世界が穢されていくので1秒でも早くノタレ氏んでね。
国立歴史民俗博物館の沖縄集団自決への軍関与削除 良識派団体抗議行動など
歴博・軍関与削除 抗議行動協議へ 9・29実現させる会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100310-00000012-ryu-oki
千葉県の国立歴史民俗博物館が16日から公開する新たな常設展で、沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)への旧日本軍の関与を示す記述を取りやめたことに対し、2007年9月の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」を呼び掛けた6団体でつくる「9・29県民大会決議を実現させる会」は9日、抗議行動に向けた話し合いを11日に那覇市内で開くことを確認した。一方、県教育庁は「情報収集して判断する」としている。「集団自決」軍関与削除 館の判断で表現ぼかす
同会の玉寄哲永世話人は「沖縄戦当時、喜屋武岬で日本兵から『貴様らこれを使え』と手りゅう弾2個を渡された」と自身の経験を振り返りながら「軍が関与している沖縄戦の実態は多くの体験者が証言している。根底には教科書から軍強制の文言を削除した文部科学省の判断があるのだろうが、歴史を捏造(ねつぞう)する行為だ。全く許されない」と語気を強めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100313-00000012-ryu-oki
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市、平川南館長)は12日、新常設展示室「現代」における沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)解説文から日本軍の関与を示す記述が削除された件で、初めて館の見解を示した。高校歴史教科書検定問題や軍命の有無が争点となっている大江・岩波訴訟などを理由に挙げ「文字資料から検証できるレベルのものに留(とど)めた」と説明。最終的に館の判断で「軍の関与をぼかす文章にした」と説明した。
公開後に館内外の専門家でつくる委員会を早急に開き、「諸方面からの意見に関して検討を行う」と記述変更の可能性を示唆した。予定通り16日から一般公開する。
同館はこの件が発覚した8日以降「対応を検討中」として、記述変更の経緯を明らかにしていなかった。12日は「第6展示室『現代』開室にあたって」という文書を発表した。
同室展示責任者の安田常雄副館長は、琉球新報の取材に対し、展示の中身に助言する「第6室リニューアル委員会」の委員から軍の関与を否定する意見はなかったが、表現について「慎重にすべきだ」や、根拠とする資料を提示し「工夫しながら(軍の関与を)明示した方がいい」などの助言があったことを明らかにした。
県内で反発があることに「率直に受け止めたい。さまざまな意見を聞き、公開後の記述変更も含めて検討していきたい」と話した。
今更検証もなにも、沖縄の集団自決における日本軍の関与は状況証拠も文献証拠ともに出揃っているのだ。その権威の林博史先生に聞いてみたらいい。状況証拠の例をあげるなら、サイパンやグアムなどの太平洋諸島でも邦人の集団自決があり、そこに軍の関与もあったこと。沖縄県において集団自決は日本軍のいた島で起こっており、日本軍が駐屯していない島では起きていないということなどがあげられるね。
子ども手当、正しく支給される? 外国人の海外の子も対象 という外国人差別を煽る記事
子ども手当、正しく支給される? 外国人の海外の子も対象
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010031002000126.html
こういう外国人に対し、憎悪や敵視、もしくは危険性を煽るような記事に対して断固反対。児童手当の場合も、国籍要件が撤廃されて外国人が日本ではなく母国に子どもがいる場合も児童手当を受けられるわけだが、このような不正はほとんどなかったそうである。自民党や厚生省の連中が言うからに間違いがない。子ども手当と児童手当の額の比較が問題にされていたりするが、児童手当の金だってアジアやアフリカなどの発展途上国の物価からすれば、喉から手が欲しいほどの金額だが、現実問題として不正受給、悪質ブローカーの問題は現時点で起きていないわけだ。まだ支給すら始まっていないのにもかかわらず、外国人がこの制度が成立すると、不正受給や悪質ブローカーがでてきて、税金が奪い取られるということがほぼ確定事項のように書かれており、国民に不要な危機感を抱かせている。自民党政府や官僚が米国等に貢いだり、天下りで無駄遣いしてドブに捨てた金のほうがはるかに多いという事実を無視して、ただいちゃもんつけたいだけのような自民党や右翼勢力の外国人敵視・被害妄想に基づいた記事を書く新聞社もどうかしている。産経新聞だけではなく、いわゆる普通のメディアにおいてもこのように外国人を敵視し差別を煽るプロパガンダを書くのはどうかしていると思う。こういう記事が平気で書けて当たり前のようにでてくる土壌も、私の敵視する大日本帝国の残滓だ。
国会での法案審議が大詰めを迎えた鳩山政権の看板政策「子ども手当」法案は、外国人の親が日本に住んでいれば海外に住む子どもの分も月額2万6000円が支給される仕組みだ。専門家は税金の使途として疑問を投げ掛け、支給窓口となる自治体は仕組みを悪用した不正受給が横行しかねない懸念を抱いている。9日の衆議院厚生労働委員会でも制度のずさんさが問題となった。法案は親について「日本国内に住所を有するときに支給する」とだけ規定。このため、日本への留学生や数年だけ滞在する外国人研修生でも、母国にいる子どもの人数分だけ手当を受給できる。これは現行の児童手当と同様の仕組み。厚生労働省児童手当管理室によると、1972年に制度ができた児童手当は、当初は日本国籍を有する者に受給者を限定していたが、国籍による差別をなくす国際化の流れの中で82年に撤廃した。児童手当には子どもの住所要件の規定がなく、子ども手当もこれを踏襲した形。同室は「法案準備の期間が非常に短かった。自治体や受給者など現場の混乱を避けるため、児童手当と似た制度にした」と説明する。しかし、欧米の社会福祉に詳しい立命館大産業社会学部の深沢敦教授は「そもそも無条件に海外に居住する外国人の子どもまで手当を支払うのは国際的に異例」と指摘。民主党が制度の参考にしたフランスでは、外国人の場合、子が国外に住んでいるケースでは支払わず、例外的に欧州連合(EU)加盟国など30カ国の人に限って支給しているという。◆「申請書類を信用」
厚労省によると、児童手当の受給児童は2008年度は1290万人で、支給総額は約9980億円。このうち海外居住の外国人の子どもの人数や額は把握していない。「悪徳ブローカーが現地で『子どもが5人いることにすれば何もしなくても大金が入ってくる』と動きだしている」。アジアから研修生を受け入れる中部地方のある団体の責任者は、こんなうわさ話を研修生から聞いた。「そんなはずはないと思ったが、制度を調べて驚いた」と憤る。
子ども手当支給の仕組みは現行の児童手当を踏襲。厚生労働省は「児童手当の不正受給はほとんど聞いたことがない」としているが、社会保障の専門家は「児童手当に比べて金額が大きくなるため、狙われる危険性が増大する」と指摘する。外国人の証明書の発行機関は学校や警察などさまざまで、確認は困難。長野市の担当者は「申請書類が本物かと言われれば判断がつかない」と認める。
外国在住の子どもがいる場合、公的機関が発行した書類や、子どもへの送金記録などが申請時に必要。だが、岐阜市の担当課は「書類が精巧に偽造されていれば見抜けない可能性はある」と漏らす。児童手当の対象児童数が約20万人の名古屋市の担当者は「国籍は必要がないため、把握していない」と話す。9日の衆議院厚生労働委員会に同委員会の参考人として出席した三重県松阪市の山中光茂市長は、外国に子がいる同市の外国人は110〜120人いることを明らかにした上で、こうした子への支給額が将来的に年間8000万〜1億円規模に膨らむ可能性を説明した。子ども手当 民主党が昨夏の衆院選で掲げた公約で、中学生以下に月額2万6000円を支給する。2010年度は現行の児童手当(年齢などにより5000円か1万円)を含め1人あたり計1万3000円とし、今国会では同年度に限った法案を審議中。政府は11年度から満額を支払う意向を明らかにしている。子ども手当対象者は1735万人と推計され、満額支給の場合、5兆6000億円が必要と見込まれる。
委員会終了後、本紙の取材に「地方自治体で、外国に本当に子どもがいるかどうかを確認するのは難しいにもかかわらず、国が政策を進めようとしているのは問題」と訴えた。
2010年03月11日
皆様の投稿をお待ちしています。(BlogPet)
皆様の方、クリックの意見/です。
大日本帝国の過去の力をお持ちの方に荒らされていただける方に送付していただけたらと思いますが、人気ブログランキングの力をどうぞ。
大日本帝国の蛮行・国家犯罪情報をお持ちの蛮行・国家犯罪情報を開放するから、掲示板http://8112.php/php/bbs7.php/3027/です。
新しい掲示板|news/uyotoubatsunin@yahoo.php/php/e.fc2.co.php/uyotoubatsunin@yahoo.com/news/uyotoubatsunin/に送付します!
どうぞ気軽に投稿用掲示板|news/e.co.livedoor.teacup.co.php/e.php/uyotoubatsunin/24日修正オススメ・スポンサーサイト:掲示板http://8112.teacup.co.com/3027/bbs7.jpに荒らされていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
投稿をどうぞ。
*このエントリは、ブログペットの「右翼討伐犬」が書きました。
2010年03月07日
それにしても酷い。ブログ右翼のコメント欄
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/31469267.html
について、見れば見るほど酷い。
例のカナダのバンクーバーに住むバンクーバー風車小屋便りの彩帆好男のコメントがあった。国連人権差別撤廃委員会の対日審査会は北朝鮮に工作されていると言いたいのだろうか。朝鮮学校を差別すれば、それだけでも北朝鮮の指導層を利するだけなのが分からないのか?
それにしてもコメント欄が酷くおぞましい。その中で朝鮮学校をアルカイダ養成学校なるものと同一視する酷いものがあった。朝鮮学校に通う子供たちはテロリストかテロリスト予備軍と言いたいのだろうか。そうではなく、普通の日本人の子供と何ら変らない子供たちなのだ。朝鮮学校自体、北朝鮮が設立したものではないし、ましてテロリスト養成学校なのではない。逆にテロリストどころか、日本人と共存し、東アジアの調和と平和を守るべく教育が行われている。在日朝鮮人たちが、戦後自分たちの祖先のルーツを受け継ぎ、母国語および母国の文化を継承せんと自発的に立てた学び舎、学校なのだ。厳格な思想教育が行われた時期があったのも事実だが、現在は朝鮮籍の子供のほか、韓国籍や日本国籍をもった子供たちも受け入れている。
ちなみに、私自身朝鮮学校にメールを出したことがあるが、朝鮮文化を自発的に学び、理解し、尊む意志があるならば、朝鮮・韓国人に限らず、日本人のほか、中国人やアメリカ人であっても、民族や人種、国籍に関わらず幅広く受け入れる意志があるということだ。朝鮮史以外の民族史も当然教え、日本の学習指導要綱に沿い、日本の関連法規を遵守し、都道府県の教育委員会等の監督も受けているというので、アルカイダ養成校と同一視するのは朝鮮学校に対する侮辱だけではなく、そこに通う子供たちを傷つけ、朝鮮民族を貶めんとするものであり許しがたいものである。
こういう言論が許される、ましてコメント欄でこの種の話題で盛り上がり、朝鮮人をはじめとするマイノリティに憎悪と敵愾心が公然と語られる、こういう根本の土壌を私は変えたい。そのために断固私なりの戦いを続ける所存である。
何度も言うようであるが、バンクーバー風車小屋便りのような海外在住のブログ右翼を歴史修正主義および民族差別および憎悪を煽った罪で告発し、逮捕してもらい見せしめにするというのを提案したい。日本人は明白な外圧がなければ動かない。それが右翼勢力に対する戦いの第一歩である。
現在、草の根活動中
こういう草の根の活動がいつか反右翼勢力、日本を支配する大日本帝国の残滓、旧自民党的なものに対する市民革命となることを期待します。
にほんブログ村の掲示板およびアンケートへの投稿を紹介します。
日本の植民地および占領時代の話を見聞きした体験
http://history.blogmura.com/board/vot/voting54_43670_0.html
日本軍の植民地支配、占領の生の体験について
http://history.blogmura.com/board/tpc/res_topic54_43669_0.html
他にもどんどんと投稿を行って参ります。どうか宜しくお願いします。
Yahooブログに巣食う右翼ども、バンクーバー風車小屋便りについて
近野滋之・民族主義者の警鐘
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno
いろいろと酷い記事を書いてやがる。
対馬が韓国領になる危険な外国人参政権を阻止せよ、国境の島を守れ
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/31322193.html
なんていうのも酷い。外国人参政権を与えたら、対馬が韓国領になるというような寝言をほざいてやがる。第一に在日韓国人には対馬が韓国領なんて考えているような人はほとんどいないし、一部の韓国側の右翼が騒いでいるだけで、普通の人は日本領土だと冷静に思っております。
在日外国人は中国、韓国、北朝鮮の手先だ、移民は侵略の尖兵だ、そのような者たちに選挙権を与えれば日本は乗っ取られてしまうという風に、ナショナリズムを扇動し、参政権問題を他の移民問題や領土問題と意図的に混同して、移民を否定するばかりか、そのまま在日外国人の二世三世や、強制連行されてきた人達の子孫も含む在日外国人の排除、排斥につなげようとたくらんでいる。
在日外国人に地方参政権を与えれば、日本人は朝鮮人の奴隷になるとか、対馬は韓国に併合される、
沖縄は中国に売り渡される、などという地方参政権の付与くらいでは有り得ないことを、大声で言い立て喚いている。
「対馬が韓国領」にという韓国人に対して憎悪を煽る記事。ここまで露骨だと、民族差別や外国人の排斥を扇動するような記事として外国では逮捕されますね。
高校無償化は止めてしまえ、朝鮮学校へ血税を使うのは違憲であり無駄だ
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/31469267.html
本当にもういい加減にして欲しいですね。朝鮮学校はきちんと日本の学校制度に乗っ取った学校教育をしているのであり、北朝鮮における教育を基本としているとかというデマゴークまみれた記事。しかも、朝鮮学校の無償化について違憲論まで出してくるというキチガイっぷり。朝鮮民族を徹底的に蔑視し、迫害しようとする悪しき右翼思想剥き出しですね。高校課程をおく民族学校は朝鮮学校だけではないが、どの民族学校にしろそれぞれの価値観で教育カリキュラムを組んでいる。それを北朝鮮の教育であり、金正日らを崇拝しているとなどとけなされるのは侵害でしょう。日本に国交がなく、民族学校をもつ民族として台湾人がいるが、「国交のない台湾における教育を基本としている」などとして彼らは問題視されない。結局、北朝鮮憎し、朝鮮民族嫌悪の塊であるような保守、右翼政治家、ネット右翼の一部の声高な人びとが一時的に溜飲を下げるだけでしょうが、しかし、このような言論が公然と存在できること自体が問題なのである。
これで終わりではなく、もっと酷いと思ったブログを紹介する。
バンクーバー風車小屋便り
http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1
というブログがその1つである。近野滋之・民族主義者の警鐘というブログよりも悪質だと感じたのは、一見右翼ではなく、もっともらしく国際派を装っている点である。近野滋之・民族主義者の警鐘の場合は、一般人からみれば、あからさまに右翼・民族主義者の姿が剥き出しであり、いきなり訪れれば、惹いてしまうであろう。
バンクーバー風車小屋便りの場合は、タイトルもそうだし、サイパンという観光地の話題など、一般人も興味のあるような話題を扱っており、そういうところを通して右翼思想に一般人が何気なく侵食されていくという点において一層悪質である。さらに、彩帆好男というブログ主はカナダの在住だそうである。
カナダ在住の方のブログといえば、カナダde日本語の美爾依さんが有名ですが、カナダ在住という立場でありながら彩帆好男の場合どうして、ひねくれた右翼思想に染まってしまったのか、不思議でならない。
在日朝鮮人は日本から出て行け、北朝鮮を日本はテロ支援国家指定せよ
http://blogs.yahoo.co.jp/saipan_is_number1/55894788.html
なんていう酷い記事も書いている。私は北朝鮮を単純にテロ支援国家指定というレッテルを貼って追い込むようなマネは反対という点はおいておいても、外交問題と在日朝鮮人の方々を結びつけ、徹底的に在日朝鮮人への憎悪を煽り、徹底的に迫害し、追放しようというようなナチス顔負けの極右ポピュリズム思想、吐き気がします。
そこで提案があります。バンクーバー風車小屋便りのような海外在住の右翼どもから逮捕の血祭りに上げていきませんか?右翼のように人種差別、民族差別および外国人・マイノリティに対する憎悪を扇動するような言動は犯罪として禁止され、海外では容赦なく逮捕されるそうですね。恐らくカナダでも、こういう言論は犯罪でしょう。英語ではなく、日本語で日本向けに書かれているので向こうの捜査の包囲網には引っかからないかもしれませんが、告発すれば現地での逮捕もありえるかもしれません。
日本では捕まらないでしょうが、海外で捕まえることによって日本の右翼勢力とって少なからず見せしめになるでしょう。
クライン孝子という奴も忘れてはなりません。こいつはドイツ在住です。もちろん、この上記2人にもたくさんいます。こういう海外在住の右翼ども、そして右翼思想剥き出しではなくもっともらしい柔らかい話題を装って一般人を右翼思想を侵食されるような奴等を歴史修正主義、レイシズム扇動の罪で捕まえましょう。暴走し自制することすら知らない日本の右翼勢力への警鐘ならびに一般人への右翼思想の浸透の危険を1つのサイトを潰すことによって減らすという意味で一石二鳥ですね。
それと
高校無償化は止めてしまえ、朝鮮学校へ血税を使うのは違憲であり無駄だ
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/31469267.html
の詳細な論破を別のところに依頼しておきます。一応、その論破についてこちらにも転載する予定です。以上
とある掲示板への投稿 "ジャワ島への自衛隊派遣に反対!"
投稿内容
ジャワ島中心部を震源としてM6クラスの大地震が襲いました。日本も人事ではないと思います。被災者にはご冥福をお祈りします。その中、ジャワ島地震に、医療支援を名目に自衛隊が派遣されようとしているのです。派遣に反対すべく記事を投稿します。
自衛隊、つまり武装した軍隊が派遣される必要があるとは思えません。何よりも重要なのは、インドネシアはアジア太平洋戦争で日本軍による占領を受けたという歴史をもちます。いまだに日本軍の占領から受けた傷が今なお癒されないでいること、日本政府が正式な謝罪、賠償、補償などを通じて、こうした人びとの苦痛に誠実に応えてきなませんでした。しかも、スハルト開発独裁政権を支援して、戦後賠償という名の経済侵略で戦後も散々インドネシア民衆を苦しめてきました。日本政府は米国追従の軍事的覇権国家になるための盤石のために今回の不幸なジャワ島震災を利用しようとしているのです。
テレビのニュース番組でジャワ地震について見ました。そこにはインドネシアの古都ジョグジャカルタをはじめ、ありとあらゆる建物が倒壊した被災地の悲惨な様子が映し出されていました。老夫婦などの高齢の被災者もたくさんいるようです。痛いげなお婆さんが印象的でした。日本軍占領時代を骨に滲みて経験していることでしょう。震災のショックは大きいはずです。インドネシアでは日本軍による女性の性的被害者(主として従軍慰安婦、レイプその他を含む)が2万人近く名乗りでた国であることをご存知でしょうか?インドネシアの高齢被災者の中には、日本軍の被害者やあるいは被害を見聞きして日本軍時代に恐怖する人が多くいるに違いないのです。自衛隊、すなわち日本軍が来ると聞くと夜も怖くて眠れなくなるのではないでしょうか。つまり、震災に加え、インドネシアの高齢者、とりわけ女性高齢者に対して、二重に不安と恐怖に陥れることになるということです。日本軍占領時代のことを習った日本軍占領体験者でない若い方などにも日本の再侵略の懸案をあたえることになるでしょう。そのような懸案があることにどれだけの日本人は気づいているのでしょうか。この掲示板で以前に投稿したことあります。私への返答を見ても、この掲示板で語られている話題を見ても、日本軍占領時代およびそこで行った数々の加害と蛮行に対する反省を顧みる投稿などほとんど皆無ではありませんか。そうした数々の点で真に日本はまだ、インドネシアを含む東南アジア諸国の信頼を得られていないのです。憲法9条改正をはじめ、平和主義に逆行する軍事国家化への動きがあります。そうした中で自衛隊派遣はなおさらどうかとと思います。自衛隊でなくても、消防やレスキューでもいいのではないのでしょうか。被災した現地が本当に必要としているのは軍隊ではないのです。ということで、自衛隊派遣に反対ということでこの掲示板に記事を投稿させていただきます。
一応関連のニュースを掲載しておきます。
ジャワ島地震で自衛隊派遣 30日にも先遣チーム出発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060529-00000274-kyodo-soci
額賀福志郎防衛庁長官は29日、ジャワ島中部地震の被災者救援のため、陸海空3自衛隊の部隊を国際緊急援助隊として近くインドネシアに派遣することを決定、準備を指示した。今年3月、3自衛隊の運用を一元化する「統合運用体制」に移行してから初の新規海外派遣となる。
自然災害に伴い国際緊急援助隊として自衛隊を海外派遣するのは、昨年10月のパキスタン地震以来。インドネシアから29日、医療支援の要請があった。
派遣人員は数百人規模になる見通し。30日にも10数人の先遣チームが出発。的確な支援ができるよう現地の状況やニーズを調査し、その後現地入りする本隊の活動に反映させる。
防衛庁運用課によると、陸自部隊は中部方面隊第10師団(司令部・名古屋市)の隊員を主力に編成し、医療支援に当たる。海、空両部隊は物資輸送などを担当する。
(共同通信) - 5月29日23時28分更新
はっきりいえば、投稿を行った掲示板の皆様の反応はよろしくなかったです。しかし、私はこの投稿を後悔していません。
しかし、海外ではこのところ地震が多いです。ハイチで地震があったと思えば、チリでも地震がありました。しかし、防衛省らの悪しき大日本帝国の残滓勢力は"震災の救援"というもっともそうなお題目を掲げて海外へ派兵しようと今も動いています。そういう実情を考えてもらうために、私はこの投稿をここに紹介することにします。
最高裁、中国人女性の慰安婦訴訟を棄却
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100304-00000060-scn-cn
日本最高裁は中国慰安婦訴訟の上告審で、原告が日本政府や企業に謝罪と賠償を求める訴訟を棄却した。中国国際放送局が伝えた。
日本最高裁第3小法廷は2日、判決の中で中国人女性8人が第二次世界大戦中に旧日本軍に拉致され、暴行されたことを認めたが、東京地方裁判所の一審判決と東京高等裁判所が原告訴訟を棄却した判決を支持した。
なお、東京地方裁判所と東京高等裁判所は、中国の慰安婦が旧日本軍に暴行された事実などを認めたが、それぞれ「賠償請求権の時効が成立した」と「『日中共同声明』に基づき、中国人の個人賠償請求権を放棄された」との理由で原告の訴訟を棄却した。(編集担当:村山健二)
<慰安婦訴訟>中国人女性の上告棄却 最高裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000075-mai-soci
第二次世界大戦中に中国の海南島で旧日本軍の慰安婦にされたとして、中国人女性8人が日本政府に1人あたり2300万円の賠償などを求めた訴訟の上告審朝鮮学校の無償化除外の差別問題に加え、これだよ。全くもって腹立たしい。国連人権委員会の2008年の勧告、特に人種や民族差別の項目や人権擁護、戦後補償の慰安婦関連の項目を露骨に拒否するなど、もはや日本社会には恥も何もないことは明白。
で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は2日付で原告側の上告を棄却する決定を出した。原告側敗訴の1、2審判決が確定した。元慰安婦による戦後補償裁
判は10件起こされたが、これですべてが原告側敗訴で終了した。
あまりにも短い考察のない事実だけを淡々と述べた記事ですが、その意味するところは大変深刻なものです。人類史上において、日本人の恥として未来永劫に世界中の人々に晒し続けられるでしょうね!!!(怒)
朝鮮学校無償化除外という妄言がでてくる土壌の背景にあるもの
高校無償化、朝鮮学校はだめなの?! 前段
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51352281.html
高校無償化、朝鮮学校はだめなの?! 後段
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51352778.html
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)さんより
本日、最高裁判決!〜NHK番組改変事件で政治家の面談した者による改変指示への審判下る
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/513106272e5e2829be8542ef6d2c4128
国連人権理事会の勧告のうち日本政府が受け入れなかったものは…排他主義の撲滅
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/a33a18c7039f6fe0a7c6e8b16a35416d
を参照して書かせていただきます。
それにしても池田香代子さんのブログは知りませんでした。参考ついでに紹介しておきます。私は文才がないので、ところどころぱくるかもしれませんが。
で元に戻すと、この朝鮮学校無償化騒動の出来事はすでに約2年前の2008年6月より予感されていたのかもしれません。本来ならば、この問題は拉致問題と結び付けられているが、政治や外交の問題ではなく、子供たちの教育に突きつけられた問題です。学びたいのに学べない、当然朝鮮学校という民族学校で民族教育を経済的問題で受けられないのはれっきとした人権侵害であります。
時をさかのぼれば、2008年5月に日本を対象として、国連人権委員会から26もの勧告を出されました。
内容は
●国内人権機関の設置
●個人通報制度の受諾
●死刑の廃止または一時執行停止措置の実施
●刑事司法制度の改善とりわけ代用監獄制度の見直し
●差別禁止法の制定
●マイノリティと先住民族の権利保障
●移住者および難民の権利保障
●女性に対する差別の撤廃
●女性に対する暴力及び人身売買の撤廃
●日本軍「慰安婦」問題の解決
●子どもの権利保護
●国際人権諸条約のさらなる批准
●国際人権機関との協力 など
ということです。
2008年6月に日本政府への勧告に対する回答がなされたわけですが、13項目については受け入れを受諾。受け入れを明確に拒否したのが9項目です。
●死刑の停止や廃止の検討
●警察の取調べの可視化、代用監獄の廃止
●従軍慰安婦問題の国連メカニズムの勧告に対応
●人種差別、外国人嫌悪を防止する法律の制定
●在日コリアンに対するあらゆる差別の撤廃
●難民認定を審査する独立した機関の設置
●不法滞在者の匿名告発制度の廃止 です。
受け入れなかった項目をみるとあまりにも露骨すぎて言葉がでません。死刑の停止や廃止、警察の取調べの可視化や代用監獄の廃止以外は過去の大日本帝国の加害歴史の問題や外国人/マイノリティの人権に直接関わる問題です。
徹底的に過去を反省しないぞ(開き直り)および異質や異端、異国なものを徹底的に廃し、在日コリアンを含むマイノリティを徹底的に差別し苛め続けるぞと2008年6月に正々堂々と宣言したようなものです。
日本政府がどういう詭弁をつけて拒否したのかどうかは知りませんが、当時は自民党政権ですから想像はつきます。各国の代表がどう受け止め、日本政府の代表団にどういう軽蔑と嘲笑の眼差しが向けられたかと考えると恥ずかしくてたまりません。こういう恥ずべきことを2008年6月に平気でやってのけました。その体質は鳩山政権になっても大きな変化はないと思います。朝鮮学校の除外というチャチャ入れが産経のような右派媒体ならいざ知らず、政権の閣僚(中枢部)からでてきたのですから。
結局外圧に頼るしかないのですね。日本という国を変えるのは。国連人権委員会という国連組織に強制的な実行力がないのが悔やまれます。
@正当な理由もなく、勧告を拒否する権利を加盟国に与えない
A勧告を拒否ないし、もしくは勧告を期限内に施行しなかったり、骨抜きにした場合は制裁を与える
という権限を与えた上で、日本政府にもう一度同じような国連人権委員会による勧告が行われることが望まれます。
恐らく朝鮮学校は高校無償化の対象になると思いますが、対象になったとしても、こういういざこざがでてくることそのものや土壌が問題があり、朝鮮学校が高校無償化の対象に外されなかったからといってこの問題をうやむやにしてはならないということです。
そしてすべては過去の大日本帝国の加害歴史の清算に通ずるということ。私はこの国に真の正義がもたらされるまで私ができる闘いを続けます。
2010年03月06日
朝鮮学校の無償化対象排除阻止にむけての社民党・良識派の奮闘
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100305-00000161-jij-pol
鳩山由紀夫首相は5日夜、朝鮮学校の高校授業料無償化からの除外を検討していることに関連し、首相官邸で記者団に「(衆院予算委員会の)阿部知子委員<高校無償化>衆院文科委が朝鮮学校を視察
(社民党政審会長)から、朝鮮学校の方々に会ってほしいという話があった。検討したい」と述べ、学校関係者らとの面会を検討していることを明らかにした。
一方、朝鮮学校の視察については「今は(その考えが)ない」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000082-mai-pol
高校無償化法案を審議している衆院文部科学委員会(田中真紀子委員長)が3日、東京都北区の東京朝鮮中高級学校など3校を視察した。朝鮮学校を支給対象とするかについて首相や閣僚の発言が相次ぐ中、現場の実情を審議に生かすため委員23人が参加した。社民、朝鮮学校除外に反対=重野氏、首相と拉致相を批判
東京朝鮮中高級学校では高校1、2年生に相当する学年の授業を見学、教職員や生徒代表、保護者らと懇談。田中委員長によると、委員側は教育内容や韓国籍の生徒が増えている理由、日本人拉致問題などがホームルームで話し合われているかなどを質問。生徒からは、支給対象にするよう鳩山由紀夫首相に求める、生徒や保護者ら約5000人が署名した要望書が渡された。
視察後、田中委員長は「外交、教育といろいろな問題が入り交じっているが、将来の日本の立ち位置を考えながら良い結論が導き出される議論を期待したい」
と述べた。学校法人東京朝鮮学園の金順彦(キム・スノン)理事長は「何を教えているか分からないという話があったが、授業内容、教科書を見てもらう中で、明確になったのではないか。(無償化対象から)除外する理由は何らないと思う」と述べた。同委は来週、関係者のヒアリングなども行う方針。
一方、社民党の又市征治副党首、阿部知子政審会長も3日午前に東京朝鮮中高級学校を視察。終了後、又市氏は「外す、外さないなんて論議は(法の下の平等や教育を受ける権利を定めた)憲法違反だ。絶対、差別させてはならない」と強調、国会内で鈴木寛副文部科学相に朝鮮高級学校を対象から外さないよう申し入れた。
これに関連し、同党の重野安正幹事長は3日の記者会見で、中井洽拉致問題担当相が朝鮮学校を外す理由として、北朝鮮による拉致問題を挙げていることに触れ「品格がない」と批判した。【本橋和夫、西田進一郎】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000089-jij-pol
社民党の又市征治副党首、重野安正幹事長らは3日、国会内で鈴木寛文部科学副大臣に会い、政府が高校の実質無償化の対象から朝鮮学校を除外する方向で検討していることについて、「憲法違反だ」として、朝鮮学校も含めるよう求める文書を手渡した。「高校無償化」 東京朝高生と社民党議員が懇談
重野氏は記者団に、朝鮮学校の除外を主張している中井洽拉致問題担当相について「ちょっと程度が悪い。拉致問題に子どもを引きずり出すのは全く品格がない」と非難。同時に「鳩山由紀夫首相もけしからん」と批判した。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/03/1003j0305-00004.htm
「首相に会って話したい」 「日朝の子どもたちの未来閉ざすな」朝鮮学校の無償化の除外については各地からも非難の声が上がったほか、政権与党にいる社民党の議員や他の良識派の働きによって、除外を免れ、国際社会やその人類史において汚点を残さずに済んだというわけです。これで問題が解決したわけではなく、根から病巣を除去しないことには、同じような問題がまた湧き上がってくるでしょう。大日本帝国の過去の加害歴史から目を背け、清算を怠ってきたということにつきます。生徒の声
3日、「高等学校無償化」制度と関連して、東京・北区の東京朝鮮中高級学校を訪問した社民党の又市征治副党首、阿部知子政策審議会長、吉泉秀男衆議院議員は、同校生徒たちと懇談会を開いた。参加したのは、康智香さん(16)、林雪洲さん(17)、高英載さん(同)、太正和さん(18)、李鴻成さん(同)の5人。生徒たちは、朝鮮学校の魅力についてアピールし、「朝鮮学校を『無償化』から外さないでほしい」と訴えた。李さんは、「私たちが日本の地で朝鮮人として堂々と暮らせるのは学校があるから」と話し、「学校がこれからもあり続けるためにも、『無償化』が重要だ。私はこの3年間いろいろ学べて本当によかったと思う。後輩たちにも同じ思いをさせてあげたい」と話した。
「友だちとのつながりがとても強い」のが朝鮮学校の特徴のひとつだと強調したのは高さんも同じだ。「わが校で共に学んだ友だちは、ただの友だちというレベルじゃなくて、卒業後も人生を共に歩んでいく仲間という意味。学校を大切に思う気持ちが強いだけに、[ 『無償化』除外の知らせはショックが大きく、打撃を受けた。ただ、このように問題化されなかったら、親に学費をたくさん払ってもらいながらも、何も考えずに卒業したと思う。問題化されたことによって関心が高まった。『無償化』されれば、私たちが学ぶ環境がもっとよくなる。是非とも除外されないようお願いしたい」。
バスケットボール部に所属している太さんは、「朝鮮人としてのアイデンティティは、授業だけでなく友だちと過ごす時間を通じて形成されるものだと思う。
勉強がいやでも、友だちに会いたくて、クラブ活動をしたくて学校に来る人もいる。私は高3女子全員と友だちだ。それもこの学校ならではのこと。朝鮮学校が『無償化』から外されることによって学校に通いづらくなるのはあってはならない」と述べた。
林さんは、通学時にチマ・チョゴリを着ている。「私からすれば、それはおかしいことではないけど、周りには驚く人、変な目で見る人がいる。怖い思いもするけど、学校に行けば友だちがいると思うと怖くない。チョゴリを着て通学することによって、自分が強く、堂々と過ごせるような気がしている。朝鮮学校は私にとって、普通の学校なのに、『無償化』から外されるという。いったい何の違いがあるのかと疑問に思う。いろんな人たちにもっと私たちのことを知ってもらいたい」と語った。高1の康さんは、「わが校では、1人の子が悲しそうに落ち込んでいるとみんなが心配する、一つのことをみんなが力を合わせてやるので互いを思いやる気持ちが強い。私はそんな学校に通えてよかったと思っている。朝高に来て新しい友だちができてとてもうれしい。これからもたくさんの友だちとこの学校で学んでいきたい。差別をなくすのは簡単じゃないけど、朝鮮学校だけを白眼視しないでもらいたい」と話した。
卒業を間近に控えた高3生徒らは、前日学校の近くで署名活動を行った。李さんは、「中には悪く言う人もいたが、多くの人が『がんばってね』などと励ましの声をかけてくれてうれしかった」と話した。
また、高さんは、前日に鳩山由紀夫首相が朝鮮学校生徒との面会に対して前向きな姿勢を示したことについて触れ、「僕たちもぜひとも首相と会って話したい」と意欲を見せた。
議員たちの話
生徒たちの話を聞いた又市副党首は、「何ゆえに朝鮮学校に対して差別をするのか、同じ政治家として、連立与党を組んでいる間柄でそういう発言が出ること自体たいへん恥ずかしくておかしな話だ。これはまさに日本の問題だ。大人の喧嘩の責任を子どもにおしつけるなんて話はない」と話し、朝鮮学校の生徒たちは「非常に活発で目が輝いている。『無償化』から朝鮮学校を外すことは、憲法や教育基本法に照らしてみても、許されざることだ。政権与党の一員としてなんとしても、このような動きに対してたたかっていかなければならない」と語った。
一方、阿部政策審議会長は、「学生たちが民族教育を通じて自分の原点、ルーツをたどり、これから日本と朝鮮、韓国の不幸な歴史を変えていってくれるとの息吹を感じた。この子たちを悲しませたら、今後、朝鮮半島とともに歩んでいく日本の未来を失ってしまうのではないか。この問題は単に制度うんぬんではなく、これからのアジアのあり方、日本、朝鮮、韓国の関係の基本に関わることだと思う。生徒たちはとても頼もしい。ここで教育を受け仲間を得て、みんなで力を合わせて頑張っている。日本の子どもたちは誰かと自分がつながっていけないという悩みを抱えている。その点からみると、朝鮮学校の生徒たちは理不尽な差別を受けるという不幸な経験もするが、仲間を大切にしながら学校生活を送っていることはとてもすばらしい」と話した。(金潤順、呉陽希記者)
朝鮮学校への公立高校との同等の補助はなされるべき 「高校無償化」 日本外国特派員協会で朝鮮学校校長らの会見
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/03/1003j0305-00008.htm
朝鮮学校校長らの言い分は最もでしょう。一番強調しておきたいのは朝鮮学校のカリュキュラムについては、北朝鮮にいかなくても日本国内にあるのですからすぐに確認がとれるということです。「国交がないから教育内容を確認できない」というのは怠慢に他ならないでしょう。日本の高校とどうなっているのかであって、母国が高校と認めていたら小中学校レベルのカリュキュラムしか備えてなくても高校と認定するのかという話ではないはずです。そういう怠慢さの背景にあるのが、日本社会の朝鮮民族をはじめとするマイノリティ、弱者への差別・蔑視であり、さらに突き詰めれば、日本社会の鎖国性、閉鎖性、異端排除の思想、それをさらに支えるのが大日本帝国の残滓です。結局のところ、朝鮮学校の無償化の問題にしろ、在日朝鮮人への無年金問題、在日外国人参政権の問題、非正規労働者の問題、現代に通ずる諸問題は結局のところ、過去の大日本帝国の加害の歴史から目を背け、清算の義務から逃げ続けてきた戦後の歴史問題に通じるのです。
「教育内容、遜色ない」、「除外すれば歴史に汚点」
「朝鮮高校で学ぶ息子は在日4世で私は3世です。父は10歳まで日本人でしたが解放後、朝鮮人に戻りました。みなさん考えてみてください。一度日本人にさせられた子供に民族の言葉を学ばせ朝鮮人として再生させる、そのために祖父母たちは朝鮮人学校を立ち上げたのです。」
朝鮮学校学生の保護者が各国の記者たちにアピールした。「高校無償化」の対象から朝鮮学校を除外しようとする動きが あることと 関連して3日、日本外国特派員協会で会見が行われた。日本朝鮮学術交流協会の西澤清副会長、園部守事務局長、茨城朝鮮小中高級学校の崔寅泰校長、東京朝鮮中高級学校の 保護者 である厳光子氏が発言した。
この日の会見は 「 朝鮮学校の歴史と教育内容についてもっと広く知ってもらい たい」(園田守事務局長) との趣旨から開かれた。 会見場には各国の特派員が集まり、日本のテレビ局も取材を行った。会見で 崔寅泰校長 は日本植民地支配からの解放とともに、強制連行によって日本につれてこられた在日朝鮮人1世の手によって日本各地に設置された朝鮮人学校の歴史とその教育内容について述べた。
崔校長は、朝鮮学校が日本の学校制度にあわせて6・3・3・4制を採用し、学校教育法第1条が定める日本の学校と遜色のないカリキュラムで教育を行っており、各種学校である他の外国人学校と同様に、教育と運営において関係法規を遵守し報告を行うなど、所管の都道府県の監督を受けていることを説明した。
また、朝鮮高校卒業生には東大や京大などほとんどすべての国立大や私立大の受験資格が認められており、受験生のほとんどが現役合格を果たしていると紹介した。
崔校長は、朝鮮学校を無償化の対象から外すべきと主張する人々の「中身が見えない」「制裁をしている国の国民」などの指摘は事実と異なると指摘し、過去にも朝鮮半島情勢を口実に何の罪もない生徒たちに対するチマチョゴリ事件や暴言、暴行が繰り返されてきた事実について触れながら「政治、外交的な理由により朝鮮学校を無償化の対象から除外しようとする動きは、民族差別を一層助長するもので看過することはできない」と述べた。
厳光子氏は朝鮮学校で子供を学ばせる親たちの気持ちを語り、「日本人とともに歩んでいく子供たちの未来を思い、無償化制度を差別的に運営することが本当に日本の国益になるのかどうか、真剣に考えて欲しい」と訴えた。
西澤清副会長は無償化制度が間接給与であるため学校問題が論じられているが、本来は個々人の学生に対して授業料を支援するのが制度の趣旨であり、どの学校に通っているかによって差別的な運営をするべきではないと主張した。そして「無償化の対象から朝鮮学校を外せば、日本は歴史に汚点を残すことになる」と述べた。
外国特派員たちは朝鮮学校を無償化対象から除外しようとする動きを「人権問題」として扱うべきとの認識を示しながら、学校の教育内容について質問した。
過去に日本の人権侵害状況について勧告を行った国連が、無償化問題の差別的運営に対して、どのような見解と態度を示すのかについて関心を持つ記者もいた。
教育内容に関する質問に答えた崔寅泰校長は「国交がない国の教育内容」を確認することが出来ないとの鳩山首相の発言に触れ、「朝鮮学校は遠くにあるのではなく、日本にある。実情を直接確認することは可能だ」と述べた。
朝鮮学校の無償化を認めるべきでありますが、それで解決ではなく、過去の加害歴史の清算と大日本帝国の残滓を除去すること。このような同種の問題が二度と起こさないように、過去の加害及び名誉や尊厳を回復されぬまま亡くなった被害者や犠牲者に心を痛め、謝り償いたいと心底より思う正常な人間感覚、人権感覚を日本人一人ひとりが身につけるようにすべきです。この問題で改めてこういうことを思う次第です。
朝鮮学校の無償化問題関連でいくつかの良識的記事を紹介
[高校無償化]朝鮮学校除外は筋違い
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-27_4002/
人種差別として国際社会をがっかりさせそうだ。沖縄タイムズの人種問題というのは個人的にはしっくりこない。人種問題ではなく民族問題のはずだ。朝鮮の方々と日本人は違う人種ではなく、同じ黄色人種だから。細かいことはよしとして、ジャーナリストしては凄く当然の視点。政治問題ではなく、民族差別問題である。北朝鮮との問題があるにしろ、朝鮮学校に通って学ぶ子供たちには関係はない。北朝鮮や朝鮮総連との関係が深いといっても、そのことを理由に朝鮮学校に通う子供たちを冷遇することは人道や倫理に悖ること。卑劣な指導者や政治家を非難することにおいても、その人物を直接非難しても、その家族や近親者に対して制裁を加えることはあってはならないはず。教育の機会や待遇は民族、人種、国籍の如何によらず平等であり、均等であるべきだ。衆院で審議入りした高校無償化法案に対し、在日朝鮮人の子弟が通う朝鮮学校への支援はすべきではない、という意見が閣内で上がっている。
対北朝鮮強硬派の中井洽・拉致担当相が一貫して圧力強化を主張しており「(生徒は)日本が制裁している国の国民だ」と、朝鮮学校を除外するのは当然との考えを強調している。政府は当初、学校の種類で支援の有無を区別すべきではない、という考えだった。閣内から異論が上がったことで、川畑達夫文部科学相は学校の教育内容を見て適否を判断する、としている。
拉致問題がある北朝鮮に日本が厳しく対処するのは当然だ。しかし、在日朝鮮人の子どもたちの教育をめぐる問題を外交問題と同次元で扱えるだろうか。国連人権差別撤廃委員会が9年ぶりに行っている対日審査会合で25日、この問題が取り上げられた。北朝鮮との外交関係を理由に差別的措置がとられようとしている、という問題認識が委員から指摘された。
審査会前にNGOが放映したビデオは、日の丸を掲げた集団が京都の朝鮮学校前で集会を開き、「北朝鮮のスパイ養成所だ」と罵声(ばせい)を浴びせている様子が映し出された。審査員は「なぜ北朝鮮がやっていることで、子どもたちが責められるのか」と問うた。審査会は朝鮮学校が公的援助を受けられない現状を問題視した。それは人種差別とみなされる。
朝鮮学校の高校課程に相当する高級学校は、沖縄にはないが全国で10校。約2000人が学んでいるという。日本の敗戦後、在日朝鮮人たちが母国語を取り戻そうと各地で始めた学校だ。1950年代後半から北朝鮮の援助を受けて存続してきた。厳格な思想教育が行われた時期があり、教育内容が偏向しているという批判もあった。
現在は、例えば東京朝鮮中高級学校は生徒600人のうち韓国籍が49%、日本籍1〜2%で、民族の言葉や文化を大事にしたいと通わせる家庭も増えた。授業の大半は朝鮮語で行われ、朝鮮史など以外は日本の学習指導要領に沿って授業しているという。こうした「民族教育」に対する受け止め方も問われている。米国ハワイ州でもハワイ語で授業する学校があり、言語、風習を守ろうと取り組んでいる。
教育と外交問題を同一視すべきではない。高校無償化法案は、公立高校の保護者から授業料を徴収せず、国が授業料収入相当額を補填(ほてん)する。私立高や専門学校生らには世帯の所得に応じて年額約12〜24万円の就学支援金を支給。学校教育法では「学校」と認定されていない外国人学校を含む「各種学校」も無償化の対象としている。
ほとんどの国公私立大学が朝鮮学校の受験資格を認めており、多くの地方自治体が独自の助成金を交付している。そこで学び、青春を過ごしている若者たちは何も違わないはずだ。
韓国、高校無償化で『過去を直視』なら朝鮮学校も対象にせよ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100305-00000029-scn-kr
高校授業料無償化の導入をめぐり、朝鮮学校を支給対象から除外すべきだとの声が政府内から出ている問題で、韓国の市民団体は緊急論評を通し反対を訴えた。この問題は韓国国内でも報じられており、朝鮮学校の除外は民族差別にあたると韓国メディアは批判している。韓国を含む国際社会からも非難の声が沸きあがってますね。鳩山氏には失望させられました。鳩山氏についても、大日本帝国の過去の認識が根本的に甘く、右翼勢力に媚びるようなことを言ってのけたわけですね。きちんと過去を認識し、国際的な人権や倫理の感覚を身につけていれば、朝鮮学校を対象とするのは当然で異論の声は出てこないはずです。続きを読む
海外同胞の活動を支援する韓国の非営利市民団体「地球村同胞連帯(KOREAN INTERNATIONAL NETWORK)」(以下、KIN)は、「日本の鳩山政府、“高校無償化対象”に朝鮮学校を必ず含めるべき」とする緊急論評を2月26日、KINホームページで発表した。
この中でKINは、鳩山由紀夫首相が「朝鮮学校でどういうことを教えているのか、必ずしも見えない」と発言したことは、朝鮮学校を対象外とする考えを公に示したことと同じだとし、「これまで『過去を直視する』と述べてきた首相は、(朝鮮学校の除外)発言をすぐに撤回すべき」と批判した。また、公立や私立の学校だけでなく、外国人学校も無償化の対象に含めるべきだという考えを強調した上で、「そうでなければ、日本政府は国際的な非難を浴びることになると肝に銘じなければならない」と非難した。
鳩山政権はこれまで「過去を直視できる政権になる」と発言するなど、韓国では「親韓政権」として認識されてきたが、2月25日に衆議院で審議入りした高校授業料無償化法案を巡り、鳩山首相が「朝鮮学校の指導内容というか、どういうことを教えているのかということが、必ずしも見えない中で、その考え方は一つあると考えている。その方向性になりそうだと聞いている」と除外を示唆したことから、国内外で反発の声が上がった。(編集担当:新川悠)
高校無償化、朝鮮学校除外という暴挙が政治家から出てくる問題について
朝鮮学校除外「検討」を明言=鳩山首相
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20100301-1
鳩山由紀夫首相は26日朝、高校の実質無償化の対象から朝鮮学校を除外するよう求める意見が政府内にあることについて、「そういう検討が(文部科学省で)されている」と明言した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。これを見た瞬間、完全に鳩山首相に関して幻滅したよ。まさにこういうのが首相をやっているなんて日本の恥。自民党政権もそうだが、民主党政権でさえ、この有様。日本と言う国が人権や人道に如何に無頓着であるか。それに中井洽拉拉致問題担当相という奴、国家公安委員長も兼務しているそうだが、こういう人権感覚や良識が完全に欠落している奴が国家公安委員長に据えている時点でこの鳩山政権は論外だろう。国家公安委員長は警察機関という暴力組織の監視、指導および行き過ぎを防止する役目をもつのだが、恐怖すら思えてくる。
除外を検討する理由として、首相は「国交がない国の教科内容を果たして私どもが検討(把握)できるかどうかということが一つある」と説明した。高校に相当する各種学校かどうかなどを北朝鮮当局に確認できないことを念頭に置いた発言とみられる。
朝鮮学校については、中井洽拉致問題担当相が川端達夫文部科学相に対し、北朝鮮による日本人拉致問題や核実験に対する制裁措置の実施を理由に、無償化の対象から外すよう要請している。これに関し、首相は「別に拉致にかかわりがある話ではない」と語った。
文科相は26日午前の記者会見で、朝鮮学校の扱いについて「何をもって高校と同じようなものとみなすかという判断基準と、どういう方法で確認するか、この二つで客観的に決められるようにしたい」と述べるにとどめた。(了)
人権感覚や良識の欠落といえば、産経新聞。朝鮮学校問題でもこういう世迷言を吐いてのけている。
【主張】朝鮮学校 無償化除外へ知恵を絞れ
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100223/edc1002230302000-n1.htm
4月から実施予定の高校無償化をめぐり、在日朝鮮人の子女が学ぶ朝鮮学校を対象から外すよう中井洽(ひろし)拉致問題担当相が川端達夫文部科学相に要請し、同省で検討が行われている。中井氏の狙いは、拉致問題で北朝鮮に強い姿勢を示すことにあるとみられる。担当相として当然の要請だ。
1月29日に閣議決定された高校無償化案では、朝鮮学校などの各種学校も「高校と同等」とみなされている。4月までに省令で定める判断基準によっては、朝鮮学校にも生徒1人当たり年額約12万円の「就学支援金」が支給される可能性がある。
朝鮮学校は、講堂に金正日総書記の肖像画を掲げるなどの同胞教育で知られる。万景峰号が日朝間を行き来していたころは、北への修学旅行(祖国訪問)を利用し、故金日成(元国家主席)・金正日父子への忠誠心や反米思想を植えつける教育を行っていた。
最近、北朝鮮が過去半世紀にわたって日本の朝鮮学校に計460億円の資金を提供し、昨年も2億円の「教育援助金」を送金していた事実も明らかになった。
しかも、北は横田めぐみさんら多くの日本人をいまだに拉致したままだ。その強い影響下にある朝鮮学校に他の各種学校と同様、就学支援金を支給するというのは、国民感情に反しよう。
平野博文官房長官は「無償化にふさわしいカリキュラムかも含めて、文科省がチェックしなければならない」と述べ、教育課程が適切でなければ無償化の対象から除外することも示唆した。
就学支援金も国民の税金である。それを使う以上、カリキュラムが日本の学習指導要領に準拠していることは最低条件である。
文科省によると、各都道府県の認可を受けた朝鮮学校は平成21年度で全国に73校あり、うち日本の高校に当たる「高級学校」は中高級学校を含めて12校だ。いずれも朝鮮総連と深い関係にある。
朝鮮学校には毎年、各自治体から5億円を超す補助金が支払われている。この支出が妥当なものか否かのチェックも必要だ。
かつて在日朝鮮人系の朝銀信用組合が破綻(はたん)した際、朝鮮総連への不透明な融資や北朝鮮への不正送金などの疑惑が指摘されながら、日本政府は1兆3600億円の公的資金を投入し、国民感情に大きなしこりを残した。このようなことは繰り返したくない。
高校無償化については、日本の経済水準からして当然だろうが、こういう差別を露骨に出せる、そしてそういう差別を露骨に出すことが許される(産経新聞や中井のように)土壌と言うのはもはや理解できない。朝鮮学校、そしてその学校に通う朝鮮民族の子供たちを狙い撃ちにしているのはみえみえであり、国際社会からも指摘をされているのだ。差別をここまで露骨に出せる、あるいは出てくるというのは”世界の非常識”とあるといい加減理解してほしい。そして国際社会には日本政府や右翼勢力どもに対して体で理解させてやって欲しい。こういう露骨な差別、および暴論をこういう誇らしげに堂々ともっともらしい論理で右派媒体が書いたり、こういう朝鮮学校も隔たりなく公的な無償化の対象に入れることに対して堂々と閣僚や政治家がチャチャを入れることのできるような土壌こそ、この日本社会から根本的に排除されなければならないだろう。
今年102歳!旧日本軍の従軍医、70年以上たった今も地域医療に貢献―山東省済南市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100303-00000008-rcdc-cn
久々にこういう良識的なニュースをみましたね。日本政府や右翼は見習うべきでしょう。終戦後、中国政府自身は当時の日本人も軍国主義の被害者であるとして、一銭の賠償も要求しなかった歴史があるわけです。その恩を感じて、山崎氏は中国に戦後もずっと献身しておられるのでしょうが、戦後の日本政府やそして現代の右翼どもはどうでしょうか?恩を仇で報いる、それが戦後の日本政府とそして右翼どものやり方なのです。
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1日、日中戦争の際に中国へわたった旧日本軍の従軍医で、今年102歳になる山崎宏さんは、戦争終了後も中国に残り、70年以上も医療奉仕活動を続けているという。
2010年3月1日付の南部週刊によると、日中戦争の際に中国へわたった旧日本軍の従軍医で今年102歳になる山崎宏さんは、終戦後も中国に残り、70年以上も医療奉仕活動を続けているという。
岡山県出身の山崎さんは1937年、29歳の時に旧日本軍・赤柴部隊の従軍医として中国・山東省済南市へわたった。その数か月後、山崎さんは部隊を離脱。
その理由について、「戦争での殺戮に嫌気が差して脱走した」との説や、「山崎さんは部隊で違反行為を犯しし、罪を免れるために脱走した」との説もあるとい
う。だが山崎さん自身、部隊離脱の経緯については口を閉ざして語らない。しかしその後、日本へ戻らず同市に残り、70年以上にもわたって医療活動を続けて
いる。その理由について、山崎さんは「(終戦後に)中国は日本に一銭も要求しなかった。その恩に報いているため」と答える。
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現在102歳の山崎さんは、39歳の時に現地で11歳年下の中国人女性と結婚。中国で小児科の医療資格を取り、地域医療への貢献を続けてきた。山崎さんは
85歳になるまでは1日に3か所の診療所を回って診療を続けてきたが、現在は高齢のため、63歳の娘一家と同居する自宅の隣りに構える診療所だけに限って
いる。それでも週6日間、無料或いは低額での診療を続けており、地域医療に大きく貢献している。「自分だけでなく、自分の子、自分の孫まで先生にお世話に
なった」と語る患者さえいるという。
山崎さんのこうした活動は、日中友好の民間大使としての役割も果たしており、山崎さんの遠縁に当たる親戚が市役所で働く縁も手伝って、1983年には和歌
山市と済南市が友好都市関係を結んだ。また、09年10月には日中民間交流に貢献した功績などが認められ、日本の総理大臣賞を受賞している。
山崎さんは現在「私に残された日はもう多くない。生きている限り、より人々のために貢献したい」と語っているという。(翻訳・編集/HA)
自民党:「徴兵制検討」示唆 幹事長、慌てて否定
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100305k0000m010084000c.html
自民党の憲法改正推進本部(本部長・保利耕輔元文相)が4日公表した論点整理に徴兵制の検討を示唆するかのような部分があり、大島理森幹事長が急きょ談話を発表して打ち消す一幕があった。論点整理は「国民の権利及び義務」の項目で「ドイツをはじめ多くの国では、憲法で、国民の兵役義務や、良心的事由に基づいてこれを拒否する者の代
替役務等が定められている」と指摘したうえで、「民主主義国家における兵役義務の意味や軍隊と国民との関係などについて、さらに詰めた検討を行う必要があ
る」と提起した。
これが「徴兵制検討」と速報されたのに慌てた大島氏は、談話で「論点整理はあくまでも他の民主主義国家の現状を整理したもの。わが党が徴兵制を検討することはない」と否定した。【木下訓明】
ついつい本音がでちゃったんだね。