2006年09月27日

米国、従軍慰安婦制度を非難。着々と進む日本政府、日本の右翼に対する世界良識派の包囲網

「20世紀最大の人身売買」 米下院、慰安婦決議案を採択
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/09/15/20060915000045.html
 
米国が従軍慰安婦動員の責任を認めない日本政府の歴史認識問題に対して正式に批判した。

 米下院の国際関係委員会は13日(現地時間)、全体会議を開き日本の従軍慰安婦動員関連決議案(下院決議案759)を上程し、満場一致で議決した。米下院は近く本会議を開き決議案を可決させる予定だ。

 決議案は、日本政府に対して従軍慰安婦動員の事実と責任の認定、そしてこの問題の反人権性を現在と未来の若者たちに知らせる教育などを含んでいる。この決議案は特に従軍慰安婦の強制動員が20世紀最大の人身売買であり、慰安婦に対する暴行・強制堕胎・性暴力などが、日本政府により公式的に行われた上に、日本の教科書はこの問題を過小評価していると告発している。 慰安婦関連決議案は2001年と2005年にも議会に提出されたが、日本政府の働き掛けなどで上程さえもされなかった。

 この決議案は、米議会が日本の歴史認識と教育問題に対して初めての介入したという点で意味が大きい。また日本の誤った歴史認識を放置した場合、韓・中・日関係や米国の対アジア外交に否定的影響を及ぼすものとの判断があると見られる。

ワシントン=チェ・ウソク特派員

朝鮮日報
 

慰安婦決議案に尽力した米下院エバンズ議員
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/09/15/20060915000046.html

米下院国際関係委員会が13日、日本の従軍慰安婦動員に関する決議案を全員一致で採択した。これはレイン・エバンズ民主党議員(55)とクリストファー・スミス共和党議員(53)の強い働きかけで実現したものだ。

 イリノイ州出身のエバンズ議員は1995年に発症したパーキンソン病によって健康状態が思わしくないにもかかわらず、この日開かれた国際関係委員会の全体会議に出席した。

 今年度で引退することを決めているエバンズ議員は今年2月から議会活動から身を引いていたが、自身が発議した最後の案件を見守るため久しぶりにワシントンを訪れた。

 エバンズ議員は決議案の採択が決まった後、どもりがちな語り口で「在米韓国人が支持してくれたおかげで決議案の採択が決まった」とし、喜びをあらわにした。また国際関係委員会に所属する議員らは、決議案の採択された直後、起立して傍聴席に座っていたエバンズ議員に拍手を送った。

 エバンズ議員は米海兵隊出身で、ジョージタウン大学法学部を卒業した後、故郷で弱者のための活動を行ってきた。1983年から24年間にわたって下院議員を務めたエバンズ議員は民主党でも最も進歩的な議員として知られる。エバンズ議員は20余年間、退役軍人の立場を代弁し、下院退役軍人委員会で活動を行ってきた。

 エバンズ議員が従軍慰安婦問題に関心を持つようになったきっかけは、1998年に同じくイリノイ州出身のウィリアム・ルピンスキー議員が日本政府に対し第2次世界大戦当時の被害者に謝罪・賠償するよう求める決議案を提出した時にさかのぼる。

 一方、ニュージャージー出身のスミス議員は1980年に下院議員に当選し、国際関係委員会でアフリカ小委員会・人権小委員会・国際活動小委員会の委員長を務め、最近では米議会で脱北者による証言を実現させている。

 米議会の知韓派として知られるスミス議員は強硬な妊娠中絶反対論者だ。1970年代にはこのために党籍を民主党から共和党に変えたほどだ。スミス議員はそれ以来、国際的な人身売買を禁じる法律を発議して、人権問題に積極的に取り組むなど、活発な議員活動を行ってきた。

 スミス議員は2003年にはウクライナ女性がセルビア・モンテネグロで売春を強要されているという事実を確認し、モンテネグロ首相に電話をかけて、その売春業者を廃業させた。

 また日本の従軍慰安婦問題を「20世紀最大の人身売買事件」と規定し、今回の決議案を採択させるため、議員らの説得にあたった。

 今回の決議案にはスミス議員を始め下院国際関係委員会の所属議員11人を含め、共和党と民主党を合わせて50人余りの下院議員が署名した。

 一方、ワシントン韓国人会を始めとする韓国人団体は今月29日、政界を引退するエバンズ議員の送別会を開催する予定だ。

ワシントン=チェ・ウソク特派員

朝鮮日報

米下院「日本は元従軍慰安婦に謝罪・賠償すべき」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=79879&servcode=200§code=200  
 米国議会が13日、従軍慰安婦問題に関し日本政府が責任を認めて反省することを促す内容の決議案を初めて上程し、全会一致で可決した。

  米下院国際関係委員会(委員長ヘンリー・ハイド氏)はこの日、会議を開き、従軍慰安婦動員関連決議案(下院決議案759号)を通過させた。

  レイン・エバンズ議員(民主・イリノイ州)議員とクリストファー・スミス議員(共和・ニュージャジー州)議員が今年4月に共同提出した決議案は、日本政府に対し▽従軍慰安婦動員に対する歴史的責任を認める▽こうした犯罪について現在と未来の世代を教育する▽慰安婦動員を否定するいかなる主張に対しても公開的かつ強力に反論する▽国連・国際アムネスティなど人権機構の勧告を検討し賠償の必要性と適切性を決定する−−などを促している。

  01年と05年にも慰安婦関連決議案が米議会に提出されたが、日本側の働きかけで上程もされなかった。 しかし今回の決議案は下院の主務常任委員会に初めて上程され、全会一致で通過したため、今後の下院全体会議でも可決される可能性が高まった。

  米下院でこの決議案が最終採択されれば、第2次世界大戦当時の日本の蛮行を全世界に想起させるのはもちろん、今後、慰安婦賠償問題においても日本政府に圧力を加える効果があるとみられる。

  決議案は前文で「慰安婦の悲劇は20世紀最大の人身売買」とし「慰安婦の奴隷化は日本政府の公式委任で組織化され、輪姦、強制堕胎、性的暴力を伴った。しかしこうした戦争犯罪は日本の過去の敵国や被占領国との賠償交渉で正しく処理されなかった」と指摘した。

  決議案にはまた「日本の一部の教科書は‘慰安婦’悲劇や他の蛮行を最小化し、第2次世界大戦期間の戦争犯罪で日本の役割を縮小しようとしている」という内容が書かれている。  

ワシントン=李相逸(イ・サンイル)特派員 <leesi@joongang.co.kr>

 

 しんどいですが、書きます。10日以上も前のニュースですが。ついに米国も動き出しましたか。安倍ファシスト政権が誕生し、日本の右傾化が一層進もうとし、日本の右翼政治家と右翼勢力による大日本帝国の加害歴史を修正・改ざんしようとする動きが加速度的に進む中でのうれしい出来事です。とりあえず、エバンス議員にGJ!!日本の右翼や歴史修正主義に反対するのは、中国や韓国だけではない。右傾化が進み、「あの戦争は自衛戦争だった」「正しい戦争だった」「南京事件や従軍慰安婦はでっちあげ」だという言論や言動がはびここって、右傾化政策が進めば、日本はアジアはもとより、米国でも世界でも嫌われ者になって、各国の市場や国際機構・機関からも締め出される日が来るでしょう。 
 私自身、米国は好きではありません。イラクやアフガニスタンに対する米国の侵略戦争がそれです。米国自身、日本軍の蛮行を非難する資格はあるのかという風に考えられなくもありません。しかし、一方で米国には大日本帝国や日本の右翼には存在しない良識的な部分があります。「イラク戦争は間違いだったとか」「イラクから撤退すべきだ」という世論が高まり、そして、今回の「従軍慰安婦決議案」です。日米間の関係や通商を悪化させる恐れも当然あるでしょうが、米国議会は日米関係よりも「人道」を選んだのです。すばらしい英断だと高く評価します。日本軍が中国大陸を侵略した際、無謀な、行き当たりばったりの作戦で、兵隊でもない罪もない無垢の一般市民を何千万人も虐殺しました。それでなおかつ中国全土を占領できなかったことを考えれば、(イラクに対する戦争の理由が大量破壊兵器で、それがデタラメだったという事実は置いておいて)たった数千人の死者で済ませて、フセイン政権を排除し、傀儡、かつ、脆弱とはいえ新政府を短期間で樹立させることに成功した米国のイラク戦争のほうがよっぽど理に適っている
でしょう。
 そんな話は置いておいて、米国の決議案で足りないところは、日本政府に対する謝罪・補償要求をもっと強い言葉で決議案に出すことと、その決議案を守らなかった日本政府に対する制裁措置を取るように、米国およびその他の各国政府・国際機関への勧告を盛り込めなかったことだ。「20世紀最大の人身売買」という部分も物足りなかった。「従軍慰安婦制度は20世紀最大の人身売買」ではなく、もっと最大限に強くして「人類史上最大・最悪、他に比類がないほど卑劣な人身売買」という風にすべきだった。もちろん、大日本帝国の加害歴史を勉強している方ならお分かりだと思います。日本軍の従軍慰安婦制度(性奴隷制度)は数世紀にも渡った”黒人の奴隷貿易”をはるかにしのぐ、残忍卑劣な悪魔の所業だったのですからね。贅沢をいえば、対象を従軍慰安婦だけに絞るのも間違いだと思う。特に作戦中、行軍中の日本軍兵士や部隊による、占領地各地域、特に南京、中国戦線、フィリピンでの一般の婦女子に対する性暴力は言語を絶するほど凄惨なものがあったと思う。日本軍の性暴力体質および現在の日本政府は"それを黙認し、許し、あるいは助長した大日本帝国"と本質的になんら変わっていないことも非難してほしいという点で、少々足りなかったのではないかなと思い、次回の決議案に盛り込まれることを期待したい。

posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:33 | Comment(19) | TrackBack(144) | 良識的ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

最近投稿できなくて、大変申し訳ありません。

安倍ファシスト政権が誕生したこともあり、書きたいことがやまだくさんです。しかし、私自身、多忙の身であり、なかなかエントリーを書く時間と、考える(体力・精神力的な)余裕を持てません。日々の忙しさに精神的に参りそうです。この一週間中に何とかして、エントリーを書きたいと思います。できなければすいません。9月23(土)、9月24(日)、9月25日(月)と、2泊3日でゼミ旅行に行ってきました。院生であり、多忙な身ですがゼミ旅行不参加は認められませんでした。正直体力的にも参りそうです。今日、ヘマをして、試薬びんを倒し、濃硫酸を自分の足にかけてしまいました。大量の水で、ただちに洗い流して処置をしましたが、皮膚が黒っぽく変色し、今でもヒリヒリする次第です・・・。そんな不幸な私を笑ってやってください。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:52 | Comment(36) | TrackBack(174) | 備忘録・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

祝:日の丸・君が代訴訟 良識派原告勝利判決 東京地裁

式での起立・斉唱定めた都教委通達は「違憲」 東京地裁
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200609210287.html
 入学式や卒業式で日の丸に向かっての起立や君が代の斉唱を強要するのは不当だとして、東京都立の高校や養護学校などの教職員が都教委などを相手に、起立や斉唱義務がないことの確認などを求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。難波孝一裁判長は、違反者を処分するとした都教委の通達や職務命令は「少数者の思想・良心の自由を侵害する」として違憲・違法と判断。起立、斉唱義務がないことを確認し、違反者の処分を禁止した。さらに、401人の原告全員に1人3万円の慰謝料を支払うよう都に命じた。都側は控訴する方針。
 教育現場での国旗掲揚や国歌斉唱を巡り、憲法19条が保障する思想・良心の自由の侵害を明確に認めた判決は初めて。同種の訴訟では、処分を争う教諭側が敗訴する例が相次いでいた。
 判決は、都教委の通達などは各校長の裁量を許さない強制的なもので、教育基本法が禁じた「不当な支配」にあたるとし、都教委の指導を全面否定する内容となった。
 問題の通達は03年10月に各校長あてに出された。教職員が国旗に向かって起立し、国歌を斉唱するよう定め、違反すれば、停職を含む懲戒処分の対象とした。
 今回の裁判の特徴は、職務命令や処分が出る前に、起立や斉唱などの義務自体がないことの確認を求めた点だ。都教委は「具体的な権利侵害がない」と門前払いを求めたが、判決は「回復しがたい重大な損害を被る恐れがある」として、訴えは適法と判断した。
 難波裁判長は、日の丸や君が代が皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきた経緯に言及。式典での掲揚や斉唱に反対する主義・主張を持つ人の思想・良心の自由も憲法上保護に値する権利だと述べた。
 通達について「教育の自主性を侵害し、一方的な理論や観念を生徒に教え込むことに等しい」と指摘。国旗掲揚の方法まで指示するなど「必要で合理的な大綱的な基準を逸脱した」として、校長への「不当な支配」にあたるとした。
 その上で、起立や斉唱の強要は思想・良心の自由を保障する憲法19条に違反すると判断。国旗・国歌は自然に定着させるのが国旗・国歌法の趣旨であることにも照らし、教職員への職務命令は違法とした。

私自身、司法は行政の犬でしかなく、骨の髄まで腐っていると思っていましたが、ほんの一欠けらの良心が残されていたようです。教師といえど一人の人間で、憲法19条で認められた思想・信条の自由があります。日の丸はアジア・太平洋の占領地、戦場、朝鮮や台湾などでの植民地などの大日本帝国・日本軍の横暴と蛮行の舞台となったあらゆる場所で設置され、侵略者のシンボル、人殺しの旗である。君が代は天皇への忠誠を誓わせる歌であり、戦前・戦中の大日本帝国の天皇ファシスト体制を象徴するものであり、当然受け入れることはできない。正しい歴史認識と良識をもって、自分の倫理や良心に基づいて君が代に対する起立や君が代の斉唱をできないと拒否する教師ら(もちろん生徒や保護者、教員以外の関係者を含む)に対して、東京都という地方自治体という公権力が無理やり強制しようとする権利はどこにあるのか?そんなものはない。さすがに、行政の犬である司法にしても、さすがに学校の教職員に対し、東京都の入学式、卒業式等の式典において 国歌斉唱の際に国旗に向かって起立し、国歌を斉唱すること、ピアノ伴奏を強制するということが、教育基本法10条に反し、憲法19条の思想・良心の自由に反していないとするという、突拍子のないトンデモ判決を下すことはできなかったということだ。

石原都知事「控訴は当然」 日の丸・君が代訴訟
http://www.asahi.com/national/update/0922/TKY200609220306.html
 入学式や卒業式での日の丸・君が代の強要は違憲だとする東京地裁判決について、東京都の石原慎太郎知事は22日の記者会見で「控訴するのは当然だ」と語り、都立学校の教職員に起立や斉唱を指示する方針を見直す考えはないと述べた。都教委はこの日、臨時の校長連絡会を開き、都立学校長約250人に対し、「これまで通り通達に従って指導してほしい」と改めて指示した。
 会見で石原知事は「あの裁判官は都立高校の実態を見てるのかね。現場を見てみるといい」「規律を取り戻すには統一行動が必要。その一つが式典での国歌・国旗に対する敬意だと思う。それがすべてとは言わないが、これも一つの手だてだ」などと語った。
 さらに、「(都教委の)通達に従って、学習指導要領で要求されていることを教師が行わない限り、義務を怠ったわけだから、いきなりクビにするわけじゃないけれど、処分は当たり前じゃないですか」と述べた。
 一方、臨時校長連絡会では、一審判決で違法とされた職務命令を今後も出すことを不安視する声が上がった。都教委幹部は「控訴するので、一審判決に拘束される必要はない」と説明した。

あの糞右翼知事が。石原や東京都という存在そのものが違憲だ!!!石原という糞右翼の痴呆老害をいまだに知事の椅子に座らせている東京都民も心底腐っているのか?
 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:14 | Comment(26) | TrackBack(43) | 良識的ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

暖かい安倍晋と(BlogPet)

日々、朝で朝早くに研究室の日々です
更新はまだですか、というメールが来ます
今後、朝で朝早くとか右翼を掛けていましたが書けずじまいに終わりました
記事とよろしく朝早くと、犠牲と、暖かい安倍晋と、記事とよろしく朝早くとか右翼をレイアウトしなかった?
明日広い蛮行と、暖かい被害者の人たちに思いを馳せ、大日本帝国の過去の蛮行を憎み、右翼と心の日々です
更新をバナーの設置とかレイアウトとかをバナーしなかった


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「右翼討伐犬」が書きました。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 13:31 | Comment(8) | TrackBack(124) | BlogPet用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

朝日新聞の良識的社説を2つ

歴史認識 政治家が語れぬとは
http://www.asahi.com/paper/editorial20060914.html
 1972年9月25日、北京の人民大会堂に当時の田中角栄首相を迎えて夕食会が開かれた。歓迎のあいさつに立った周恩来首相はこう述べた。
 「中国人民は、毛沢東主席の教えに従って、ごく少数の軍国主義分子と広範な日本人民とを厳格に区別してきました」
 この歴史的な首相訪中で、日本は中国との関係を正常化した。夕食会の様子はあいさつ文とともに当時の新聞などで報じられた。
 これが34年後の自民党の総裁選で、争点のひとつに浮かび上がってきた。根底にあるのは、日本の近現代史をどうとらえるかという、歴史認識の問題である。
 日本記者クラブでの公開討論会の席で、谷垣禎一財務相がこう述べた。「日中国交正常化をした時に、中国は戦争指導者と一般の日本国民を分けて国民に説明した経緯があった」
 A級戦犯が合祀(ごうし)される靖国神社に小泉首相が参拝することは、この中国側の整理を突き崩してしまった。だから中国政府が強く反発している、という趣旨の指摘だった。
 これに対し、安倍晋三官房長官は「そんな文書は残っていない。国と国とが国交を正常化するのは、交わした文書がすべてなんだろうと思う」と反論した。
 外交とは、水面には見えない交渉が下支えしている。国交正常化の際、中国側はこの理屈で、まだ反日感情の強く残る国民を納得させ、賠償を放棄した。日本はそれに乗って国交回復を実現させた。
 両国の共同文書には入らなかったが、そうした事情で困難な交渉がまとまったことは、広く知られている。
 それを今になって「文書がすべて」と片づけてしまうのは、中国側の苦心に冷や水をかけるものだ。あまりに一方的な議論ではないか。
 安倍氏の発想の根っこにあるのは、あの戦争を侵略戦争と言いたくないという歴史観だろう。
 谷垣氏は、戦争の多面性を認めつつ「中国との関係で侵略戦争であったことははっきりしている」と言う。麻生太郎外相も「満州国建国以来、南京攻略に進んでいったのは侵略と言われてもやむをえない」と語る。これに対して、安倍氏は「歴史認識は歴史家にまかせる」と論争を避けている。
 これはいかにも奇妙な論理だ。私たちは、邪馬台国がどこにあったかという遠い過去を論じているわけではない。今でも多くの人が記憶している20世紀の戦争の評価を問うているのだ。
 確かに、細かい事実の確定は歴史家に任せるべきだろう。しかし、それを全体として評価し、どこが間違ったかを反省し、教訓を現代に生かすのは国民を導く政治家としての責任ではないのか。侵略の被害を受けた国と新たな関係を築くための最も大事な土台でもある。
 20世紀最大の戦争について歴史観を語れぬ首相が世界に通用するはずがない。

朝日新聞の14日の社説です。まったく、安倍というやつの存在は国賊を通り越して、国辱、いや人類の歴史への冒涜だ。大日本帝国の過去の侵略という歴史的な事実を認めなかったり、靖国神社を参拝しておきながら、参拝したと認めなかったり、NHKの女性国際戦犯法廷の従軍慰安婦番組に不当に介入し、弾圧にかかったりね。さらにいえば、恩周来首相の好意のもと、「軍国主義指導者と、多くの日本兵を含む日本国民を区別し、日本国民の多くも被害者であったという」寛大な態度のもと、日中国交正常化を踏み切った当時の中国政府の英断を、誰もが知っていることなのに文書がないから認められないと発言したり・・・。政治家、いや一人の人間としてあるまじき態度であり、そんなやつを政治家にしようとしている支持している日本人はくるっていると言われても仕方があるまい。
 
 靖国批判 米国からの問いかけ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
 米下院の外交委員会が、日本の歴史問題で公聴会を開いた。テーマは小泉首相の靖国参拝をきっかけに悪化した日本と中国、韓国との関係だ。
 ブッシュ政権は、歴史問題については「日本の国内問題」としてノーコメントを貫いてきた。一委員会とはいえ、米国の立法府で取り上げられるのは異例のことである。
 与党共和党のハイド外交委員長は、靖国神社の戦争博物館「遊就館」を取り上げた。「日本がアジア・太平洋の人々を西洋帝国主義のくびきから解放するために戦争を始めた、と若者に教えている。私が会った日本の占領を体験した人は、だれも日本軍を解放軍とみていない」
 民主党の幹部ラントス議員は、東条英機元首相らA級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社の首相参拝を批判した。「戦犯に敬意を払うことはモラルの崩壊だ。日本のような偉大な国家にふさわしくない。この慣行はやめるべきだ」
 ハイド氏は太平洋戦争の従軍経験があり、ラントス氏はナチス・ドイツのホロコーストの生き残りである。そうした体験もあってのことだろう。
 この主張が米国を代表する見方というわけではない。公聴会で「米国は介入すべきではない」と発言したグリーン前国家安全保障会議上級アジア部長のように、問題を日米関係に波及させないよう求める声もある。
 だが、ハイド氏らを一部の限られた存在と片づけるのは間違いだ。このような公聴会が開かれたこと自体、靖国をめぐる米国の空気の変化を物語っているのかもしれない。
 米国の日本専門家の間でも、明らかに靖国批判が広がっている。
 日中関係の冷え込みは米国のアジア戦略に好ましくない、という分析的な判断からだけではない。「自存自衛の戦争であり、侵略ではない」「東京裁判は認めない」といった主張が首相の靖国参拝で勢いづいたことに対し、あの戦争の当事者である米国に困惑と反発が生まれているのだ。問われているのは、やはり日本の歴史認識である。
 小泉首相は靖国参拝を批判するのは中国と韓国だけだと言い続けてきたが、それは政府の公式発言に限っての話だ。首相の参拝を批判するシンガポールのゴー・チョクトン上級相(前首相)は「この件に関して日本は外交的に孤立している」と明言している。
 「内政干渉」と退けるのは筋違いだろう。彼らが問題にしているのは、彼らも戦い、あるいは巻き込まれた戦争についての歴史認識だからだ。
 日本は、戦前の軍国主義を否定し、米占領下で民主主義に生まれ変わった。そんな日米同盟の原点をなおざりにするのは看過できない。米議会の論議はそう問いかけているのではないか。
 「自由と民主主義」の連帯を次の政権も掲げるのなら、米国からの問いかけをきちんと受け止めるべきである。

今日17日の社説です。日本の過去の加害歴史を非難しているのは、韓国と中国だけか?日本の唯一親しいといわれる米国からの警告である。日本の歴史修正主義の横行と、日中・日韓関係の悪化が米国にとっても座視できない深刻な事態へと推移している証だ。安倍政権が誕生し、靖国参拝などの近隣諸国への挑発が続き、右翼的反動政策が続けば、北朝鮮やイランよりも、日本が干されることになるだろうね。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 18:57 | Comment(17) | TrackBack(149) | 良識的ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

石原知事、また「三国人」 治安対策めぐり発言

石原知事、また「三国人」 治安対策めぐり発言
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200609150434.html
 東京都の石原慎太郎知事は15日に都内であったシンポジウムで、国の治安対策を批判し、「不法入国の三国人、特に中国人ですよ。そういったものに対する対処が、入国管理も何にもできていない」と発言した。石原知事は00年にも「三国人」と発言して各方面から批判を浴び、「意図した意味と異なり、差別的に使われていた言葉だった」とした上で、「今後は、誤解を招きやすい不適切な言葉を使わない」と表明していた。  
 シンポは、民間団体が主催し、テロなどに対する危機管理がテーマ。
 石原知事は00年4月の陸上自衛隊の式典で、「不法入国した三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害では騒擾(そうじょう)事件すら想定される」と発言。その後、「辞書では『当事国以外の国の人』という意味で出ており、私もこの意味で使った」「在日韓国・朝鮮人をはじめとする一般の外国人の皆さんの心を傷つけたのは不本意で遺憾だ」などと説明していた。

相変わらず懲りないね。この差別主義のの糞石原が・・・。もはや記憶力も言語も思考能力も衰えた痴呆爺が。過去の日帝の残滓にすがりつくことでしか生きられない石原をはじめとする右翼のレイシスト爺野郎をとっとと民主主義の民意のもと掃除することはできないのか?
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 18:38 | Comment(18) | TrackBack(1) | 激怒(むかついた)ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米国戦中派議員による日本の歴史歪曲主義糾弾のニュース

米の戦中派議員、靖国参拝批判 下院公聴会で次々と
http://www.asahi.com/politics/update/0915/002.html
 米下院の外交委員会は14日、日本と中国、韓国など近隣諸国との関係に関して公聴会を開き、戦争体験を持つ長老議員らが、A級戦犯を合祀(ごうし)した靖国神社を日本の首相が参拝することは「モラルの崩壊だ」などと相次いで苦言を呈した。靖国批判は米議会全体の声ではないが、太平洋で日本と戦ったハイド外交委員長(82)=共和党=ら「戦争世代」の議員には批判的な意見が根強い。
 ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者のラントス議員(78)=民主党=は「A級戦犯が合祀された靖国神社への(日本の首相の)参拝は、ドイツのヒムラー(ナチスの親衛隊長官)やヘス(ナチス副総統)、ゲーリング(同元帥)の墓に花輪を手向けるのに等しい」と反発。日本の次期首相へのメッセージとして「戦犯に敬意を払うのはモラルの崩壊であり、日本のような偉大な国家にはふさわしくない」と語った。
 ハイド氏は同神社にある戦争博物館「遊就館」について「日本がアジアを西欧の帝国主義支配から解放したと若者に教えている。戦争を経験した世代として困惑している」と指摘。「この博物館で教えられている歴史は事実に基づかない。修正されるべきだ」と求めた。
 今期限りで引退するハイド氏は昨秋、小泉首相の靖国参拝について「(アジアの)対話が阻害されるとしたら残念だ」と懸念を示す書簡を加藤良三駐米大使に送った。今年4月には、米議会での首相演説の実現には「靖国参拝をしないと自ら表明する必要がある」との書簡をハスタート下院議長に送っている。
 一方、戦後世代の議員からは「独裁政権の中国は日米間にくさびを打ち、我々が過去に注目することを望んでいる」との意見も出た。公聴会で証言した知日派のグリーン前米国家安全保障会議(NSC)上級アジア部長は、同委員会に提出した書面で「日本が歴史を忘れ、戦前のような好戦性に回帰しているという議論は全く的はずれだ」と指摘した。


米議会:靖国神社遊就館の展示に変更求める ハイド委員長
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060915k0000e030043000c.html

【ワシントン及川正也】米下院外交委員会のハイド委員長(共和党)は14日、日本と近隣諸国に関する公聴会で、靖国神社にある戦史展示施設「遊就館」について「事実に基づかない歴史が教えられており、修正されるべきだ」と述べ、展示内容の変更を求めた。
 また、民主党のラントス筆頭委員は小泉純一郎首相の靖国神社参拝を「日本の歴史に関する健忘症の最もひどい例だ」と指摘し、「次期首相はこのしきたりをやめなければならない」と参拝中止を求めた。米国内には首相の靖国参拝による日中関係悪化を懸念する声があり、米外交に影響力を持つ両議員の発言は日米間に波紋を広げそうだ。
 ハイド委員長は「遊就館が第二次大戦は日本による西側帝国主義からの解放だと若い世代に教えていることに困惑する」と批判。ラントス議員は「A級戦犯が祭られている靖国神社への参拝はドイツで(ナチス幹部の)ヒムラーらの墓に献花するのと同じ。韓国や中国の怒りをあえて招くことをする限り、日本が国際社会で重要な役割を演じるのは難しい」と述べた。
毎日新聞 2006年9月15日 11時50分 (最終更新時間 9月15日 12時00分)

先の戦争を侵略戦争であること、大日本帝国・日本軍が冷酷残忍で極悪の存在であることを認められないような右翼連中はこの事態をどう考えているのだろうね。米国下院で日本軍慰安婦関連の決議案が満場一致で採決されたことを見ても、どうも日本の過去の歴史に甘かった米国がここにきて変わり始めているようだ。ここでのニュースでは紹介されていないようだが、米国議員の中には安倍は就任した際には、真っ先に韓国と中国を訪問するように、日中・日韓の関係悪化を非難するものもいたようだ。安倍が首相に就任し、日本の右翼勢力がのさばり、軍国主義復古の大日本帝国加害歴史改悪の動きが続けば、破綻するのは韓国や中国、インドネシアなどの他のアジア・太平洋諸国との関係だけではない、欧州はもちろん、なりより米国への奴従のもと曲がりなりにも培ってきた日米の関係も破綻を迎えるに違いない。日本は四面楚歌の状況を迎えるわけだ。

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2006年09月16日

米下院国際関係委、日本の慰安婦関連決議案を可決 のニュース

米下院国際関係委、日本の慰安婦関連決議案を可決
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200609150217.html
 
 米下院の国際関係委員会は13日、日本による第2次世界大戦中の従軍慰安婦動員に関する決議案(下院第759号決議案)を初めて審議し、これを可決した。「中国新聞網」が報じた。  
 同決議案は民主党のレイン・エバンズ議員と共和党のクリス・スミス議員が4月に提出したもので、日本政府に対し▽従軍慰安婦動員の事実と責任を認める▽従軍慰安婦問題が人権に反する問題であることを現在および次世代の日本国民に教育する▽慰安婦を否認するいかなる主張に対しても公に強く反論する▽国連やアムネスティ・インターナショナルの慰安婦関連勧告を履行する――ことを求めている。
 同決議案は、日本政府の承諾の下で慰安婦に対して行われた暴行、強制堕胎、性暴力、人身売買などの反人類的犯罪は、20世紀における最大規模の人身売買事件であり、その被害者は20万人に達するとの歴史学者の見解に言及。また、第2次大戦の戦勝国および関係国との賠償協議において、日本政府はこの方面の戦争犯罪をいまだ完全に公開していないと指摘している。
 
元慰安婦ら会見、米下院の慰安婦決議案採択を歓迎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000035-yonh-kr
 
【ソウル14日聯合】韓国挺身隊問題対策協議会と日本軍慰安婦被害者らは14日、ソウル市鍾路区の駐韓日本大使館前で記者会見を行い、米下院国際関係委員会による慰安婦決議案採択に歓迎の意を表明した。

 被害者らは「日本政府の慰安婦犯罪認定と責任履行を求める決議案の採択を心から歓迎する」と述べ、日本政府に対し、過去の犯罪を隠そうとせず即刻決議案を受け入れることを要求した。対策協議会は米下院に感謝の書簡を送り、内外の市民団体と連帯し日本政府が決議案採択を受け入れるよう努力していく方針だ。

 米下院国際関係委員会は現地時間13日、第2次世界大戦当時の慰安婦動員の事実を認め歴史的責任を受け入れるとともに、現在と未来の世代に反人間的な犯罪に対する教育を行うよう、日本政府に求める決議案を上程し、満場一致で議決した。  
(YONHAP NEWS) - 9月14日17時55分更新
続いては[AML 9333] Fw: 米下院国際関係委 慰安婦決議案を初採択 にありましたが、

2006.09.14「連合ニュース」より  日本語訳=一兵

米下院国際関係委 慰安婦決議案を初採択

日政府に慰安婦責任認定など要求 下院全体会議でも処理される模様

(ワシントン=連合ニュース) 金ビョンス特派員 = アメリカ下院国際関係委が 13日(現地
時間) 2次大戦当時日本の従軍慰安婦動員関連した決議案(下院決議案 759)を初めて上程し,満場一致で可決処理した.

この日採択された慰安婦決議案は、去る 4月民主党のレイン・エバンス(イリノイ州), 共和党クリストファー・スミス(ニュージャージー州)の 議員が超党的に共同提出したものだ。

決議案は日本政府に対して ▲従軍慰安婦動員の事実を明らかに認めて歴史的責任を受け入れること ▲反人間的で惨たらしいこの犯罪に対して、現在と未来の世代に教育すること ▲慰安婦動員を否定するどんな主張に対しても、公開的に強く繰り返し反駁すること ▲慰安婦たちに対する追加的な措置を決める時、国連の女性暴力特別調査官及びアムネスティーのような国際人権団体の勧告を真剣に考慮することなどを要求した。

今度決議案は強制的な拘束力があるものではないが、 第二次世界大戦当時の慰安婦強制動員など日本の蛮行に対して、アメリカ社会はもちろん全世界に対して考えさせ、今後の
慰安婦賠償問題などに対して日本政府を圧迫する効果があることが予想される。.

決議案を主導したエバンス議員は、 「今度の決議案は日本政府に慰安婦問題に対して謝ることを再度促したというところに重要性がある」と述べた。

これに先立ち去る 2001年と 2005年にも慰安婦関連決議案が、米議会に提出された事があるが、日本側のロービング活動によって、いつも上程さえ行う事が出来ないまま廃棄されてしまった。

慰安婦決議案が下院主務常任委に初めて上程されて、満場一致に通過されるによって下院全体会議でも、簡単に可決処理される可能性が高いことと見込まれる。

決議案は、歴史家たちによればその被害者数が 20万名にのぼる慰安婦強制動員が、 20世紀に発生した人身売買事件の中で最大の事件と言いながら、これらに対する暴行・強制堕胎・性暴力・人身売買などが、日本政府によって公式的に成立させられ調整されたと指摘
した。

また第二次世界大戦、戦勝国及び関連国たちとの賠償交渉において、このような戦争犯罪
が適切に扱われなれず、最近の一部の日本における教科書は、第二次世界大戦の中で慰安婦の悲劇とまた違う蛮行を少なく扱って、それだけでなく日本政府の役割を縮小しようと
していると明らかにした。

しかし今回の決議案も草案に言及されていた 「多くの反人倫的犯罪」,「歪曲」などの表現が、審議過程において削除されトーンダウンしてしまい、日本政府が去る 93年に慰安婦問題に対して初めて謝罪と後悔を表明し、95年 7月には慰安婦補償を拡大するためにアジア女性基金を設置したという内容などが追加されて、日本側のロビー活動が少なくなく作用したことが見当がつく内容になっている。

一方、その間アメリカ国内の韓人社会と慰安婦問題の関連団体たちは、米議会での従軍慰
安婦決議案の上程及び通過のために、韓人社会全体のレベルで署名作業と共に、地方区議員に手紙を送る運動など大大的なキャンペーンを繰り広げた。

*記事には「第二次世界大戦時に従軍慰安婦として連れて行かれた韓国の女性たち」とい
う写真資料が添付されている。

http://news.naver.com/news/read.php?mode=LSD&office_id=001&article_id=0001410649§ion_id=104&menu_id=104

 
うれしいニュースですね。ついに日米を含む世界の良識派が日本政府、日本の右翼勢力などの悪しき勢力との聖戦に勝利した瞬間です。正義は勝ちます。日本政府はまたしらばくれるのでしょうか?世界の人々はそれを許しません。日本政府や日本の右翼勢力に天誅が下されるXデイが楽しみです。
 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:51 | Comment(19) | TrackBack(68) | 良識的ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日は何の日 平頂山事件

【中国】【今日は何の日?】1932年:平頂山事件起こる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060916-00000001-scn-cn
 
【今日は何の日?】1932年:平頂山事件起こる

 1932年9月16日、日本軍が平頂山村の村民を虐殺する「平頂山事件」が起きた。平頂山村は遼寧省・撫順市から約4キロメートル離れた所にあり、当時は400世帯3000人余りが住んでいた。

 前年9月に始まった満州事変により東北地方では抗日運動が活発化していて、遼寧省でも抗日自衛団が組織されていた。事件前日、抗日自衛団1200人が平頂山村を経由して日本軍の配給店を焼き払い、更に日本の支配の象徴であった撫順炭坑を襲撃、この戦闘によって炭鉱所所長など数名の日本人が死亡した。

 日本の撫順守備隊は平頂山の村民が抗日自衛団に協力的であるとして、報復のために全員を崖下に集めて機銃掃射を浴びせるなどして虐殺、村全体を焼き払った。後日、日本軍は遺体に石油をまいて焼却し、ダイナマイトで崖を爆破させて遺体を埋めた。

 1951年、犠牲者を悼んで撫順市に記念碑が建てられた。1970年には事件があった場所で遺骨の発掘作業が行われ、その後「平頂山殉難同胞遺骨館」が建設された。ただし、遺骨に関しては、「別の戦闘による犠牲者の可能性があり、疑問が残る」とする意見もある。

 1996年には事件で生き延びた村民3人が、日本国政府に国家賠償を求める訴訟を起こした。一審の東京地裁、東京高裁ともに「平頂山事件」を事実として認定したが、賠償に関しては国家無答責の法理により賠償責任を退けた。最高裁は2006年5月16日、原告の上告を棄却した。(編集担当:梅本可奈子・如月隼人)

 
(サーチナ・中国情報局) - 9月16日5時21分更新
今日は何の日か覚えていますか?平頂山事件の日です。9月16日は平頂山事件の日ですね。8月15日が敗戦 あるいは大日本帝国天皇ファシズム体制解放記念日、8月6日に広島に、8月9日に長崎に原爆が投下された日などということは、日本人であれば誰でも思いつくことでしょう。今日が平頂山事件の日であるということに、日本国民1億人のうち、何人が知っていたと思いますか?なくなられた被害者や家族・身内を亡くしたり、重症を負ったものを難を逃れた被害者の悲劇に、この16日に思いを馳せていた人はどれだけいたのでしょうか?実は私も忘れていました。この記事を目にするまでは・・・。私も日本人失格ですね。今度から気をつけたいと思います。とはいっても、研究室に篭る忙しい日々が続き、過去の日本の加害や罪行のことに思いを巡らす余裕がありません。というか、進路間違えたかな・・・・?
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:38 | Comment(94) | TrackBack(70) | 各国民衆の大日本帝国侵略・戦争被害情報コーナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

東京裁判について教えてください!by増田都子教諭

以下転載
 

 『ヴァンテアン通信(9条の会)』という、ミニコミ誌のようですけど、たいへん内容のある冊子を出している方から、拙稿「教育への『不当な支配』による免職を許すな」を載せていただきました。今号は[特集 日本の教育]で、多くの方に読まれるといいな、と思います。その中で、東京裁判について書いてあったところが気になったので、質問して、以下のようなやり取りになりました。
 真相!? は、果たしてどちらか、分かる方は教えてください!

<増田より編集者へ>
こんにちは。
『ヴァンテアン通信』届きました。たいへん、充実した内容で、教えられるところが、たいへん多いです。ありがとうございました。

 ただ、一ヶ所、気になるところがあります。P1の東京裁判のところなんですけど? PHP文庫の『「満州帝国」がよく分かる本』がそもそも間違っているのではないかと思いますが、『東京裁判は満州事変(1931、昭和6年)までさかのぼって裁判した』のところです。

 東京裁判は『1928年1月1日から』というところまで『さかのぼって裁判した』のではなかったでしょうか。今ちょっと根拠になる本が手元にないんですけど・・・調べてみていただけますか。

<編集者より増田へ>
 東京裁判についての以下のご質問について。著者に問い合わせようと思い、PHP文庫の編集担当者に聞いてみました。編集氏は、記載どおりで間違いはないとの返事でした。つぎに、防衛庁研修所資料室に聞きました。開始年につき、米国はハワイ真珠湾攻撃からを主張し、中国は1928年張作霖爆殺から主張し、開始年が不明確のまま結局、満州事変からとなったとの返答でした。つきましては、増田さんに1928年とする資料がありましたらおしらせいただきたいのですが。一応、以上のお答えをお知らせしておきます。

<増田より編集者へ>
実は、『敗北を抱きしめて』下巻のP271〜272に以下のようにあるのです。
「検察は、日本の上層部が参画した『侵略戦争を行わんとする共同謀議』という犯罪は真珠湾の直前から始まった(マッカーサーならそう言ったろう)のではなく、さらには、日本が中国を相手にしておおっぴらな戦争状態に入った1937年でも、『満州事変』を口実に満州国支配にのりだした1931年でさえなかった、としたのである。

 被告人たちが参画したとして罪を問われている共同謀議の発端は、じつに1928年1月1日にさかのぼる、と主張したのである。このときアジア大陸占領の計画が始まった、と検察は申し立てた。そして最終的に、その時以来のアジアの混乱と紛争の18年間に756の個別の行為がなされ、それが『平和に対する罪』を構成するとして被告たちを告発した。・・・そして多数判決文の何百ページもが、1928年から1945年にかけての日本の政策決定を微に入り細をうかがって論述し、事実上そのすべてが侵略戦争をするための『共同の計画』に合致すると主張していた」

 それで、私も「東京裁判は満州事変までさかのぼって裁判した」と思っていたのが、実は「1928年1月1日から」だったのか・・・と思ったのでした。この部分の出典は、脚注によると『The tokyo judment』APA−university press,1977,vol.1,2となっていて、「こ
の本は東京裁判の全判決が収録されている」となっています。それとも「多数判決文」と「正式な判決文」では違っていて、「正式な判決文」の方では「1931年満州事変から」なんでしょうかしら?

 ただ、『敗北・・・』には、P315にも「勝者にすれば日本に『英霊』などいなかった。東京裁判も1928年以降のすべての軍事行動を侵略行為とその結果としての『殺人』を行ってきた国が、そして捕虜に対する虐待も民間人に対する残虐行為もほとんど国民性の表出とも思えるぐらいあちこちで行ってきた国が、そんなことを考えるだけでもあさましい、とはっきり言っていた」とあります。

 うーん??? 東京裁判における戦争犯罪の対象となった年の開始年は『1931
年から』なんでしょうか『1928年1月1日から』なんでしょうか? 真実を知りたい!? です。

 

 
非常に興味深い話です。
というか、
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/ashowasaiban.htmでは、
>1928年の張作霖爆殺事件から敗戦までが訴追対象とされ、被告は日米開戦時の首相東条英機など28名で、巣鴨拘置所に留置された。弁護には日米の50名があたった。
 
という風にありますね。厳密に言えば、張作霖爆殺事件が起こったのは、1928年6月4日のことなので、1928年6月4日から、1945年8月15日からが、東京裁判訴追対象となった期間でしょうか?連合軍側も張作霖爆破から、アジア・太平洋広域へといたる日本の侵略の過程として捉えているのでは。私も真珠湾攻撃から敗戦までが対象だと思っていたので、意外でしたね。ともあれ、真実をご存知の方は増田都子教諭にまでお知らせください。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:41 | Comment(15) | TrackBack(37) | 増田都子教諭を応援しよう!!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

海南島戦時性暴力被害訴訟 不当判決についての追加記事(BlogPet)

きょうは司法へ侵略されたみたい…


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「右翼討伐犬」が書きました。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 13:26 | Comment(7) | TrackBack(161) | BlogPet用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

なかなか更新できないことについて

 安倍晋三にNO!AbEndキャンペーン に加わるべく、準備をしていました。バナーの設置とかレイアウトとかいろいろと手間取っていまして、ほかにも書きたいことがありましたが書けずじまいに終わりました。修論も追い込みを掛けていて、明日も朝早くに研究室の日々です。更新はまだですか、というメールが来ます。更新を楽しみにしている方々がいますが、なかなかエントリーを書けなくて申し訳ありません。なかなかブログ記事を更新できませんが、常に私は大日本帝国の被害者や犠牲者の人たちに思いを馳せ、大日本帝国の過去の蛮行を憎み、右翼と心の中で常に格闘しています。今後とも暖かい応援をよろしくお願いします。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:22 | Comment(164) | TrackBack(819) | 備忘録・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安倍晋三にNO!AbEndキャンペーン の輪に加わります。安倍ファシスト政権の阻止についての決意

 安倍晋三にNO!AbEndキャンペーン を提案した人は、カナダ de 日本語というブログを運営する女教師の方です。私も遅まきながら輪に加わりたいと思っています。バナーについては、雑談日記(徒然なるままに、。)により拝借しました。
 安倍ファシストのドブネズミ野郎が日本の首相になったら終わりです。韓国や中国などのアジア諸国との関係は破綻を迎えるでしょう。日本は孤立を迎えます。安倍の野郎は統一教会というカルト集団の主催する行事に祝電を送っていたりして、闇の勢力とも強い結びつきをもつ極右犯罪者です。そんなやつを首相にするほど日本人は愚かなのでしょうか。自民党総裁選が話題になっているようですが、麻生も馬鹿右翼だし、谷垣は消費税10%などとほざいているし、3人とも私からすれば論外ですが、ほかの2人よりはるかにハト派の谷垣を私は大変消極的ですが、押したいと思います。最終的には極右勢力に乗っ取られ、利権に塗れた大日本帝国の残滓たる自民党をとっとと、葬り去って、民主党左派や社民党による真の良識派が政権を担うべきなのでしょう。次は参院選ですが、衆院選はまだまだです。自民党の政権はまだまだ続きますが、よりベターな谷垣政権に掛けるしかないと私は思っています。安倍普三にNo!を。ちなみに、
 
二大疑惑かけもちの安倍晋三(再編集版)
http://grevo.blog51.fc2.com/blog-entry-37.htmlでは、安倍はA級戦犯である岸信介の汚れた血やDNAを完全な形で受け継いだ疑惑の妖怪のようである。別に統一教会の疑惑だけではない。ライブドア事件や耐震偽装事件にだって、安倍普三のファシストの野郎は、大いにかかわっている。こんなやつらを首相にしてはならない。いろいろ書きたいことがあるが、何としても安倍普三の首相就任という最悪の事態を阻止したい。今こそ、良識派の英知を結集すべきであります。現に、

 
ふざけるな、BlogPeople。これは言論表現への露骨な干渉である。この執拗さはいったい何か?
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/09/blogpeople_63c8.html
 
では、安倍ファシスト陣営は、相当に焦っており、言論弾圧の狂気に走っています。インターネット上の良識派の草の根の輪はやつらにとって脅威に違いありません。日本のファシズム化と安倍普三のファシスト政権を阻止すべく、私も安倍晋三にNO!AbEndキャンペーン の 輪に加わりたいと思います。これを決意文としてブログのエントリーに掲載します。以上
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:04 | Comment(14) | TrackBack(171) | 安倍晋三にNO!AbEndキャンペーンに参加表明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

【声明】お世継ぎ」はいらない──「奉祝」を拒否し、天皇制の廃止を求めます

amlより転載です。
 
■■「お世継ぎ」はいらない──「奉祝」を拒否し、天皇制の廃止を求めます■


 今日、秋篠宮夫妻に第三子がうまれました。またしても、国をあげての大「奉祝」が繰り広げられています。
 特定の「家」や個人の出産が、格別の慶事として祝われることの不当性もさることながら、このかんの「お世継ぎ」騒動とでもいうべき異常な事態の中で、「家のため」に女性が妊娠・出産することへの手放しの賛美や、男の子の誕生を臆面もなく期待する性差別的な言辞が、日本中にばら撒かれたことを、見過ごすわけにはいきません。
 天皇家は、世襲という「家のため」の子づくり強制、男系による血統支配、婚外子の利用と排除という体系化された性差別、身分差別、民族差別によって維持されています。“現人神”として庶民を戦争に駆り立て、アジアの国々を侵略、蹂躙した責任も一切とらないばかりか、ふたたび戦争国家へとまい進するための「国民」支配の装置にもなりうる、それが天皇制です。
 天皇・皇族を賛美することは、平和や人権をないがしろにすることを意味します。
 にもかかわらず、男子がうまれたことで、「家を継ぐのはやっぱり男」という女性差別的な声がますます大きくなるでしょう。そして秋篠宮家への処遇の見直し(格上げ)、「公務」の拡大など、天皇制強化の動きはますます強まっていくでしょう。
 「皇室典範改正」も、男子がうまれたとはいえ、「皇位継承」問題が解決したとはいえず、引き続き検討されていくはずです。
 こうして、すべてが、天皇家の繁栄のために動いていく。その分、私たちの負担と不自由ばかりが増していくのです。
 そんな世の中、間違っている。天皇制はいらない。「お世継ぎ」はいらない。
 私たちは「奉祝」を拒否し、天皇制の廃止を求めます。

                  「お世継ぎ」はいらない2006実行委員会
                             2006年9月6日
 

 
こんな出来事もありましたね。秋篠宮夫妻に第三子が生まれ、それが男子だったと。それがどうしたのですが。新聞もマスコミも、狂ったように、絶賛・祝賀の嵐。国中が病的な全体主義、ファシズムのようで大変気持ち悪かった。こういうことを狂ったように絶賛するやつは天皇制というのは何たるものかわかっていない。今日はあまり長く書きたくないので、詳しくは触れないが、存在すること事態が害悪である。たとえば、男の子が生まれたことで、「お世継ぎ」が男であることをマスコミや新聞、皇室の連中が喜びたがるということをひとつをとっても、女性差別を固定化するばかりでなく、一層「家を継ぐのはやっぱり男」という女性差別的な声がますます大きくなり、多くの女性にとってさらなる受難の風が強まるということだ。天皇制について、考察できる機会があればまた書きたいと思う。天皇制は存在すること自体が大日本帝国・日本軍の被害者、犠牲者にとって侮辱と冒涜ではないだろうか。そんな制度が残っていること自体、日本の恥である。「世継ぎ」など糞食らえだ!
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:17 | Comment(32) | TrackBack(121) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月09日

「戦争責任直視を」共社党首、アジア政党国際会議で演説

「戦争責任直視を」共社党首、アジア政党国際会議で演説
http://www.asahi.com/politics/update/0909/002.html
 共産党の志位委員長と社民党の福島党首は9日、ソウルで開催中のアジア政党国際会議で相次いで演説し、日本が過去の植民地支配などの戦争責任を直視すべきだと訴えた。
 共産党党首として初めて訪韓中の志位氏は、「平和と安定のためのアジア共同の機構をつくる上で、日本が過去に行った侵略戦争と植民地支配を正当化する『逆流』を克服することが、アジアのみなさんが求めていることだ」と主張した。
 福島氏は劣化ウラン弾の製造、保管、使用を禁止する国際的な条約づくりを提案するとともに、「A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社への首相参拝は、戦争責任をあいまいにする。憲法9条を変えようという動きと直結している。強い関心を持っていてほしい」と呼びかけた。

こういう政治家がいることで、まだその暗黒の日本社会にも希望の光は絶えていないということだ。過去の植民地支配と侵略の歴史の戦争・侵略加害責任を直視すべきだし、右傾化が進み、安倍ファシスト溝鼠の野郎が首相に就任しようとしているかつてない危機に対して、世界各国は強い関心をもち、包囲の輪を広げるべきだと思う。日本の民主主義が死んでいる以上、日本の現状を打開するには、外圧に頼るべきではないか。そういう活動を野党の良識派議員には求められているのだと思う。共産党の志位委員長と社民党の福島党首には、安倍首相就任阻止と日本の右傾化歴史修正主義反対の世界連帯構築に向けて頑張ってもらいたいと思う。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:52 | Comment(12) | TrackBack(109) | 良識的ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なんだこれは嫌がらせか?

海南島慰安婦訴訟、中国人8人の請求棄却 東京地裁(BlogPet)
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/23290864.htmlという記事を私のブログペットである"右翼討伐犬"が書いた。たかが、人工知能だと侮っていたが。ブログペットというのは、面白いと思い私のブログに組み込んだのだが、このような悪事をしでかしてくれるとは。ブログペットという企画を運営しているのは、DIONという会社であり、私のブログへの嫌がらせかと思えてきた。今度そのような記事を書こうものならば、抗議のメールを出そうと思う。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:43 | Comment(10) | TrackBack(91) | 備忘録・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南京大虐殺生存者への医療保障 より手厚く

ひさびさに書く。 
南京大虐殺生存者への医療保障 より手厚く
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200609060289.html
 旧日本軍による南京大虐殺の生存者400人あまりに対し、今後はより手厚い医療保障が提供されることになった。もとの所属機関の清算をもとに、旧日本軍南京大虐殺生存者援助協会が薬剤費の50%を補助し、また特殊なケースの場合はそれに見合って更に追加保障がある。同協会が明らかにした。
 同協会の朱成山副会長は「現在、生存者は400人あまりいるが、年齢も高くなり、大部分は健康状態が思わしくなく、医療費は大きな負担になっている。これを受けた関係者の呼びかけで、2年前に南京市で南京大虐殺生存者援助協会ができた。この2年間、協会の活動は社会各界からの支援を得て、現在300万元余りの資金が集まった。これらの資金は生存者の支援に活用され、その大部分は医療補助になるだろう」と語った。

これは本来は日本政府がやらなければならないことだ。南京大虐殺の生存者には、一年でも長く生きてもらい、世界の人々に日本軍の蛮行を語りついでもらいたいと思う。とはいえ、南京大虐殺の被害者や犠牲者遺族らに対して、補償も自ら出向きなんら誠意のある謝罪もしていないのだ。こんな国家は最低だと思うね。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | 大日本帝国・侵略戦争・戦争責任関係ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月05日

海南島慰安婦訴訟、中国人8人の請求棄却 東京地裁(BlogPet)

ほんとうは、右翼討伐人は
北朝鮮やイランに核開発などの関連で経済制裁が欧米で叫ばれているが、中国軍性奴隷被害者の請求を無情な残酷でもって棄却した中国に対してこそ、安保理で経済制裁を実行すべきなのである。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「右翼討伐犬」が書きました。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 13:19 | Comment(19) | TrackBack(8) | BlogPet用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月03日

元「従軍慰安婦」朴永心さんの訃報を知って

元「従軍慰安婦」朴永心さんの訃報を知って 
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2006/01/0601j0830-00003.htm
暗黒の歳月を生き抜き、日本の戦争犯罪を告発 ハルモニの恨 忘れません
 朴永心さんの訃報を知らせる本紙記事を目にして頬筋がけいれんした。
 2000年12月バウネット・ジャパン(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)主催の女性国際戦犯法廷に行った時の事を思い浮かべた。開廷ギリギリに慌てて潜りこんで座った席が、偶然にも朝鮮側被害者席だった。私の左5つ目の席に朴永心さんが座っておられた事に気づいたのは、北南共同チームが提出した写真資料(妊婦姿の女性)が本人であるかどうかを裁判官が確認した時であった。
 北南共同弁護団が提出した多くの資料によって、慰安所設置は国家の政策で行われたことがあますことなく立証されていて、会場は怒りや痛みが充満し、重苦しい空気に覆われていた。
 午前の法廷も最終段階にさしかかり、あどけなく恥ずかしげで哀しそうな妊婦の写真がOHPに映し出された瞬間、傍聴する皆が固唾を飲んだ。弁護団は写真の妊婦が朴永心さんであり、この場に出廷して証言すると言うと、法廷はさらに緊張に包まれた。
 裁判官が本人確認のため被害者は演壇に上がるよう命じた。しかし高齢(80)の朴さんは足が悪くその場で起立しマイクを持った。私は横から朴さんを凝視するばかりだった。
 とても小柄だった。「この写真の人物はあなたですか」という裁判官の問いに小さな声で「イェ(はい)」と答えた。その数秒の張り詰めた空気を表す言葉を私はもたない。
 シーンと静まり返った場内の張り詰めた雰囲気が一瞬変わった。何を思ったか、朴さんがクルリッと後ろを向き400人を超える傍聴席に向かって深々と頭を垂れた。すると真後ろに座っていたチョゴリにショールを羽織っていた小柄なハルモニが朴さんの手を握りしめた。拍手鳴りやまぬ会場で二人は静かに目を見合わせていた。その二人の姿はまるで別世界にいるような、時間が止まったような…。今でも目に焼きついている光景た。
 長い長い暗黒の歳月を生きた二人の静かないたわりと痛みの共感。後ろは韓国被害者席だったのだ。
 そして朴さんは着席すると、両手で顔を覆い号泣した。過去を隠し通し、その痛みを訴えることも叶わず生きてこられた朴さん。はじめて事実を世界に公表したいま、堰を切ったように泣き崩れたのだった。
 昼食時間中もずっと泣いていたと数日後に知った。
 私は判決を直接聞かずにはいられなくなり、判決当日は仕事を休んだ。
 世界でも例を見ない日本軍性奴隷制の実態。慰安所は軍隊内で広がる性病を最小限にし、軍の士気を高めるため計画された国家の組織的犯罪だ。法廷は当時皇軍の最高責任者であった昭和天皇に有罪判決を下した。歴史的瞬間だと思った。法的拘束力はないが、それでも精神的にはすごい。ハヌル プルダとはこういうことか? と。
 判定を直接聞くまでは、ドキドキしていたが、裁判官が判決文を読み上げている最中から涙が溢れた。会場は歓声が響き、世界各国の言葉がこだましている。記者たちが叩くキーボードの音も高鳴る。
 1階は興奮で全員立ちあがりみなが踊り始めた。私は朴さんを探した。ハンカチを天井に向けて高くなびかせながら、「ネ チュゴド イジェ ハニオプタ(もう死んでも悔いはない)」とつぶやいたのを私は聞いた。足はあまり動かせないが踊っていたようだった。
 人間の尊厳を回復するために女性国際戦犯法廷は、日本の戦争犯罪を裁いた。その瞬間を私は忘れない。この報道をNHKのETV特集で放映すると聞いていたので、友人たちに知らせた。しかし、報道は事実を改ざんした恥ずべきものだった。のちに安倍、中川といった自民党の政治家らの圧力がNHKにかけられたと朝日新聞が報じていた。もはやこの国の言論は、戦時統制に入ったかのようだ。
 過去を反省しないだけではなく、事実を捻じ曲げる事で新たな罪を犯している人物が、次期首相候補なのだから被害者のハルモニたちの苦痛はいかばかりであるかと思う。
 しかし、国際戦犯法廷実現のために全力を尽くした故・松井やよりさんをはじめ、世界中の進歩的女性たちの存在を決して忘れてはなるまい。朴さんの遺影にあらためて誓おう。「ハルモニたちの叫びを心に刻み、語り継いでいきます」と。(康貞奈、会社員)
[朝鮮新報 2006.8.30]
すばらしい記事である。日本軍のもっとも重要な戦争犯罪のひとつである軍隊性奴隷制度は、東京裁判やBC級戦犯裁判でほとんど裁かれることはなく終わったのである。軍隊性奴隷制度は、強姦や略奪などの兵士の不祥事を防止するため、性病の防止のため、防諜のためとかいろいろ理由があって設けられた。しかし、将兵の獣性むき出しの底知れない性欲の捌け口のためというのが最大の理由である。被害にあった女性は朝鮮人や台湾人、中国人、フィリピン、インドネシア、他のアジア・太平洋地域、東南アジアに在留していた欧米連合国籍の市民、そして日本人など国も地域も民族も人種もさまざまで、被害にあった女性は例外なくすべての人格の尊厳をこ一切剥奪され、心身の健康を著しく害している。戦後長い間、タブー視され、被害女性に光が差し込むことがなく、その重大な戦争犯罪は歴史の闇に埋もれ、取り上げられることはなかったのである。多くの奇跡的に生き残った被害女性たちも長い間口を閉ざしたまま、深い心身の傷とトラウマを背負いこまなくてはいけなかったのである。千田夏光氏と吉見義明氏が明らかにし、金学順氏が韓国で初めて慰安婦として名乗りでることになった。その後、中国や台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、オランダで多くの被害女性が勇気をもって名乗りでて、立ち上がったのである。しかし、日本軍の軍隊性奴隷制度の被害を受けて勇気をもって名乗りでた女性たちを待ち受けていたのは、自ら娼婦となった日本軍の犬、金目当ての乞食女などと彼女らを侮辱し、罵倒の言葉を浴びせる日本の右翼勢力、被害女性のいる各国の心無い連中からの二重もの屈辱であった。そこで、被害を受けて、今なお苦しんでいる軍隊性奴隷制度の被害女性の尊厳を回復するためにも、今なお世界各地の紛争でおきた跡を絶たない多くの性暴力被害者に勇気を与えるために、日本軍軍隊性奴隷制度をはじめとする日本軍性暴力を裁く女性国際戦犯法廷が必要だったのだ。ところが、安倍ファシストドブネズミは圧力をかけて、NHKの女性国際戦犯法廷の日本軍軍隊性奴隷制度を裁く報道を改ざんさせたのである。過去を反省することができないだけではなく、大日本帝国・日本軍の加害という事実を言論を封殺して捻じ曲げようとする安倍ファシストドブネズミが首相候補だという日本は笑えない。この事実を世界に知らせるべきである。世界の国の人々は、日本の過去の蛮行を認識し、日本政府が誠意のある謝罪と補償を約束し、すべての歴史修正主義を放棄するまで、日本には断固たる経済制裁措置を行う主張するはずである。日本軍軍隊性奴隷制度の被害女性の名誉と尊厳が回復が果たされ、日本国と日本社会が良識的な革新を遂げるまで私の右翼討伐人としての戦いは終わりません。日本軍の性暴力の被害や犠牲になった女性たちの叫びを心に刻み、生涯にわたり語り継いでいくことを私は誓います。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 22:19 | Comment(12) | TrackBack(201) | 良識的ニュース・記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

違法な政治介入を行っている安倍晋三ファシストドブネズミ野郎にお灸を!

違法な政治介入を行っている安倍晋三官房長官にお灸を!

9月15日に愛媛と東京で提訴します。

東京提訴の原告大募集!!

 自民党総裁選で安倍晋三氏の当選が、ほぼ確実となってきました。安倍氏は9月下旬から始まる臨時国会で、何が何でも教育基本法改悪を通そうとしています。次はいよいよ憲法改悪です。これは何としても阻止しなければなりません。

 東京都杉並区では、昨年、「つくる会」教科書を採択しました。この4月から杉並区内の中学校ですでに使われています。全国583の採択地区の中で栃木県大田原市と杉並だけの採択でした。全国ではたった0.4%の採択率でしたが、使う杉並の子どもたちにとっては採択率100%です。

 安倍晋三氏は、「つくる会」教科書を支持し、「党として歴史教育に取り組む」姿勢を明確に打ち出しています。2004年6月に行われた「日本の前途と歴史教育を考える会」による教科書シンポジウムに「幹事長通達」を送り、自民党各県連には「教育基本法の早期改正を求める意見書」を送っています(2004.6.1付産経新聞)。

 これらは明らかに教育基本法10条(「教育は不当な支配に服することなく・・・」)違反です。この条文を生かして、安倍氏の教育への不当介入を提訴するチャンスは今しかありません。

 現在、杉並を中心に訴訟の原告が7名集まっています。弁護士の力を借りる必要が出てきたら、生田弁護士(香川県高松市在住)に代理人をお願いすることになっています。

裁判には「選定当事者」という制度があり、何人かの原告(選定当事者)に訴訟の進行を委任することができます。安倍氏の教育への不当な介入を許せないというお気持がある方は、この「選定者」になって、この裁判を応援していただくことができます。

先日、生田弁護士にお会いして相談したところ、少しでも多くの方に選定者(原告の一種)になっていただくことが力になるとおっしゃっていました。

この裁判には応援団もできつつあり、現在のところ、鎌田慧さん、佐高信さん、野中章弘さんがコメントを寄せてくださっています。他に武藤一羊さん、森達也さんも参加してくださっています。

鎌田慧さんより 「美しい日本のために死ぬ」これが安倍晋三の総裁選公約。彼はどんな風に死ぬつもりなのでしょう。彼の本には、日教組への悪口が一杯書かれていて、ウンザリです。

野中章弘さんより 日本の「民主主義」は内側から壊死しつつあります。憲法の精神を空洞化させる政治権力の動きを食い止め、公権力の番犬化した司法を変えていかねばなりません。「主権在民」の民主主義を築くための画期的な運動になると信じています。

佐高信さんより  Denyアベシンのダベシン運動を展開しよう。(Denyは否定する、拒否するの意味です)

あなたも是非、選定者(原告)になっていただけませんか?

教育基本法改悪の前に、安倍の悪事を広く告発しましょう!! 


原告になってくださる方は、渡辺までメールでお知らせ下さい。選定書と委任状をお送りします。両方をプリントアウトして、住所(都道府県から)氏名を記入、押印の上(捨て印も)、9月12日までに渡辺まで郵送してください。恐縮ですが、訴訟手数料としてお一人1000円のカンパをお願いいたします。(住民監査請求の請求者になってくださった方は不要です)。

一人でも多くの方にご協力いただけますようどうぞよろしくお願いいたします。愛媛でもこの裁判を提訴しますので、同日の提訴とし、メディアに取材を申し込みます。提訴は9月15日です。夕刊または翌日の新聞報道にご注目下さい。

宛て先:168-0082 杉並区久我山3-10-36 
渡辺容子 「杉並の不当な教科書採択取り消し裁判の会」

lumokurago@ybb.ne.jp     TEL:03-3334-3824


時期の首相候補が、自分自身の右翼的政策的願望のために、教育基本法10条違反という違法を公言する日本という国家はどうかしていると思う。安倍ファシストドブネズミ野郎はNHKの女性国際戦犯法廷の従軍慰安婦裁判番組に対して圧力をかけて、改ざんをさせたという前科すらもつファシストの屑のドブネズミ野郎である。「杉並の不当な教科書採択取り消し裁判の会」が愛媛で違法な政治介入を行っている安倍ファシストドブネズミ野郎を提訴する裁判を行っているが、安倍ファシストドブネズミ野郎の首相就任を阻止し、失脚させるための第一歩として良識派の皆様は原告になりませんか?是非こちらのほうもよろしくお願いします。

時期の首相候補が、自分自身の右翼的政策的願望のために、教育基本法10条違反という違法を公言する日本という国家はどうかしていると思う。安倍の糞はNHKの女性国際戦犯法廷の従軍慰安婦裁判番組に対して圧力をかけて、改ざんをさせた戦犯の前科すらもつファシストのドブネズミの屑野郎である。「杉並の不当な教科書採択取り消し裁判の会」が愛媛と東京で違法な政治介入を行っている安倍ファシストドブネズミ野郎を提訴する裁判を行うが、安倍ファシストドブネズミ野郎の首相就任を阻止し、失脚させるための第一歩として良識派の皆様は原告になりませんか?是非こちらのほうもよろしくお願いします。  
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 20:28 | Comment(28) | TrackBack(0) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名

amlより 

☆日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名の呼びかけ☆

◆事態の経緯
 朝鮮学校の保護者の要請を受けて、東京都の日野市は1986年度から「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」(以下、「補助金」)を支給してきました。これは当該児童・生徒一人あたり月額6000円という、多摩地域では最も多い額だったのです。
 それが二年前から(平成16,17年度分)一人当たり1000円分減額されました。市による朝鮮学校や保護者への説明や相談は、事前にも事後にも一切ありません。
 そして今年3月にこの「補助金」の要綱が「朝鮮人学校」を「外国人学校」へ置き換えた「日野市外国人学校児童・生徒保護者に対する補助金」に変えられました。同時に「補助金」の予算も一人当たり月額2000円分減額した3000円で計上されてしまったのです。これも朝鮮学校や保護者を全く無視して市が決めたものです。

◆朝鮮学校の教育保障について
 朝鮮学校は、日本による朝鮮植民地支配によって在日せざるを得なかった朝鮮人とその子孫が、自ら民族教育を行うための教育機関です。この特殊な歴史的経緯からしても、また日本も批准する「子どもの権利条約」「人種差別撤廃条約」が保障する国内民族集団の自己の文化・言語を学ぶ権利からしても、本来なら在日朝鮮人の民族教育は日本社会で十分に保障されねばならないはずです。この点から言えば月額6000円の「補助金」は全く不十分です。日野市が市民の権利を守るという責務を果たすなら、「補助金」はむしろ増額されるべきでした。

◆日野市の問題点
 しかしその「補助金」は既に一度減額され、今回二度目の減額の危機にあります。日野市による「補助金」減額は、@在日朝鮮人が築き長年闘って守ってきた民族教育に対する日野市の歴史認識の大きな後退を意味するものであり、A「補助金」の減額それ自体が朝鮮学校の運営を圧迫するという意味でも、B「補助金」の減額や要綱の変更という重大なことが、市によって一方的に決められ、朝鮮学校と保護者の当事者性を全く否定しているという意味でも、看過できないものです。

◆緊急署名の呼びかけ
 9月中に「補助金」の支給手続きが行われます。これが実施されてしまうと「補助金」の3000円への減額はほぼ確定に近い状況になってしまうでしょう。
 そこで、私たちは9月の支給手続きの前に、できるだけ早く減額反対の声を日野市へ届けるよう呼びかけることにしました。
 みなさんに三つお願いしたいことがあります。

 @本メール末の「緊急署名」に賛同署名すること
 A日野市と市長に対して「補助金」減額反対の声を送ること(おかしい、の一言で構いません)
 Bこのメールをできるだけ多くの友人・知人に転送することです。

 9月中にどれだけ行動を起こせるかが勝負です。期日が迫っていますが、第一次署名集約日を9月10日にさせていただきました。一人でも多くの方のご協力を、よろしくお願い申し上げます。

  日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」の減額に反対する会
(連絡先)
hino_hojokin@yahoo.co.jp
                             2006年

8月30日

★日野市役所
 HP:
http://www.city.hino.lg.jp/
 住所:〒191-0016 東京都日野市神明一丁目12番地の1
(郵便物は「〒191-8686 日野市役所○○課」で届きます)
 電話:042-585-1111(代表)
 FAX :042-587-8981
 メール:
soudan@city.hino.lg.jp

☆日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名☆

日野市長 馬場弘融 様

 朝鮮学校の保護者の要請を受けて、日野市は1986年度から「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」(以下、「補助金」)を支給してきました。これは当該児童・生徒一人あたり月額6000円という、多摩地域では最も多い額だったのです。
 これは、外国人児童生徒の自国の言語及び文化を学ぶ権利に対する認識の高さ、人権感覚の豊かさ、朝鮮学校の歴史的経緯に対する認識の高さによるものと思います。西東京朝鮮第一初中級学校を支える保護者の会が1998年に東京27市長宛に行ったアンケートにおいて、日野市は「外国籍の子どもが今住んでいる国においても自分の出身国の文化、伝統、言語を尊重されて育成されるべきことは当然」としたうえで、「朝鮮人学校児童生徒保護者補助金制度は他民族の子どものアイデンティティを尊重しながら子どもの最善の利益を考慮した政策」で「子どもの権利条約の精神を反映した施策」と述べ、更に日野市は現在、西東京地域では最高額の保護者補助を行っているが、国が外国人学校の振興助成の措置をとるべきとの姿勢も示していました。私たちはこのような日野市の認識の高さをとてもうれしく受け止め、高く評価してきました。
 しかし、その「補助金」は二年前から(平成16,17年度分)一人当たり千円分減額されました。市による朝鮮学校や保護者への説明や相談は、事前にも事後にも一切ありません。
 そして今年3月に「補助金」の要綱が「朝鮮人学校」を「外国人学校」へ置き換えた「日野市外国人学校児童・生徒保護者に対する補助金」に変えられました。同時に「補助金」の予算も一人当たり月額2000円分減額した3000円で計上されてしまったのです。これも朝鮮学校や保護者を全く無視して市が決めたものです。
 日野市による「補助金」減額は、@在日朝鮮人が築き長年闘って守ってきた民族教育に対する日野市の歴史認識の大きな後退を意味するものであり、A「補助金」の減額それ自体が朝鮮学校の運営を圧迫するという意味でも、B「補助金」の減額や要綱の変更という重大なことが、市によって一方的に決められ、朝鮮学校と保護者の当事者性を全く否定しているという意味でも、看過できないものです。
 私たちは今回の日野市の姿勢に抗議すると共に、日野市に対して以下二点を要請します。
 @ 日野市は「補助金」の減額を撤回すること
 A 日野市は「補助金」の見直しなど、判断にあたっては、まず当事者との話し合いを行うこと
 日野市は、補助金制度を設置した時の認識に立ち返り、今回の政策転換を見直していただきたいと思います。
                                                         以上

  「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」の減額に反対する会
                            共同署名賛同人一同

<集約先>こちらのアドレスに送ってください→ 
hino_hojokin@yahoo.co.jp
 (hinoとhojokinの間は_です。-ではありませんのでお間違えなきよう)
<賛同署名>
 ・第1次集約締め切りは2006年9月10日(日曜)必着です。
 ・署名に必要な項目は@「お名前」とA「お住まいの自治体名または所属」の二点です。その他の情報は一切必要ありません。
 ※タイトルの初めに「署名」と書いて頂けると、集約作業が大変助かります!

 

 
大変なことになっているようだ。日野市が外国人児童や生徒の母国の言語及び文化を学ぶ権利に対する認識の高さ、人権感覚の豊かさ、朝鮮学校の歴史的経緯に対する認識の高さによる、朝鮮人学校の児童や生徒の保護者に要請に応じて補助金を支給してきたこと、国に外国人学校の振興助成の措置をとるべきとの姿勢を示してきたことにおいては、人権先進自治体として高く評価されるべきである。ただし、ここにきて異変がはじまったようだ。今回の日野市の反動的朝鮮民族弾圧措置を断じて許すことはできない。在日朝鮮・韓国人や朝鮮学校に対する不当な差別をさらに助長する行為であるし、こういう朝鮮学校・朝鮮民族マイノリティーへの迫害政策を市民が容認していけば、やがて一般の日本人市民の身にも災禍が降りかかってくることを肝に銘じなければならない。在日朝鮮人が日本に渡ってきたという大日本帝国の植民地支配の朝鮮民族への歴史的加害経緯や子どもの権利条約など国際人権規約の規定からしても朝鮮学校や生徒や児童の保護者に対する補助金減額措置は断じて許すことができない犯罪行為であり、かつ朝鮮民族から初歩的な権利と尊厳を奪う第二の朝鮮民族への血なまぐさい弾圧・迫害政策である。断じて、許すことはできません。良識派の皆様は、日野市による「日野市朝鮮人学校児童・生徒の保護者に対する補助金」減額に反対する緊急署名に賛同署名をお願いします。私も署名します。よろしくお願いします。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 20:06 | Comment(11) | TrackBack(33) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

痛恨の元日本人軍医の証言を聞く 8.20集会報告

戦争の真実を知る〜日本軍の生体解剖の記録・ある軍医による痛恨の証言〜
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/21674845.htmlでお知らせしました。8月20日に、日本軍の中で公然と行われた生体解剖に加わった元日本軍軍医の証言を聞く集会が行われました。私も残念ながら参加できませんでした。ほかの参加できなかった皆様のためにも、その集会報告をamlより転載します。
 

集会報告
 痛恨の元日本人軍医の証言を聞く


1 8月20日、医福連(医療・福祉の戦争協力に反対する連絡会議)の主催する講演会「戦争の真実を知るー日本軍の生体解剖の記録・ある軍医による痛恨の証言」が、杉並の診療所で開かれました。

2 講演者の湯浅謙氏は、先の戦争のさなか1942年に北支山西路安陸軍病院に軍医として赴任し、生体解剖などで多数の中国人を惨殺し、敗戦後に捕虜収容所に捉えられ、そこで罪の告白を強いられ生体解剖の罪に思い至り、1956年日本に戻ってからも600回にわたる講演や著作(「消せない記憶」日中出版)で、加害者として戦争体験の証言を行ってきている方です。

3 89歳の高齢のため、講演はご自身も長く勤められていた診療所で開かれましたが、それでも20代の若い人達を中心に60人近くの人たちが、その貴重な戦争体験を聞こうと集まりました。

4 その日湯浅氏は、3点にわたって自らの体験を話されました。それは、@戦争の真実とは何か A生体解剖という非道なことを何故したのか Bこのような告白は何故出来るようになったのか、に関するものです。

@      「戦争の真実とは何か」

戦争の目的は一言で言えば、資源の略奪・収奪です。日本が中国に行ったのは、武力を背景に、中国から資源を収奪することが目的だったのです。そのため広大な占領地を支配し、生体解剖も第一線で傷病兵に対して緊急手術の出来る外科技術の習得のため必要とされたものでした。

A      「生体解剖」

 湯浅氏は、医大を卒業後まもなく軍医として、北支山西路安陸軍病院に勤務します。最初の手術演習は、外科軍医の指導の下、捕らえられた百姓風の中国人に対して行われました。両手を縛られた男性が連れてこられ嫌がり躊躇するところを、看護婦が「麻酔薬を打つから痛くない、寝なさい」と声をかけ手術台に寝かせ、解剖が始まりました。「最初は恐る恐る、二回目は大胆に、三回目からは得意になって行った」と本人も述懐しており、唯々諾々と従っただけではなく、積極的に行動し、「中国人は卑しい」、「戦争の勝利のためには止むを得ない」「みなの前で臆病な振る舞いをするな」と自分を励ましながら、この悪魔の所業を行ったのです。手術演習の後、すでに絶命していた中国人は少し離れたところに掘られた穴の中に放り込まれました。れが湯浅氏が最初に犯した戦争犯罪です。その後、彼は緊急手術教育として、14名の中国人を、そのうち3名は直接手を下し生体解剖をし惨殺したのです。

 しかし、このような生体解剖は、彼のいた路安陸軍病院だけで行われていたのではなく北支軍全体で行われていたし、ましてや「731部隊」が主に行っていたものでもなかったのです。

B 「体験の告白」

 湯浅氏は、敗戦の後も中国に残留し中国の国民党軍に参加し、捕虜、戦犯として抑留された期間に反省し、自らの行った行為を「残虐な戦争犯罪」として認識するようになりました。

 実は北支に渡った多くの軍人が生体解剖や虐殺、強姦、略奪、暴行等に関与していたにもかかわらず、ほとんど誰もが喋っていないという事実があります。罪を恥じたり、恐れたりして口にしないのかと思われますが、意外にもほとんどが忘れて思い出さない、それが侵略戦争の特徴であると彼は言います。それは、幼児の頃から教育や強制によりアジア蔑視の観念を植えつけられ、「戦争は正しい」、「天皇の行う戦争は聖戦であり、必ず勝利する」と洗脳されてきており、そのため犯した罪を罪と感ぜず、命令だから止むを得ないものとして犯したため記憶に残らない、と言っています。

 湯浅氏は、その後捕らえられ河北省永年の捕虜収容所で2年間の捕虜生活を送る中で、罪の告白を求められて初めて自らの犯した生体解剖の罪を思い出したのです。それと中国側の寛大な態度や政治教育もまた、罪のない中国人を惨殺したわが身を反省することができた要因でもあることを告白しています。当時彼らに対して中国側は、「君らも好きで中国を侵略した者はいないだろう。みな政府の命令により駆り出されたのだ。君らも被害者だ。しかし、中国人民は多大の被害を受けたのだ。自分の犯した事実を正直に告白すれば許されるだろう」と諭したのでした。

5 湯浅氏は休憩を挟んで1時間以上にわたる講演のあとも、会場からの質問に答えて再び自らの体験を時間を惜しんで語ってくれました。そして最後に、残った人たち一人一人から湯浅氏の講演の感想を話してもらい3時間半にわたる講演と討論集会を終えました。

6 湯浅氏の属する「中国帰還者連絡会」(中帰連)は、戦犯として抑留され、その後帰還し戦争の歴史を風化させず、侵略戦争の道を許さず、日中の友好、世界平和を実現することを目的としている会です。

 湯浅氏の体験は、生体解剖が軍医として決して特別の行為ではなかったことを示しています。それも日本では決して行わない人でも、ひとたび戦地に赴けば率先して行ってしまうということを示しています。最初は恐る恐るではあっても、やがて自らの行為に疑問すら抱くことなく、残虐な生体解剖に突き進んでいったことが語られたのです。

 私たちは戦争体験者の少なくなる中で、このような証言を決して風化させずに、戦争を賛美し、美化する今日の風潮にはっきりと反対し続ける運動を継続していきたいと思っています。湯浅氏の講演はまさにそのような私たちを勇気付けるものであったことを報告します。

参考資料

1 吉開奈津子、湯浅謙 消せない記憶-日本軍の生体解剖の記録 日中出版社 1981

2 湯浅謙 15年戦争に軍医として関わった体験 15年戦争と日本の医学医療研究会会誌 2002

3 中帰連 http://www.ne.jp/asahi/tyuukiren/web-site/index.htm


尚、本講演の内容は後日小冊子にする予定です。


 

 


以上転載しました。北支をはじめ、満州でも南支でも、多くのアジア・太平洋地域でも、現地に渡った兵士たちは鬼人と化し、生体解剖や虐殺、強姦、略奪、暴行等を重ねていったのです。私も老人ホームでボランティアをしたことがありますが、中国戦線に赴いていた老人に話を聞いたことがあります。新兵に、「度胸をつけさせる」生きている捕虜や捕らえた農民を銃剣で刺させたり、軍刀で首をはねさせたりするようなことがごく日常だったり、至るところで、虐殺、婦女暴行を重ねていったことを赤裸々に語ってくれた。湯浅氏のように、大日本帝国・日本軍の蛮行をはじめ、自らが加担した生体解剖をはじめとする残虐行為を公衆の前で語って、戦争体験を戦争を経験していない若い世代に伝えようと努力しているすばらしい人は多くはない。大半は、日本軍の残虐行為に参加したり、自ら捕虜や農民の殺害、村落への襲撃や略奪、婦女暴行の数々を犯しているにもかかわらず沈黙を保っているのである。極めて遺憾というところ。本来ならば日本政府が過去の日本の侵略・戦争加害行為を悔いて、沈黙を保ち、公言することを拒む元日本兵の老人の人々などから加害証言を収集し、しっかりと侵略戦争の実態と真実を、次の世代へと次の世代へと受け継がれるようにすべく、子供たちにしっかりと教育する義務があるのではないだろうか。

 ところで話は変わるが、
さらに多数の人骨埋設か 新宿の旧陸軍軍医学校跡
http://uyotoubatsunin.seesaa.net/article/19850542.htmlというニュースがあった。湯浅氏の証言のとおり、日本軍では生体解剖が日常茶飯事でおこなわれていました。
 新宿の旧陸軍軍医学校跡で多数の人骨が埋まっているということですが、中国、あるいは東南アジア、朝鮮半島、台湾などを含むアジア・太平洋地域から人々を強制連行してきて、この新宿の旧陸軍軍医学校でドリルで穴開けて脳を取り出すようなヤバイ生体解剖をしていたという確信がもてました。戦争体験者の少なくなる中で、このような元日本兵による加害証言を決して風化させずに、戦争を賛美し、美化する風潮と右翼勢力を粉砕すべく、右翼討伐委員会も闘争に勝利し、良識的な日本社会に再生すべくその日までがんばって生きたいと思います。まだ、書きたいことがありますが、今日は疲れたので以上です。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 01:09 | Comment(6) | TrackBack(1) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『沈黙の叫び』上映会及び安海龍監督講演会のご案内

amlより

私たち在日コリアン青年連合(KEY)では戦後補償問題について被害者の視点を忘れないという姿勢で様々な事業に取り組んでいます。その事業の1つとして、この度「慰安婦」問題に関する映画の上映会と監督の講演会を開催します。また、「ナヌムの家」(元「日本軍」慰安婦とされた方たちが共同生活する場)のハルモニ(ハングルでおばあさんの意)達によって描かれた絵画と生活や活動風景を撮った写真を同時に展示します。

お誘いあわせの上、是非お越し頂きたいと思います。

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 『沈黙の叫び』上映会,安海龍監督講演会
        「ナヌムの家」ハルモニ絵画・写真展
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 日 時:2006年9月18日(月・祝)
     午前11時開場(上映会及び講演会の進行は午後1時から)
 場 所:大阪府立労働センター(エルおおさか)南館10階
         (地下鉄・谷町線/京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m)
 参加費:800円
 内 容:1.「沈黙の叫び」上映会
     2. 安海龍監督・梁澄子氏講演会
     3.「ナヌムの家」ハルモニ絵画/写真展

  1.「沈黙の叫び」
   日本軍「慰安婦」の経験をもち、韓国で今を生きるハルモニたち。彼女らにとって日本とは何だったのかを映し出す。キャプション・映像にはハルモニたちの名前や経歴の紹介などはない。ただハルモニたちのありのままの姿と言葉で綴る。飾らぬその言葉に真実があり、重みがあり、力がある(安海龍)
  
  2.安海龍監督・梁澄子氏講演会
   安海龍・・・1961年全羅道生まれ。戦争中の日本軍による強制連行・強制労働、サハリン残留朝鮮人、日本軍「慰安婦」、韓国の基地問題など広く手がける映像ジャーナリスト。

   梁澄子・・・1957年北海道生まれ、東京育ちの在日2世。「在日の慰安婦裁判を支える会」メンバー。著書に「朝鮮人女性が見た慰安婦問題」 (共著・三一書房、1992年)等。

  3.「ナヌムの家」ハルモニ絵画/写真展
   元日本軍「慰安婦」女性が描いた絵画パネル及び元日本軍「慰安婦」ハルモニの現在の様子(「ナヌムの家」のハルモニの姿、水曜デモの様子、その他)を写した写真パネルの展示を行います。
━━━━━━━お問い合わせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 在日コリアン青年連合(KEY)

  〒540-0004 大阪市中央区玉造 1-13-1 3F
  TEL:06-6762-7261   FAX:06-6762-7262
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奮って、ご参加ください。
 
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 00:12 | Comment(5) | TrackBack(23) | お知らせ および メーリングリスト関連総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

増田都子教諭の都教委糾弾ビラまき

こんにちは。犯罪都教委&3悪と儀と、断固、闘う増田です!
 これはBCCでお送りします。(重複ご容赦を)。毎月31日(無い月は30日など)は「首切り記念日」!? として、都教委の入っている都庁第二庁舎前で都教委糾弾ビラまきをしています。本日も以下のビラをまきました。少々長くなりますが、お読みいただければ嬉しいです。

<教基法改悪の先取り増田さんへの不法・野蛮な不当解雇をはねかえそう!>
                     06・8・30  東京都学校ユニオン

 3月31日に都教委が行った千代田区立九段中社会科教諭・増田都子さんに対する分限免職処分ほど、石原都知事のもとでの東京都教育委員会が、どんなに一般市民の良識や憲法に明記された民主主義の精神、平和主義の精神、憲法遵守義務等からかけ離れた存在であるかを示すものはありません。

●真実を教えたために、免職処分

 都教委が増田さん解雇の理由にあげているのは、第一に、増田さんが社会科の授業で配布した資料の中に、自民党の古賀都議が都議会で行った「日本がいったい、いつどこで侵略をしたのか」という発言やかつて日本が行った中国・東南アジアへの侵略戦争を「民族自衛の戦争」、「アジア諸民族解放の戦争」と讃美する扶桑社の歴史教科書を、「歴史偽造主義」と批判する「不適切な文言」があったというものです。

 そして第二に、増田さんにこの「誤り」を認め、反省するように「研修」を命じたが、増田さんがそれに従順に従おうとせず、反抗的な態度を示したことを、処分の理由としています。

 しかし増田さんは、教員・社会科の教員として、ごく当たり前のこと、教育公務員としての当然の義務を果たしたにすぎません。なぜなら、1910年の日韓併合が韓国に対する植民地支配の始まりであり、1931年の満州事変に始まる中国・東南アジアに対する戦争が市場のため、権益のため、原料資源確保のために2000万人もの民衆の命を奪った侵略戦争であることは歴史的な真実であり、古賀議員の発言はもちろん、扶桑社の教科書の記述も、戦後あまねく認められてきたこの真実を歪めるもの、こどもたちにまちがった歴史認識をもたらすものだからです。

 従って増田さんには、そもそも「研修」を受けなくてはならない理由など何もないのです。まして職員に一日中監視され、トイレに行くのにも職員に伺いをたてなくてはならない、人権蹂躙のやり方に抗議するやりとりをテープにとるといったことは、一市民、一労働者としてまったく当然の権利ではないでしょうか。

●教基法10条違反の「教育への不当な介入」

 校長が研修や処分を要請する「具申」(申し出、申告)もせず、また、すでに港区立御成門中学への転勤が決まっていたにもかかわらずそれを覆して処分する等々、今回の解雇はまさに異常きわまるものです。
 しかしこの処分の一番の問題は、それが、長年にわたる土屋たかゆき、古賀俊昭ら右翼的な都議会議員や産経新聞などによる執拗なデマ攻撃と結びついた処分であり、「教育への不当な介入」を禁止する教基法10条を蹂躙する違法きわまる処分だということです。

 この「教育への不当な介入の禁止」は、そもそもフランス革命の際に、それまで教育が宗教・教会、王権に支配され、真実を研究したり、教えたりする自由が抑圧されてきたことへの反省から、コンドルセらによって提起された、近代民主主義教育の根本原則の一つです。

 そして、戦後の日本で教育基本法にこれが明記されたのは、戦前・戦中には、教育が天皇制権力、軍部等々の支配に従属させられ、教員達が自由に考えたり、教えたりする自由を奪われ、「教え子を戦場に送る」はめになったこと、野蛮な殺戮を強いるはめになったことへの痛切な反省からです。

 ところが今やとみに反動化する自公政府は、この民主教育の根本理念やかつての深刻な反省を忘れ去り、「教育への不当な介入」を禁止した教基法10条の改悪、骨抜きをやろうというのです。すなわち、「国民全体に対し直接に責任を負って」や「全体の奉仕者」の部分を削除し、「この法律および他の法律の定めるところにより行われるべきもの」に置き換えようとしています。そして石原都知事のもとでの東京都教育委員会がやっていること、やろうとしていることは、まさにこの教基法改悪の先取りにほかなりません。

●教基法改悪も増田さん解雇も、ゆがんだ「愛国心」教育のため

 いったいなぜ自民党政府は、教基法10条の改悪をめざすのでしょうか。また、石原、中村教育委員会は、古賀、田代、土屋ら3悪都議と結託して、ごく当たり前の教育をしているだけの増田さんを学校現場から排除し、生活の糧すらも奪う野蛮な攻撃をかけてくるのでしょうか。

 それは、自民党政府の教基法改正案の中心に「愛国心」が置かれているように、彼らのめざすものが「戦争のできる国家」づくりであり、「国のため」、「企業のため」に命を捧げることを辞さない青少年を育てるために、子どもたちを「愛国心」でマインドコントロール、「洗脳」することだからです。

 古賀議員が議会でも裁判でも「日本の戦争は侵略戦争でなかった」と公言し、石原都知事が侵略戦争讃美、歴史偽造の扶桑社教科書を公立学校で強要しようとするのも、彼らのめざすものがこの野蛮な愛国心教育を強めるためにほかなりません。そして『君が代』斉唱に反対する教員や歴史の真実を教えようとする増田さんのような教員は、このような彼らのやり方に真正面から阻もうとするものだからこそ、弾圧され、排除されざるをえないのです。

 いまや日本の教育、東京都の教育は、教基法の改悪、「日の丸」、「君が代」処分、平和教育弾圧等々によって、危機に瀕しています。右翼勢力と癒着した都教委の攻撃、自民党政府による教基法改悪の策動を断固はねかえしまょう! 増田さんの職場復帰をかちとりましょう!

ひさびさの増田都子教諭を応援するエントリー。いうことはありません。増田都子教諭は、「国のため」、「企業のため」に命を捧げることを辞さない"愛国的な”紅衛兵にするために、子供たちにマインドコントロール、洗脳教育を施すために、教育基本法の改悪を目指す日本政府や右翼勢力や都教委や極悪都議と戦う真の愛国者たる教育者です。増田都子教諭を応援してください。右翼討伐人からのお願いです。
posted by 右翼討伐人改めアクアリウス at 23:34 | Comment(10) | TrackBack(10) | 増田都子教諭を応援しよう!!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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